校長日記 日々雑感

2020年5月の記事一覧

<3-027>日々雑感(事前登校日2)

2日間にわたって、グループごとの事前登校を実施しました。
生徒は、学校再開時の注意事項を静かに聞いていました。

6月1日からは、授業再開と同時に、生徒の個人面談も実施します。
面談を通して、生徒の心のケアを行ってまいります。

また、6月15日からは、保護者面談も実施します。
長期の臨時休業により、保護者の皆様も不安を抱えられていることでしょう。
お子様の学習、生活、進路等について、十分に担任と話してもらえるよう
日程にもゆとりを持たせました。
保護者の皆様には、ご多用のところ恐縮ですが、ぜひご来校ください。

なお、学校再開についてのお知らせ及び日程表をトップページに掲載しましたので
ご覧ください。

<3-026>日々雑感(事前登校日)

 本日と明日の2日間を事前登校日としました。
 生徒は、グループに分かれて登校し、6月1日から始まる授業や登校及び学校生活等についての説明を受けました。生徒のみなさんの在校時間は1時間程度でしたが、教室で静かに説明を聞いている姿が印象的でした。
 感染を防止しつつ、学校生活を取り戻すためには、一人ひとりの理解と実践が大切です。毎朝の検温、マスクの着用、そして手洗いの励行。みなさん、しっかりと実践していきましょう。

学年室前の廊下に貼られたピクトグラム

みんなで「新たな生活様式」を実践しましょう。

<3-025>日々雑感(6月の日課)

 昨日行われた職員会議で、6月1日からの授業再開について検討しました。
 その結果、次のとおり段階的に授業を再開してまいります。
 詳細は、5月28日、29日の事前登校日にお知らせし、学校ホームページに掲載します。

◆第1段階 6月1日(月)~12日(金)
 全学年で各クラスを出席番号の奇数、偶数で分け、午前と午後の分散登校で授業を行います。
 午前、午後とも40分の3限授業です。

◆第2段階 6月15日(月)~24日(水)
 各学年ごとに登校、下校の時間に時差を設けます。
 授業は、午前の40分の3限です。午後は、保護者面談を実施します。

◆第3段階 6月25日(木)以降
 学年ごとの時差登校により、40分の6限授業を行います。
 ここから昼食が必要になります。
 購買の開始については、現在検討中です。

 3密を回避し、手洗い、消毒等を徹底しながら学校を再開します。
 いよいよ、生徒の活動の様子をお伝えできることになります。

<3-024>日々雑感(学校再開に向けて)

 本日、首都圏4都県と北海道に出されている非常事態宣言が解除される方向で検討が進んでいるようです。
 本校では、5月28日(木)と29日(金)を分散の事前登校日とし、生徒の健康状態及び課題の取組状況等の確認をします。
 6月1日(月)からは、当面、分散登校での授業再開とします。
 詳細は、明日の職員会議で決定し、事前登校日にお知らせします。

 生徒のみなさん。体調を整え、登校の準備をしてください。
 みなさんが、元気に笑顔で登校する姿を楽しみにしています。

 『わらしべ長者』は少しお休みします。

<3-023>日々雑感(登校日を設けます)

 首都圏4都県と北海道の緊急事態宣言解除が見送られました。
 報道によると、25日(月)に首相が解除について検討するとのことです。

 そこで、学校では、6月1日から学校が再開されることを予測して、その準備のために5月28日(木)と29日(金)を登校日として、課題や健康状態の確認及び学校再開の説明を行うこととしました。
 生徒には、各学年を2クラスずつに分け登校してもらいます。3密を回避し、また、1時間以内で実施します。
 詳しくは、昨日配信したスクールメール及び学校ホームページで確認してください。

 さあ、いよいよ新しい日常の中で学校生活が始まります。
 引き続き、感染拡大防止の行動を意識し、実践しましょう。

<3-022>日々雑感(わらしべ長者その4)

 『わらしべ長者』についての4回目です。
 これまでは、人生の転機について、考えてみました。
 男が「転んだ」お話を例にすれば、「転ぶ=失敗・挫折」と考えることができます。
 でも、男は自分の足で立ち上がり、「西=未来」へ向かって歩き出した。
 自分の人生は、自分自身で変えられる。あるいは、失敗した時こそ、そこにチャンスがあるんだ。ということを伝えている気がしました。

