SGH中間評価

 平成29年9月29日(金)に文部科学省から平成27年度SGH指定校の中間評価
が発表されました。本校は上から2番目の評価「これまでの努力を継続することによっ
て、研究開発のねらいの達成が可能と判断される」をいただくことができました。
 本校の中間評価講評は以下のように報告されました。
 〇 地域や専門性を生かした大学・企業人を受け入れて研究開発を全体化し、生徒に変
     容を促している点が高く評価できる。
 〇 課題研究に必要なテーマの教材作成に加え、ロールプレイ教材、情報収集法(質的
  研究手法)、海外フィールド調査手法など多くの教材の作成に取り組んでいる点も高
  く評価できる。
 〇 英語教育について高い成果をあげているが、英語教育と課題研究の関連や、英語以
  外の科目との連携等、総合的・統合的な視点を持って取組をすすめることが期待され
  る。
 今後も学校組織全体でSGHに取り組みます。

千葉県立成田国際高校SGH構想

 研究開発構想名

 成田発!2020年に向けてアジアとの共生を担うグローバル・リーダーの育成

 

 研究開発の目的・目標

  目的

世界中が注目する東京オリンピックが開催される2020年に向けて,アジア諸国・地域の人々と互いを尊重しつつ,平和的・健康的な生活を営みながら,協働してアジア全体,ひいては世界の持続的発展に貢献できるグローバル・リーダーを育成する。

そのためにアジア地域を中心とした国際社会に関する幅広い教養と共に,以下の7つの資質・能力を育成する。
   ○課題発見・問題解決能力
   ○論理的思考力
   ○多様な人々と協働するコラボレーション能力
   ○相互理解を図るコミュニケーション能力
   ○具体的な解決を図る企画力
   ○異文化に対する受容力
   ○日本文化理解と発信力

目標

目的を達成するためには,従来のような教員が情報や問題を与え,生徒がそれを理解し,解決するといった教育活動から,生徒自身が問題意識を持ち,自ら情報を収集し,話し合いを繰り返しながら解決方法を導き出し,発表するといった教育活動に転換していかなければならない。そこで,本研究では既存の教育課程を見直し,新たに課題研究科目として「グローバルスタディズ(以下GSとする)課題研究」を設定する。この「GS課題研究」をとおして,生徒の「課題発見・問題解決能力」「論理的思考力」「多様な人々と協働するコラボレーション能力」「相互理解を図るコミュケーション能力」「具体的な解決を図る企画力」を育成する。

また,生徒が能動的な学習態度を身につけるには課題研究だけではなく,全ての教科においても授業改善が必要となる。さらに,授業以外の活動においては,与えられたものを生徒が行う活動から,生徒自らが企画し実践する活動が必要となる。そこで,本研究ではこれまで本校で行われてきた国際教育・交流活動を再構築し,授業改善と合わせた「GSプログラム」を実行する。この「GSプログラム」をとおして,生徒の「論理的思考力」「多様な人々と協働するコラボレーション能力」「相互理解を図るコミュケーション能力」「具体的な解決を図る企画力」「異文化に対する受容性」「日本文化理解と発信力」を育成する。以上「GS課題研究」及び「GSプログラム」の実践により,生徒が将来のグローバル・リーダーとして ①7つの資質・能力を身につけ,②アジアを中心にグローバル社会に関心を持ち,③研究成果を発表し,④国際交流の計画を企画・実践し,⑤海外留学・海外大学進学や国内のスーパーグローバル大学進学を希望し,⑥4技能の総合的な英語力を有する生徒を育成することを目標とする。