校長室から
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2018/12/04

多文化共生社会で大事な能力① …プレゼン力

| by ebihara-y
12/4(月)プレゼン力

 先生方との中間面接を行っており、2 名の先生方から授業での同様の取組を聴いた。
 1 年生の地理の授業では、授業のまとめとして、資料の読み取りや感想などを80字程度で表現させることに取り組んでいる。また、1,2 年の英語の授業では、質問(もちろん英語)に、一文ないし、二文で表現する学習に取り組んでいるそうだ。どちらもなかなか成果は簡単に出ないが、最初は単語だけだったものが、1文になり、接続詞を使って2文になっている生徒もいるとのこと。また、できるようになりたいと取り組む生徒も出てきたそうだ。努力が実を結ぶ取組になってほしい。
 世の中は、様々な表現はあるにせよ、「多文化共生社会」に向かって進んでいる。これは、紛れもない事実だろう。異なる文化(言語、宗教、習慣など)や、様々な境遇の多様な人々が折り合いをつけ、地域社会をつくっていく。理想は、かっこよく言えるが、実際は大変なことだ。
 こうした未来社会で生きるために重要な能力の一つが、プレゼンテーション力(プレゼン力)だ。先月、本校とさくら分校の生徒が、プレゼン力を発表する機会がいくつかあったので紹介する。

①東京情報大学でのプレゼン発表
 11/30(金)午後、情報コース2 年生全員が東京情報大学(高大連携校)で、修学旅行をテーマにプレゼンテーション大会を実施した。3~5 人一組で約5 分、情報を専攻している大学生(教職課程履修)相手にパワーポイントを使って行うもので、わかりやすい内容、見やすい資料、興味を持たせる話し方を追求し、工夫を凝らした発表が多かった。情報大のメディアホールをお借りしての大舞台であったが、時間をかけて練習すればここまでできることを証明する堂々としたものだった。情報コースでは、3 年生になってもプレゼン力を磨くカリキュラムが組まれており、2 年生の発表は3 年生が校内で行ったプレゼン大会に刺激を受けた成果とのこと。

②さくら分校の実習報告会
 11/30(金)午前中、さくら分校の生徒が、秋に実施した現場実習(就労体験)の様子を本校図書室で、生徒、保護者、教員向けに発表するというので見学させていただいた。各事業所での就労の様子を動画で見せながら、成功体験、課題、今後の方向性などについて、2 分間ほど、実習に行った生徒全員が発表するもので、1 年生では「あいさつや集中力」が目標だったものが、2 年生では「職場の方と積極的にコミュニケーションをとること」となるなど、一人一人の成長が実感できる内容で感心した。

③マレーシア派遣生徒の発表
 またまた、11/30(金)、今夏に実施した千葉県国際教育交流事業(マレーシア派遣)に参加した1,2 年生4 名が、本県高等学校歴史教育部会の生徒歴史研究発表大会において、現地での交流や体験の様子などを発表した。場所は、千葉県中央博物館講堂。この派遣プログラムでは、1 月に県庁で参加6 校の生徒が県の教育委員会幹部に対して、成果発表会をすることとなっている。今回は度胸試しとのこと。本校生徒代表として派遣したので、終業式でも発表の機会を用意します。

④植草学園 高校生プレゼンテーションコンテスト
 11/10(土)植草学園大学で行われた大会に情報コース3 年生3 名が出場し、200 名の聴衆を前に15 組中3 位相当の奨励賞を受賞した。「理想の共生社会をめざして~実現に向けていま私ができることとは」をテーマに競われたもの。私は修学旅行で直接見らなかったが、後日、本校の応接室で3 名に当日のままの発表をしてもらった。情報担当教諭の指導のもと、3 名で考えた「ピクトグラム」というテーマを練り、これまで磨いてきたプレゼン力の成果を発揮した見事な内容だった。
19:09
2018/11/27

