日誌

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多古高校教諭、多古中学校で出前授業

   6月18日(金)の2時間目と3時間目、多古高校の教諭が多古中学校に伺い、出前授業を実施しました。担当したのは、国語科1名、数学科 1名、理科1名、家庭科1名、そして農業科2名の計6名。各教諭が専門とする領域を50分で完結する内容にまとめ、それぞれの教科の魅力を味わってもらえるような授業を展開しました。
 写真の左が家庭科の大辻教諭。「刺し子について」と題した授業は和服に用いられる伝統的な図柄を学習するもので、同教諭自身が幼時に愛用した肌着をまとった人形を登場させたり、伝統的な図柄をカードにして歌留多形式で取り合ったりすることで、図柄に込められた庶民の思いや生活の知恵などについて理解を深めました。なお、教諭の横にあるのはアニメ「鬼滅の刃」のキャラクターの人形で、教諭自身が手作りしたものです。
 右の写真は農業科の伊藤教諭。この日は「小麦の分類」と題した「食品製造」という科目の授業で、どの御家庭にもある「強力粉」と「薄力粉」という2種類の小麦粉について、両者の違いを成分の面から明らかにする実験を行いました。名乗りを上げてくれた2人に強力粉と薄力粉を練ってもらい、色や硬さの違いを確かめました。うどんなどに用いる強力粉の方が硬く、てんぷらなどに用いる薄力粉の方が柔らかいことがよくわかりました。最後に、双方の生地を水で洗いデンプンを除去しました。すると、後に残ったグルテン(タンパク質)の分量は強力粉の方が多いことがわかったのでした。
 多古中学校の先生方や生徒の皆さん、ありがとうございました。

祝!本校ОB齋藤功貴選手(平成20年卒) 東京五輪 馬術競技出場決定!


          
多古高校を平成20年3月に卒業した齋藤功貴選手(旧栗源町出身)が、東京オリンピック馬術競技(障害馬術)に日本代表として出場することとなりました。齋藤選手は、乗馬クラブを経営していた親戚の方の影響で小学校2年生から乗馬をはじめました。その後めきめきと上達し、多古高3年生の時は国民体育大会での優勝も果たしました。これまでも五輪出場のチャンスがありましたが惜しいところで代表入りを逃し、今回の東京大会で、ついに日本代表の座に輝きました。誠におめでとうございます。齋藤選手の本番での活躍をお祈りします。(写真左は高校の卒業アルバムから、右は平成19年11月発行の「多古高新聞」から転載したものです。)   ちなみに、本欄担当者は、平成17~19年度、本校で齋藤選手が在籍する学年の主任を務めており、 彼が所属する乗馬クラブで実際に演技する場面を見せてもらったこともあります。東京五輪出場が決まった直後、彼のお母さんから最近の競技の場面の写真を見せてもらいましたが、やっぱり面影は当時のまま。しかし、キャリアに裏付けられた落ち着きと自信に溢れ、加えて競技へのひたむきさと厳しさとがうかがえる姿がそこにありました。ここ数年はドイツを本拠地として活動し、栗源に戻って来るのは年に1~2回とのことでした。    

紀の国わかやま総文2021 総合開会式に参加しました


 7月31日、和歌山ビッグホエールで、本年度の全国高等学校総合文化祭和歌山大会(紀ノ国わかやま総文2021)の総合開会式が行われました。
この開会式には、各県の代表生徒1名が参加するのですが、千葉県からは多古高校美術部2年の亀下彩夏さんが選ばれ、堂々の晴れ姿を披露してくれました。(上の写真は、本番前の亀下さんと、美術部顧問の向後真紀教諭です。)
全国高校総合文化祭は文化系部活動の最高峰の大会で、運動部でいえばインターハイに相当します。各県持ち回りで開催され、その総合開会式では開催県が総力を挙げて準備した演奏、演舞等の発表があるのですが、それに先立って行われる式典のなかで、各県代表が、それぞれが用意したメッセージが朗々と読み上げられる中を一人ずつ入場する場面があり、中央までの歩みと、一旦静止した後、正面に一礼する姿が大型スクリーンに映し出されるという演出になっているのです。残念ながら本番は撮影禁止となっていて亀下さんの入場の様子を御紹介することはできませんが、それはそれは立派なものでした。来年の開催地は東京。亀下さんや他の文化部生徒が、作品とともに参加できることを祈っています。