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【定】生物基礎特別実験
かずさDNA研究所の「DNA実験宅配便」を利用し、本校食堂にて「ALDH2遺伝子の解析」実験が行われました。参加したのは、本校3組・4組の生徒と聴講生の皆さん10名ほど。会場にはプロジェクター2台、ビデオカメラ、PC等々、さながら撮影現場のような状況の中、オンラインで研究所の職員さんが実験について説明をしてくれます。生徒の目の前には、事前に配送されてきていた実験道具が整然と並びます。中には数万円もする精密なピペットがあったり、見たこともない実験器具がいくつもありました。
生徒の皆さんは、白衣に身を包み、ゴム手袋姿、さながら本物の研究員のようです。スクリーンに映し出された研究所の職員さんと双方向でつながりながら、実験の説明や道具の使い方を学びます。貴重な実験道具なだけに生徒も真剣です。でも、実験する内容は、自分がお酒(アルコール)に強いか弱いか。興味津々で実験に挑みました。
頬っぺたの内側の細胞を取って増幅してから電気泳動でDNAを選別し判定するのですが、マイクロピペットでほんのわずかな量を扱う作業は、皆さん手が震えていましたね。それでも中には「上手!すぐにでも研究員になれますよ」と言われている人もちらほら。
遺伝子を増幅している間の講義も全て研究所の職員さんに行ってもらい、増幅したDNAを解析します。最初ははっきりと見えずに焦りましたが、何とか無事判定を出すことができました。お酒に強い人が全体的に多いそうですが、はてさて、生徒の皆さんはどんな結果になったでしょうか。お酒は二十歳になってからですが、強いと判定が出たからと言って、お酒に飲まれてはいけません。くれぐれも気を付けましょう!
【定】南潮原稿打ち込み
本日の総合的探究の時間は、全校挙げての南潮原稿打ち込み作業です。毎年年度末に発行している定時制機関誌「南潮」は、今年度で75号を数えます。生徒だけでなく、教職員や聴講生までもが寄稿し、温かみのある一冊が毎年刷り上がります。特に生徒の皆さんの文章からは、毎年多くの感銘を受けることになります。これまでの生活の背景や高校生活での成長が随所に現れるからでしょうね。
さて、今年の寄稿ではどんなドラマが紡がれるのでしょうか。卒業する生徒たちの大切な思い出になる事を祈りつつ、完成が待ち遠しいですね。そんな思いがあったかどうか、生徒の皆さんは真剣な面持ちでパソコンに向かっていました。先生方も興味津々ですが、逸らずに完成を待ちましょう。
【定】第2学期終業式
今年度もいよいよ2学期終業式です。そして令和6年の登校も今日が最後となりました。
終業式を行う前に、先日の選挙で当選した新生徒会役員に校長先生から認証状が授与されました。インフルエンザのため、少々さみしいスタートになりましたが、授与後は新生徒会長の林さんから頼もしい挨拶がありました。ぜひ本校定時制の課程を引っ張っていってくださいね。
続いて賞状伝達式が行われましたが、2学期間も皆さんの活躍は目覚ましく、多くの方が表彰されました。中でも、生活体験発表大会優勝の服部さんは、秋季定通体育大会でも優勝と大活躍でした。表彰された皆さん、本当におめでとうございます。
最後に、第2学期終業式が行われました。校長先生からは、先日の食育講座に触れられ、食の学びの大切さや身体作りについてもお話いただきました。さぁこれで今年も終わりになります。次に生徒の皆さんに会うのは年が明けた令和7年です。新しい目標をもって、3学期始業式に来てください。元気な姿で会えることを楽しみにしています!
