校長室から
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2019/01/30

1/30 保護者会理事会

| by ebihara-y
 1/30(木)今年度第3回保護者会理事会が行われました。今年度事業の報告、来年度授業について等々が議題となりました。以下の挨拶をしました。
 
 大寒が過ぎ、来週になると立春を迎えます。本日は、御多用の中、本校に足を向けていただき有難うございます。また、日頃から、保護者会の皆様には、本校の教育活動に御支援いただいていること、感謝申し上げます。 
 学校の方は、3 年生は明日学年末考査が終わり、自宅学習期間となります。明後日には、新1 年を迎えるための前期選抜の願書受付が始まります。まとめの時期ということで、本日の議題も、事業報告や次年度の検討と伺っております。
 私の方からは、昨年末にお願いした学校評価の結果について、報告させていただきます。一つ一つは取り上げませんが、大切なことは、①まず、数字を実感できるかどうかということです。私の方は、例えば、問いの9「佐倉南に入学させて良かった」が83%→87→89です。生徒の同じ質問は、65→71→75。教員は、44→57→67と肯定率が上がっています。私は、今できるだけ、朝と帰りに外に出て、生徒に声をかけるようにしています。秋以降、自分から挨拶をしてくれる生徒が本当に増えたことを、この数値の裏付けととらえています。
 ②もう一つは、この数値を見て、今後どうしていくか考えることです。本校の場合、三部制への移行を踏まえてという難題とともに考えていかねばなりませんが。着実に準備を進めているところです。
 ③最後に3 つ目は、数値の背景を考えることです。もう一枚、新聞の切り抜きを持ってきました。中高生2 万人アンケートの結果というもので、「あなたが、平成後の時代に大切にしたい価値観はなんですか」と尋ねたもので、1 位が「平和」2位が「安全」3 位が「安心」で、穏やかな暮らしを望む傾向がうかがえた一方で、経済的な豊かさや社会的な進歩に関する言葉、「自由」「発展」「競争」は伸びなかった。と解説されています。今日、私の家の近くの駅で配られていた県議選を目指す方のリーフレットには、「生涯安心なまちづくりの実現」として、「安全」「福祉」「教育」を柱に書かれてありました。
 この保護者会の役割も、子供たちの安全、安心な生活と心豊かな成長という願いを実現のために保護者同士が協力することだと思います。私、今年度会長さんと、御一緒させていただいて、「PTA活動は、いろいろ新しいことに出会える、だからやっている。」とお話しされたのが印象的でした。すばらしいなと、思いました。今後とも、「無理なく、無駄なく、無関心でなく」本校の保護者会活動が継続していきますよう祈念して、ご挨拶といたします。
16:39
2019/01/07

3学期始業式

| by ebihara-y
1/7(月)

 本日は3 学期初めの日。ジェートヒーターをつけても底冷えが残る体育館でしたが、凛とした気持ちで始業式ができました。昨年に引き続き、今年もよろしくお願いいたします。以下の式辞を述べました。

 新年、おめでとうございます。それぞれの正月を新たな気持ちで迎えることができたと思います。
 冒頭に、3 年生3 人にプレゼンテーションの発表をしてもらいました。2学期末の終業式に引き続きて、なぜ、そんなことをしてもらったかということを、今日は話します。
 これからの世の中については、様々な表現はあります。私は、「多文化共生社会」という言葉を使っています。「異なる文化や習慣、様々な境遇を持った人々が共存していく」という意味です。これは、かっこよく聞こえますが、実際は大変で、実現には人々の努力が必要です。
 一方で、技術はもっと進んで便利になっているのはみなさん実感しているでしょう。AI(人工知能)という単語がその象徴ですが、その便利は、全体というよりは、パーソナルに向かっています。
 つまり、世の中は、一人一人の違いに合った便利を追求していこうといる。ただ、その便利の代わりには、人々が相手を認め合って、慮って、折り合いをつけていく努力が今まで以上に必要で、大変になっていくということです。
 
