スクールポリシー
お知らせ 11月からの学校運営協議会の設置に向けて

地域の皆様方、保護者の皆様方への御連絡

 

本校は、平成27年度に「地域連携アクティブスクール」として生まれ変わりましたが、さらに地域の皆様との連携を深めるため、本年11月に「学校運営協議会」を設置し、「地域連携アクティブスクール」に加え、「コミュニティ・スクール」としても「地域とともにある学校」を目指してまいります。

「コミュニティ・スクール」とは、「学校運営協議会」が設置され、教育委員会から任命された保護者や地域住民などが、一定の権限と責任を持って学校運営に参画する仕組みです。

学校運営協議会が、学校と地域・保護者等が双方向に行っている連携活動(「地域学校協働活動」と言います。)と一体的に推進することで、学校と地域・保護者等が力を合わせ、互いに信頼し合い、子供たちの成長を支え、地域とともにある学校づくり、地域コミュニティづくりを進められることが期待できます。

これからも本校は「地域とともにある学校づくり」と「学校を核とした地域づくり」の実現に向けて教育活動を充実させて参ります。引き続き本校の教育活動に御理解、御支援のほど宜しくお願いいたします。

コミュニティ・スクールの仕組み等については、以下のPDFファイルを御覧ください。

コミュニティスクール県立学校用推進リーフレット.pdf
お知らせ  部活動の活躍

~本校書道部の活躍について~ 

第61回記念伊勢神宮奉納書道展       伊勢神宮大宮司賞

49回千葉日報書道展 第14回高校生展  最優秀賞

二松学舎大学145周年記念学芸コンクール     入選

 

69回大正大学全国書道展           半切部 特別優秀賞

 

第31回国際高校生選抜書展           入選

 

第38回高円宮杯日本武道官書写書道大展覧会   日本武道館賞

第27回全日本高等学校書道コンクール           全日本高等学校書道教育研究会賞

         
             

学校紹介
「インターンシップ保健実習」の授業の様子
令和4年度 3年生 インターンシップ保健実習
「認知症について」勉強した成果です。
台風・降雪時等の対応について(生徒用フローチャート)
校長日記 日々雑感

校長室より

9月2日(月) 2学期始業式

 皆さん、おはようございます。校長の泉水です。

 今年の夏は、例年にも増して暑い日が続き、何をするにしても大変だったと思います。しばらくはこの暑さが続くとの予想が出ていますので、体調管理には十分注意してください。

 いま私が申し上げたこの言葉は、実は昨年の2学期の始業式でも皆さんに話したものです。毎年、こんな暑さが繰り返されていることに、正直うんざりしてしまいますね。

 さて、私は1学期の終業式で皆さんに、「1学期の自分を見つめ直し、そのうえで2学期の目標を立ててほしい。」といったお話をさせていただきました。2学期のスタートに当たり、各自目標を立てて本日登校したでしょうか。小さなことでもいいので、「これだけはこだわりをもってやり抜くんだ。」というものを持って、毎日生活を送ってほしいと思います。

 ちなみに私の今学期の目標は、1日でも多く朝正門に立って、1回でも多く生徒の皆さんと“おはようございます”と挨拶を交わすことです。朝の皆さんとのあいさつは私にとって元気の源だからです。この目標を達成するためには、私自身が学校を休まないようにする事です。すなわち体調管理に努めること。言い換えれば、規則正しい生活を送ること、となります。早寝早起きを心がけ、終業式で皆さんに良い報告ができるよう頑張ります。

話は変わりますが、この夏、パリオリンピックが行われました。日本選手の連日に渡る熱い戦いと、数多くのメダル獲得にくぎ付けになった人もいたのではないでしょうか。また千葉県出身の選手たちの活躍は素晴らしいものがありました。八千代市出身で八千代高校3年生の安楽宙斗選手は、スポーツクライミング ボルダー&リードで銀メダルを獲得しました。同じく八千代市出身の柔道の角田夏実選手は柔道女子48キログラム級で金メダルを獲得、成田市出身の体操の橋本大輝選手は男子体操団体で金メダルを獲得、松戸市出身のレスリング女子50キログラム級の須崎優衣選手は初戦で敗れた後、見事に気持ちを立て直して銅メダルを獲得しました。そのほかにも、惜しくもメダルに届かなかった選手たちも含め、必死に戦う姿に、たくさんの勇気と感動をもらいました。

