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人生における大きな喜びは、
君にはできないと
世間がいうことをやることである。
ウォルター・バジョット
成田北高校野球部 【球十則】
十・下手くそが掴む日本一の夢
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校野球部(2025.5.1)
同聲相應
先日練習試合でお邪魔した相手高校の職員玄関に飾られていた『言葉』です。
調べてみると、「同声相応じ同気相求む(同聲相應同氣相求)」
同じ声を持ったもの同士は相応じ、
同じ気質を持ったもの同士は相求める。
(易経)
とのことでした。こんな野球をしたい!!
心の底からそう思いました。最強のチームが作れるはず。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.4.30)
4/23(水) 今日は雨が降っていたので室内練習だった。(中略)
〈最近〉 今、古典でやっている『十訓抄』の内容が
野球に通ずるなと思った。
相手がなめてかかってきた時に「ガッ」と行くと、いくら強い相手でも、
驚いて動きが悪くなる。
そうやって、強い相手に食らいついて行ければと思っている。
2年生の【野球ノート】より
成田北高校 野球部【球十則】
一・野球は鬼ごっこである
二・力をあわせよ、しかし寄りかかるな
三・やわらかく、つよく、そしてはやく
四・ボールを追うな
五・審判と野球せよ
六・全てを力に(なんでも野球に応用できる)
七・年中有球(何時でも何処でも野球は上手くなれる)
八・個性を磨け
九・ピンポイントを狙い続けよ
十・下手くそが掴む日本一の夢
(相手は「下手くそ」をなめてくることがある。チャンス!!(笑))
以上
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.4.25)
10人のrookieがやってきました
総勢30人の『集団』になりました。
まだまだ新入生募集しています。
途中入部の上級生も歓迎します。
『高校球児』の一員として
白球を追いかけましょう。
待ってます。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.4.17)
方丈記・鴨長明より
行く川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
流れていく川の流れは絶えることがなくて、
それでいて、(その水は刻々移り)もとの水ではない。
淀みに浮かぶうたかたかは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
流れの淀んでいるところに浮かぶ水の泡は、一方で消えたかと思うと、
一方ではまたできて、いつまでもそのままの状態で存在していることはない。
4月3日(木)第78回春季千葉県予選(雨のため中止)室内練習
4月4日(金)雨上がりのグランドを整備して練習
4月5日(土)練習(本日)
4月6日(日)第78回春季千葉県予選(4月5日現在やる予定)
4月7日(月)親任式/始業式/入学式準備・練習
4月8日(火)入学式(期待のrookie入学
)練習
4月9日(水)(6日(日)に勝てば代表決定戦)授業スタート
4月10日(木)(県大会に進めば抽選会)実力テスト・練習
4月11日(金)練習
4月12日(土)練習試合(V)
4月13日(日)練習試合(V)
「変わり映えのない毎日…いつも同じことの繰り返し…変化のある日々を過ごしたい…」世の中の7割の人が感じていることとネットにあったけれど、そんな人は是非成田北高校野球部へ。
1日として「同じ日」なんかない。それどころか、明日の試合だってやってみないとわからない。1試合1試合、1球1球のその先に「未来」がある。
まさに【方丈記】の「行く川の流れ」のように我々は「日々成長」しています。(もとの我にあらず。)
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.4.5)
自分たちの未来は
自分たちで創り上げるもの!!
スワン‐ソング【swan song】
白鳥の歌・スワンソング(swan song)は、詩人・作曲家・演奏家などの生前最後の作品・曲・演奏をいう。死ぬ間際の白鳥は、最も美しい声で歌うというヨーロッパの伝説から生まれた言葉で、人が亡くなる直前に人生で最高の作品を残すこと、またその作品を表す言葉である。
チームは『生き物』です。
夏の大会で命を終えます。
3年生だけが終える(引退する)のではありません。
1,2年生を含むその『生き物は死ぬ』わけで・・・。
(その瞬間誕生するのが【新チーム】。まさに赤ん坊。
若い力にバトンを渡し、綿々脈々と続いていくのです。)
それが『野球部』という『生き物』
そしてその最後の戦いは、結果はどうあれ
自分たちが残す【swan song(最高の作品)】なのです。
高校野球の【swan song】
きっと次の場所でもささえになるし、
大人になって年をとっても
『仲間たち』と作った【最高の作品】は
宝物として残るのです。
その作品を作るための【習作】【試作】が
今日の【練習】(練習常善)
さあ!この夏
どんな作品を
お目にかけようか!!
