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2019/09/09

保護者会理事会(校長室から)

| by ebihara-y

9/9(月)
 今日は、台風15号の影響で、臨時休業としました。暴風警報は10時頃解除となりましたが、昼を過ぎても総武本線の不通(倒木のため?)が続いています。
 先週、生徒からいい質問を受けました。「校長先生、体育祭の種目にボッチャをなぜ入れたんですか?」と廊下で生徒に声をかけられたのです。担当の先生から競技の説明は受けたけど、初めての競技でメンバーが集まらないのだそうです。こんな会話で返答しました。

「来年、オリンピックとパラリンピックが東京(千葉でも)で開かれるよね。大会の成功は、パラ競技でも競技場がお客さんが埋まるかどうかと言われているんだ。」「へぇーそんなんだ。」「大会は平和やスポーツの祭典と言われているが、次の時代に価値観を伝える役割も大きい。特にパラ大会を通じて、多様性を尊重し、障害を理解する心のバリアフリーが世の中にもっと浸透していくことが望まれているんだ。」「実は、11月に人権講演会として、パラリンピックをテーマにした話を予定しており、事前に生徒に競技経験をしてもらいたいと考え、体育祭でのボッチャ競技の導入をお願いしただよ。」「わかりました。みんなに話してみます。でも、始業式の時に、そのお話をしていただきたかったです。」と言われました。翌日、先生方にも話を伝えました。
 
 また、9月4日(水)に保護者会第2回理事会がありました。以下、少し長くなってしまった挨拶です。
 

 御多用の中、お疲れ様です。この夏も、梅雨の長雨の後に一転して酷暑が続く厳しいものでしたが、いつの間にか稲刈りが始まって、秋らしさも感じられ、新学期が始まりました。生徒に係る大きな事故の報告はなく、2日に始業式を迎えました。

私からは、全国大会(高P連京都大会)に参加させていただいて、その講演も引用しながら、少し所感となる話しをさせていただきます。

この本を見てください。「学習指導要領」といいます。学校の要素は、教員と校舎と、カリキュラムといわれますが、どんな教科をどんな内容で教えるかの基準を、国が10年ごとに定めているものです。10年前より、35%ほど厚くなっています。なぜかというと、学習内容でだけでなく、どのように学習させるか、何ができるようにするかまで、詳しく書かれるようになったということです。いわゆるアクティブラーニング、「対話的主体的で深い学び」というものです。これについては、「みんなみ」で少し書かせてもらいましたが、こうした授業変革は、経済界からの強い働きかけもあって進められています。

京都大会では、永守重雄という、一代で従業員14万人の世界最大のモーターメーカーを築いた方(日本電産の会長)のお話を聴きました。いわゆるカリスマ経営者です。1万人を超える学校関係者を前に、英語も挨拶もできないで入社してくるとして、今の学校教育の成果を全く評価しませんでした。これは、今、日本の企業が世界との競争に相当立ち遅れていることからくる経営者の危機感と感じました。これまで高校は、授業と部活動の成果を、どこに入学(入社)したかで評価されてきました。それが、何ができるようになったかで評価される形に変わろうとしています。一方で、若年者支援のプラットホームという位置づけもされる中、教員の仕事はブラック企業の一つとされ、教員の成り手不足から、働き方改革も叫ばれています。

人手も、時間も足りないが、改革は進めてくれと言われていますが、新学期が始まり、生徒とともに過ごす日々が始まると、教員とは、生徒のイキイキとした姿が見たくて、日々向き合って、ともに成長していく仕事だなとつくづく感じます。

今日は、そんな状況も踏まえて、緊急メールの導入であるとか、留守番電話の設置であるとかについて、後でお話しさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 



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