 そうしたプロセス必要になってくる力には、3つの力あると思います。
 一つは全体のルールを守ること。これは、皆さん承知だと思います。もう一つが、プレゼン力、相手に共鳴してもらえる力です。後の一つは、また今度にします。
 私は、10年ほど前から、ノートをつけています。聴いたこと、読んだことで、忘れたくないことを書き留めています。昨年のノートに、2年生から聞いた言葉が書いてあります。「一人一人が根拠をもって、表現できること」これは、修学旅行のバスガイドさんから、これからの皆さんに身に付けてほしい力として聞いた言葉だそうです。私は、とても共鳴しました。
 今日の発表を聴いて、プレゼンテーションって、「よどみなく、うまくしゃべること」ととらえてしまったとしたら、それは半分です。今日の発表は、確かに話し方も上手でした。これにもテクニックがあって、十分な練習と努力がありました。
 けれど、一番は内容なのです。この発表は、「地球規模で起きていることを、身近な生活レベルで落として、調べ、考えて、「自分で納得したことを」発信していました。自分たちの実感した学びが、説得力となっています。
 このような理由で、皆さんの前で、これから身につけるべき力のお手本をしてもらいました。
 昨年末の終業式では、「願いだけではなく、志を持とう」という話をしました。
 生徒の皆さんが、成長を実感できる年になるよう期待して、式辞とします。
10:53
2018/12/28

今年もお世話になりました

| by ebihara-y

12/28(金)
 教頭先生がまとめた学校評価アンケートの集計結果を確認しました。多くの項目で、昨年度を上回る結果でした。
 生徒に尋ねた「私は、佐倉南へ入学してよかったと思っている」には、「そう思う」「どちらかと言えばそう思う」という回答が75.7%でした。決して誇らしい数字ではありませんが、昨年度は71.5%、一昨年度は65.7%でしたので、着実に伸びています。
 ある学級担任の先生から、面談で、「私は中3 の時、○○高校を志望していたが、受験間際になって、学力的に厳しいので佐倉南を勧められ、受験した。合格したが、入学前は怖かった。なぜなら、まじめに授業を受けない人が多く、授業にならないと聞いていたから。でも、入学して授業中も落ち着いていて、心配していたようなことはなく、今は満足しています。」と話してくれた生徒がいたとのことでした。
 保護者に同様に尋ねた「子供を佐倉南に入学させてよかったと思っている」の肯定的回答は、89.6%(昨年度87.3%、一昨年度83.9%)でした。
 また、生徒には、「高校生活で希望に出会い、希望を育んで生活を送っている。(希望とは、「何葉を実現しようとする気持ちとそのための行動」と解釈してくださいとしました。)」という質問もしました。肯定的回答は、76.2%でした。
 
 中3 生は、受験勉強の最終コーナーですね。もし、本校への入学を勧められたら、心配せず受検してください。落ち着いた学びが期待できる学校です。
 
 今年も保護者の皆様、地域の皆様、学校関係者の皆様には、大変お世話になりました。
 新年は本校にとって、次の10 年の土台作りの年になります。今後とも、生徒が成長を実感できる学校づくりを目指してまいります。
 来年もよろしくお願いいたします。
16:49
2018/12/25

