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大高探究

大高探究
2020/01/17

【大高探究】について

| by 作成者
【大(  だい)高探究(こうたんきゅう)】による人づくり・地域づくり

1.はじめに

 本校は大多喜城の懐に抱かれ、120年の長い歴史と落ち着いた雰囲気を持つ県央・県南地域屈指の伝統校です。生徒は真面目で礼儀正しく、何事にもひた向きに取り組み、与えられた課題や知識技能の習得には着実に取り組んでいます。学習意欲も高く、授業は基礎学力の定着に主眼を置きつつも、増単位類型(各年次3単位増)の教育課程を編成し、国公立や難関大学進学希望者の学力向上に努めるとともに、放課後や夏季・冬季休業中の通年課外授業など、それぞれの学力や進路希望に応じたきめの細かい指導を学校全体で行っています。また、2つの大学と高大連携協定を結んでおり、生徒の学ぶ意欲を高める教育環境も整備されています。

 地域には豊かな自然が広がり、さらに大多喜城をはじめ歴史的な文化遺産が数多く残されています。主な産業は漁業、農林業や観光業ですが、多様で特色のある企業も多く存在しています。豊かな自然、食、伝統文化、歴史、産業、彩あふれる地域です。

 一方で、長年にわたり町の経済を支えてきた農林業は後継者不足など多くの課題を抱えています。加えて、近年は都市部への人口流出や少子高齢化などにより、町勢の衰退が懸念されています。

本校と地域との関係は良好で、特に地元大多喜町では町の総合計画の中に「県立高校の魅力アップへの支援」を盛り込むなど、町を挙げた支援が展開されています。

 

 このような状況の中、本校生徒には次のような課題があると考えています。

・本校生徒は論理的に考えて自分の意見を整理することや、周囲の中で自分の考えを表現する力については課題がある。
・大多喜町や地域の抱えている課題への興味関心は低く、積極的に地域の教育活動やボランティア活動に参加する生徒は少ない。
・地域性や落ち着いた環境からか現状に安住する傾向が見られる。失敗を恐れずチャレンジすることや、より高みを目指そうと意欲を持つ生徒を一人でも増やしていきたい。

 そこで、令和元年度入学生から地元大多喜町のご協力を得て、大多喜町及びこの地域に在住する企業や研究機関、本校の連携協定を締結している2つの大学、地元小・中学校等とコンソーシアムを構築し、総合的な探究の時間に地域と協働した探究的な学習活動「大高(ダイコウ)探究Ⅰ」(1年次・1単位)を研究・開発し、導入しています。今後、「大高探究Ⅱ」(23年次・各1単位)の研究開発にも取組、令和3年度までの3年間で「大高探究」の完成をします。

大高探究では次のことを目指しています。

「人づくり」(人材育成)

・急激に変化するこれからの社会を力強く生き抜くために必要な能力(課題発見・課題解決・自己表現能力)を身につけ、社会の様々なフィールドで活躍できる人材を育成する。

・自分たちの国や地域のことをよく知ったうえで、課題や良さを見つけて発信したり、グローバルな視点を取り入れた地域課題の解決策を創出し、主体的に行動できる人材を育成する。

「地域づくり」(地域貢献)

・地域と協働する学びの展開や、課題解決に向けた様々な実践等をとおして、郷土「大多喜」を中心とする夷隅地域の持続可能な地域づくりに積極的に関わる。

・学びの機会を学校内だけでなく、社会の中でネットワーク化し、地域の創生に関心を持つ幅広い年代の人たちとの交流を広げていくことで、地域の教育拠点として大多喜高校を核とした豊かな地域文化を築いていく。

 大高探究によって、本校生徒に次のような能力や態度を育成できると考えています。
・探究活動をとおして、論理的な思考力を身につけるとともにコミュニケーション能力が向上し、周囲に自分の考えを発信できるようになる。
・地域の課題を解決するためには、自ら動き、選択し、実行することが大切であると気付き自主的に地域の活動に参加するようになるとともに地域の一員として地域の発展に貢献しようとする意識が高まる。

・探究活動等での体験を踏まえて、自分の興味関心や得意不得意、価値観など自分自身を理解する力が高まり、自己実現に向けた取り組みが早期から図られるようになる。

2.大高探究概念図

3.大高探究の内容
(1)大高探究Ⅰ【1年次 1単位】
 大高探究Ⅰでは地域と協働的な学習を展開し「地域を知り、地域に興味を持ち、地域の課題を考える」大高生を育てるとともに、それらの過程をとおして、探究活動に必要な基礎的なスキル(課題発見、フィールドワークの進め方、プレゼンテーション技術等)の習得を目指します。

○概要

 ・課題発見、フィールドワークの進め方、プレゼンテーション技術等については、大学等より外部講師を招き、指導を行う。

 ・連携機関(コンソーシアム)による出前授業を実施する。
 ・生徒は、個人若しくは共通の興味・関心を持つ生徒でグループをつくり、テーマを設定し、協働して研究を進める。
 ・現地視察、聞き取り等フィールドワークを実施する。
 ・成果をまとめ、発表会を行う。(ポスターセッション、口頭発表)
 ・教員は出前授業実施者及びコンソーシアムとの連携し、コンソーシアム交流会(年2回、出前授業時及び成果発表会時)等を行うことで探究活動の質を高める支援を行う。
 ・グループごと担当教員を配置し、生徒の主体的取り組みを促す支援を行う。

