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2025年3月の記事一覧
3月24日(月)3学期終業式 式辞
皆さん、おはようございます。本日の終業式をもって実質令和6年度は終了します。皆さんにとって、令和6年度はどんな1年だったでしょうか。1年生の皆さんは中学校を卒業し、新しい環境に身を置いての1年間でしたが、高校入学に当たり、こんなことをがんばりたいとか、こんなことに取り組みたいといった理想を思い描いて高校生活をスタートさせたのではないかと思います。2年生の皆さんは、高校生活1年目の自分自身の取り組みに対して、この点は頑張ったけど、別の面では正直手を抜いたというか、適当になってしまったところを再確認して修正していこうという気持ちでスタートした人も多いのではないでしょうか。
私は、1学期、2学期の終業式の際、皆さんに「振り返りをしてほしい」と話をしてきました。今回は、1年間という大きな区切りに当たり、一人一人が自分自身の取り組みについて、じっくりと振り返るとともに、新年度に向けて良いスタートを切るために、いろいろと考えてほしいと思います。つまり、1年生は新2年として、学校生活の中心となります。学習面はもちろん、様々な行事への取り組みにも全力で取り組んでほしいと思います。2年生は新3年として、高校生活の総仕上げの年となりますので、自らが目指す進路実現に向け、ギアを一段上げる気持ちで取り組んでほしいと思います。
先週の全校集会で、進路部長の田中先生から「94.6%」という数字が何を意味しているかとの問いかけがありました。これは、先日卒業した今年の3年生の進路決定率であるとの話がありましたが、この94.6%という数字は、とてつもなく高い数字です。ちなみに1年前の卒業生たちの進路決定率は93.2%という数字が全校集会の中で示されていたのを記憶している人もいると思います。これもまたすごい数字です。90%を超える先輩たちが進路を決めている。残りの数%は未決定のまま卒業していく。90%側になるか、数%側になってしまうか、その差は、おそらくその後の人生に大きく影響していくことになります。
皆さんには、是非90%側になってもらいたい。というか、全員が自分の思い描いた進路を実現してほしい。進路決定率100%を目指してほしいと思います。
そのためには何をすればいいか。学校に休まず来ること。そのためには規則正しい生活を送ること。規則正しい生活を送るためには、自分の生活の中にルールを設けること。それは持続可能なルールであること。例えば、夜10:00には寝ること。朝ご飯をちゃんと食べること。遅刻せずに登校する事。できれば登校時間の30分前(8:15)が理想です。はやく着いたら、今日はこの授業があるな、予習復習が足りているかな、今日はこれをがんばろう、と言った具合にその日の目安を立てることができます。これを習慣にできたら生活に余裕が生まれ、気持ちにもゆとりが生まれます。自分が何をしなければならないのかが見えてきます。時間に追われるのではなく、自分で時間をコントロールすることを意識して生活してみましょう。始めるのは今。自分を変えられるのは自分自身。新年度に向け、万全の準備をお願いします。
3月5日 卒業証書授与式式辞
例年に比べ厳しい寒さが続いた冬から、寒暖を繰り返しながら 徐々にではありますが 春の訪れが感じられる今日の佳き日、保護者の皆様の御列席のもと、流山市立北部中学校 校長 高柴 昭宏 様、新川小学校 校長 門脇 哲也 様、本校 同窓会会長 赤澤 健児 様、本校保護者会会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、ここに 千葉県立流山北高等学校 第三十八回 卒業証書 授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
ただ今、本校普通科の課程を修了し、卒業証書を授与いたしました百六十六名の皆さん、卒業おめでとう。本校教職員を代表し、心からお祝い申し上げます。今日の日を迎えるまでに、皆さん お一人お一人に、一言では言い尽くせないほどの 様々な出来事があったことだと思います。それは、楽しいことよりも、辛くて、苦しくて、目の前の現実から逃げてしまいたい と思うことのほうが多かったかもしれません。それらの日々を、不断の努力により乗り越えてきた皆さんに対し、深く敬意を表したいと思います。