2学期終業式

| by ebihara-y

12/21(金)終業式を行い、以下の式辞を述べました。

 今日は2学期最後の日、振り返りの日です。さきほど、賞状を伝達した以外にも、野球部、サッカー部、ソフトテニス部、バドミントン部が地区大会を抜け、県大会に出場するなど、他の部活動を含めて活躍がありました。その他、学校行事や授業等で成長を実感した人も多いでしょう。
 3年生は多くの人が進路を決定し、卒業間近の生活を送っています。年明けに受験という人も少なからずいます。また、いろいろ悩んでいる人、進級・卒業が危ぶまれている人もいる。まだ、3か月あるという見方もできる。健康に留意してベストで臨んでほしいと願っています。
 今日は、こんな漢字を持ってきました。図画の「画」という字です。これは訓読みで、「はかる」「かぎる」と読みます。「かぎる」と読むと、「見限る」、「自ら終える」という意味になります。人間は、目標を立てて、自ら「画る」ことなくも生きたくても、どうしても「まあ、いいや」「このあたりで」と思いがちです。そこで、学校というところには、同年代の仲間がいて切磋琢磨する。また、叱咤激励してくれる先生がいます。
 11月ごろから、先生方は、校門での服装指導を強化しました。日に日に良くなりました。注意して直すという人は少なくなり、ちゃんとやって当然という人が、堂々としていることを感じます。何よりうれしいのは、「おはようございます」とあいさつをしてくれる人が、増えたことです。刺激に応える。これが先生と生徒の関係です。反抗でも、無視でもありません。正しく答えることは、皆さんを守ることにつながります。ルールを守ること、外見ではなく内面を磨く姿勢を見せることは、学生生活でとても大切な学びです。外見は簡単に飾ることができる。そして、それで満足してしまう人も多い。だから、内面を磨くために、制服があり、校則があるのです。画る(かぎる)ことなく、3学期も、先生方の刺激に応え、成長の姿を自ら見せることができる生徒であってほしいと願っています。

 さて、今日も、昔のお話をします。「地獄」というお話です。

 一人の男が夢を見ました。彼は死んでしまって遠い遠いところにいる夢です。
 「誰かいますか」と呼びかけると、白い服を着た人が出てきました。そして、「何かご希望ですか」と尋ねてきました。「何かもらうことはできますか」「あなたのご希望のものは何でも差し上げられます」「では、何か食べるものをもってきてください」「何を召し上がりますか?ご希望のものは何でもございます。」
 彼は食べたいものを運んでもらい、それを食べて眠りました。演劇を見たいとお願いすると、すぐに見せてもらえました。こうして、くり返し、くり返し、彼は望むものすべてを叶えられました。
 しかし、そのうち、彼はこうした生活に飽き飽きしてしまいました。そこで、白衣の人を呼び寄せて言いました。「私は何かをやってみたいのですが。」「申し訳ありません。それは、ここであなたに差し上げられない唯一のことなのです。」
 これを聞いた男は言いました。「私は吐き気がする。飽き飽きした。いっそのこと、私は地獄にいる方がましだ。」
 すると、白衣の人は叫びました。「一体、あなたは、どこにいるとお考えだったのですか。ここは、地獄です。」

 この話は「目標が簡単に叶うような世界は、天国でなく地獄です。」という教訓話です。話を聞いて、「私は、一つも願いがかなわない。」と思った人もいるかもしれません。しかし、「願いは自分で左右できない。」でも、「志は自分で左右できる」。
 お正月の初参り。ぜひ、「お願いでなく、努力すればできそうだが、実際にはなかなかできないことを目標にして、私は、○○する。」と神様や仏さまに意思表示してみてはいかがでしょうか。
 
 1月7日、胸に「志」を秘めた皆さんとお会いできることを楽しみにしております。
 以上、2学期終業式の式辞とします。
08:30
2018/12/04

多文化共生社会で大事な能力 …プレゼン力

| by ebihara-y
12/4(月)プレゼン力

 先生方との中間面接を行っており、2 名の先生方から授業での同様の取組を聴いた。
 1 年生の地理の授業では、授業のまとめとして、資料の読み取りや感想などを80字程度で表現させることに取り組んでいる。また、1,2 年の英語の授業では、質問(もちろん英語)に、一文ないし、二文で表現する学習に取り組んでいるそうだ。どちらもなかなか成果は簡単に出ないが、最初は単語だけだったものが、1文になり、接続詞を使って2文になっている生徒もいるとのこと。また、できるようになりたいと取り組む生徒も出てきたそうだ。努力が実を結ぶ取組になってほしい。
 世の中は、様々な表現はあるにせよ、「多文化共生社会」に向かって進んでいる。これは、紛れもない事実だろう。異なる文化(言語、宗教、習慣など)や、様々な境遇の多様な人々が折り合いをつけ、地域社会をつくっていく。理想は、かっこよく言えるが、実際は大変なことだ。
 こうした未来社会で生きるために重要な能力の一つが、プレゼンテーション力(プレゼン力)だ。先月、本校とさくら分校の生徒が、プレゼン力を発表する機会がいくつかあったので紹介する。

