千葉県立四街道高等学校
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校長からのメッセージ
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2017/08/30

校長室だより【8月】 脳科学と学習

Tweet ThisSend to Facebook | by teacher01

脳科学と学習          平成29年8月30日  校長 外山 信司

 いよいよ夏季休業も残すところわずか二日となり、明後日は始業式です。本校生に限りませんが、世間の学生たちは今頃、宿題や提出物に追われていることでしょう。教科によっては、休み明けには課題テストがあり、きちんと学習してきたか、そうでないかが、すぐに判定されてしまいます。
 学生であれば、誰しも「頭が良くなりたい」「記憶力を良くしたい」と願っているはずです。そして、「テストで高い点を取りたい」「成績を上げたい」「試験に合格したい」と思っていることでしょう。
 そんな思いを抱いている人に、格好のヒントになる本を紹介します。それは、脳の研究の第一人者である池谷裕二さん(東京大学教授)の『受験脳の作り方 脳科学で考える効率的学習法』(新潮文庫)です。タイトルだけを見ると、受験に特化したノウハウ本で、楽して成績を上げる方法が書いてあるようで、何かうさんくさそうですが、そんなことはありません。最新の脳科学の理論をわかりやすく説明しつつ、それに基づいた勉強法を紹介しています。著者は、次のように述べています。

 勉強には脳の性質に沿ったよい方法と、脳の性質に逆らった悪い方法があるのです。脳の性質を無視した無謀な勉強は、時間のムダであるばかりではありません。場合によっては逆効果になります。そんな勉強なら、いっそのことしない方がマシです!。

 そして、年齢によって学習方法を変えていくことの必要性も指摘しています。例えば、高校生の段階では丸暗記は通用しませんが、その理由も記憶のメカニズムから解説されています。このように、本書は「学習」の本質を、脳の働きから明らかにしており、まさに「目から鱗が落ちる」という思いを何度もさせてくれる優れものです。ぜひ御一読をお勧めします。
 ここで「学習」という営みについて考えてみましょう。なお、「学習」といっても国語や数学、英語などの教科の勉強だけでなく、もっと広い意味ですが、「学習」とは「ものごとの関連性を習得すること」です。今までバラバラに存在していたものごとが、頭の中でつながり、力になっていくことです。
 「学習」していくためには、たくさんの「試行錯誤」が必要とされます。何回も何回も挑戦して、数多くの失敗を重ねながら、自分の力で答えを導き出していくことが大切です。つまり、成功に到達するためには、たくさん失敗して、なぜ失敗したのか、その原因について疑問を持って考え、解決方法を見つけていかなければならないのです。こうして自分で自分を修正していくことが「学習」であり、「成長」なのです。
 人生には、ゲームの「裏技」のような、手軽で便利な手はありません。たくさん失敗をした人の方こそが、成長できるのです。生徒たちには、二学期にある文化祭・体育祭などの行事をとおして、大いに「学習」してほしいものです。


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