校長挨拶

 千葉県立成田国際高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 本校は、昭和50年に地元の方々からの期待と要望に応え、成田市内初の県立普通高校である成田西高等学校として開校しました。その後、昭和62年に専門学科として、県内公立高校初の英語科が設置され、平成4年には国際教養科が設置されるとともに成田国際高等学校と改称しました。平成18年には英語科と国際教養科を統合し、国際科を設置するとともに2期制及び単位制を導入しました。

 現在、学年あたり普通科5学級・国際科3学級の8学級となっており、3学年で24学級、生徒数約950名であり、男女比は学校全体でおおよそ男子35%、女子65%となっています。「真摯(sincerity)・創造(creativity)・友愛(friendship)」の校訓の下、生徒たちは何事にも全力で取り組んでいます。

 本校の教育活動の特色として、外国語教育・国際教育の分野で常に先進的な取組を行ってきたことが挙げられます。そのいくつかを記すと、平成14年度から16年度には、文部科学省の事業であるスーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクール(SELHi)の指定を受け、コミュニケーション能力の育成を重視したカリキュラム開発を行いました。さらに、平成27年度から令和元年度にかけては、スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)の指定を文部科学省から受け、社会課題に対する関心と深い教養、コミュニケーション能力、課題解決力等の国際的素養を身に付けた、国際的に活躍できる「グローバル・リーダー」の育成に努めて参りました。また、海外に5校の姉妹校があり、コロナ禍にあってもオンラインによる交流を続けてきました。令和5年3月には、アメリカの姉妹校を生徒15名・引率教員3名が訪問し交流を深めて帰国しており、現在は、8月の韓国姉妹校訪問をはじめとして、コロナ禍以前同様の国際交流を実施できるよう検討・準備を進めています。

 例年、スピーチコンテストや部活動等での生徒たちの活躍もめざましく、昨年度は筝曲部が全国高校総合文化祭(全国大会)に出場し、少林寺拳法部・陸上競技部が関東大会に出場しています。本年度も、現在のところ、筝曲部が全国高校総合文化祭への、少林寺拳法部が全国大会・関東大会への出場が決定しており、多くの生徒が日ごろの学習や練習の成果を校内外で発揮しています。

 また、PTA、本校同窓会である雄飛会及び元PTAの方々から成る後援会からは様々な形の支援により、本校の教育活動を応援していただいております。

5月8日からは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類から5類に移行され、日常生活・学校生活が多くの点でコロナ禍以前に戻りますが、引き続き安心・安全な学校生活が送れるよう努力して参ります。生徒たちも「楽しくなければナリコクじゃない!」を合言葉に、すべての活動のギアを1段高めていくことと思います。その成果を本ホームページでご覧いただき、本校へのより一層のご理解・ご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

                                     令和5年5月2日

                                                        千葉県立成田国際高等学校長

                                                              福 水 勝 利

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