 さあ、いよいよ今日から2学期です。星河祭文化の部、同じく体育の部、強歩大会など、ビッグイベントが続きます。生徒の皆さん一人一人にとって、この2学期が充実したものになるよう、各自が目標に向かい、果敢に挑戦することを大いに期待して、式辞といたします。お互いに頑張りましょう。

最後までお聞きいただき、ありがとうございました。

8月1日(木) 東葛飾地区中学生・高校生との交流会 開催校挨拶

みなさん、こんにちは。本日は 令和6年度 東葛飾地区 中学生・高校生との交流会の会場であります流山北高校に、ようこそおいで下さいました。私は本校校長の泉水と申します。どうぞよろしくお願い致します。開催校から一言、御挨拶申し上げます。

本校があります流山市は、近年、6年連続で人口増加率が全国トップになったこともあり、ここ数年の間に、新たに小学校や中学校が建設されました。現在、市内には中学校が10校,高校が4校ありますが、今日は、市内の全ての中学校と高校から、生徒の皆さんに参加いただいております。また今回は、近隣の大学からも、趣旨に賛同し、将来教員を目指している大学生の皆さんにも参加いただいているところです。

 

本日はせっかくの機会ですので、流山北高校について簡単に紹介させていただきます。本校は、「地域連携アクティスクール」として、文字通り地域と連携しながら、様々な教育活動を行っています。例を挙げると、本校では2年次に生徒全員が3日間に渡り職業体験に取り組み、将来について深く考える機会が設定されていますが、これも地元の事業所の協力があってのことです。また、本校の隣には介護 老人 保健施設がありますが、そこで勤務している職員の方を“ゲストティーチャー”という形で講師をお願いし、年間を通して授業を行っていただき、より実践的な介護についての知識を身に付ける貴重な機会となっています。

 また、本校の周りには大型倉庫がずらっと立ち並んでいるのを御覧になったと思いますが、倉庫会社が春や夏に地域住民向けのお祭りを行うのですが、企画の段階から本校の生徒も参加させていただき、生徒会本部役員をはじめ軽音楽部や吹奏楽部、書道部などが、大勢のお客様の前で発表させていただくなど、貴重な経験を積む絶好の機会となっています。

また、来週の8日・9日には、地元小学校の学童クラブが、つくばエキスポセンターに遠足に行く際の引率の補助として、主催者から本校生徒に対し引率ボランティアの依頼があり、約10名の生徒が参加する予定です。

そのほかにも、地元にある子ども食堂の活動への参加や、流山市ロードレース大会のスタッフとして参加協力するなど、地域とのつながりを深めているのと同時に、これは本校の生徒にとりましても大変有益なものとなっています。

 話は戻りますが、本日の交流会では中学生、高校生、さらには大学生も加わり、日頃学校や日常生活の中で考えている事や問題について、活発な意見交換を行い、これからの学校生活や生き方において、一人一人が、主体的に考え、行動し、その結果として、より良い方向に向かって進んでいくための、一つのきっかけとなることを大いに期待しています。

本日は、大変暑い中での開催となります。体調面には、くれぐれも御留意いただきたいと思います。

それでは、本日、どうぞよろしくお願いします。

7月19日(金) 1学期終業式

 皆さん、おはようございます。本来であれば体育館に集まって皆さんの姿を見ながらお話をしたいところですが、体調面を考慮して、放送で行う事にしました。御了承ください。

 皆さんは今学期、どのようなことに力を入れて過ごしましたか?勉強ですか?部活動ですか?ひょっとしてアルバイトでしょうか? いずれにしても、時々立ち止まって自分自身の取り組みについて客観的に振り返ってほしいと思います。

