【大高探究】による人づくり・地域づくり(概要)

1.背景と課題

本校は、基礎学力の定着と大学進学を見据えた教育体制が整う一方で、以下の資質・能力の育成に課題が見られました。

 ・生徒の論理的思考力・自己表現力
 ・地域課題への関心や主体性
 ・挑戦的に行動する姿勢

また、大多喜町および夷隅地域では、少子高齢化や産業の担い手不足など、持続可能な地域づくりに向けた課題が顕在化しています。

これらの学校課題・地域課題を同時に解決する取組として、地域・大学・企業等と連携した探究的学習「大高探究」を全校的に導入しました。

 

【大高探究】による人づくり・地域づくり(概要)②

2.大高探究の目的

地域・大学・企業等と連携した「総合的な探究の時間」を核とし、以下の二つを柱に教育活動を展開します。

(1)人づくり(人材育成)

 ・課題発見・課題解決・自己表現能力の体系的育成
 ・地域・社会を理解し、グローバルな視点も踏まえて主体的に行動できる生徒の育成
 ・高大接続や大学進学後につながる探究的学力の育成


(2)地域づくり(地域貢献)

 ・地域と協働した学びを通じた、持続可能な地域づくりへの参画
 ・高校を核とした地域教育ネットワークの形成
 ・若者の地域理解・定着意識の醸成

 

【大高探究】による人づくり・地域づくり(概要)③

3.大高探究の構成と発展性

■ 大高探究Ⅰ(1年次・1単位)

 目的:探究の基礎力育成と地域理解

  ・大学教員等による探究・プレゼンに関する講演
  ・地域・大学・企業からの出前授業
  ・グループによるテーマ設定、フィールドワーク
  ・ポスターセッションによる成果発表

  → 地域を知り、興味を持ち、課題を考える段階

■ 大高探究Ⅱ(2・3年次・各1単位)

 目的:探究の深化と社会実装

  ・継続研究・新規研究の双方に対応
  ・SDGsを踏まえた地域課題研究
  ・地域・町議会への政策提言、成果物の実行
  ・論文・報告集による成果の可視化

  → 「提案できる研究」から「実行できる研究」への発展

 

【大高探究】による人づくり・地域づくり(概要)④

4.教育的効果・期待される成果

 ・生徒の主体性・表現力・課題解決力の向上
 ・キャリア形成・進路意識の早期化と明確化
 ・地域課題への理解と、地域参画意識の醸成
 ・高校と地域・大学・行政との連携強化
 ・地域に根ざした特色ある学校づくりの推進

 

5.位置づけ

本取組は、以下を具体的に実現するモデルであり、高校が地域の知的・教育的拠点となることを目指すものでもあります。

 ・新学習指導要領における「総合的な探究の時間」
 ・カリキュラム・マネジメント
 ・地域連携、高大接続

 

各教科・科目との連携

探究活動と各教科・科目の連携

 本校ではカリキュラムマネジメントの視点から生徒に身につけさせたい能力を「課題発見・課題解決・自己表現能力」としています。これらを効果的に育成するためには全職員による共有と、学校教育活動全体での育成、中でも各教科・科目において意識し、授業を展開していく必要があると考えています。その指導内容を以下に掲載します。(一部を紹介)

育成したい力を意識した授業.pdf