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2019/04/11

始業式と入学式

| by ebihara-y
4/11(木)
 昨日から、1~3年生がそろい、今年度の教育課程がスタートしました。今日は、1年生が午後、桜をバックに記念撮影をしていました。
 
 以下、4/8(月)始業式、4/9(火)入学式の式辞です。今年度も、生徒・職員にとって、希望に出会い、育める学校でありたいと奮闘努力してまいります。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

○1学期始業式式辞 H31.4.8

 おはようございます。また、進級おめでとうございます。新しい先生方も迎え、新年度のスタートとなりました。それぞれの目標を秘めている人も多いと思います。私からは、学校の今年度の目標を踏まえて、皆さんにお願いしたいことをお話しします。
 皆さんは、高校に入学して1、2年経っていますので、小中学校と高校での学びの違いを自覚していると思います。この違いをそれぞれの学校で、四角形を教えるという学習で例えると、小中学校は、3つの隅の角度を示して、残り1つの角度を考えさせるようなところ。答えが一つという学習が多かったと思います。高校はというと、1つの隅の角度を与えて、そこからいろいろな四角形を自分たちで想像させていくという学び、つまり、正解が一つでない学習が理想です。皆さんも就職や進学を意識すれば、こうした学びが必要だということが理解できると思います。しかし、これは、教科の学習だけではなかなか足りません。そうした意味で、「答えが一つでない場面に遭遇する体験」を積極的にしてほしいと思います。
 別の角度から話します。先週の金曜日、学校の桜の様子を見ようとして、グランド側の自転車置き場を歩いていました。すると、部活動を終えて帰る生徒と会いました。「さようなら」と声をかけました。その返事を答えが一つとすると、「さよなら」ですよね。しかし、その生徒は、「桜がきれいですね」と返してくれました。「社交性がある人だな」と感じました。たぶんこの生徒は、近所の大人の人と、こういう会話をしているのだと思います。

 学校には、地域や各種団体から、皆さんに向けて、ボランティアを含めた 様々な活動への参加募集が来ます。見知らぬ人と交流する体験は、みなさんの社交性を育て、①ルールを守る力②発信力③人を思いやる力を身につける機会となります。そして、参加した履歴は、就職や進学の時にも、有効に評価されます。来年は、オリンピック・パラリンピックもあります。答えが一つでない場面に遭遇する体験、社交性を身に付ける体験、積極的に取り組んでください。

 最後に、昨年はここでレンガ職人の話をしました。何かをする時、しなければならない時、「どうせ」という言葉を「どうせなら」と使おうと言いました。

 この一年の皆さんの頑張りに期待します。以上、式辞とします。

 

○平成三十一年度 佐倉南高等学校 入学式 式辞 
 佐倉南の校名にふさわしく、本校の南を向いた斜面では桜が満開を迎え、花びらが舞っています。 新たに決まった元号は、万葉集を典拠とし、春の訪れを喜び、みんなが和やかに楽しむという意味が込められているそうです。
 希望に満ち、躍動を感じる、まさに春爛漫の本日、御来賓の皆様、そして、保護者の皆様の御列席の下、平成三十一年度、千葉県立佐倉南高等学校の入学式を挙行できますこと、本校教職員一同にとりまして、この上ない喜びでございます。

 ただいま入学を許可いたしました百六十名の新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんは、これから始まる高校生活への期待と、若干の不安を抱いて、この式に臨んでいることと思います。本校は、創立以来三十七年目を迎え、「自律・創造」の校訓の下、教職員と生徒が一体となって、明るく落ち着いた校風を築いてまいりました。
 新入生の皆さんは、今日から佐倉南高校の生徒となりました。これから始まる高校生活は、皆さんにとって、人生のターニングポイントとなるはずです。それは、これからの三年間が、自分を見つめ、心身を鍛え、幅広い教養を身につけ、将来の良き社会人となるための礎となる時期だからです。
高校では、中学校よりも多くの、そして広い人間関係の中で、様々な経験をいたします。ここにいる百六十名は、十二の市町、三十九の中学校から集った仲間です。この佐倉南高校に来なかったら知り合えない人たちがたくさんいるはずです。 これから、同級生、先生方、部活動の仲間や先輩など、多くの人たちと重ねていく、この御縁を大切にして自らを鍛えてもらいたいと思います。
 学校とは、集団で学ぶところです。それは、自分と他人が違う ことを学ぶためにあるという人もいます。「御縁」を生かしていくため、皆さんは、「自分主義」「自己中心主義」に陥ることなく、相手の違いを認めて評価し、尊重する気持ちを忘れないでください。
 高校と小中学校の学びの違いを例えるならば、小中学校は、四角形の三つの隅の角度を教えて、残り一つの角度を考えさせるところ。これに対し、高校では、一隅を教えて、いろいろな  四角形を自分たちで創造できることを目標とするところです。こうした高校での学びを通し、互いに思いやり、高めあう人間関係を作るとともに、未来の世の中で何とか生き抜いていける力を、身につけてほしいと願います。
 そして、皆さんの高校生活を見つめ、支えるのが本校の先生方です。 先生方を信頼し、勉強に、部活動に精一杯チャレンジしてほしいと思います。
 最後なりましたが、保護者の皆様におかれましては、お子様の御入学、心からお祝いを申し上げます。私ども教職員一同、 決意も新たに皆様の御期待に沿うべく力を合わせて、子供たちの指導に当たる覚悟でございます。しかしながら、学校だけでは、 力が及ばないことも少なからずございます。中学校と同様に、家庭と地域、学校とがともに手を携えて育てていくことが必要です。御支援賜りますよう、お願い申し上げます。

 新入生の皆さんが、一日も早く本校に慣れ、この学校で未来へとつながる希望に出会い、育んでいかれることを、心から願い、式辞といたします。

平成三十一年四月九日

千葉県立佐倉南高等学校長 篠木 賢正



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