 今学期を振り返ってみて、とても頑張った点、まあまあ頑張った点、あまり頑張れなかった点など、それぞれあると思います。頑張れたことについては自分をほめてあげましょう。頑張れなかったことについては、「これからだ。頑張れよ。」と、自分にエールを送ってください。

 私事で恐縮ですが、私が頑張ったことは、毎日自分で弁当を作ったことです。自分で弁当作りをするようになって四半世紀ほどになります。午前中頑張った自分への御褒美として、そして午後も、もう一仕事頑張ろうという気持ちで、毎日校長室で弁当を食べています。

 このように、誰かに自慢できたり、褒めてもらえたりすることでなくても、「自分はこれを頑張ったんだ。」と、自分で自分の頑張りを認めてあげることが大切なのかなと思います。

 さあ、明日から夏休みです。約40日間をどんな気持ちで過ごすか。さきほど申し上げたように、1学期の自分を、しっかり立ち止まって見つめ直し、そのうえで2学期の目標を立ててほしいと思います。

 話は変わりますが、間もなくパリオリンピック、パリパラリンピックが開幕します。皆さんもテレビを通じて様々な競技を見る機会があると思いますが、千葉県からは皆さんと年齢が近い選手も数多く出場します。例えば、スポーツクライミングの安藤 宙斗(あんどう そらと)選手は、県立八千代高校の3年生です。そのほかにも、柔道の角田夏実選手、体操の橋本大輝選手、レスリングの須崎優衣選手など、金メダルの期待がかかる人たちも千葉県出身です。こういった選手たちの活躍を期待すると同時に、一つのことに命がけで取り組む各国の選手たちの姿からは、たくさんの勇気と感動をもらえることでしょう。いまから大変楽しみです。

 さて、今巷では、コロナの感染者数が増加傾向にあるそうです。一方、2学期には文化祭や体育祭、競歩大会などの大きな行事が続きます。くれぐれもこれらの行事ができなくなるような状況はみんなで防いでいきましょう。1学期よりも中身の濃い充実した2学期にするために、一人一人が自分の生活をコントロールし、体調管理に努めてください。

 9月2日の月曜日、皆さんの元気な笑顔が見られることを楽しみにしています。

 お話を聞いていただき、ありがとうございました。それでは、良い夏休みを過ごしてください。

4月8日(月)1学期始業式

みなさん おはようございます。校長の泉水です。新年度、令和6年度が始まりました。改めましてどうぞよろしくお願いします。桜の開花は、ここ10年で最も遅いといわれていますが、新年度のスタートを応援してくれているかのように感じています。

本校は今年、創立40年目を迎えました。本校の始まりについて、1995(平成7)年に発行された10周年記念誌によると、「1985(昭和60)年4月10日、前途を祝福するかのような雲一つない晴天の下、流山市文化会館を会場に、開校式・入学式が盛大に挙行され、第1期生182名が入学した。」と記されています。

昭和、平成と時は流れ、令和の現在に至るまで、本校は着実に歩みを進めてきました。2015(平成27)年度からは、地域連携アクティブスクールの指定を受け、文字通り地域とともに歩む学校として取り組み、今年10年目を迎えることとなりました。創立とともに一つの節目の年になります。

 さて、生徒の皆さん、進級おめでとう。義務教育と違い、一定の基準をクリアしなければ「原級留置」と言って、もう一度同じ学年をやり直さなくてはいけない状況にあって皆さんは、一人一人が努力して、その結果として無事進級できました。このことを、大いに自信にしてください。そして、決して歩みを止めることなく、さらに努力を積み重ねていってください。

2年生の皆さんは、学校生活の様々な場面での活躍を期待しています。それが、学習面であってもいいですし、部活動、委員会活動、行事など、各自が「これ、頑張ろう」ということを見つけ、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

3年生の皆さんは、自らの進路を決定していくとても大切な1年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、目指す進路の実現のために、精一杯の努力をして、納得のいく結果を出してほしいと思います。

 今年度、節目の年を迎えるにあたり、ぜひ皆さんには充実した1年を送ってもらいたいと心から願っています。「2024年、自分史上、最も頑張った」と言える1年になることを願い、式辞といたします。

