日誌

1. 多古高校教諭、多古中学校で出前授業

投稿日時: 2021/06/19 tako-hi
   6月18日(金)の2時間目と3時間目、多古高校の教諭が多古中学校に伺い、出前授業を実施しました。担当したのは、国語科1名、数学科 1名、理科1名、家庭科1名、そして農業科2名の計6名。各教諭が専門とする領域を50分で完結する内容にまとめ、それぞれの教科の魅力を味わってもらえるような授業を展開しました。
 写真の左が家庭科の大辻教諭。「刺し子について」と題した授業は和服に用いられる伝統的な図柄を学習するもので、同教諭自身が幼時に愛用した肌着をまとった人形を登場させたり、伝統的な図柄をカードにして歌留多形式で取り合ったりすることで、図柄に込められた庶民の思いや生活の知恵などについて理解を深めました。なお、教諭の横にあるのはアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターの人形で、教諭自身が手作りしたものです。
 右の写真は農業科の伊藤教諭。この日は「小麦の分類」と題した「食品製造」という科目の授業で、どの御家庭にもある「強力粉」と「薄力粉」という2種類の小麦粉について、両者の違いを成分の面から明らかにする実験を行いました。名乗りを上げてくれた2人に強力粉と薄力粉を練ってもらい、色や硬さの違いを確かめました。うどんなどに用いる強力粉の方が硬く、てんぷらなどに用いる薄力粉の方が柔らかいことがよくわかりました。最後に、双方の生地を水で洗いデンプンを除去しました。すると、後に残ったグルテン(タンパク質)の分量は強力粉の方が多いことがわかったのでした。
 多古中学校の先生方や生徒の皆さん、ありがとうございました。