①東京情報大学でのプレゼン発表
 11/30(金)午後、情報コース2 年生全員が東京情報大学(高大連携校)で、修学旅行をテーマにプレゼンテーション大会を実施した。3~5 人一組で約5 分、情報を専攻している大学生(教職課程履修)相手にパワーポイントを使って行うもので、わかりやすい内容、見やすい資料、興味を持たせる話し方を追求し、工夫を凝らした発表が多かった。情報大のメディアホールをお借りしての大舞台であったが、時間をかけて練習すればここまでできることを証明する堂々としたものだった。情報コースでは、3 年生になってもプレゼン力を磨くカリキュラムが組まれており、2 年生の発表は3 年生が校内で行ったプレゼン大会に刺激を受けた成果とのこと。

②さくら分校の実習報告会
 11/30(金)午前中、さくら分校の生徒が、秋に実施した現場実習(就労体験)の様子を本校図書室で、生徒、保護者、教員向けに発表するというので見学させていただいた。各事業所での就労の様子を動画で見せながら、成功体験、課題、今後の方向性などについて、2 分間ほど、実習に行った生徒全員が発表するもので、1 年生では「あいさつや集中力」が目標だったものが、2 年生では「職場の方と積極的にコミュニケーションをとること」となるなど、一人一人の成長が実感できる内容で感心した。

③マレーシア派遣生徒の発表
 またまた、11/30(金)、今夏に実施した千葉県国際教育交流事業(マレーシア派遣)に参加した1,2 年生4 名が、本県高等学校歴史教育部会の生徒歴史研究発表大会において、現地での交流や体験の様子などを発表した。場所は、千葉県中央博物館講堂。この派遣プログラムでは、1 月に県庁で参加6 校の生徒が県の教育委員会幹部に対して、成果発表会をすることとなっている。今回は度胸試しとのこと。本校生徒代表として派遣したので、終業式でも発表の機会を用意します。

④植草学園 高校生プレゼンテーションコンテスト
 11/10(土)植草学園大学で行われた大会に情報コース3 年生3 名が出場し、200 名の聴衆を前に15 組中3 位相当の奨励賞を受賞した。「理想の共生社会をめざして~実現に向けていま私ができることとは」をテーマに競われたもの。私は修学旅行で直接見らなかったが、後日、本校の応接室で3 名に当日のままの発表をしてもらった。情報担当教諭の指導のもと、3 名で考えた「ピクトグラム」というテーマを練り、これまで磨いてきたプレゼン力の成果を発揮した見事な内容だった。
19:09
2018/11/27

啐啄同時

| by ebihara-y
11/27(火)修学旅行を終えて
 11月7日から3泊4日で、2学年は沖縄修学旅行に行ってきました。結団式では、修学旅行の意義や過去の行き先の変遷などというよくある通り一遍の話をしましたが、学年主任は、「感謝」という話をしてくれました。4日間とも天候に恵まれ、読谷村の民泊先のホスト家族やバスガイドさんらの暖かいもてなしから、自然にも人にも感謝の気持ちを持つことができた旅行となりました。
 私は、まる4日の間、本校の先生方と生徒のやり取り(「具合が悪い」、「忘れ物をしてしまった」、「○○さんとけんかした」「遅くまで起きていた」等々)を見守っていましたが、先生方が親身になって、生徒の心のひだを揺さぶるように指導している姿に、深く感謝の念を抱くばかりでした。
 以前訪問した滋賀県の高校では、校訓として、「啐啄同時(そったくどうじ)」を掲げていました。啐啄同時とは禅語で、鶏のひなが卵から産まれ出ようとするとき、殻の中から卵の殻をつつく音である「啐」、その時、すかさず親鳥が外から殻を啄(ついば)んで破る「啄」が同時であって、はじめて殻が破れて雛が生まれるという様子を示した言葉です。親鳥と雛のタイミングが合ったとき、はじめて雛がスムーズに生まれる。早すぎても、遅すぎてもダメ。「タイミングを見極めて、力を伸ばしていこう。」私たちの学校もそうありたいと感じました。
 修学旅行まで培った集団の力を、今後の進路実現に向けて発揮してほしいと思います。
 進路も団体戦です。
10:45
2018/11/03