 ここで、専門家のお話をご紹介しましょう。
 筑波大学名誉教授で小澤昔ばなし研究所所長の小澤俊夫先生が、ラジオ番組でこの物語について解説をされていました。
 日本の昔話は、『はなさかじいさん』に代表される教訓物が多いように感じられますが、実は、「子どもが成長する姿」、「自然との付き合い方」、「命とは何か」の三つをテーマにしたものが多いそうです。その中で、この『わらしべ長者』は、「子どもが成長する姿」をテーマにしているそうです。一見、この話は「運が良かった」ととらえられがちですが、子どもが成長する過程で大切なことを教えてくれていると解説されていました。
 明日は、そのことをご紹介します。

<3-021>日々雑感(わらしべ長者その3)

 『わらしべ長者』の続きです。
 さて、みなさん。この男は、わらしべと何を交換したかご存じですか。
 実は、この昔話には、たくさんのバリエーションがあり、私が読んだ本にはこうありました。「男は、飛んでいたアブを捕まえわらしべに結んだ」、「子が泣き止まず困っていた母親にそれをあげ、お礼にみかんをもらった」、「具合が悪くなり休んでいた娘さんにみかんをあげ、お礼に反物をもらった」、「死にそうな馬と反物を交換した」、「元気になった馬と屋敷を交換した」というものでした。別の話では、「その屋敷の娘さんが、あのみかんをあげて助けた人だったので、男はその娘さんのお婿さんになった。」、というものもあります。
 また、福島県に伝わるこの話には、観音様は出てきません。三人兄弟の末っ子で、父親から分け与えられた財産が「わらしべ」だったというものです。この話では、「わらしべ→ふき→みそ→名刀→庄屋の婿」という内容だそうです。
 全国に違う形で広まっていったのですね。
 
 ただ、全国に広まり、いまなお昔話として残っていることには、何らかの理由がありそうですね。

 明日は、専門家の話も交えながら、この昔話が私たちに伝えようとしていることを考えてみましょう。ただし、答えはありません。みなさん、一人ひとりの感じ方でよいと思います。

<3-020>日々雑感(わらしべ長者その2)

 『わらしべ長者』の続きです。
 さて、みなさんは、この男の転機はいつだったと思いましたか。
 私は、この男が「転んだとき」だったと思います。
 転んだ男は、観音様のお告げを信じて、1本のわらしべを握りしめたまま立ち上がり、自分の足で「西(未来)へ向かって」歩き始めました。そのとき、男は、「観音様を信じよう」、「自分の人生、とにかく前を向いて歩こう」と思ったのでしょう。
 みなさんは、どう思いますか。
 さて、この続きは、また明日。

<3-019>日々雑感(わらしべ長者その1)

 昔話の『わらしべ長者』は、ずっと不運だった男が、あるとき観音様にお祈りをしたところ、観音様から「お堂を出たとき最初に握った物を大切にしなさい。」というお告げをいただいたところから始まります。
 しかし、その男は、お堂を出たとたんに転んでしまいます。「ああ、やっぱりついてないや。」と思った男でしたが、1本の「わらしべ」をつかんでいることに気づきました。
 その男は、立ち上がり、観音様のお告げのとおりそのわらしべを握りしめ、西に向かって歩き始めました。その道中でつぎつぎと出会う人たちと物々交換をして、ついには長者となり裕福な生活をおくったという物語です。
 さて、みなさん。この男の人生の転機はいつだったと思いますか。
 一緒に考えてみましょう。

<3-018>日々雑感(新たな日常)

 昨日、39県について非常事態宣言が解除されました。
 これらの件については、段階的に自粛制限が解除されていくことでしょう。
 しかしながら、外国の例をみても、これまでのすべての日常に戻すことは危険です。
 
 私たちは、「新たな日常」を受け入れ、引き続き新型コロナウイルスに「感染しない」、「感染を拡大させない」という生活を送らなければなりません。

 さあ、みなさん。少しずつ社会が動き出そうとしています。
 みんなで「新たな日常」に協力しましょう。