「生徒の夢の実現へ向けて」
校長 山口 健一
長狭高等学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、大正11年に地域の方々の寄付金によって設立されました。第一次世界大戦が終わり、世界が大きく動こうとしていた時代に、この地域の子供たちが教育で後れを取ってはいけないという先人たちの強い思いから、全国で2番目の組合立旧制中学校として創設されました。学校設立にあたり、江戸時代から伝わる嶺岡牧場を売却するなど資金工面に苦労をした様子が記録に残っています。以来、卒業生は2万人を超え、各界に有為な人材を多数輩出してきました。三大綱領「誠実 勤倹 高潔」の下、時代は変われども、前向きで粘り強く最後まで努力し続ける人材育成の精神に何ら変化はありません。
平成24年には文部科学省からコミュニティスクールの指定を受けて地域一体型の学校運営を行っており、様々な地域連携事業を進める中で生徒の自主自立の精神を育成しています。また、進路指導では大学、短大、専門学校受験のための勉強合宿や進学課外、マンツーマン指導のサポートシステムなど個々のニーズに合った指導を展開している他、平成26年度からスタートした「医療・福祉コース」では、医療や看護、福祉を含む幅広い人材の育成に当たっています。
本校は、常に歴史と伝統を受け継ぎつつ、新たな一歩を踏み出す学校でありたいと考え、今年度も昨年度に引き続き、以下のような重点目標を掲げ、教育活動を展開しています。
1 wifi環境を活用するなど生徒が自ら取り組む質の高い授業を目指し、学習習慣を確立させ、学力の向上を図る。(学力向上)
2 3年間を見通した段階的かつ系統立った指導を通し、生徒一人一人が夢実現に向け、主体的に取り組む態度を育成する。(進路実現)
3 全ての教育活動を通して、健康で安全な生活環境を意識させ、よりよい未来への関心と他者を思いやる心を育てる。(共存・慈愛)
4 学習と部活動の両立を目指すことで集中力と忍耐力を養うと共に、効率よく時間を使う力を養う。(精神力涵養)
5 コミュニティ・スクールとして地域連携を一層推進するとともに、医療・福祉コースの充実を図る。(地域連携)
長狭高校は、生徒一人ひとりの夢の実現に向けて職員一同チームワークで前に突き進みます。「長狭を選んで良かった」という思いが溢れる学校を目指しておりますので、本校への熱い期待を寄せていただきますよう宜しくお願いいたします。