啐啄同時

| by ebihara-y
11/27(火)修学旅行を終えて
 11月7日から3泊4日で、2学年は沖縄修学旅行に行ってきました。結団式では、修学旅行の意義や過去の行き先の変遷などというよくある通り一遍の話をしましたが、学年主任は、「感謝」という話をしてくれました。4日間とも天候に恵まれ、読谷村の民泊先のホスト家族やバスガイドさんらの暖かいもてなしから、自然にも人にも感謝の気持ちを持つことができた旅行となりました。
 私は、まる4日の間、本校の先生方と生徒のやり取り(「具合が悪い」、「忘れ物をしてしまった」、「○○さんとけんかした」「遅くまで起きていた」等々)を見守っていましたが、先生方が親身になって、生徒の心のひだを揺さぶるように指導している姿に、深く感謝の念を抱くばかりでした。
 以前訪問した滋賀県の高校では、校訓として、「啐啄同時(そったくどうじ)」を掲げていました。啐啄同時とは禅語で、鶏のひなが卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつつく音である「啐」、その時、すかさず親鳥が外から殻を啄(ついば)んで破る「啄」が同時であって、はじめて殻が破れて雛が生まれるという様子を示した言葉です。親鳥と雛のタイミングが合ったとき、はじめて雛がスムーズに生まれる。早すぎても、遅すぎてもダメ。「タイミングを見極めて、力を伸ばしていこう。」私たちの学校もそうありたいと感じました。
 修学旅行まで培った集団の力を、今後の進路実現に向けて発揮してほしいと思います。
 進路も団体戦です。
10:45
2018/11/03

中学校訪問

| by ebihara-y

11/2(金)中学校訪問

 現在、本校には、23市町村、73の中学校から生徒が入学しています。これは、多くの路線が集まる交通の要衝であるJR佐倉駅近くに立地していることから、長年続いているもので、高校という社交性や社会性を培う場としてふさわしい環境と考えております。

 9月から、生徒募集を兼ねてこれらの中学校を一つずつ訪問(全部は無理そうですが、40校は超えそうです。)しています。印西市の中学校での教頭経験があり、それなりに知っているつもりでしたが、各校を訪問し、校長先生方とお話しすることで、それぞれの中学校や学区の特色・課題をとらえることができました。また、本校の現状や三部制への移行について、理解をしていただく機会としています。

 このホームページに、中学校を訪問して配布している資料を掲載しました。①現在、ゆとりのある環境で落ち着いた学びができていること、②平成31年度入学生(現在の中3)向けの学校生活の特色、③今後の生徒募集、三部制への移行について、コンパクトにわかる内容としました。本校理解の一助になればと思います。


08:40
2018/10/12

特別支援学校との交流について

| by ebihara-y
10/12(金)

特別支援学校との交流について

 

9月は、多くの行事があり、本校に併設されている印旛特別支援学校さくら分校の生徒とともにする活動がたくさんありました。校内防災訓練、文化祭、体育祭、スケアードストレート交通安全教室、家庭科での和菓子づくり、さくら分校生徒によるパン販売など(今日は印旛特別支援学校の学校祭「いんば祭り」に生徒会の生徒が参加しています。)です。その度に、分校の先生から声をかけられます。「昨年度頃から集会での高校生の態度が良くなった。」「(今日の体育祭に)参加してよかったと分校の生徒が本当に喜んでいる。」「毎回、パン販売の量が増えている。」「共存していることで、(いい意味でも少し困った意味でも)互いに影響しあっているのがわかる。でも、それが自然な交流だと感じている。」などです。

先日、兵庫県にある高校と特別支援学校が併設された学校を見学してきました。校長は一人で、両校の先生が互いに兼務しているという学校でした。その学校では、「社会におけるノーマライゼイションの理念を進展させるための礎となる学校」を理念として掲げ、高校の実習科目を両校の生徒が年間通して学ぶ「共同の学び」や、高校1年生が必履修する学校設定科目「共生社会と人間」の学習などを通して、障害者や特別支援学校の生徒を「支援をする側」、「支援をされる側」という構図の中に置くのではなく、対等な関係性の中でとらえることが自然とできているというお話でした。

