SSH スーパーサイエンスハイスクール
理数科ポスター
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは?

 文部科学省により指定され、指定校では各学校で作成した計画に基づき、
独自のカリキュラムによる授業の展開や、大学・研究機関等との連携による
授業、地域の特色を生かした課題研究など様々な取り組みを積極的に行い、
普段の高校生活では出会えない人との出会い、交流、研修による体験、発表
等を行います。

 SSHに指定された学校に対しては、国立研究開発法人科学技術振興機構
(JST)が活動推進に必要な支援を実施します。JSTは、学校に代わり
物品購入、研修・講師費用等の支払いを行うほか、発表会の企画運営や情報
提供等を行い、SSHの活動をサポートしています。

SSH活動掲示板

SSH活動報告

8月28日(金)に佐倉アクティブ「データサイエンス入門」が行われました。

 この講座は、総合コンサルタント企業アクセンチュア株式会社の社会貢献プロジェクトとして開講されました。参加したのは1年生の普通科13名、理数科3名の計16名です。内容は16名をパーク内のフード・商品・イベントの3つの部門に分け、データを分析しながら遊園地の再建計画を練るというものでした。夏休み中に事前学習として課題にも取り組みました。

  講座の1時間目は講座の概要や伸ばしたい能力などを確認し、個人作業として遊園地の各課題の要因仮説の優先度付けを行いました。複数の仮説の中から個々に優先度の高いものを選び、理由も踏まえてグループで共有して絞り込みを行いました。2時間目は検証方法の設定を行いました。様々なグラフの特長についてレクチャーを受け、グループで選んだ各仮説に対して用意された複数のグラフのどちらが分析に適しているのか、個々で考え、グループで共有し、分析の材料を揃えました。3時間目はデータの読み取りと施策の選択を行いました。グループごとに分担してグラフの読み取りを行い、ファミリー層・社会人シングル層・学生層など、どの層向けにどのような施策を用意すべきなのかを話し合いました。最後の4時間目は分析・考察結果を合わせて、パークごとに提案施策を発表しました。グループごとに発表前の確認や準備を行い、論理的にプレゼンテーションを組み立てながら発表を行いました。客層や客単価、レストランやショップの利用率、性別や世代ごとの客が求める要素など、たくさんの項目を客観的に考えた上でプレゼンテーションを行うことができました。

 講座の最後にどちらのパークがより売り上げを伸ばすことができたのか、シミュレーションの結果発表があり、どの選択や議論に差が出る要因があったのかも発表されました。 生徒たちは客観的なデータをどのように組み合わせればより説得力のあるプレゼンテーションになるかを考え、積極的にグループ討議やプレゼンテーションに取り組んでいました。

 

8月25日(火)~27日(木)に、千葉県鴨川市の内浦山県民の森でサイエンスツアー野外実習を実施しました。

サイエンスツアーは8月25日(火)~8月27日(木)の2泊3日で実施され、1年生理数科39名・普通科6名、2年生普通科1名の計46名が参加しました。

1日目は佐倉高校から内浦山県民の森まで移動後、斜面林に入り、班ごとに森林調査実習を行いました。1辺が7mのコドラートを作成し、コドラート内の樹木に番号をつけ、位置(座標)、樹種、樹高、胸高直径などを測定しました。また、平らな岩盤でできた川底を観察し、その成因を考察しました。午後は、急斜面を登ってモミ遺存林を観察しました。そこに行かないと見られない実物に触れることは、大変貴重な経験となりました。夕食後の学習会では、森林調査実習の結果を樹冠投影図や植生断面図として、班ごとに模造紙にまとめました。

 2日目の午前は地学実習で、奥谷林道を妙法生寺まで歩きながら、林道沿いの露頭で三浦層群天津層の地層観察を行いました。堆積構造や断層を観察・スケッチするとともに、地層の傾斜と露頭の湿り具合の関係などを考察しました。昼食は妙法生寺の境内を利用させていただきました。午後は生物実習で、ブナ科、クスノキ科、ツバキ科、トウダイグサ科などの植物について、葉の特徴を捉えながら観察を行いました。夕食後の地学分野の学習会では、日本列島や千葉県の成り立ちについて学習しました。その後は午後の生物実習をもとにして、葉から植物の種類を判断する「葉っぱテスト」が行われました。

3日目は千葉大学海洋バイオシステム研究センターで海岸実習を行いました。各自海岸からイボニシを採取し、イボニシの中腸線に含まれる色素を用いて、ジブロモインジゴが太陽の紫外線によって黄色から紫色に変化する様子を観察しました。昼食後は鴨川青年の家へ移動し、千葉県の天然記念物にも指定されている枕状溶岩の観察を行いました。