習作(しゅうさく) [名](スル)文芸・音楽・絵画・彫刻などで、練習のために作品をつくること。また、その作品。エチュード。「少女像を粘土で—する」。本番の作品作りのために、色・バランス・構図などの要素の構想を練ることを目的とする。
試作(しさく)[名]製品または商品を本格的に製造・販売する前に、試験的に作ってみること。 製品を量産するにあたり、品質や機能、デザイン形状、コストなどを試験・評価をするために必要な工程。 原理試作や機能試作、デザイン試作、量産前試作といった段階を踏み、検証を繰り返して量産化へ移行する。 大量生産が可能な段階のことで、MP(Mass Production)ということもある。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.3.29)
夏に向かって底力をつけようぜ
【底力(そこぢから)】
ふだんは表面に出ないが
いざというときに出てくる強い力。
例文「大事な場面で底力を発揮する」
〚いろんな力』
全力・ベスト・総力・死力・余力
実力・地力・学力・実行力
機動力・注意力・即戦力・甲斐性
フットワーク・腕力
腕っ節・腕節うでぶし
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.3.28)
春休みスタート
春休み中は練習試合3日間6試合
公式戦が2試合(初戦に勝てば)入っています。
それ以外の練習の日も含めて
この14日間でどれだけ上級生が成長できるか。
4月7日(月)始業式
4月8日(火)入学式
新入生が入ってくるまでに
どれだけグレードアップできるか。
上級生のレベル(ライン)が
新入生のスタートラインになるのです。
つまりは新入生の成長に大きな影響を与えるのです。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.3.25)
〔告〕この春入学の新入生諸君へ
一緒に野球をやりましょう。経験者はもちろん、野球をやってみたいと思ったら、迷わずグランドへ。『ときめき』『勢い』というものは非常に大事です。物事を始めるのに遅いなんてありません。その気持ちや行動力、
エネルギーはこれからの人生にも生かされるはず。
女子選手も来てください。少年野球をやっていたり、中学時代に野球をやっていたのに高校でやらないなんてもったいない。『高校球児』として生きませんか?。高校時代にしか出来ないことの一つがまさに『高校野球』。【JK】ならぬ【KK(コーコーキュージ)】です。
少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)
若いうちはまだ先があると思って勉強に必死になれないが、すぐに年月が過ぎて年をとり、何も学べないで終わってしまう、だから若いうちから勉学に励まなければならない。
命短し恋せよ乙女(いのちみじかしこいせよおとめ)
1915年 (大正4年)に発表された「ゴンドラの唄」(作詞:吉井勇・作曲:中山晋平)のフレーズで、松井須磨子らが歌唱、大正時代の日本で流行した。
いのち短し 恋せよ乙女/黒髪の色 褪(あ)せぬ間に
心のほのお 消えぬ間に/今日はふたたび 来ぬものを
今日はふたたび 来ぬものを
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部(2025.3.17)
向かい風と追い風
【向かい風】とは、進行方向から吹く風で、「逆風」「向こう風」ともいうそうです。「物事の進行を妨げるもののたとえ」に使われています。 「夢には―がつきものだ」という辞書の例文も、「でもメゲルな、ガンバレ!!」という感じでしょう。
けれども『あんたの花道』という演歌で天童よしみさんが歌っているように、
『鳶(とび)』は向かい風を捉えて高く舞い上がる
のだそうで、 『凧』も 『スキーのジャンプの選手』 も
『飛行機』も、【向かい風】こそが 味方 です。(チーム『向かい風』)
こんな言葉があります。
対戦相手は、
自分の実力を最大限
引き出してくれるギフトである。
Positive Coaching Alliance(同盟)
これなんかはまさに、「向かい風を【素敵な存在】として表した言葉」だと思います。
それならば【追(い)風】はどうでしょう。
1 後ろから吹いてくる風。進む方向に吹く風。おいて。順風。⇔向かい風。
2 有利な状況。後押しとなる出来事。「参院選の与党に景気回復が—となる」⇔逆風。
3 着物にたきしめた香(こう)のかおりなどを運び漂わせる風。
「君の御—いと異なれば」〈源・若紫〉
有難いことなので、吹いてきたら「乗ったり」「押してもらったり」するのはいいとは思いますが、「あて」にしたり「期待」したり「調子」に乗ったりするとどんどん弱くなる気がします。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部
(2025.3.17)
球 春
正岡子規 の「春 の 野球 の俳句」
「球春」は「季語」として認められています。