今後、本校においても、こうした学びを積極的に取り入れ、「佐倉南ならでは」の共生社会で生きるひとづくりができたらと強く感じました。


17:02
2018/10/12

大学推薦者への講話

| by ebihara-y
10/3(水)大学・短大に学校推薦で受験する生徒向けにあいさつをしました。以下、要約です。
 まずは、皆さんのここまでの努力を称えます。

 これから、面接・小論文等の試験があるところも多いと思います。また、合格しても、就学前教育がある学校も多いと聞いています。私からは、大学での学びについて、少しお話しします。

 皆さんは、どんな理由で、学部を選んだのだろう。「目指す職業があった」、「得意科目だった」などであろうか。

大学は、教育機関と同時に、研究機関です。大学の先生は、大学教官と同時に、研究者であることが、高校までとの大きな違いです。昨日、一昨日とノーベル医学・生理学賞(京大・本庶祐さん)のニュースが報道されています。その中で、「教科書を信じないこと」という言葉が、印象的に取り上げられています。研究とは、わからないことを追求することですから、研究者として当たり前の答えだと思います。(高校までは、教科書でまなぶ学びですね。)

そこで、みなさんに、面接練習の課題として、次の問いを投げかけます。

・あなたが志望する学部(専門分野)について、何が課題となっているか知っていますか。

・その学問は、世の中にどんな貢献をしようとしているか知っていますか?

大学での学びは、世の中にはまだ、わからないこと(できないこと)があって、わかる(できる)ようにしたい。そんな学びです。

なんとなく、興味があるだけではなく、こんなことをもっと知りたい(できるようになりたい)という自分なりの答え(自分の経験から実感した答え)をもって、是非面接に臨んでほしいと思います。そのために、シラバスなど研究しておくのも良いと思います。

以上、これからの健闘を期待します。



16:54
2018/09/11

就職指導講座

| by ebihara-y
9/5(水)
 3年生の就職指導講座の最終回があり、夏の企業説明会を経て、9月の就職試験に臨む3年生に激励の挨拶をしました。内容は激励にならなかったけど、卒業して働く人に私なりのエールを送りました。以下、要旨です。
 

 まず、夏休み中指導していただいた先生方、並びに受講した生徒諸君をねぎらいたいと思います。ご苦労様でした。また、今日は激励の挨拶ができること、とてもうれしく感じています。私から、3つほどお話しします。

 はじめは身内話です。私にはいとこが15人います。大学に行ったのは私一人だけです。いとこ同士で話をすると、私の序列は一番下になります。なぜなら、自分で稼いで生活できるようになったのが一番遅いからです。先生になっても、校長になっても全然偉くない。働いて、稼いで、家族を養って、税金を払っているが、評価の基準なので、一番長い人が評価されるんです。そんな中で育ちましたので、働く意思を決めている皆さんを目の前にすると、それだけで立派だなとたじろぐ気持ちがあります。皆さんは、これから働いて稼いでいく、今の自分の意思に強い自覚と自信を持って、試験に臨んでください。

 

私の高校時代のクラスにも就職した人が数人いました。卒業から3年ほどでクラス会を開き、担任の先生を呼んだのですが、その先生は就職した子とばっかり話していました。私たち大学組が、「先生、僕たちの話も聴いてほしい」というと、その先生は、「君たちは学生で、担任がまだいるんだからいいんだ。」と言って、取り合ってはくれませんでした。自分が高校の教員になって、その気持ちがわかりました。あれは、差別でなく、区別です。
 皆さんの担任の先生も同じ気持ちでないかな。○○先生は、今年は××に帰っていないよ。担任の先生や進路の先生へ感謝の気持ちを忘れないでください。

 

