校長日記 日々雑感

2019年10月の記事一覧

<306>日々雑感(本日の濃霧について)

 本日は昨日の降雨で空気が湿っており、しかも朝方、今秋一番の冷え込みがあった関係で濃霧が発生しました。濃霧によって、本校周辺の風景は中国の水墨画を思わせるような幻想的な光景となりました。
 この濃霧によって、視界が悪くなり、自転車通学等の生徒たちは気をつかったことと思います。また濃霧の影響で公共交通機関にも遅れが生じました。今後、湿度が高く、早朝の冷え込みが厳しい日には、再び濃霧の発生が予想されます。天気予報を参考にして、時間にゆとりをもって、行動してください。
  

<305>日々雑感(3学年総合的な学習の時間について)

 本日は、10月17日(木)に行われました「3学年の総合的な学習の時間」について紹介します。
 本時間では、外部講師として社会保険労務士の方をお招きして、「働くときの基礎知識」というテーマで、社会人として押さえておかねばならない基本について、お話をしていただきました
 職場で働くということは、職場と労働者間で労働契約が結ばれ、労働者が労働することで、職場から給料が支払われるシステムになっています。このように働いて給料をもらうということは、約束ごとで成り立っています。
 高校卒業後、就職する人たちは、これらの約束ごとを高校在籍の段階でしっかりと確認しておきましょう。社会人になるということは基本的に自己責任となります。働くときの基礎知識こそがトラブルを避ける力となります。
  

<304>日々雑感(流山高校 創立50周年記念式典について)

 本日は、10月23日(水)に流山市総合体育館で行われました「県立流山高等学校 創立50周年記念式典」について、紹介します。
 私は同じ市内に立地する県立高等学校:流山北高等学校代表として出席いたしました。
 千葉県教育庁企画管理部長様はじめ、大勢の来賓の方々が出席されている中、厳粛な雰囲気の中、式典が行われました。
 特に印象に残ったのは、生徒代表として挨拶をした女子生徒会長の立ち居振る舞いでした。あの大きな会場の中で、大変緊張していたと思いますが、はっきりとした口調で堂々たる挨拶ができていました。学校力の高さを生徒たちの姿から感じ取ることができました。

<303>日々雑感(強歩大会延期について)

 本日は、まとまった降雨があり、予定されていた「強歩大会」は来月の11月1日(金)に延期としました。
 強歩大会終了後の本校の良き伝統の一つとなっている、保護者会による「豚汁のふるまい」は、具材等を無駄にしない配慮から、本日の昼休みに行われました。
 「創立30周年記念誌」をひもときますと、この「豚汁のふるまい」は平成10年度から始まっており、本年度で22年の歴史を有しております
 保護者会の方々は足元の悪い中、早朝から足を運んでいただき、心のこもった美味の豚汁を作ってくださいました。有難いことです。ご多用の中、ご協力をしていただいた保護者会の方々に改めて御礼申し上げます。 
   

<302>日々雑感(全国高等学校校長協会について)

 本日は、10月21日(月)に東京都文京区で行われました「全国高等学校校長協会生徒指導研究協議会」についてふれます。
 本協議会は47都道府県の生徒指導研究協議会の代表委員の方が集まり、意見交換を行う貴重な場です。私が参加した協議会の構成メンバーは「青森、東京、長野、滋賀、鳥取、香川、熊本、沖縄、千葉」の一都八県の校長先生方でした。
 「ネット・SNSの適正な使い方」、「不登校生徒の対応」、「いじめ問題」等、生徒指導上の今日的課題について、有意義な意見交換を行うことができました。本日の協議内容を参考にしながら、今後の本校生徒指導の在り方について、良い方向へもっていこうと思います

<301>日々雑感(中間考査等について)