【定】食育講座
本日の食育講座では、講師の先生による講演だけでなく、調理実習も行われました。最初に、南房総市保健推進員協議会会長の髙梨様から御挨拶をいただき、続いて南房総市健康推進課の生稲様から、食生活や生活習慣病に関わる講演をいただきました。講演では、ペットボトルのジュースの中に入っているスティックシュガーの本数を教えていただき、多くの生徒や教職員が絶句してましたね・・・。今後は飲み方を改めようと思った人も少なくなかったのではないでしょうか。
その後、お手伝いで来てくださった10名の保健推進員の方々と一緒に、各班に分かれて調理実習が行われました。調理する献立は、おにぎり2種・味噌玉味噌汁・ざくざく衣のから揚げ・りんごサラダ・ふるふるオレンジババロアの5品です。時間が少ない中での5品だったのでできるか心配でしたが、保健推進員の方々の手際の良さで見事カバーしていただきました。圧巻でしたね。もちろん、生徒の皆さんも調理の得手不得手はあったでしょうが、真剣に一生懸命取り組んでいて素晴らしかったです。
献立も工夫されていて、油で揚げないから揚げなどは是非自分でも作ってみたいと思えましたね。将来一人暮らしを行うことや家族の食事を作るときなど、思い出してみてはいかがでしょうか。調理後、生徒も先生もみんなで料理を味わうことができました。美味しかったですね! 最後の3組佐々木さんの挨拶も素晴らしかったです。本当に皆さんお疲れさまでした。また、御指導いただいた南房総市健康推進課、保健推進員の皆様、本当にありがとうございました。
【定】薬物乱用防止教室
今年度の薬物乱用防止教室は、安房健康福祉センターの植原様に講演をしていただきました。薬剤師であられる先生からは、現在の薬物乱用の状況のみならず、各薬物が引き起こす症状や市販の薬によるオーバードーズについても説明をいただきました。
毎年行われている薬物乱用防止教室ですが、薬物の恐ろしさを改めて認識することができたでしょうか。皆さんには決して近づかないでほしいと願っていますが、危ないと思ったら迷わず逃げてくださいね。対岸の火事ではないことを肝に銘じましょう!
講演後には多くの質問があった後、2組の加藤さんから講師の植原様に謝辞が述べられました。最近は、行事等で多くの生徒に挨拶をしてもらっていますが、本当に皆さん立派に挨拶ができていて、素晴らしいと思います。皆さん、謝辞でも触れられていましたが、本会の必要性をきちんと認識して、学校生活を送っていきましょう。
講師の植原様、本当にありがとうございました。
【定】校内球技大会開催!
例年本校定時制の球技大会は、館山市内にある「館山ヤングボウル」さんをお借りして、ボウリング大会として開催されています。今年度は事前にくじ引きによって選ばれた、運命のチームによる団体戦とそれぞれの成績による個人戦が行われました。
団体戦は1人2ゲーム行って、チームの合計を競います。先生方も各チームに振り分けられているので、先生方の活躍にも期待がかかります。ですが、普段からボウリングに触れていない生徒や先生も多かったのでしょうか、1ゲーム目は調整に苦しむ人が続出?していました。ボールが後ろに飛んできたこともあったとか・・・。2ゲーム目になるとさすがに慣れてきて、ダブルやターキーも飛び出していましたね! 各々楽しみながら行われた球技大会は、団体戦参加者全てのチームに順位に合わせ豪華賞品が贈られました。
皆さん、令和6年の思い出として楽しむことはできましたか? 悔しかった人は、来年度のリベンジのためにぜひ練習してきてくださいね!
【定】校内交流学習(かつおの食べるラー油缶詰製造体験)
昨年の「くじら味付け缶詰」に引き続き、今年度も本校全日制の課程海洋科食品コースの生徒と協働して「かつおの食べるラー油缶詰」製造体験を行いました。
昨年は加工されたクジラ肉と薬味を用意して缶に詰める作業が主でしたが、今回の缶詰は「調理」が必要です。さらに、使用するかつおも捌くところから行わなければなりません。目の前に置かれた大きな鰹。海洋科の生徒の皆さんが丁寧にさばき方を教えてくれて、定時制の生徒も必死で鰹を捌いていきました。初めて魚を捌く経験をした生徒もいて、本当に良い体験をさせてもらいましたね。
捌いた鰹は一口大へとさらに細かく切り身にしていきます。加えて、にんにく・しょうが・昆布・玉ねぎ等副原材料も調理していき、油で各具材を揚げていきます。材料ごとに揚げる温度や時間が決まっていて、大量の具材をコツコツと揚げていきました。鰹の量が多すぎて、何回にも分けて揚げるのは大変でしたね。
その後、具材を大きなボウルに入れて混ぜ合わせ、熱した油を投入! 豪快な調理風景にどの生徒も凝視していました。混ぜ合わせた具材を缶に詰める作業を経て、最後は真空巻締め。出来上がった缶詰は感慨深いものがありましたね。今回製造した缶詰は、加熱処理してから届けてくれるそうです。
ぐったり疲れた作業でしたが、片付けをしてみんなでお弁当で昼食をとりました。少しだけ余ったかつラー油をご飯にかけていただきましたが、なんて美味しいのでしょう! もちろん辛いですが!