 

8月21日(金)に、国際医療福祉大学成田キャンパスにて佐倉アクティブ「医療体験講座」が開講されました。

始めに、事務部の大山様より国際医療福祉大学についてご説明いただきました。次に、看護学部の中山先生と安齋先生から、「仮想病室に潜む危険を探そう!」という表題で体験授業を行なっていただきました。生徒たちは、実際に仮想病室を見ながら、患者さんの安全を確保するためにどこが問題かを熱心に探していました。

続いて、臨床検査学科の小林先生と米根先生による血中ブドウ糖の測定実習を体験させていただきました。検査で利用するマイクロピペットや分光光度計の原理や使用方法を丁寧に説明してくださり、参加した生徒全員は楽しそうに取り組んでいました。

後半は医学科の矢島先生より、「法医学」に関する講義を行なっていただきました。言葉は聞いたことがあっても、実際はどのようなことを行なう分野なのか分からない生徒が多かったですが、講義に参加したことで、法医学の意義や必要性を理解したようでした。最後にシミュレーションセンター(SCOPE)見学も行い、最新の医療機器や設備を見ることができました。この講座を通して、生徒たちは医療の現場や医療系学部に一段と興味を持ったようです。

7月25日(土)に佐倉アクティブ「東大・小石川植物園で樹木と向き合う」を実施しました。

7月25日(土)、JR水道橋駅集合、猛暑。神田川を見下ろし東京ドームを過ぎて、昭和が漂う商店街を抜けると、なんとも広大な緑のオアシス、小石川植物園があります。道中には数々の街路樹が見られ、植物としっかり向き合おうという25名の参加生徒は、炎天下に街路樹の物語を喋り倒す生物科・石島の話を熱心にメモしながら、じっくり40分かけて植物園へたどり着きました。植物園の正式名称は東京大学大学院理学系研究科附属植物園。340余年前に開園した幕府の薬草園が母体の日本最古の植物園です。園内に入り最初に語るのはケンポナシの話。その和名に刻まれた病者差別の歴史から植物との対話はスタートします。教科書にも載る精子発見のソテツを前に池野成一郎の先見の明に触れ、メンデルが品種改良に熱中したブドウの原木をオーストリアに里帰りさせた話や、ニュートンのリンゴを多くの小学校に挿し木したいという情熱がマイクロプロパゲーションにつながった逸話などを紹介しました。平瀬作五郎が努力の末に精子を見つけたイチョウの大木、全国の街路樹の原木となったモミジバスズカケノキの巨木は、いずれも巍々堂々として尊高、百年の記憶に触れ感動ひとしおです。ヌマスギの気根がにょきにょきと立ち上がる奇妙な光景を見たあと、最後にバショウを皆で見上げながら単子葉類のボディデザインと生存戦略を学習しました。白山の町並みを抜けて東大キャンパスまで歩き、学生食堂にて昼食。大講堂(安田講堂)で記念写真を撮り、解剖学教室の標本、上野教授と忠犬ハチ公が天国で出逢う銅像やハチ公の臓器液浸標本を見学。御殿下に生えるイヌビワを見ながら解説した絶対送粉共生系の話で本日の学習は終了、最後に緑深い育徳園心字池(三四郎池)へ降りて蝉時雨の池畔を散策しました。薬、医、経済、図書館を通り、法文のゴシック風アーケードをくぐり、本日のまとめをして正門で解散しました。有名な赤門は耐震工事中でしたが、仮囲いには実物大の絵が描かれていて、むしろ迫力がありました。

8月4日~6日、神戸国際展示場にて開催された「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」で、本校生徒が上位12校の代表校に選出され、奨励賞を受賞しました。

8月4日~6日、神戸国際展示場で「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会」が開催されました。全国のSSH指定校・経験校合わせて239校の代表生徒が、日頃の研究成果を発表する国内最大級の科学研究発表会です。
5日は、理数科3年の宮本 陽菜さん・大﨑 叶さんが、「オカダンゴムシの乗り越え行動で見られた左右の触角を使い分けた行動選択」の演題でポスター発表を行いました。審査の結果、代表校12校の1校に選出され、6日に行われた全体会の大舞台で口頭発表に挑みました。
6日の発表でも、地道な実験の積み重ねから見出した「驚くべき発見」と、そこから考察されることを堂々と発表することができました。その結果、奨励賞を受賞し、さらに奨励賞8校の中で本校がその代表に選ばれ、ステージ上で賞状を受け取りました。
この「驚くべき発見」の内容については、また別の機会に発表したいと考えています。応援いただいた皆様、ありがとうございました。

文部科学省の報道発表

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/mext_01670.html