 本日は、2学期の中間考査の2日目です。中間考査は21日(月)から始まっておりますが、昨日は「即位の礼」の関係で祝日となり、中休みができました。考査対策の時間がたっぷりととれたことと思います。
 さて、秋が深まってまいりました。甲府地方気象台は昨日の10月22日(火)に富士山の初冠雪を確認したことを発表しました。これでも平年より22日程、遅いそうです。標高3775mの観測点では氷点下4.1℃となっており、高地では早くも冬の到来ですね。
 本校の図書館パネルも秋バージョンに衣替えとなりました。中間考査終了後は、秋の夜長に活字に親しんでもらいたいものです。

<300>日々雑感(日本史Bの授業について)

 本日は、10月9日(水)に行われました「3学年の日本史B」の授業について紹介します。
 本授業のテーマは「平安時代の初期の特色」でした。ご承知のとおり、奈良時代は飢饉、疫病等の社会的不安もあって遷都を繰り返した時代でした。
 本授業では、奈良の平城京から京都へ遷都した桓武天皇の業績を柱において進めていました。桓武天皇の弟にあたる早良親王(さわらしんのう)が長岡京遷都の造営リーダー藤原種継(ふじわらのたねつぐ)暗殺の嫌疑をかけられて、淡路島に島流しにあった歴史的背景の説明がありました。
 785年に暗殺事件が起きたと歴史的事実を丸暗記するのではなく、事実の裏にある人間関係のどろどろした部分がおもしろいと感じました。一見遠回りのように感じますが、私たちの脳は、こいったエピソードを記憶の軸にすると、しっかりと長期記憶として定着するようになっています。れはおもしろいといった知的好奇心の役割は大きいのです。
 「なぜ長岡京から短期間で平安京へ都がうつされたのか」といった歴史的な興味をそそる課題が提示され、生徒たちは自分なりに考えて、発表をしていました。このように授業の中で考える習慣を身につけてください。
     

<299>日々雑感(古典Aの授業について)

 本日は、10月8日(火)に行われました「2学年の古典A」の授業について紹介します。
 本授業では形容動詞(ナリ活用とタリ活用の識別)・形容詞(シク活用とク活用の識別)の古典文法を取り上げていました。本授業の特色は「丸暗記・棒暗記」を否定しており、原理・原則に重きをおいていることでした。
 古文単語(美し)を現代語(美しい)に置き換えれば、容易にシク活用と判断できますね。現代語はかつて古い時代に使われてきた用語が変遷してきたと考えれば、現代語に置き換えて考えていく手法は、汎用性・応用性において優れた手法と感じました。
  

<298>日々雑感(コミュニケーション英語Ⅲについて)

 本日は、10月7日(月)に行われました「3学年のコミュニケーション英語Ⅲ」の授業について、紹介します。
 本授業では仮定法の基本ルールを理解することに力点がおかれていました。問題形式で自らの力で仮定法過去(現在の事実に反する仮想は過去形で表現する)、仮定法過去完了(過去の事実に反する仮想は過去完了形で表現する)を識別する課題が提示されました。
 多くの生徒は意欲的に取り組んでおり、時制をずらすことによって、現実から離れていることを表現する仮定法のポイントを押さえていました。
 授業終了前の5分間で全員起立して、仮定法の英文の音読をして、本授業の振り返りを行っていました。音読を多用するによって、自然と仮定法の表現が頭に抵抗なくしみこむことを期待しています。
     

<297>スマートサイクルちば等について

 台風19号が去って秋の深まりを感じるようになりました。県内でも被災している地域が多数あります。一日も早い復興をお祈り申し上げます。
 ところで、本校では中間考査6日前となり、部活動等停止期間に入りました。しっかりと中間考査の準備に取り掛かりましょう。
 また、本日、恒例の「スマートサイクルちば」が行われました。生徒会役員の生徒達が中心になって、交通安全の大切さを呼びかけてくれました。秋の深まりとともに昼間の時間が短くなってきています。日暮れがはやくなってきて、下校時には暗くなってしまい、見通しが悪くなってきています。死角になる場所では、必ず立ち止まり、左右の確認をしっかり行いましょう。自分の身は自分で守っていくことが基本です。どこに災難があるかわかりませんから。