
校長挨拶『専門高校・専門学科で学ぶ』
本校は、明治39年(1906年)、八生(はぶ)村立八生実業補習校として地域の方々の御尽力と御支援により実学精神を基本理念に創立され、以来、八生村立八生農学校、印旛郡立八生農学校、千葉県立八生農業高等学校、千葉県立成田農業高等学校、千葉県立成田園芸高等学校等と変遷し、平成8年に千葉県立成田西陵高等学校と校名を変え今日に至っています。今年度は、創立110年を越える歴史と伝統のある専門高校です。
学科構成は、農業(園芸科、土木造園科、食品科学科)、商業(情報処理科)の4学科からなり、園芸科のみ2クラス、それ以外の学科は学年1クラス編成、各学年5学級、全校で15学級となっています。
成田西陵高校は、県立高等学校通学区域における第4学区(成田市、佐倉市、四街道市、八街市、印西市、白井市、富里市、栄町、酒々井町)にある全日制の専門学科(農業、商業)のみからなる専門高校です。千葉県は、県内を9つの学区に分け、全日制の課程普通科では、入学者選抜(入試)において、志願可能な学区を定めていますが、専門学科は、すべての学区から志願することができます。
成田西陵高校を知っていただくために、先ずは、教育課程表を見ていただき(できれば普通科の高校と較べて)、およそ40%の専門に関する学びがあることを確かめてください。その学びの多くが実験・実習・演習を伴う体験的な学びであることがわかることと思います。また、高校には様々なタイプがあり、大きくは全日制・定時制・通信制があり、全日制の中には、普通科、専門学科(農業、商業、工業、水産、家庭、看護・福祉、その他(情報、理数、体育、外国語、国際、芸術等))、総合学科があります。いろいろなタイプの多種多様な高校で行う教育は、高等学校学習指導要領や第3期千葉県教育振興基本計画「次世代へ光り輝く『教育立県ちば』プラン」等に基づき、「主体的・対話的で深い学び」を実現させ、キャリア教育の充実により「確かな学力」「豊かな心」「健やかな体」を育むことです。さらに「地域とともに歩む学校づくり」を一層すすめることで、「生きる力」を育成するという共通の目標を持っています。
夢は見るものではなく、叶えるものです。教職員がチーム一丸となって、生徒一人一人の夢の実現を応援していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
千葉県立成田西陵高等学校長 菊屋 泰男