4月9日 入学式 式辞

 桜前線が日本列島を一気に駆けのぼり、今日の佳き日を祝福するかのように見ごろを迎えた本日、千葉県立流山北高等学校、第四十回入学式を挙行するにあたり、流山市立新川小学校 校長 門脇 哲也  様、本校保護者会会長 程田 美穂 様、副会長 岩浪 綾子 様、同じく副会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。

保護者の皆様におかれましては、御多用にも関わらず御列席をいただき、ありがとうございます。

 本日、このようにたくましく成長されたお子様の姿に、さぞや感慨深いものがあろうかと存じます。

只今、入学を許可いたしました百九十三名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。流山北高校を代表し、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 皆さんは、これから始まる高校生活への期待に胸を膨らませ、大きな夢を抱いていることと思います。今のこの気持ちを忘れないでください。

 本日、入学式を迎えることができたのは、新入生の皆さんの努力の成果であることは言うまでもありませんが、これまで皆さんを、時には優しく見守り、時には厳しく指導してくださった、保護者をはじめ、御家族の皆様、小学校、中学校の先生方など、多くの方々の支えがあったからです。このこともしっかりと心にとめ、感謝の気持ちを忘れないでください。

 さて、本校は昭和六十年に創立された、今年で40年目を迎える学校です。

 また、平成二十七年度からは、「地域連携アクティブスクール」に指定され、今年で10年目を迎えました。本校は、学ぶ意欲に応える きめ細かな学習指導や、一人一人の夢をかなえる懇切丁寧なキャリア教育、地域との多様な連携を深めながら、規範意識を高め、自立した社会人の育成を目指す学校として、歩みを進めてまいりました。

 このような流山北高校でこれから三年間、高校生活を送る皆さんに向け、期待を込めて、3つほどお願いしたいことがあります。

 まず一つ目は日々の学習習慣を確立することです。中学校よりも質も量も増える高校での学習内容に対応するために、「予習して 授業に臨み 復習する」というルーティンをしっかりと身に付けてください。「予習・授業・復習」この3つがそろってこそ、高校の学習を攻略できる重要ポイントになります。

 続いて二つ目は、新しい自分を作りあげることです。今までは先生や周囲の大人から示されたレールに沿って行動してきた人が多いのではないでしょうか。しかし、これからは自分で目標を設定し、やり方を見つけ、トライアンドエラーを繰り返しながら、目標に到達する経験を積むことが大切です。そういった経験を通して、「これまでの自分」に「新しい自分」を上書き保存し、どんどんアップデートしていってください。

 最後三つ目は、様々な仲間との出会いを通じて、自分とは異なる、いろいろな考えや価値観があることを学んでください。互いに切磋琢磨し、豊かな人間関係を築き、自らの夢に向かい、果敢にチャレンジしてください。

 本日はあいにくの空模様となりましたが、やまない雨はございません。「雨降って地固まる」とも申します。私は、今日の雨を、恵みの雨、励ましの雨と捉えています。新入生の皆さん、今日のこの感激の気持ち、感謝の気持ちを忘れず、流山北高の生徒としての高い誇りをもって、有意義で実りある高校生活を送ってください。

 保護者の皆様、我々教職員一同は、本校の教育目標、すなわち「社会の一員として、規範意識を備え、自立し、社会に貢献できる人間を育成する」という使命と責任を重く受け止め、全力を尽くし取り組んでまいります。本校の教育活動に、格段の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 新入生の皆さんの、輝かしい未来と、大いなる発展を心から祈念し、式辞といたします。

 

 

令和六年四月九日

 

千葉県立流山北高等学校長  泉水 潤一

 

 

 

 

 

3月22日(金)3学期終業式 式辞

 皆さん、おはようございます。令和5年度も、実質的に今日で終了します。皆さんにとって、令和5年度はどんな1年だったでしょうか。1学期にも2学期にも、終業式の際、私は皆さんに「振り返りをしてほしい」と話をしてきました。今回は、1年間の区切りに当たり、じっくりと振り返るとともに、新年度に向けて良いスタートを切るために、いろいろと考えてほしいと思います。

