~ 多様な学びを包摂する“ひとつの卒業式” ~

保護者の皆様へ 

 本校は、令和4年度に全日制高校と夜間定時制高校の統合により、新たな三部制定時制高校として歩みをスタートしました。 以来、「多様な学びを包摂する学校」であることを教育理念の中核に据え、教育活動を実践してまいりました。

 生徒たちは、それぞれ異なる背景や事情を抱えながら本校に集い、一人ひとりの違いを前提として、相手の立場を理解し、認め合い、支え合う関わりを日常の中で育んできました。前を向いて学び続けてきたその姿こそが、定時制ならではの学びであり、本校が大切にしている「包摂」と「多様性」です。

 こうした理念のもと、本校では三部制定時制高校として一つの節目を迎える令和7年度の卒業式の在り方について検討を重ねてまいりました。

 その結果、午前部・午後部・夜間部それぞれの学びの歩みを尊重しながら、学校全体で卒業を祝う“ひとつの卒業式”として挙行することといたしました。具体的には、午前部と午後部は合同で運営し、夜間部については、生徒の生活実態や学びの時間帯に配慮し、独立した形で実施いたします。

 多様であることを前提に、それぞれの歩みを尊重しながら、同じ節目を共有する一体感を大切にしたい、その思いをこの卒業式に込めています。

 卒業式は、これまでの努力と成長をたたえ、次の一歩を社会へと送り出す大切な場です。本校で過ごした時間が、生徒たちにとって「ここにいてよかった」「学び直すことができた」と感じられるものであったなら、これ以上の喜びはありません。そしてそれは、地域にとっても大きな意味を持つものだと考えています。

  保護者の皆様におかれましては、これまでお子様を支え続けてこられた日々に、心より敬意を表します。多様な環境の中で学び続けてきたお子様の努力と成長を、ぜひ誇りに思っていただければ幸いです。

 本校教職員一同、卒業生一人一人の門出が、その人らしい未来へとつながるものとなるよう、心を込めて式典の準備を進めてまいります。

  今後とも、本校の教育活動へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

                                     

                                       校 長  後 藤 宜 夫