 私は、挨拶で「希望」という言葉を使います。君たちにも、希望という言葉の使い方を覚えてほしい。似た言葉に、「夢」がある。夢の方は、「スポーツ選手になる」「大金持ちになる」など、具体的です。「希望」は、もう少し広い意味の言葉です。こう使います。「夢」は叶わなかった。でも、ここまで努力してきて実力が付いた。だから、別の道を探して、頑張ってみよう。これが、「希望」です。皆さんには、つまづいたときでも、希望がある人生を歩んでほしい。一人で希望が持てなくなったとき、回りに人がいると助けてくれます。だから、この地域で、この学校で築いた仲間を大切にしてほしいと思います。困ったときは、助けてくれそうな所でうろうろするのも必要です。

 最後は、人生論になりましたが、「就職する自分に自覚と自信を持つ」「担任に感謝しなさい」「希望を失うな」ということを、就職試験に向かう君たちへのはなむけの言葉とします。


20:36
2018/09/11

保護者会理事会

| by ebihara-y

9/4(火)
保護者会の第2回理事会がありました。以下、次のように冒頭のあいさつと、8月に全国高等学校連合会の佐賀大会の参加報告をしました。

○保護者会理事会 あいさつ
 本日は、天候の行方が心配される中、足を運んでいただき、ありがとうございます。今年は、体調を維持するだけで大変な猛暑で、やっと朝晩生きた心地がする陽気になりました。学校の方は、夏休み中、熱中症対策で、エアコンのあるレッスンルームを部活動の生徒に開放するなど対応しましたが、多くの生徒は体力があり、水分やこまめな休憩などで、しのいでいたようです。

先日テレビで、チコちゃん(NHKの番組)が、なぜ夏休みがあるのかという問いに、「先生が勉強するため」と答えていました。確かのその側面はあるのですが、今年は、先生方の夏の研修(研究と修養といいます。)も大変だったなと感じています。

 挨拶ということで、2つほど報告させていただきます。
 昨日、始業式がありました。涼しかったせいもあるのでしょう。でも、それを差し引いても、ちゃんとしていました。御家庭の指導、先生方の1学期の指導がちゃんと実を結んでいるなと感じました。2学期は行事が目白押しです。3年生の進路指導を含め、しっかり結果を残していけるよう、指導してまいります。御家庭の引き続きの協力をお願いいたします。

 もう一つは、来年度の募集定員についてです。本校の来年度の1年生は、1クラス減の4クラス募集(160名)となりました。印旛地区の中3生の減少への対応との説明がありましたが、三部制の移行までの3年間は、全日制での募集が続きます。また、現在の小6からは、午前部・午後部・夜間部という形での募集となります。本校の良さを「アットホームで、落ち着いた教育環境が整った、居心地のいい学校」というキャッチフレーズで、中学生に訴えていきたいと思っています。

 本日は、文化祭の件、非常用トイレの購入の件等と伺っています。よろしく、お願いいたします。

○全国PTA佐賀大会参加報告

 819日から2泊で、私と保護者会役員2名で佐賀大会に行ってまいりました。

 一言でいうと、全国に5000ある高校のPTAの決起集会だと理解しました。約1万人の参加で、こうなると佐賀では泊まり切れずに、長崎や福岡に泊まる学校もありました。本校も2泊とも福岡でした。

 報告は、大きく2点です。まずは基調講演です。山本周さん(通称レモンさん)というラジオのDJなどをされている方で、PTA活動をしている方々の中では有名な講演者だそうです。PTA会長を5年やって、全国で講演をしている方です。
 話の柱は、まず、PTA活動は今の世の中、なり手がいなくて存続論もでているが、おせっかいでも、人と人をつなげる力、大阪のおばちゃんみたいな存在を大切にしていかなきゃいけないということを、笑いを交え語っていただきました。

 もう一つは、人育てや子育てのやり方、コミュニケーションの取り方が、私たちが受けた昭和のやり方と平成の今の時代では随分変わったんだというお話です。これは、私のメモには、「説得から納得(きづかせる)」に変わったと書いています。高校生のお子さんを育てている方なら、なんとなく違いが判ると思います。

