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2018/12/25

2学期終業式

| by ebihara-y

12/21(金)終業式を行い、以下の式辞を述べました。

 今日は2学期最後の日、振り返りの日です。さきほど、賞状を伝達した以外にも、野球部、サッカー部、ソフトテニス部、バドミントン部が地区大会を抜け、県大会に出場するなど、他の部活動を含めて活躍がありました。その他、学校行事や授業等で成長を実感した人も多いでしょう。
 3年生は多くの人が進路を決定し、卒業間近の生活を送っています。年明けに受験という人も少なからずいます。また、いろいろ悩んでいる人、進級・卒業が危ぶまれている人もいる。まだ、3か月あるという見方もできる。健康に留意してベストで臨んでほしいと願っています。
 今日は、こんな漢字を持ってきました。図画の「画」という字です。これは訓読みで、「はかる」「かぎる」と読みます。「かぎる」と読むと、「見限る」、「自ら終える」という意味になります。人間は、目標を立てて、自ら「画る」ことなくも生きたくても、どうしても「まあ、いいや」「このあたりで」と思いがちです。そこで、学校というところには、同年代の仲間がいて切磋琢磨する。また、叱咤激励してくれる先生がいます。
 11月ごろから、先生方は、校門での服装指導を強化しました。日に日に良くなりました。注意して直すという人は少なくなり、ちゃんとやって当然という人が、堂々としていることを感じます。何よりうれしいのは、「おはようございます」とあいさつをしてくれる人が、増えたことです。刺激に応える。これが先生と生徒の関係です。反抗でも、無視でもありません。正しく答えることは、皆さんを守ることにつながります。ルールを守ること、外見ではなく内面を磨く姿勢を見せることは、学生生活でとても大切な学びです。外見は簡単に飾ることができる。そして、それで満足してしまう人も多い。だから、内面を磨くために、制服があり、校則があるのです。画る(かぎる)ことなく、3学期も、先生方の刺激に応え、成長の姿を自ら見せることができる生徒であってほしいと願っています。

 さて、今日も、昔のお話をします。「地獄」というお話です。

 一人の男が夢を見ました。彼は死んでしまって遠い遠いところにいる夢です。
 「誰かいますか」と呼びかけると、白い服を着た人が出てきました。そして、「何かご希望ですか」と尋ねてきました。「何かもらうことはできますか」「あなたのご希望のものは何でも差し上げられます」「では、何か食べるものをもってきてください」「何を召し上がりますか?ご希望のものは何でもございます。」
 彼は食べたいものを運んでもらい、それを食べて眠りました。演劇を見たいとお願いすると、すぐに見せてもらえました。こうして、くり返し、くり返し、彼は望むものすべてを叶えられました。
 しかし、そのうち、彼はこうした生活に飽き飽きしてしまいました。そこで、白衣の人を呼び寄せて言いました。「私は何かをやってみたいのですが。」「申し訳ありません。それは、ここであなたに差し上げられない唯一のことなのです。」
 これを聞いた男は言いました。「私は吐き気がする。飽き飽きした。いっそのこと、私は地獄にいる方がましだ。」
 すると、白衣の人は叫びました。「一体、あなたは、どこにいるとお考えだったのですか。ここは、地獄です。」

 この話は「目標が簡単に叶うような世界は、天国でなく地獄です。」という教訓話です。話を聞いて、「私は、一つも願いがかなわない。」と思った人もいるかもしれません。しかし、「願いは自分で左右できない。」でも、「志は自分で左右できる」。
 お正月の初参り。ぜひ、「お願いでなく、努力すればできそうだが、実際にはなかなかできないことを目標にして、私は、○○する。」と神様や仏さまに意思表示してみてはいかがでしょうか。
 
 1月7日、胸に「志」を秘めた皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
 以上、2学期終業式の式辞とします。
08:30