 さて、今、世の中では、アメリカ大リーグの大谷翔平選手の話題で持ち切りです。昨年12月に、6年間在籍したエンゼルスから、同じロサンゼルスに本拠地を置くドジャースに移籍、その際の契約内容は10年契約、総額日本円で1015億円というもの。また愛犬のデコピンも何かと話題となりました。最近では結婚を発表し、このニュースも世界を駆け巡りました。このように、彼の一挙手一投足が大きな話題になる中、当の本人は、涼しい顔で練習や試合に臨み、しかもしっかり結果を出しています。韓国で行われた、ダルビッシュ投手のいるパドレスとの試合でも、打って走っての大活躍でした。

 今までに、日本人のスポーツ選手で、ここまで注目を集めた人は、おそらくいなかったと思います。また、今後、このような選手が出てくるかと言ったら、もしかしたら出てこないかもしれません。

 私が皆さんにお伝えしたいのは、皆が皆大谷選手を目指してほしいという事ではありません。昨年行われたWBCは日本中を熱狂の渦に巻き込むほど大いに盛り上がりましたが、大谷選手のほかにも、ダルビッシュ投手、村上宗隆選手、吉田正尚選手といった日本を代表する選手たちが活躍し、14年ぶりの世界一に輝きました。

 世界一になるには、今名前を挙げたような選手の活躍が欠かせなかったわけですが、選手たちの活躍の裏には、多くの人たちの支えがあったことを忘れてはいけません。日本代表に選ばれようと切磋琢磨した多くのプロ野球選手であったり、道具を用意する方々、ユニフォームを洗濯する方々等、いわゆる「裏方」と呼ばれる、多くの方たち全員が、「世界一を奪還するんだ」という共通の目標に向かい、自分のできることを精一杯行った、その結集が14年ぶりの世界一という形になったのです。裏方も含め全員が大谷選手だったら、全員がダルビッシュ選手だったら優勝できたかと言えば、それは何ともわかりません。人には向き不向きがあり、自分が何に向いているか、自分は何をすることで役に立つことができるのかを見極め、そのことに一生懸命に取り組むことができるかどうか、それが大変重要なことなのではないかと思います。少し言い方を替えれば、人それぞれが自分なりの目標を持つことが大事なのではないかと思います。目標を持つという事は、目指すべきものがあるという事です。人は目指すものがあると頑張れます。逆に目指すものがないと頑張り甲斐がありません。つまり頑張れません。どんな目標でもいい。大きくなくても、立派と思われなくても、もちろん人に言わなくてもいい。自分の目標を見つけ、その実現に向けて歩みだす、そんな春休みにしてもらいたいと願い、式辞とします。

卒業証書授与式 式辞

 学校の近くを流れる江戸川と その堤防沿いの風景に、かすかながら 春の訪れが感じられる今日の佳き日、保護者の皆様の御列席のもと、流山市立北部中学校 校長 高柴 昭宏 様、本校 同窓会会長 赤澤 健児 様、本校保護者会会長 程田 美穂 様 、副会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、ここに 千葉県立流山北高等学校 第三十七回 卒業証書 授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

 ただ今、本校普通科の課程を修了し、卒業証書を授与いたしました百九十名の皆さん、御卒業おめでとうございます。教職員一同、心からお祝い申し上げます。今日の日を迎えるまでに、皆さんには、それぞれ言葉では言い表すことができない 様々な出来事があったことだと思います。それは、楽しいことよりも、むしろ辛くて、苦しくて、目の前の現実から逃げてしまいたい と思うことのほうが多かったかもしれません。それらの日々を乗り越えてきた皆さんの不断の努力に対して、深く敬意を表したいと思います。

 保護者 並びに御家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。このハレの日を迎えられましたことに 感慨もひとしおのことと存じます。この場をお借りいたしまして、これまで本校にお寄せいただきました数多の御支援、御協力に 深く感謝を申し上げます。