  4月 オリエンテーション

  5月 GW期間中の課題及び自己評価(ルーブリック)

(一人一人が日ごろ何気なく興味関心を持っていることの中からテーマを決めて、調べたり、考察したことをA4サイズ1枚のレポートにまとめ発表)

  6月 探究活動に関する講演 66日(56限)

「探究活動に必要なこと」講師 梅澤貴典氏(中央大学職員) 

  7月 コンソーシアムによる出前授業の実施

     テーマ決定・グループ分け

  8月 フィールドワーク・研究活動

  9月 プレゼンテーション・自己表現に関する講演 95日(56限)

「インパクトのある発表の作り方を考えよう」

講師:ガイタニディス・ヤニス氏(千葉大学国際教養学部教員)
  10月 発表準備(発表準備)
  11月ポスターセッション(中間発表)119日(土)公開
   1月ポスターセッション(成果発表会)116日(木)公開


今年度の様子は左の大高探究Ⅰ日誌にもあります。

(2)大高探究Ⅱ【2・3年次 2単位】

   ~令和2年度からの取組~(研究開発中)

 令和2年度の2年生を対象に「大高探究Ⅱ」の研究開発を行います。「大高探究Ⅰ」において、多くの生徒が地域を知り、地域のことに興味を持つことができたと感じています。また、2年次における探究活動では、1年次の継続研究を希望する個人やチームと、新たなテーマへの挑戦を希望する個人がいることがわかっています。(アンケート結果参照)
 「大高探究Ⅱ」では情報の収集、仮説の立案、研究の計画、調査・実験、分析、検証、発表、共有という課題研究の手法を学び、課題発見・解決能力、自己表現能力を総合的に育成するとともに、以下の2つの研究開発を目指していきます。

 ・【提案できる研究】

 大多喜町及び周辺の地域課題の解決策や地域創生に係る取り組みを提案する。(2年次1月)

・【実行できる研究】

 地域の課題解決策の「町議会」への提言や、地域創生の成果物(プラン)を具現化する。3年次7月)

 ○概要

 A:1年次の継続研究を希望する個人やチームへの対応

  4月~

  ・各チームは研究開発及び活動計画書(開発中)を作成する。
  ・学校は担当教諭を配置し、上記計画書をとおして、研究開発の助言を行うとともに必要に応じてコンソーシアムを訪問させるなど、生徒の主体的な取り組みとなるよう工夫する。
  ・各チームはテーマの妥当性、提案内容の具現性、比較研究、分析、検証などの研究開発の手法などについて、調査・研究を重ねる。

 B:新たなテーマに挑戦する個人やチームへの対応

  4月

  ・SDGsを参考に、自分自身の興味関心の高いテーマについて調べ、レポート(開発中)を作成する。
  ・学校は、レポート内容を基にテーマ別協議会を設置する。その際、可能な限り地域課題の解決や地域創生プランの開発に係るテーマを設定できるよう配慮する。
  ・生徒は共通の興味・関心を持つ生徒でグループをつくり、テーマを設定し、協働して研究を進める。クラスを超えたグループの編成も可能とする。

5月~

・上記Aと同様の活動を展開する。新たに研究するグループは必要に応じて大高探究Ⅰ(1年次)で実施する出前授業を受講する。

 AB共通

  6月~

  ・課題研究に必要な基本的な手法等については、大学等より外部講師を招き、指導を行う。

  ・各チームはコンソーシアムや地域住民との交流をとおして、試行錯誤しながら課題解決に向けた研究活動を実施する。

  ・学校とコンソーシアムは長期休業中だけでなく、課業中もフィールドワーク等実地調査等を実施できるようにする。

  ・学校は研究機関や、大学(連携する2校以外)における生徒の研究活動を積極的に取り入れるなど、研究の学問的な裏づけや質を高める取組を促す。

  ・学校は定期的に研究開発及び活動計画書(開発中)を確認する。
  ・秋の各種成果発表会への積極的な参加を促す。

  9月~

  ・ポスターセッション、又は、パワーポイントによるプレゼンテーションによる発表の準備を行う。
  ・各種成果発表会に積極的に参加する。

  12月

  ・成果発表会を行う。(本校体育館)

  ・教員は出前授業実施者及びコンソーシアムとコンソーシアム交流会(成果発表時)を行い、成果の検証及び次年度事業への反映を図る。

  2月

  (成果発表会を受け)

  ・実現可能性の高い地域解決策の「町議会」への提言を図る。

  ・優秀な地域創生アイデアの地域の関係各所への売り込み(共同開発)を図る。

  3月~7月(3年次)

  ・採択されたチームは実現化に向け、関係機関と協議を進める。

  ・生徒は、3年の1学期を目途に個人で研究成果を論文やポスターにまとめ、報告集を作成する。

  ・3年次の2学期以降は進路志望に応じた探究活動に移行する。

4.探究活動と各教科・科目の連携

 本校ではカリキュラムマネジメントの視点から生徒に身につけさせたい能力を「課題発見・課題解決・自己表現能力」としている。これらを効果的に育成するためには全職員による共有と、学校教育活動全体での育成、中でも各教科・科目において意識し、意思のある授業を展開していく必要があると考えている。その指導内容を以下に掲載する。(一部を紹介)なお、指導内容はシラバスに記載する。

 【大高探究】と各教科・科目との連携
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