 これは、講演から離れるんですが、今、企業の人事担当は、「どんな人を採用したいか」の問いに、「コミュニケーションが取れる人」と即答します。では、そのコミュニケーションとはどんな力でしょうか。ひと昔は、「協調性」と同じ意味でした。これは、学校教育が得意とするところです。でも、現在の人とかかわる仕事では、足りないと言われます。協調性の部分は今後、AIやロボットがやるので、+αが必要と言われます。それは、「社交性」です。つまり、異文化や多文化社会で、人と人をつなげ、納得させる能力です。アクティブラーニングは、これが目標です。そう考えると、先生方にも相当な研修が必要です。

 佐賀大会に戻ります。分科会について報告します。「情報社会で問い直される家庭教育の在り方」に参加し、4校の発表を聴きました。「フェイスブックで生徒の活動状況の流している新潟の海洋高校」「PTAと生徒会役員が教育振興費の使い方について予算協議を行う山口の高校」「PTAOBが後援会を組織している埼玉の農業高校」の例が参考になりました。

 最後に、片岡鶴太郎の講演があり、おまけという感じだったですが、改めて、先行きを考えると暗くなりがちの世の中で、笑いで一笑することの強さと大切さを感じました。

 以上、簡単ですが報告といたします。

 

 

 




13:05
2018/09/03

第2学期始業式

| by ebihara-y

9/3(月)
 始業式を行いました。7、8月と猛暑が続きましたが、今日は9月を感じられる陽気でした。夏休み中、3年生の就職組や推薦組の多くの生徒が、3年生や進路指導部の先生方と相談や面接練習をする姿が見られました。1,2年生は猛暑の中、練習試合や夏の大会、展示会等で活動する様子が見られました。始業式、壇上から見る生徒集団に、成長と落ち着きぶりを感じることができました。
 以下、式辞です。

今日は詩のようなものを、読みます。


私たちはなぜ、高校に行くのだろう。

たくさんの人が行くけれど、義務ではない。

好きな科目があるけれど、大嫌いな科目もある。

人とかかわるのは時に面倒だし、

今の世の中、高校に行かない道もたぶん、ある。

 

けれど、私たちは、この世界に、まだやったことがない、まだ知らない、

まだ見たことも、感じたこともない何かが、たくさんあることを知っている。

次の自分に出会いたい、新しいステージに行きたい。

一人では、たどり着けない景色を見る。

それが高校でかなうのならば、理由はそれで十分じゃないか。

 

ここには、ともに学ぶ仲間がいます。皆さんを導き、支援する先生方がいます。

学校は、学びを通して、成長ができる所です。

学ぶことは、素敵なことです。

佐倉南高校で、2学期も、ともに学んでいきましょう

収穫の秋です。一人一人の希望が実になることを祈念して、

始業式の式辞とします。 


16:09
2018/07/21

第一学期終業式

| by ebihara-y
7/20(金)
 第1学期終業式を行いました。暑さの中、教室には冷房を入れたまま、風を入れた体育館に集合し、必要な内容を整然と執り行うことができました。
 以下、式辞です。

 今日は、1学期をみんなで振り返る日です。これから話す話は、皆さんが、「自分は将来、絶対、絶対、幸せになりたい」という思いを持っていることを前提に話す。

 また、昔ばなしから始める。大砂漠を通るシルクロードの小さなオアシス集落に、一人の老人が座っていた。通りかかった旅人が、老人に尋ねた。

 「これから隣の街に行くのですが、どんな町ですか?」

 (老人は)「今までいた街は、お前にとってどんな町だった?」

 (旅人は)「たちの悪い人間が多くて、汚い街でした。」

 (老人はこう答えた。)「隣町は、たちの悪い人間が多い、汚い街だよ。」

 しばらくして、別の旅人が同じ方向からやってきて、尋ねました

「隣街はどんな街ですか」。

(老人は、)「今までいた街は、どんな町だった?」

 (旅人は、)にこやかに「親切な人が多くて、きれいな街でした。」

 (老人は)「なるほど、お前がそう思うなら、隣の街も親切な人が多い、きれいな町だよ」

 