 さて、私たち流山北高校は、地域連携アクティブスクールの指定を受け、地域に根差した学校として、多方面からの協力を得ながら、「学び直し」に重点を置いて 教育活動に取り組んでいることは御存じだと思います。そのような学校に通ってきた皆さんに、この一年間 私は様々なエールを送ってまいりました。

一学期の始業式では、「新三年生は、自らの進路を決定していくとても大切な一年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、一分一秒を大切に、自らが目指す進路に近づくための努力を精一杯してほしいと思います。」「ここにいるすべての先生方は、皆さんの御家族と同様に、皆さんの幸せな人生を心から願っています。」「皆さんは、自分を信じ、仲間を信じ、家族を信じ、先生方を信じて、がむしゃらに自分の人生を切り開くよう、最大限の努力をしてください。」とお話ししました。

二学期の始業式では、ヨーロッパのことわざで、Rome was not built in a day(ローマは一日にして成らず)を例に、「何事かを成し得るには決して短期間でできるものではなく、目標に向かい、地道にコツコツと 継続して取り組んでほしい。」「最後まで諦めずにやり切った人が目標を達成できると信じて一生懸命取り組んでください。」とお話ししました。

三学期の始業式では 箱根駅伝について触れ、一本の襷には、ともに苦しい練習に挑み、時に競い合い、時に励ましあったチームメイトの熱い思いや、長年にわたり支えてくれた御家族の気持ちが含まれるので、出場した選手は ただひたすらに襷を繋ぐことに命がけになること。若いときに命がけで取り組んだ経験は、その後の生き方に大きな影響を与えること、すぐに結果が出なくても、それは人生の大きな財産になる、といったことをお話ししました。

 さあ、いよいよ 皆さんは、本日、高校を卒業し、それぞれの道に向かい進んでいくことになります。これからの人生は、もしかするとこれまで以上に険しい道のりになるかもしれません。その道のりを歩いていく皆さんには、目の前の現実から、決して目をそらすことなく、受け入れる心のしなやかさを身に付けていってほしいと思います。

 それと同時に、現実と真摯に向き合う自分自身をどうぞ大切にしてください。唯一無二の存在である自分自身をどうぞ愛してください。同じ時期を共に過ごした仲間の存在を忘れないでください。

「諦めなければ、かならず前に進むことができる。諦めなければ、かならず道は開ける。諦めなければ、かならず夢は叶う。」卒業に寄せて、私からの最後のエールとして受け取ってくれたら幸いです。

 皆さんの前途が明るく、幸多からんことを心からお祈りして、式辞といたします

 

令和六年三月五日

千葉県立流山北高等学校長 泉 水 潤 一

1月30日(火)修学旅行退町式団長あいさつ

 本部町並びに今帰仁村の民家の皆様、今回の民泊体験、誠にありがとうございました。生徒たちは、沖縄料理・菓子作り、三線体験、琉装体験、農業体験、塩作り、サトウキビ絞り、エイサー踊り、シーサー作り、古武道、方言体験、平和学習等、たくさんの体験をさせていただきました。その一つ一つが生徒にとって貴重な経験になったことは間違いありません。それは、また同時に、今の自分たちがどれほど恵まれているのかを再認識する機会になったと思います。

 今回の修学旅行は、今後も続く高校生活において、お互いを尊重し助け合える関係性を築く、大きな礎になったものと思います。

 民家の皆様の心温まるおもてなしと、家族の一員として接してくださったことに、改めて

“イッペー ニフェーデービル”(深く感謝申し上げます)。ありがとうございました。

 

1月28日(日)修学旅行入町式団長あいさつ

 本部町並びに今帰仁村の民家の皆様、“ハイサイ”(こんにちは)。“ハジミティヤーサイ”(初めまして)。私たち、千葉県立流山北高校2学年修学旅行団は、昨日(1月27日)から沖縄県にお邪魔しております。そして本日から「民泊体験」という事で大変お世話になります。

 ここでの体験は、高校時代の、というより人生の貴重な経験になろうかと思います。生徒たちにとって是非とも一生の宝となりますよう、厳しくも温かい目で見ていただければと思います。2日間、どうぞよろしくお願いします。