(2006年の『季語集』(岩波新書)に初めて掲載)
まり投げてみたき広場や春の草 (明治二十三年作)
春風やまりを投げたき草の原 (同)
恋知らぬ猫のふり也球あそび (同) ※ 「猫の恋」は春の季語
蒲公英やボールコロゲテ通リケリ (明治三十五年作) ※ 蒲公英(たんぽぽ)
共にまり投げたきチームぞ成田北
(令和七年成北野球部作)※季語なし
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校野球部 (2025.3.12)
球春到来
きゅうしゅん【球春】(名)〔文〕
野球が始まる季節。
〔プロ野球の〕二月のキャンプ期間や、三月のオープン戦のころ。
三省堂国語辞典第七版(阪神タイガース仕様より)
本日(3/12(水))学年末考査が終了し、部活動再開となります。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校野球部 (2025.3.12)
【啓蟄】(けいちつ)
二十四節気の第3。二月節。「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意味で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」という意を示す。春の季語でもある。 3月5日ごろ。
心の中の 野球の虫 が ゴソゴソ と …
動き始めているけれど…
まずは明日からの期末テストに
『全力投球』すること。
日本学生野球憲章(前文)
国民が等しく教育を受ける権利をもつことは憲法が保障するところであり、学生野球は、この権利を実現すべき学校教育の一環として位置づけられる。この意味で、学生野球は経済的な対価を求めず、心と身体を鍛える場である。
学生野球は、各校がそれぞれの教育理念に立って行う教育活動の一環として展開されることを基礎として、他校との試合や大会への参加等の交流を通じて、一層普遍的な教育的意味をもつものとなる。(中略)
「学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの学生野球は成り立ち得ない。勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦とに対しては不断に警戒されなければならない。
元来 野球はスポーツとしてそれ自身意昧と価値とを持つ であろう。しかし 学生野球としてはそれに止まらず試合を通じてフェアの精神を体得する事、幸運にも驕らず悲運にも屈せぬ明朗強靭な情意を涵養する事、いかなる艱難をも凌ぎうる強靭な身体を鍛練する事、これこそ実にわれらの野球を導く理念でなければならない」(後略)
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校野球部
祝・卒業
夢を掴むというのは
一気には出来ません。
小さなことを積み重ねることで
いつの日か信じられないような力を
出せるようになっていきます。
by イチロー
成田北野球部は、本日卒部会を行いました。
卒業生諸君、夢を掴みに行ってください。
現役部員も夢に向かってコツコツと。
2025.3.5(水)
成田北高校野球部 【球十則】
十・下手くそが掴む日本一の夢
(今しか見れない夢がある)
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校野球部
むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく、
ふかいことをおもしろく、
おもしろいことをまじめに、
まじめなことをゆかいに、
そしてゆかいなことは あくまでゆかいに
井上ひさし
こんな野球を目指します。そのためには基本をしっかり身につけること。そして基本とは何ぞやということを、常に自分自身で考え続けること。野球をよく理解して、シンプルにしていくこと。深いところが分かるからこそ面白いということ。真の面白さは真剣さの中から生まれるということ。面白くて面白くてついつい練習に没頭してしまうということ。そして…
「勝っても負けても野球は楽しい。
野球が好きです」by 木村拓也
の境地まで辿り着くこと。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.21)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑩
十・下手くそが掴む日本一の夢
「下手くその上級者への道のりは、
己が下手さを知りて一歩目」
安西先生(スラムダンク)の名言
挑戦することが大事なこと。強い相手に尻尾を巻くなら練習なんてやる必要なし。〚挑戦者魂〛を常に持ち続けよう。
〚挑戦することの大切さの名言〛
決してギブアップしないヤツを打ち負かすことだけはできない
ベーブ・ルース
最初、彼らは君を無視してくる。次は笑い物にする。それから挑んでくる。
そして君は勝つ
マハトマ・ガンディー
失敗したからって何なのだ?