中学校訪問

| by ebihara-y

11/2(金)中学校訪問

 現在、本校には、23市町村、73の中学校から生徒が入学しています。これは、多くの路線が集まる交通の要衝であるJR佐倉駅近くに立地していることから、長年続いているもので、高校という社交性や社会性を培う場としてふさわしい環境と考えております。

 9月から、生徒募集を兼ねてこれらの中学校を一つずつ訪問(全部は無理そうですが、40校は超えそうです。)しています。印西市の中学校での教頭経験があり、それなりに知っているつもりでしたが、各校を訪問し、校長先生方とお話しすることで、それぞれの中学校や学区の特色・課題をとらえることができました。また、本校の現状や三部制への移行について、理解をしていただく機会としています。

 このホームページに、中学校を訪問して配布している資料を掲載しました。①現在、ゆとりのある環境で落ち着いた学びができていること、②平成31年度入学生(現在の中3)向けの学校生活の特色、③今後の生徒募集、三部制への移行について、コンパクトにわかる内容としました。本校理解の一助になればと思います。


08:40
2018/10/12

特別支援学校との交流について

| by ebihara-y
10/12(金)

特別支援学校との交流について

 

9月は、多くの行事があり、本校に併設されている印旛特別支援学校さくら分校の生徒とともにする活動がたくさんありました。校内防災訓練、文化祭、体育祭、スケアードストレート交通安全教室、家庭科での和菓子づくり、さくら分校生徒によるパン販売など(今日は印旛特別支援学校の学校祭「いんば祭り」に生徒会の生徒が参加しています。)です。その度に、分校の先生から声をかけられます。「昨年度頃から集会での高校生の態度が良くなった。」「(今日の体育祭に)参加してよかったと分校の生徒が本当に喜んでいる。」「毎回、パン販売の量が増えている。」「共存していることで、(いい意味でも少し困った意味でも)互いに影響しあっているのがわかる。でも、それが自然な交流だと感じている。」などです。

先日、兵庫県にある高校と特別支援学校が併設された学校を見学してきました。校長は一人で、両校の先生が互いに兼務しているという学校でした。その学校では、「社会におけるノーマライゼイションの理念を進展させるための礎となる学校」を理念として掲げ、高校の実習科目を両校の生徒が年間通して学ぶ「共同の学び」や、高校1年生が必履修する学校設定科目「共生社会と人間」の学習などを通して、障害者や特別支援学校の生徒を「支援をする側」、「支援をされる側」という構図の中に置くのではなく、対等な関係性の中でとらえることが自然とできているというお話でした。

今後、本校においても、こうした学びを積極的に取り入れ、「佐倉南ならでは」の共生社会で生きるひとづくりができたらと強く感じました。


17:02
2018/10/12

大学推薦者への講話

| by ebihara-y
10/3(水)大学・短大に学校推薦で受験する生徒向けにあいさつをしました。以下、要約です。
 まずは、皆さんのここまでの努力を称えます。

 これから、面接・小論文等の試験があるところも多いと思います。また、合格しても、就学前教育がある学校も多いと聞いています。私からは、大学での学びについて、少しお話しします。