保護者 並びに御家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。このハレの日を迎えられましたことに 感慨もひとしおのことと存じます。この場をお借りいたしまして、これまで本校にお寄せいただきました数多の御支援、御協力に 深く感謝を申し上げます。
さて、本校は昭和六〇年に全日制普通科の県立高校として開校いたしました。開校当日の様子について、本校の十周年記念誌には、次のように記されています。「一九八五(昭和六〇)年四月十日、前途を祝福するかのような 雲一つない晴天の下、流山市文化会館を会場に、開校式・入学式が盛大に挙行され、第一期生一八二名が入学した。」
以来四〇年の長きにわたり、多くの生徒が本校で学び、巣立っていきました。
また、本校は、地域連携アクティブスクールとして、多方面からの協力のもと、「学び直し」と「キャリア教育」に重点を置いて 日々活動に取り組んでいることは皆さま御存じのことと思います。
このような、伝統と実績ある流山北高校を本日卒業される皆さんに私は、これまで 機会あるごとに私なりの言葉でエールを送ってきました。
昨年の四月。一学期の始業式の際には、「三年生の皆さんは、自らの進路を決定していくとても大切な一年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、目指す進路の実現のために、精一杯の努力をして、納得のいく結果を出してほしいと思います。」と話しました。
九月。二学期の始業式では、「各自が目標を立てて本日登校したでしょうか。小さなことでもいいので、「これだけはこだわりをもってやり抜くんだ。」というものを持って、毎日生活を送ってほしいと思います。」と話しました。
今年の一月。三学期の始業式では、「三学期は本当にあっという間に過ぎていきますが、とても大切な時期でもあります。三年生にとっては、高校とは全く違う、新たな環境に向かうためのとても重要な時期です。そんな大事な時期に風邪をこじらせて欠席したり、寝坊して遅刻したりしていては、もったいないと思いませんか。限られた時間を最大限有効に使ってください。そのためには、まずは健康第一、規則正しい生活でお願いします。今年一年が、皆さんにとって素敵な年になるよう願っています。」と話しました。
さあ、いよいよ 皆さんは、本日、高校を卒業し、それぞれの道に向かい進んでいくことになります。皆さんが進んでいく世界は、社会の構造や職業の在り方そのものが大きく変化しようとしています。情報化やグローバル化といった社会的変化が進展し、AIに囲まれた生活を送ることになったとしても、最後に重要なもの、それは“人間性”です。謙虚な気持ちで、様々な考えや価値観を受け入れ、他者と協働できる人間性こそが、多様化が進む現代において 諸課題を解決し、豊かな社会を作る基盤となります。誰もが予測できない時代だからこそ、皆さんには、高い志と意欲を持つ自立した人間として、様々なことに挑戦し、未来を切り拓いていってもらいたいと思います。
それと同時に、現実と真摯に向き合う自分自身をどうぞ大切にしてください。唯一無二の存在である自分自身をどうぞ愛してください。同じ時期を共に過ごした仲間の存在を、どうか忘れないでください。
一年以上前のことになりますが、沖縄修学旅行でガマを訪ねたときに、「校長先生、大丈夫ですか。足元、滑りやすいから気を付けてください。天井が低くなっていますから気を付けてください。」と、労わってくれた皆さんの心根の優しさは、今でも私の心の中に、温かな記憶としてしっかりと残っています。
周りの人を労わることができる皆さんは、間違いなく周りから愛されるはずです。ぜひ自信をもって、新たなステージに突き進んでいってください。
最後に、卒業される皆さんに、私からの最後のエールとして、次の言葉を贈ります。
「諦めなければ、かならず前に進むことができる。諦めなければ、かならず道は開ける。諦めなければ、かならず夢は叶う。」
皆さんの前途が、明るく、幸多からんことを心から祈念し、式辞といたします
令和七年三月五日
千葉県立流山北高等学校長 泉 水 潤 一
6月
9日(月)面談① 月123
10日(火)面談② 火123
11日(水)面談③ 水123
12日(木)面談④ 木345
13日(金)面談⑤ 月456
16日(月)面談⑥ 月123
17日(火)面談⑦ 火456
19日(木)木123 生徒会選挙
26日(木)期末考査1週間前
千葉県立流山北高等学校
〒270-0116
千葉県流山市中野久木7-1
電話:04 (7154) 2100
FAX:04 (7155) 6971
令和7年度入学者向けの学校案内が完成しました。
下の「学校案内.pdf」をクリックしてご覧ください。