沖縄への修学旅行を終えて
校長 根本 哲一
11月10日(土) 沖縄那覇空港
帰りの飛行機への搭乗を前にして 出発ロービーに集まった2年生に 私は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えた。
ことを成すにあたっては、昔から「天地人」、「天の時、地の利、人の和」と言われる。
今回の修学旅行ほどこのことを強く感じたことはない。
とにかく、天気は4日間を通じて、最高だったと言って良い。
特に3日目、沖縄の自然や文化を体験するコース別旅程。現地のインストラクターが、「こんな天気は滅多にないですよ」と言っていたくらいである。生徒諸君も十二分に満喫できたことと思う。
しかし、何をおいても、参加した生徒諸君の集団生活における挨拶やマナー、自制と協力が素晴らしかった。今回の旅行は、2年生に在籍する全ての生徒が参加した。具合の悪くなった者のために用意しておいたホテルの保健室を利用する生徒はひとりも出なかった。
修学旅行までの学年職員の周到な指導があったとはいえ、生徒全員の成長こそが、この修学旅行成功の賜であると思っている。
前後するが、11月6日 出発日前日の結団式で、こんな話をした。
沖縄には4つの顔がある。
・亜熱帯の自然、青い海の沖縄
・琉球王朝時代の歴史と文化が息づいた沖縄 文明の十字路、チャンブルーの沖縄
・太平洋戦争で激しい地上戦が行われ、多くの戦跡が残る沖縄
・多くの米軍基地がある沖縄
この4つを、五感で確認してこよう。
これは、まちがいなく達成されたと確信している。
終わってみれば、あっという間の4日間
目を閉じればすぐに たくさん光景がまぶたに浮かび、耳の奥から聞こえてくる・・・
「飛行機が羽田を離陸する時、機内にこだました大歓声」
「ガマや平和祈念堂で、語り部の話に、真剣な表情で講話に耳を傾ける姿」
「それぞれの自然体験の場で、子どもように無邪気にはしゃぐ姿」
「“帰りたくないよう・・・”という声」
・・・・・・・
最後になりましたが、今回の修学旅行の実施にあたり、お子様の健康管理など多方面にわたりお気遣いをいただいた保護者の皆様のご協力に心から感謝申し上げます。
さらに、旅行会社の添乗員の方々をはじめ、現地でお世話をいただいたすべての方々に心から感謝申し上げます。
お陰様で素晴らしい修学旅行ができました。ありがとうございました。
引率職員一同を代表して
以下に、4日間の日程を追ってスナップを掲載します。





