失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか
ウォルト・ディズニー
今から20年後、君はやったことよりも、やらなかったことに大きく失望するだろう
マーク・トウェイン
挑戦は人生を面白くする。それを克服することで、人生は意味のあるものになる
ジョシュア・マリン
あなたにできること、あるいはできると夢見ていることがあれば、今すぐ始めよ。
向こう見ずは天才であり、力であり、魔法である
ゲーテ
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.20)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑨
九・ピンポイントを狙い続けよ
野球における【ピンポイント】はいたるとことにあります。送球がピンポイントに入ると『プレー』が最高のものになります。バッティングのピンポイントはミートポイント(インパクト)。『声』をかけるベストタイミングや、指示の的確さなんかもピンポイントです。
ボーリングで【ピンポイント】に入って『ストライク!!』。最高に気持ちいいです。あの気持ちよさを2時間のゲームの中で味わい続ける。そのために『狙い続ける』のです。もちろん〚コツ〛も存在します。それができれば結果はおのずとついてきます。まさに『一石二鳥』、野球が『病みつき』になります。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.20)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑧
八・個性を磨け
【解説】
『個性を伸ばせ』という言葉をよく聞きますが、もう一段上の
『個性を磨く 』イメージです。
童話の【サルカニ合戦】では、【チームカニ】が戦いを挑みますが、「栗」も「蜂」も「馬糞」も「臼」もそれぞれの持ち味を十二分に発揮しました。〚打順〛〚守備位置〛〚ポジショニング〛〚連係〛〚作戦〛〚戦術〛〚戦法〛〚ゲームコントロール〛…。将棋の駒のようにいろいろな個性が自由自在に動いて戦うことが面白いのです。
将棋が強くなる方法は、脳みそが汗をかくほど集中して、
盤面を見つめることである 米長邦雄
野球が強くなる方法は、脳みそが汗をかくほど集中して、
フィールドを見つめることである
野球の神様
【将棋の格言】 「相穴熊では角より金」「遊び駒を活用せよ」「居玉は避けよ」「一段金に飛車捨てあり」「一歩千金」「内竜は外竜に勝る」「馬の守りは金銀三枚」「王手は追う手」「大駒は近づけて受けよ」「大駒は離して打て」「鬼より怖い両王手」「開戦は歩の突き捨てから」「角交換に5筋の歩を突くな」「角筋は受けにくし角には角」「香を持ったら歩の裏を狙え」「玉の早逃げ八手の得」「玉の腹から銀を打て」「玉の守りの金を攻めよ」………
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.19)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑦
七・年中有球
【解説】
『年中夢球(ねんじゅうむきゅう)』という言葉があります。「年中無休」をもじったものですが、遊び心で「休みなし」に対して「有給休暇」で『年中有球(ねんじゅうゆうきゅう)』にしてみました。
この言葉には「いつだって野球と共にある」という意味を込めてあります。
『論語』に「物事を理解し知っている者は、それを好んでいる人には及ばない。物事を好んでいる人は、それを心から楽しんでいる者には及ばないのだよ。」という文章があります。
「理解し知っている者=やっている」「好んでいる人=好き」「心から楽しんでいる者=大好き」と考えたらどうかなと思います。そして、それは【さかなクン】の言葉がとても分かりやすいと思います。『魚』を『野球』に置き換えて…。
タコ好きになってからは、学校から帰ると自転車で2駅も離れたお魚屋さんに毎日通いました
夢中になったものの一つ一つには何一つ無駄なことはギョざいません
(夢中になったものを)自分だけで感動しているうちは、やっぱり自己満足の領域だと思うんですね。「好き」を周りに伝えることが大切
絵を描くということは、誰かに見てもらうためでも誰かのために描くものでもありませんでした。ただただ絵を描くのが好きで、大好きなものを描きたい。そんな自己満足だけで描いていた
