四高日誌

2014年3月の記事一覧

平成26年度に向けて

 3月25日(火)

 昨日、第3学期の終業式を終え、平成25年度も、大詰めを迎えました。
 そして、今日は春本番の気候となりました。
 本校は部活動が大変盛んなので、様々な部が活動していて、既に新たな年度を迎えたかのような雰囲気さえあります。

 終業式では、次のような話をし、生徒諸君のますますの頑張りを期待しているところです。

 私たちは、「立場が変わる」「やり方が変わる」「環境が変わる」など、「変化」ということを嫌だと思う傾向があります。
 また、人から何かを頼まれた時、「それができないと困るからやめておこう」などと考え、答えを渋るということがあります。
 これらのことは、「自己防衛本能」といいますか、自分を守るためのことですから、ある意味ではもっともなこと、正しいことだと思います。

 しかし、一方で、この防衛の姿勢、守りの姿勢が、本当に自分を将来的にも守れるかというと、必ずしもそうではないのが世の中です。世の中は変化していくからです。
 また、嫌々ながら、結局は従わなければならないという状況は、辛く不幸なものです。


 ところで、私にとってこの四街道高校は13番目の職場です。これまで12回転勤したんです。
  職場が変わるのは、大きな環境の変化ですから、気持ちとしては穏やかではないです。
 これまで自分がやったことのない仕事に就けと言われ、不安だったことも多々ありますが、自分が理想とし、心掛けてきた「はい、わかりました」を通してきました。
 そして、わかったことがあります。
 行動しなければもちろん、また、嫌々仕事をやっているときは、周りは決して助けてくれませんが、積極的に行動し、最後まで責任を持って頑張ろうとしていると、周りが助けてくれるということです。一緒に頑張ってくれるということです。
 おかげで、失敗しそうになった時でも、みんなに助けてもらって、今の自分があるんだなぁと思っています。本当に感謝しています。 

 
 今、年度の終わりという節目に当たり、どうか皆さん、考えてください。
 これからの自分をどうするか。そして、時にはためらったり、迷ったりすることがあってもいいから、「行動する人間」「チャレンジする人間」になってください。
 たとえ失敗したっていいじゃないか。一生懸命努力しチャレンジして失敗するのは、決してマイナスじゃないんです。

  平成26年度、新たな年は目の前です。皆さんのさらなる頑張りを期待します。 

卒業式

 3月7日(金)

 だいぶ間があいてしまいました。
 本校では、いわゆる高校入試が終わり、今日は卒業式でした。
 卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。
 学校行事のうちで最も厳かにして、感動的な行事です。そして、卒業式が終わると、今年度も大詰めとなります。

 ところで、卒業式はそれぞれ、その学校によっての味わいがあるようです。式後、PTAの役員の方々が、そのようにおっしゃっていました。
 本校の場合は、整然・厳粛にして、答辞では卒業生も保護者の方も涙し・・・・・という雰囲気の卒業式です。四街道市教育委員会教育長様、PTA会長様、市内中学校長様をはじめ、多くのご来賓にご出席いただき、ご祝辞もいただきました。
 校長式辞では三好達治氏の「鷗」という詩を紹介し、卒業生の皆さんに、「真に自由に生きることのできる人間になってほしい」と訴えました。

 卒業生の皆さんには、思い出は胸に、しかし、明日からはさらに前を向いて突き進んでほしいと願っています。