「課題研究中間発表会(2月22日開催予定)」のリハーサルが2月17日に行われました。成田国際高校のSGH課題研究のテーマは「アジアの中での共生」です。平成27年度からSGHの指定を受け、1学年生徒全員が課題研究に取り組んでいます。生徒は、88のグループに分かれて「観光」「環境」「教育」「共生」の各分野ごとに17の教室に分かれてリハーサルに臨みました。グループ研究を11月中旬に始めて、短期間でなんとかリハーサルまでごきつけました。各グループともよく頑張ったと思います。今日のリハーサルは、17の教室に分かれて行いました。2つのグループがペアになり、各グループとも持ち時間は10分、7分でプレゼンをして残りの3分間で発表を聞いたグループからの質疑応答を行いました。
今日の発表では、各グループとも課題研究テーマの紹介、テーマ設定の理由、研究計画などについて発表しました。設定した研究テーマに基づいて来年1年間かけて課題解決に取り組み、来年1月に最終発表会での発表に臨みます。1年生にとって課題研究について発表するのは2月17日が初めての経験でした。大変緊張しながらの発表となりました。
今日のリハーサルで1年生にアドバイスをくれたのが19名の大学生です。麗澤大学や東京海洋大学などの大学生が各教室に分かれて指導助言をしてくれました。リハーサルを見る前に、大学生に授業参観をしてもらい、高校生の様子をまず観察してもらいました。以下に大学生からいただいた感想を掲載します。
【授業の感想】
・レベルの高い英語の授業をしていた。
・どんなことでも笑う生徒が多かったように感じた。大学生にはない独特の雰囲気があった。
・英語のクラスを参観した際に、授業中はすべて英語で行っていて、とても英語慣れできると思ったし、レベルが高くさすがだと思いました。
・午後の授業にもかかわらず寝てる人などもいなく、授業に集中できていてよかったと思います。
・今回、SGHのプレゼンテーションのお手伝いをできたことは、大変良い経験となりました。久しぶりに高校を訪問したということもあり、大変緊張していましたが、成田国際高校の生徒さんたちのフレンドリーさに刺激され、最終的にはリラックスして授業に参加することができました。
・生徒ほとんどが集中していて、楽しそうな授業でした。特に英語は、生徒もどんどん参加していて、高校時代、こんな授業があったらなと感じました。
・自分の高校時代が思い出され、懐かしく感じた。生徒として席に座っている時とは違い、後ろで見ていると、「ここは先生の話を聞く時だよ」と感じる際、ノートをとっていたり、逆に、熱心に聞いている生徒もいて、小さなところにも差は生まれるのかもしれないと思われた。
【課題研究中間発表リハーサルの感想】
◎皆、自分たちの研究テーマについて一生懸命調べていたのは伝わってきた。しかし、メモを見すぎていて顔が下を向いていることが残念であったように感じる。メモを見なくてもいいくらいまで内容の大筋を頭に入れ、アドリブもきくくらいまで練習してもらえると良いと思う。また、声も張ることで、聞き取りやすくなる上、堂々としているように見えるので、その点も改善してもらえると良いと考える。また、内容に関しても、グローバルな問題を日本からの視点だけでとらえるだけでなく、多様な考え方や視点をもって取り組んでもらいたい。
◎みんなリハーサルに頑張って取り組んでいて良かったと感じました。スライド作成の仕方はそれぞれ違ったので、もっとみんなそれぞれが個性を生かした発表ができるようになればいいと感じました。全体的にみんなが頑張って発表をしていたので、これからの発表、そして準備もうまくやってほしいです。
◎プレゼンテーションは1年生とは思えないほどしっかりしていて驚きました。とてもみんな真面目ですてきな生徒ばかりでした。メモをとってくれる生徒もいて、こちらとしてはとても嬉しかったです。しかし質問してくれる生徒が少数で、こちらとしては少し残念でした。これからの生徒における課題は、積極的に物事に食らいつく姿勢であるなと感じました。みんながみんなそうではないですが、そのような姿勢の生徒が多いように感じました。
◎具体的な数値を出して、自分たちで考え発表する姿はとてもステキでした。しかし、やはり緊張のせいか、声が小さかったり、文章をそのまま読んでしまったりする点が多く見られたので、本番では自信を持って発表してほしいです。私の高校ではこのように、自分たちで研究し発表する機会がなかったので、非常にうらやましです。発表のスキルや経験は大学でも役立つので、ぜひがんばってほしいです。今日は本当にありがとうございました!




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