お魚のことを知るたびに感動するので、飽きるわけがないです
(学生の頃)お魚が大好きな気持ちと絵を描くのは誰にも負けなかったですよ
卵を一生懸命に守っているときは、小さなアイナメでも人に対して威嚇してくるんですよ。そんな姿を見ると、自分も頑張らなければと思います
夢中になって一つのことに打ち込んだという経験は決して無駄になりません
お魚への感動が大き過ぎて、あるとき爆発しそうになった
元気がない時はお魚を見ます
人もお魚も個性があるから魅力的なのだと思います
小さな時から母から言われてきた、礼儀や言葉遣い、思いやりの心など、人と人との信頼を深める為の礼節を重んじる教えが、自分のチャンスを広げてくれた
お魚から広がる人の輪、それに伴って感動の輪も広がりました。お魚から広がる「ギョ縁」には感謝いっぱいです
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.19)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑥
六・全てを力に
【解説】
人はみな、日々『力』をつけるために生きていると言っても過言ではないと思います。そしてつけた『力』は生きていく上で自分自身を助けてくれます。『学力』もですし、スポーツでいえば『筋力』『持久力』『瞬発力』『跳躍力』…。
「野球がうまくなりたい」我々は、ありとあらゆる『モノ』『コト』『ヒト』を野球に結び付けて『力』にしてしまいたいと考えます。
例えば、『スタンドの声援』だってものすごいパワーになります。『水』も『風』も『太陽』も『土』も味方につけて自分たちの『力』としてしえばいい。『道具』も『フェンス』も『ベース』も『流れ』も『運』すらも。
そう考えたら、この世は『力を与えてくれるもの』で溢れかえっています。『全てを力に』
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.18)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ⑤
五・審判と野球せよ
【解説】
これも一風変わった教えだと思うかもしれません。まずいえることは『ジャッジは絶対』ということです。人間の心は弱いので、自分に不利なジャッジに対して「不満」な態度や表情を見せたりすることがあります。これはどんどんそのプレーヤーの質を下げていく行為です。動きそのものもですが、人間力、ひいては心の状態がおかしくなってくるのでいい判断ができなくなります。『ジャッジ』に対してすぐに次のプレーに移れる切り替えの速さを求めたいのです。
もう一つは、自分で『アウト』『セーフ』を決めてしまうのが人間ということ。凡ゴロを打った時、「ああアウトだ」と思ってついつい走るスピードが落ちる…。よくあることです。そんな時、「審判のジャッジで正式に『アウト』『セーフ』が決まるのだから、ジャッジが出るまではとにかくベストを尽くす」ということが習慣になっていれば何の問題もありません。「人事を尽くして、天命を待つ」という言葉がありますが、「ベストを尽くしてジャッジを待つ」というのが我々野球人の格言だと思います。
さらには『プレーヤ―自身がよく野球を理解して、【審判(さん)】と共に、一つの試合を作り上げるということも意識したい』のです。『きびきびとした攻守交替』や『キレのあるプレー』、『タッグ(触球)の後に保持したボールを見せる意識(余裕)』、『はっきりした言葉で【アピール】や【リクエスト】をする』。時には『耳でジャッジを聞きながら目は別のランナーを捕捉している』…など、まだまだありますが、今回はひとまずこの辺で。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.18)
成田北高校 野球部
【人間力】【縁尋機妙】【神融球暢】
【人間力】とは、「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義されています。【人間力】を構成する「知的能力的要素」「社会・対人関係的要素」「自己制御的要素」は、まさに野球をするにあたり必要不可欠な力であり、野球を通して身につけ磨き上げることができます。
