大多喜高校の活動の様子

2025年3月の記事一覧

離退任式

令和6年度末の人事異動で転退職される先生方を送別する離退任式が行われました。本日は9名の先生方がご出席いただきました。これまで本校のためにご尽力いただきありがとうございました。新天地でのご活躍をお祈りしております。

終業式・賞状伝達式

【終業式】令和6年度 第3学期 終業式 校長 講話

 「春分の日」も過ぎ、朝の明けるのが早くなりました。

本日を以って、令和6年度が修了します。この1年間を振り返り、それぞれ納得のいく学校生活が送れたでしょうか。勉強や部活動に一人ひとり全力で取り組んでくれたと思います。節目を迎え、各自でこの1年の自己評価を行い、次年度に繋げてください。

今日は、「科学的に根拠のある効果の高い勉強法」について話しをします。話しを聞きながら自分のこれまでの学習方法と比較してみてください。「科学的根拠に基づく」とは、心理学や脳科学の研究によって得られた客観的な証拠に基づいていることを意味します。〇一つ目は、記憶についてです。「記憶すること」は学習の基本です。暗記は重要ではないと言われているようですが、効果的な学習は、記憶することから始まります。情報を記憶できなければ理解や応用もできないからです。学習における認知の過程は6段階あり、その過程は、記憶→理解→応用→分析→評価→創造 のサイクルです。例えば、かけ算九九の覚え方があります。拍子を付けて覚えましたよね。二の段、三の段と徐々に暗記し、つまり記憶ですね。その理屈を理解する。丁度九九を覚えたの頃、私は病院の待合室に掲示してあるカレンダーずっと見ていて、一週間のまとまりは、七の倍数であることに気づき、大発見のように驚愕したことを覚えています。当たり前のことですよね。九九を理解したつもりで、カレンダーに応用したら、七を加えた数であると分析し興奮したのです。(記憶→理解→応用→分析→評価→創造)「暗記は重要」です。今、私が話しているこの体験は認知過程の評価‐創造に繋がるのかもしれません。〇二つ目は、「自己認知」です。「自分は未だここが解ってないな」「ここは大分理解できたと思う」など、自分の学習を客観的に評価する自己への説明です。「自分の認知についての認知」メタ認知ともいいますが、自分の思考や学習状態を客観的に見つめる自己認知は学習において、非常に重要です。 先日、メジャーリーグの開幕戦が日本でありました。1回表、先頭・大谷翔平選手の第1打席。カブスの今永投手は1球目に真ん中高めに149キロのストレートを投げました。大谷選手は、見送ってワンストライクを取られます。私はそれを見て、「なんだ、打たないのか」と思いました。なぜならこれまでの大谷選手は、1球目のストライクを狙いすまして打つことが多かったからです。「へぇー珍しいな」と思いました。試合後のインタビューで、大谷選手は、「打撃で緊張することはあまりないが、1打席目は珍しく緊張している感じがあった」と言っています。翌日第2戦の第1打席目は1球目の初球を振り、大きな当たりでしたがフェンス手前のレフトフライでした。「いつもの大谷選手だな」と思いました。そして、その後の第3打席では、初ホームランを打っています。開幕初戦で「緊張することはあまりないが、珍しく緊張している」自分を認知し、直ぐに修正し、翌日、ホームランの結果を出すというのは、優秀なアスリートも「自己認知力」に秀でている証だと思います。

〇最後は、学ぶために決定的に重要な勉強法についてです。それは「勉強したことや覚えたいことを能動的に思い出し、記憶から引き出すこと」です。思い出す作業、アウトプットすることこそが記憶を長期に定着させる効果的な勉強法だということが分かっています。その一つの方法として「ブツブツつぶやいて教えるふりをしながら紙に書きだす勉強法」を挙げます。英単語や教科書にある覚えたい情報について読んだ後、その情報を見ないで、覚えたい内容を白い紙につぶやきながらできるだけ書き出していく。ポイントは元の情報を見ずに、記憶の手がかりがない状態で頑張って記憶から引き出す作業を繰り返すというものです。教員基礎コースの生徒は体験実習で経験があると思いますが、誰かに教えるということも情報の整理や記憶の定着を促す効果が確かめられています。

効果の高い勉強法について

〇記憶することは学習の基本である

〇学習状態を客観的に見つめる自己認知

〇覚えたいことを能動的に引き出す勉強法 これら3つについて話しをしました。

「学問に王道なし」と言うように、楽をして成績は上がりません。しかし、これまでの自分の学習スタイルをこの3つの側面に照らし、見直すヒントとすれば、教科授業に臨む姿勢や大高探究で学んだ思考ツール、教員基礎コースの学習等が更に主体的に取り組め、成績上昇の一因となるのではないでしょうか。

終業式にあたり、一人ひとり自らの1年を省みて、心機一転、4月から始まる新年度に備えてください。

 

【賞状伝達式】多くの生徒が表彰されました。

まちづくりセミナー~大多喜町の新たな魅力づくりを考える~

 大多喜町役場でまちづくりセミナーに参加しました。今回で2回目の参加になりますが、今年は3月に卒業した3名がパネリストとして参加しました。これまでの探究学習の成果をもとに、若者の視点からまちづくりについて話し合いをしました。最後は元文化財鑑査官の苅谷先生から講評をいただきました。町民の方や本校卒業生の方々と有意義な話し合いの機会となりました。

入学許可候補者説明会

 入学許可候補者説明会が行われました。教務部からは授業の取組や考査・評価、単位の履修と習得について、生徒指導部からは、学校生活のルール(校則)、交通安全、特別指導などについて、進路指導部からは自分の進路実現に向けての取組の大切さなどについて説明がありました。また、教員基礎コース、保健関係、合理的な配慮などについても説明がありました。4月8日の入学式までの時間を有意義に過ごし、備えを万全にしてください。

進路報告会

 卒業生を講師に迎え、大学・短大・専門学校・就職の各分野に分かれて、進路決定についてや学習方法、合格理由の分析など話をしてもらいました。在校生は自分の進路希望に応じて、2講座を聞きました。学校生活を振り返り、様々な貴重なアドバイスをもらいました。