 皆さんは、どんな理由で、学部を選んだのだろう。「目指す職業があった」、「得意科目だった」などであろうか。

大学は、教育機関と同時に、研究機関です。大学の先生は、大学教官と同時に、研究者であることが、高校までとの大きな違いです。昨日、一昨日とノーベル医学・生理学賞(京大・本庶祐さん)のニュースが報道されています。その中で、「教科書を信じないこと」という言葉が、印象的に取り上げられています。研究とは、わからないことを追求することですから、研究者として当たり前の答えだと思います。(高校までは、教科書でまなぶ学びですね。)

そこで、みなさんに、面接練習の課題として、次の問いを投げかけます。

・あなたが志望する学部(専門分野)について、何が課題となっているか知っていますか。

・その学問は、世の中にどんな貢献をしようとしているか知っていますか?

大学での学びは、世の中にはまだ、わからないこと(できないこと)があって、わかる(できる)ようにしたい。そんな学びです。

なんとなく、興味があるだけではなく、こんなことをもっと知りたい(できるようになりたい)という自分なりの答え(自分の経験から実感した答え)をもって、是非面接に臨んでほしいと思います。そのために、シラバスなど研究しておくのも良いと思います。

以上、これからの健闘を期待します。



16:54
2018/09/11

就職指導講座

| by ebihara-y
9/5(水)
 3年生の就職指導講座の最終回があり、夏の企業説明会を経て、9月の就職試験に臨む3年生に激励の挨拶をしました。内容は激励にならなかったけど、卒業して働く人に私なりのエールを送りました。以下、要旨です。
 

 まず、夏休み中指導していただいた先生方、並びに受講した生徒諸君をねぎらいたいと思います。ご苦労様でした。また、今日は激励の挨拶ができること、とてもうれしく感じています。私から、3つほどお話しします。

 はじめは身内話です。私にはいとこが15人います。大学に行ったのは私一人だけです。いとこ同士で話をすると、私の序列は一番下になります。なぜなら、自分で稼いで生活できるようになったのが一番遅いからです。先生になっても、校長になっても全然偉くない。働いて、稼いで、家族を養って、税金を払っているが、評価の基準なので、一番長い人が評価されるんです。そんな中で育ちましたので、働く意思を決めている皆さんを目の前にすると、それだけで立派だなとたじろぐ気持ちがあります。皆さんは、これから働いて稼いでいく、今の自分の意思に強い自覚と自信を持って、試験に臨んでください。

 

私の高校時代のクラスにも就職した人が数人いました。卒業から3年ほどでクラス会を開き、担任の先生を呼んだのですが、その先生は就職した子とばっかり話していました。私たち大学組が、「先生、僕たちの話も聴いてほしい」というと、その先生は、「君たちは学生で、担任がまだいるんだからいいんだ。」と言って、取り合ってはくれませんでした。自分が高校の教員になって、その気持ちがわかりました。あれは、差別でなく、区別です。
 皆さんの担任の先生も同じ気持ちでないかな。○○先生は、今年は××に帰っていないよ。担任の先生や進路の先生へ感謝の気持ちを忘れないでください。

 

 私は、挨拶で「希望」という言葉を使います。君たちにも、希望という言葉の使い方を覚えてほしい。似た言葉に、「夢」がある。夢の方は、「スポーツ選手になる」「大金持ちになる」など、具体的です。「希望」は、もう少し広い意味の言葉です。こう使います。「夢」は叶わなかった。でも、ここまで努力してきて実力が付いた。だから、別の道を探して、頑張ってみよう。これが、「希望」です。皆さんには、つまづいたときでも、希望がある人生を歩んでほしい。一人で希望が持てなくなったとき、回りに人がいると助けてくれます。だから、この地域で、この学校で築いた仲間を大切にしてほしいと思います。困ったときは、助けてくれそうな所でうろうろするのも必要です。

 最後は、人生論になりましたが、「就職する自分に自覚と自信を持つ」「担任に感謝しなさい」「希望を失うな」ということを、就職試験に向かう君たちへのはなむけの言葉とします。


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