【縁尋機妙(えんじんきみょう)】とは『良い縁はさらに良い縁につながってゆくものだ』ということ。また、『多逢聖因(たほうしょういん)』という言葉とセットでよく目にします。意味は、『良い人と多く出会うと良い結果に恵まれる』ということ。我々は『野球の縁』で出会い、その出会いを大切に活動しています。
【神融球暢(こころとけてたまのぶ)】はもともと『書道』の教えです。「乖(調子の悪い時)と合(良い時)がある、合の五つの条件が充分なら精神はとき開かれ筆も伸び伸びと動く。筆が動けばうまくいかないものはない」という『筆』の部分を『球』に変えました。「自由自在に伸び伸びと『球』を動かすのが成北の野球です。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.17)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ④
四・ボールを追うな
【解説】
なんだか「無茶苦茶な教え」だと思うかもしれませんが、たくさんたくさんある「教えたいこと」「伝えたいこと」「大切なこと」「チームとして共有したいこと」などを短い『合言葉』にしたものが【球十則】なのです。(【球三十則】とか、【球百則】にしてしまうと多すぎてわけのわからないものになってしまうので、10にしました。(なんとなくそれっぽいし))
そもそも『球(ボール)』はとても速いので、追っかけると『人間』は追いつきません。また、人間はついつい『球(ボール)』を二つの目玉で見て(追っかけて)しまいます。そうすると、他の見るべき大事なところを見ることができないのです。
「ボールから目を離すな!」「ボールをよく見ろ!」「あきらめずに最後までボールを追え!」というのが普通ですが、その逆をあえて『言葉』にしてあります。でも、へそ曲がりではありません。これができると野球が楽しくなるはずです。
ちゃんと説明すると、ものすごく長くなるので … 。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.16)
野球ノートより ※ 黒文字(部員のノート)青文字(顧問の一筆)
2月14日(金) 練習 考えろ、考えろ、
考えることは楽しいことだ。
今日は、自分の足りないことに対して考え、どう違うのか、どうすれば良くなるだろうと考え、試してみた。(下線は顧問が引いたもの)
まずは守備。いつも通り受けていたら、やはりバウンドが合わず上手くさばけない。そこで足が止まっているから変なバウンドになってしまうと考え、試した。すると、自分のイメージに近い捕り方で捕ることができた。一歩目は何であろうと切り、そこから強弱をつける。
ゴロに合わせるために細かく刻んでみたり、動きながら捕るという、基礎・初心に帰った。たしかに土台がないのに応用したって難しいと感じた。
バッティングは、コンパクトに素直なバッティングを心がけた。 中々合わず、難しかったが、先生のアドバイス、(企業秘密①(笑))というのに最初はとまどったが打てば打つほど理解が深まる。 (企業秘密②)て、というのも意識して打つとフライはなくなるし、(企業秘密③)にしていると伸びのある打球が増える。2つをものにし、伸びていくライナーをイ メージして打ちたい。
そして今日は、動画で様々な注目の高校や大学の選手を見て、自分とどこが違うのかなど、自分と照らし合わせ、足りないところなど探し、どんどん練習で試したいと思っている。
そして、チーム全体の士気を上げるのは声だ。声が軸となり、そこから良いプレーが起きる。技術に個人差はあっても、声に個人差はないし、どんどん仲間に声をかけチームとして1つになっていく。お互いを高め合って、どんどん上を目指していきたい。
(1年生の野球ノートより)
士気 … 戦いに対する軍隊の意気込み。
志気 … (戦いに対する軍隊の意気込み転じて)
一般に、人が団結して物事を行う時の気込み。
今朝のアップのランニングで「主将と同じ声を出せ!!」と言ったが、主将の声がただの『合図』となるのか、仲間の一人一人が同等もしくはそれ以上の声を出して大きな『アンサー(応答・反応)』となるかで『士氣(志氣)』が上がり、チームの力は全然違ってくる。どんどん上を目指そう。上にいけば甲子園がある。(顧問の一筆)
【誰からも愛される素晴らしい野球部】 成田北高校 野球部 (2025.2.16)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ③
三・やわらかく、つよく、
そしてはやく
【解説】