さて、解散前にも話しましたが、缶詰は長期間保存が可能なうえ、食べるときは蓋を開けて食べるだけ、とってもお手軽で便利な食糧ですが、作る過程は大変なものでしたね。もちろん大きな企業ではオートメーションで行っているところも多いでしょうが、その大変さを身をもって経験できたことが、この交流学習の成果の一つでもあります。あれやこれやと一生懸命に作った缶詰、皆さんはいつ頃蓋を開けるのでしょうか。自分で作った缶詰なんてなかなか手に入りませんが、どこかで必ず食べてくださいね!
海洋科の先生方、生徒の皆さん、本当にありがとうございました。
【定】生徒会役員選挙
本年度も生徒会役員選挙の時期となりました。役員交代からもうすぐ1年経つとは、早いものですね。ですが1年も経つと生徒の皆さんもグッと成長して、今年度の立候補者の顔ぶれも意欲にあふれる面々となりました。特に会長は立候補者が2名となり決選投票となりました。
選挙の前に行われた立会演説会では、それぞれの候補者が思いのたけを表現していました。聞いていた生徒の皆さんにも届くものがあったのではないでしょうか。本校定時制は人数が少なく、1人の票が大きく当選に影響します。立候補者もそうですが、投票する側も緊張したのではないでしょうか。
館山市からお借りしてきた本物の投票箱を使用して投票開始! 結果は後日ですが、どんな結果になろうとも、新生生徒会役員のメンバーにしっかりと思いを託して、また新しい定時制を創っていきましょう。
選挙管理委員さんもしっかりと役目を果たしてくれました。本当にお疲れさまでした。
【定】山梨方面 3組修学旅行 無事終了!
本年度の修学旅行は、様々な事情から、昨年度の関西方面を山梨方面に変更しての修学旅行となりました。時間の少ない中でできるだけ多くの体験をと、事前学習や業者との最終調整など、何とか形にしてきた修学旅行の計画がいよいよ実行されました。
初日、いつもと違い朝早い集合にも関わらず全員元気に出発することができました。貸し切りバスに乗車し、一路山梨県忍野八海へ。小雨は降っていましたが、風景を堪能し、氷穴・風穴では洞窟探検をしてきました。その後は陶芸体験。引率の先生方も校長先生も加わって、みんなで陶器を制作しました。焼きあがったら送ってもらえるので、上手いかどうかは作品が届いてからにしましょう。初日の夕飯はステーキを食べ、ホテルでくつろぎました。
二日目、雨は上がってくれましたが、富士山の周りは雲が多くて少々残念でした。ですが、二日目は富士急を思いっきり満喫です。一番最初に最大級のアトラクションに乗ったばかりに、何名かが戦線離脱したようですが、1日堪能することができたでしょうか。
三日目はホテルをチェックアウトして、ようやく姿を現した富士山を見ながら、昇仙峡へ移動しました。さすがに眠そうな生徒もいたようですが、ほうとう作りになるとみんな真剣でしたね。先生方も交じって、なんとも美味しいほうとうをいただきました。その後は昇仙峡を散策。ちょうどタイミングの合った紅葉の景色に見とれつつ、武田神社でお参りし、信玄餅工場でお土産を買って帰ってきました。
事前学習で、色々と成り立ちや歴史を調べてきましたが、実際に目にしたり触れたりすると印象はまるで違うと思います。楽しいだけで終わらず、記憶にも思い出にも残る修学旅行になったのなら嬉しいですね。
【定】令和6年度第72回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会
11月17日(日)六本木ヒルズ ハリウッドプラザにて、標記大会が開催されました。全国の予選を通過した定時制・通信制の生徒が東京に集まり、自身の体験を発表し合います。千葉県代表として、昨年に引き続き本校から4組・服部さんが本大会に出場しました。
開会式が終わり、午前中に小グループに分かれ予選が行われました。昨年もそうでしたが、同じ予選グループには最終的に決勝で文部科学大臣賞を受賞する発表者や厚生労働大臣賞を受賞する発表者がいて、とてもハイレベルな予選となりました。素晴らしい発表が続く中、服部さんの順番は3番目。緊張と全国の層の厚さを感じながらも、他と比べても引けを取らない堂々とした発表で、自身の思いを表現してくれました!
残念ながら入賞とまではいかず予選敗退となりましたが、出場者全員に送られる奨励賞をいただいて、立派に千葉県代表としての責務を果たしてくれました。服部さん、本当にお疲れさまでした! 応援いただいた皆様、本当にありがとうございました。 後輩の皆さん、ぜひ先輩の背中を追いかけて、来年も全国に出場しましょう!