校長日記 日々雑感

2015年12月の記事一覧

初任者の研究授業です。



 すみません。本校の初任教員は3名いるのですが、バタバタしていて他の2人の写真を取り忘れてしまいました。
これは国語の授業ですが、ちょうど故事成語の授業です。今の若者は故事成語をなかなか知らないので、独自に作成した
カルタを使って、カルタ取りをしながら故事成語を覚えようという意欲的な内容でした。カルタを取った後に、意味を調べ、例文を作らせるという作業を行わせることで、記憶として定着させようという工夫が見えて、とても楽しい授業でした。
 他の2人の初任者も意欲的に授業改善に努めてくれていて、本校の授業の質をより高めてくれています。
 文部科学省もアクティブラーニングということを提唱しています。アクティブラーニングとは何かという議論もあるようですが
本校では生徒の興味・関心を刺激して、生徒が受け身なだけではなく、生徒自身が学習活動に取り組む場面を作り出すよ
うな工夫を授業で取り入れて行くように、取り組んでいます。
 学び直しも含めて、授業の質を高めて行く努力を続けて行きたいと考えています。

創立30周年記念式典ありがとうございました。

 すみません。一月以上前のことになってしまいます。
11月2日に本校創立30周年記念式典を行いました。
多くの来賓の方々をお迎えして、特に地元の方々を沢山お招き出来たことが
一番の喜びでした。
 そして、予行では大丈夫だろうかと一人やきもきしておりましたが、
生徒達が本番ではきちんと行動してくれました。
特に、あんなに大きな声で歌った校歌を聴いて感激しました。
やはり、地域の方々に支えて頂き、地域に生徒と共に貢献できるような学校に、
して行かなくてはいけないと、改めて強く思いました。
 拙い文ではありますが、私の挨拶を掲載させていただきます。
『式  辞
 本日、千葉県立流山北高等学校、創立三十周年記念式典の開催にあたり、公私ともにご多用のところを、このように沢山のご来賓の方々の御臨席を賜り、かくも盛大な記念式典を挙行出来ますことは、この上ない喜びであります。ありがとうございます。
 また、歴代の校長先生、職員の方々に、本日に至までの本校の基盤を築き上げて頂きましたことに、感謝申し上げると共に、この式典の開催に当たり、実行委員会や保護者会をはじめ、同窓会、地域の皆様には、多大なる御支援を賜りましたことに、改めて御礼申し上げます。
 近隣の流山工業団地内の鳰鳥(にほどり)公園内に「鳰鳥(にほどり)の葛飾早稲を響(にへ)すとも その愛(かな)しきを外(と)に立てめやも」という歌碑が立っております。万葉集にも謡われているこの歌は、深い恋の歌でありますが、そのように歌われるほどの葛飾早稲、その発祥の地と言われる流山のこの地に、昭和60年、流山北高校は産声をあげました。本校がこの地で開学するに当たっては、本日御臨席賜りました秋元大吉郎様が当時市長をなされており、「これまでは地を耕した。これからは人を耕す。」と言われて、流山市あげての応援の中でスタートしたと伺っております。
 以来三十年、すべてが順調に過ぎてきたわけではございません。もちろん、上り坂もありましたし、下り坂もありました。素晴らしい晴天に恵まれた時もありましたし、疾風怒濤の時代に模索したこともございました。その頃の諸先輩方、卒業生達、保護者の皆様、そして地域の方々のご助力があって、現在を迎えることができました。
 そして、本校はご存じの通り本年4月より県教育委員会の指定をいただき、地域連携アクティブスクールとして新たなスタートを切ることが出来ました。そのスタートにおきましては流山市教育委員会をはじめ、地元流山の小学校、中学校の校長先生をはじめとする多くの先生方、そして流山市商工会議所、自治会、NPOをはじめとする地域の皆様の暖かい応援をいただきました。この地域の皆様に見守られ、地域の皆様に貢献して行く学校として新しいスタートを切ることが出来ましたことは、何にも代え難い幸せであり、本校の校章にあります北極星のように輝く運勢を持った学校であると感じ、生徒職員一同心より感謝いたしております。
 経営の神様と言われた松下幸之助さんは「成功の秘訣は、成功するまで続けること」と言われています。まさに本校は学び直しの学校として新しいスタートを切りました。勉強での学び直しに限らず、日常生活の学び直し、自分の進路に対する学び直しの三つの学び直しを目標に掲げております。これからの流山北高校の大きな使命は、生徒達をきめ細かくサポートし、根気よく努力を続け、地域に貢献し、人生の成功に向けて、倦(う)まず弛(たゆ)まず努力を続けてゆく人材として育てて行くことにあると強く考えております。
 結びに、これまで本校の教育活動を御支援くださった御来賓の皆様をはじめ、本校に思いを寄せてくださる多くの方々に心からの感謝を申し上げるとともに、今後とも本校の教育活動に対して、御理解と御協力を賜りますことをお願い申し上げ、式辞といたします。
平成二十七年十一月二日    
千葉県立流山北高等学校長 三橋重信
 また、ご挨拶させていただく前に、8月5日にご逝去されました、本校初代校長の蓮田光雄先生のご冥福をお祈りして、全員で黙祷を捧げさせていただきました。