我々は『スピード感のある野球』を目指して日々練習に励んでいます。そのための合言葉が『やわらかく』『つよく』そして『はやく』です。
「高校生なのになぜひらがな?」と思われるかもしれませんが、『柔』『軟』『強』『剛』『豪』『速』『早』『倢』『疾』など、漢字にしてしまうと、その文字の持つイメージに縛られてしまうので、その時々に応じた動きや考え方をしようという意味があります。体の動かし方だけでなく、考え方、ものの見方・捉え方だってこの三つは大事です。
【老子】の言葉です。
兵強ければ則ち勝たず、木強ければ則ち折らる。
強大なるは下に処り、柔弱なるは上に処る。
軍隊が強ければ勝つことができず、木は固くこわばっていれば折られる。
強くて大きいものは下にあり、弱くて柔らかいものは上にあるのだ。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.15)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ②
二・力をあわせよ、
しかし寄りかかるな
【解説】
野球は『チームスポーツ』。『チームスポーツ』の醍醐味は『チーワーク』です。そして我々の武器の一つが『チームワーク』。
…と、言葉でいうのは簡単ですが、実際に行動に移すとなると容易ではありません。ただの『仲良しこよし♥』では力にならないどころかマイナスに。1+1+1+1+1+1+1+1+1=9では意味がありません。20にも50にも100にもなってこそ、強豪校に食い下がれるわけで。
人間はともすれば『他人任せ』になる生き物。それを戒めるのが、「 … しかし寄りかかるな」です。
松下幸之助氏は言いました。
「自分が社長の心意気」
今年の 成北の『チームワーク』の出来栄えは … 是非グランドでご確認ください。
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.14)
成田北高校 野球部【球十則】解説 ①
一・野球は鬼ごっこである
【解説】
多くのスポーツは、ゴールやコートにボールを入れて得点になりますが、野球は『人間』がホームベースを触ると得点になります。
ホームインすることを『生還(生きて帰ること)』と言いますが、走者が『生還』するまでには、「逃げる」「盗む」「刺す」「殺す」「死ぬ」…。なんという言葉が使われるスポーツか(笑)
『鬼ごっこ』という遊びがありますが、鬼に触られる(捕まる)とダメ(アウト)というのと、野球は似ています。
成北の持ち味は『鬼』の足の速さ。秘訣は…(企業秘密です)
【誰からも愛される素晴らしい野球部】成田北高校 野球部 (2025.2.12)
【 文武両道 】
野球の練習で勉強がおろそかになることを、自分自身絶対に認めてはならない。学生は学業が本分であり、 野球は学生生活の一部であるがゆえに「両立」させてこそ、初めて学生野球が価値あるものになる。
勉強と野球の両立以外にも人間はいくつもの壁にぶち当たる。その度に、「もうだめだ。」と思うか「よし、またやろ う。」と思うかで、その人間の精神力スケールが決まる。勝ち負けよりも『自分が自分であり続けられるか』が大切である。
入学時の成績をベースにして、着実に成績が上がる選手は野球の技量もアップするケースが多い。逆に、勉強に妥協して成績が下降する傾向の選手は野球に対しても妥協することが多い。当然技量は伸びなくなる。
世の中には財産のある人ない人、大きい人小さい人、成績のいい人悪い人、運のいい人悪い人というように、 様々な立場や境遇の人がいる。
しかし、だれにも平等に与えられたものがある。それは“時間”だ。その持ち時間をどう使うかでその人の人生が決まる。
1日1時間の学習をした人は、1年間で365時間、日数にすると15日間。
1日2時間なら1年間で730時間(夏休み分)。
1日3時間すれば、1095時間、実に授業時間の1年分より多い計算になる。
2000年10月 野球部員へ
た ま じ ゅ っ そ く
成田北高校 野球部【球十則】
一・野球は鬼ごっこである
二・力をあわせよ、しかし寄りかかるな
三・やわらかく、つよく、そしてはやく
四・ボールを追うな
五・審判と野球せよ
六・全てを力に
七・年中有球
八・個性を磨け
九・ピンポイントを狙い続けよ
十・下手くそが掴む日本一の夢
以上
県立 成田北高等学校 野球部
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