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2019年11月の記事一覧
校長室だより【令和元年11月】
校長室だより【令和元年11月】
11月1日(金)午前、文部科学大臣から「大学入試英語成績提供システム」の導入見送りについての声明が出されました。英語民間試験を、経済的な状況や居住している地域にかかわらず、等しく安心して受けられるようにするためには、更なる時間が必要だと判断し、新学習指導要領が適用される令和6年度に実施する試験から導入する考えで、今後一年を目途に検討し結論を出すとのことです。予定されていた共通IDの発行申し込みは中止となりました。県内ではすでに一括して申し込んだ学校もあったそうですが、本校では申し込みを取りやめました。今後変更の可能性がある各大学の英語民間試験の活用方針に基づき、仮申し込みをした英語検定について生徒それぞれの対応や、学校として来年度の英語4技能検定への対応を考えていく必要があります。
部活動の活躍を紹介します。ソフトテニス部は、新人戦で男女団体ともにベスト16入りを果たしました。レスリング部は、新人戦で学校対抗戦2位となり、個人戦では5階級6名がそれぞれ2位~4位となり、令和2年2月に茨城県水戸市で開催される関東大会出場を決めました。写真部では、令和2年度第44回全国高等学校総合文化祭(高知大会)の県代表10名中4名が本校から選出されました。また、令和元年度第26回関東地区高等学校写真展(茨城大会)の県代表20名の中に4名が選出されました。それぞれに素晴らしい成果をあげています。
令和元年秋の甚大な風水害に耐え、復興しつつある県内外の状況を見聞きし、以前読んだ原田マハ著「たゆたえども沈まず」をまた手に取りました。たゆたえども沈まずとはフランスのパリのことをいい、パリの中心部を流れるセーヌ川は昔からなんども氾濫し、パリの街や住民を苦しめてきたけれども、住民たちが力を合わせてパリの街を再建してきたということからそういうのだと、この本で知りました。セーヌ川が流れている限り水害とは切っても切れない関係にある。それでも人々はパリを愛し続けた。いかに苦境に追い込まれようとも、たゆたいこそすれ、決して沈まない。そしてやがて立ち上がる。いまだ復興の途中にある被災地のことを思いながら、ゴッホ兄弟と日本人画商の交流の物語を再読しました。
6月から続いている校舎の工事も外壁の塗装が始まり、塗料の香りの中での学校生活が続いていました。11月下旬から工事の足場の一部撤去作業も始まり、きれいになった外壁や交換されたサッシと窓ガラスがまぶしい光を放っています。年度内にはブロック塀の撤去工事や台風15号による倒木の撤去作業など専門業者が入る工事がまだ残されています。安全で快適な学習環境、労働環境を整えることは至極当然のことですが、時間と費用がかかることでもあります。着実に前進していきたいものです。
令和元年11月
校長 渡 邉 範 夫
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