 さて、皆さんにとって、佐倉南高校は、どんな街ですか。

 学校は、多面体です。普段どんなことを意識しているかで、答えは違ってくるでしょう。

 3年生は、これから、早い人は夏休み中、遅い人でも2学期に多くの人が、何らかの外部の面接を受ける。その時、必ず、こういうだろう。「佐倉南高校の○○です。本日はよろしくお願いいたします。」

 その時、「佐倉南高校の」に、どんな気持ちを込めることができるだろう? 「佐倉南高校で○○をがんばってきた」という気持ちを込められるか?  「あやふや」だったら、「どうせ」なんて気持ちだったら、幸せになんかなれない。

 

 「やった方がいいこと」を、できるだけ多く求めているのが学校です。

 それは、「やり抜く力」が身につくからです。「やり抜く力」が強い人は、「明日はきっとよくなる」という「運」だのみはしない。「明日はもっといい日にして見せる」「七転び八起」「将来は努力次第で、必ず良くなる」という信念をもっている。これは、生まれながらの才能より優れた「究極の能力」といわれている。

 3年生は、あと半年、2年生は1年半、1年生は2年半。決して今は、「マイナス」ではない。ありのままの今の自分を受け入れて、「どうせなら」「やったほうがいいこと」を増やして、卒業を迎えてほしい。それが、皆さんが、「幸せ」になれる力になります。

 

 もう一つ、お話とお願いがあります。

「佐倉南高校」本校のことです。本校は、4年後から、三部制定時制高校に移行することとなります。4年後ですので、皆さんの在学中は、下級生も含めて、今の全日制で学年制の高校として続きますので、安心して通ってください。

 また、4年後以降に移行する三部制高校というのは、朝から夜まで授業がある学校で、その中で4時間とか6時間を選ぶようになる学校です。部活動も工夫して、できるようにします。「佐倉南「佐南」の名称も変わりません。

 なぜ、この話をするかというと、中学生の中には、「佐南はもう募集しない」とか、「夜だけの学校になる」など勘違いしている人がいると聞いたからです。

 皆さんの後輩にも、このことを正確に伝えてほしいのです。

 夏休みに、中学校に訪問する人もいるでしょう。ぜひ、佐倉南の良さを宣伝してきてください。

 スカート短いままではだめですよ。中学校の先生はよく見て、そんな学校にはもう遅れないと言われます。よろしくお願いします。

  

 夏休みは、自分がどんなユニークな面を持った人間か、社会のどこで自分の力を発揮できるのか、考える良い機会です。

 皆さんが「希望」に出会える、夏になることを期待しています。

 

 2学期の始業式、元気に会えることを祈念します。 

 



12:06
2018/06/28

開かれた学校づくり委員会

| by ebihara-y

6/26(火)
 午後、本年度第一回開かれた学校づくり委員会を開催しました。地域や保護者、近隣の学校の方々から、本校の課題等の解決に向け、意見や評価をいただく機会となりました。学校の近況報告の後、
6限目の授業を参観していただき、登下校の様子等を含め、次のような感想をいただきました。

〇授業を受ける生徒の表情や姿勢が昨年度よりいい。板書が大きくきれいなものが多い。居眠りも少しいたが、生徒が課題に向き合いよくペンを動かしている。

〇廊下もきれいで、清掃が行き届いている。ロッカー等の整頓状況もいい。

〇登下校指導をしているが、南高生徒がよくあいさつしてくれる。

〇座学がずっーとなのは、大変。実技や動きがある授業は、生き生きしていると感じる。 

〇就職した卒業生が活躍している。通学路のマナー良くなった。自転車の乗り方は、まだ心配も多い。

〇職場で若い人を見ていると、「あいさつ」ができる人を育てることが大事と感じる。

3部制については、手探りの中とは思うが、現在の佐南スタイルができるだけなくならない形で移行してほしい。などでした。


地域の方々が、学校が落ち着いてきたとの実感をしていただいていることが確認できました。登下校の様子や課題もお伝えいただき、本校にとってありがたい機会となりました。 



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