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2019/01/07

3学期始業式

| by ebihara-y
1/7(月)

 本日は3 学期初めの日。ジェートヒーターをつけても底冷えが残る体育館でしたが、凛とした気持ちで始業式ができました。昨年に引き続き、今年もよろしくお願いいたします。以下の式辞を述べました。

 新年、おめでとうございます。それぞれの正月を新たな気持ちで迎えることができたと思います。
 冒頭に、3 年生3 人にプレゼンテーションの発表をしてもらいました。2学期末の終業式に引き続きて、なぜ、そんなことをしてもらったかということを、今日は話します。
 これからの世の中については、様々な表現はあります。私は、「多文化共生社会」という言葉を使っています。「異なる文化や習慣、様々な境遇を持った人々が共存していく」という意味です。これは、かっこよく聞こえますが、実際は大変で、実現には人々の努力が必要です。
 一方で、技術はもっと進んで便利になっているのはみなさん実感しているでしょう。AI(人工知能)という単語がその象徴ですが、その便利は、全体というよりは、パーソナルに向かっています。
 つまり、世の中は、一人一人の違いに合った便利を追求していこうといる。ただ、その便利の代わりには、人々が相手を認め合って、慮って、折り合いをつけていく努力が今まで以上に必要で、大変になっていくということです。
 
 そうしたプロセス必要になってくる力には、3つの力あると思います。
 一つは全体のルールを守ること。これは、皆さん承知だと思います。もう一つが、プレゼン力、相手に共鳴してもらえる力です。後の一つは、また今度にします。
 私は、10年ほど前から、ノートをつけています。聴いたこと、読んだことで、忘れたくないことを書き留めています。昨年のノートに、2年生から聞いた言葉が書いてあります。「一人一人が根拠をもって、表現できること」これは、修学旅行のバスガイドさんから、これからの皆さんに身に付けてほしい力として聞いた言葉だそうです。私は、とても共鳴しました。
 今日の発表を聴いて、プレゼンテーションって、「よどみなく、うまくしゃべること」ととらえてしまったとしたら、それは半分です。今日の発表は、確かに話し方も上手でした。これにもテクニックがあって、十分な練習と努力がありました。
 けれど、一番は内容なのです。この発表は、「地球規模で起きていることを、身近な生活レベルで落として、調べ、考えて、「自分で納得したことを」発信していました。自分たちの実感した学びが、説得力となっています。
 このような理由で、皆さんの前で、これから身につけるべき力のお手本をしてもらいました。
 昨年末の終業式では、「願いだけではなく、志を持とう」という話をしました。
 生徒の皆さんが、成長を実感できる年になるよう期待して、式辞とします。
10:53