校長日記 日々雑感

2015年7月の記事一覧

保護者会広報誌「穂波」から

 穂波の巻頭言では、4月より始まりましたアクティブスクールを紹介して、このように書かせていただきました。
『「地域連携アクティブスクール」スタート
                                校長 三橋重信

 皆さんもご存じのように、流山北高校はこの4月から「地域連携アクティブスクール」として新しいスタートを切りました。このスタートにあたり、2つのことを掲げました。
 その第一に掲げた目標は『努力・自律・前進』です。昨年は「努力」することの大切さを色々な場面で、生徒達に話してきました。今年はそれを一歩進めました。自分を変える、自分を成長させる、周囲の人たちのために「努力」を怠らない。その努力のうえに立って、自分の行動をきちんとする、自分の考えをきちんとする「自律」。そして、自分を成長させ、周りの人たちに貢献できように「前進」することを、常に目指してほしいからです。
 第二に掲げたのは、「地域連携アクティブスクール」としての基本である『三つの学び直し』です。「地域連携アクティブスクール」は、簡単に表現すると学び直しの学校です。しかし、単純に中学校等での学習内容を学び直すという意味ではありません。それまでの、学習・生活・行動のすべてを見直して、前進するための学校です。それは次のようになります。
①学習の学び直し 「基礎学習」の時間を中心に、基礎の勉強から学び直します。少人数授業・習熟度別授業・TT授業で、丁寧に学び直します。授業に臨む姿勢を重視して評価し、取り組む意欲を学び直します。
②生活の学び直し 厳しい生活指導・服装指導で基本的生活習慣を学び直します。スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーによる相談体制で、きめ細かい指導で、毎日の生活に対する姿勢を学び直します。
③道徳・キャリア教育の学び直し 充実した道徳教育・キャリア教育のプログラムによって、自分の進路を学び直します。キャリア教育支援コーディネーター配置も含めた、きめ細かい進路指導体制によって、自分の進路実現100%を目指して、学び直します。
 流山北高校はこのように「地域連携アクティブスクール」という新しい看板を掲げたました。しかし、全く異なる学校になってしまうわけではありません。全く変わらない根本的な姿勢として、社会人として立派に行動できるように、信頼される人間として社会に貢献できる生徒を育てるという目標があります。そしてその目標に向かって、流山北高校の先生方は、日々生徒の指導に精力を傾けているのです。
 ですから、単に高校卒業という資格を取るために勉強する学校ではありません。単に、中学校まではテストで点が取れなかったから、テストでの点が取れるように教えるのではありません。これまで、遅刻や欠席などが多かったから、服装がきちんとしていなかったから、行動がきちんとしていなかったから、きちんとするように躾けるだけではありません。単に法律で決まっているから、校則で決まっているからする学校ではありません。生徒一人一人の成長を丁寧に助け、生徒の成長にとって良い事なのか、悪いことなのかを、その基礎において学校としてまとまって指導をしています。本校の3年連続斡旋就職100%決定も、この姿勢を企業の方々が評価してくださったものと感じています。
 有名な小説家の武者小路実篤は「才能で負けるのはまだ言い訳が立つ、しかし誠実さや、勉強、熱心、精神力で負けるのは人間として恥のように思う。他では負けても、せめて誠実さと、精神力では負けたくないと思う。」と言っています。一緒に努力し、信頼される社会人と慣れるように頑張りましょう。』

終業式




 お陰様で無事に1学期の終業式を迎えることができました。
生徒達には、以下のような話しをしました。
『おはようございます。随分と元気な返事が返ってきて気持ちがいいですね。
最近は随分と挨拶してくれる人が増えて、気持ちがいいです。
残念なのは、耳にイヤホンをしていて、無視する人とか、挨拶に気が付いててくれないひとがいることです。
みんなが、挨拶を気持ちよく出来る学校になってほしいです。。

 そして、最近は儀式ではきちんとしようということで、みなさんがきちんと制服を着ていて、気持ちが良いです。今まで以上に、きちんとした服装で臨むようになって、気持ちがいいです。素晴らしい事です。
 単に外見にこだわっている訳ではありません。流山北高校は就職を希望する生徒が沢山います。
  求人票が色々な企業から来る時期。沢山の企業の方々が、毎日のように、毎時間のように、来校して、進路指導室へお話に来てくれている。
 そのときに、きちんとした服装の生徒が、明るい挨拶をしたら、だらしない服装の生徒が無視して通り過ぎたら、君らが社長だったらどちらからとるか、想像してみて欲しい。
 普段から、きちんとした服装をすることで、評判が高まれば、より多くの会社が流山北高校から採用してくれるようになります。今日のような服装ですごしてほしい。
 一学期を振り返って、精一杯頑張れたなという人?手を挙げてみてください。
 それでは、まだまだ悔いが残るなと言う人、手を挙げてください。
 私はどうだったか? やり残したことが随分とあって、まだまだでしたね。
 部活動、随分と頑張ってくれましたね。一昨日の高校野球夏の大会。結果は厳しかったですが、一生懸命にプレーする姿と、一生懸命に応援する応援団。
 すがすがしい気持ちになりました。そして、今学期は、ソフトテニス部ベスト16、卓球部のベスト16、弓道部、陸上部、水泳部と県大会に進出する活躍をしてくれました。
 自分を高めようとする努力の姿勢。素晴らしいですね。大事だと思います。
 話しが変わりますが、今年は第二次世界大戦が終わって70年にあたる年です。
ニュース等で安倍首相の戦後70年談話がどうのこうの、という報道を耳にした人もいると思います。
 それにつられて、わたしも「日本の一番長い日」という本を読みました。
 日本が第二次世界大戦で無条件降伏を受諾するまてまでの話。
 その本の中で、私が一つ凄く気になったことがあります。
戦争を終わらせるのに反対する、陸軍の若手将校がいるのですが、彼らは、自分たちは、国を思ってやっているんだ。目的は悪い事じゃない。だから、その「真心」をみんな分かってくれるはずだ。と思い込んでいるのです。
 でも、それで何万人ものひとを騙し、何人もの人を殺してしまうのです。
 仮にそのクーデターが成功して、本当に本土決戦なんて事態になったら、日本人は多分、いなくなってしまったでしょう。
 ちょっとレベルは違いすぎますが、「そんなつもりじゃなかった。」なんて、どこかで聞いたことがある気がします。
 TwitterやLINEなどのSNSに何も考えずに、自分の個人情報や写真、他人の個人情報や写真をアップして、「そんなつもりじゃなかった」って、後で言い訳を言う。
 誰かが嫌がるような事をして、嫌がるような言葉を投げつけて、「そんなつもりじゃなかった。」って言い訳を言う。
 自分が思っていることが、すべてではありません。人は一人では生きてゆけません。
 自分の行動が、周りの人にどんな影響を与えるだろうかと考える。
 自分の言ったことが、周りの人にどんな影響があるかを考える。
 それが、立派な社会人となるためには、当然出来なければいけないこと。
 前にも話したかも知れないが、クラスに40人くらいいる。学年に200人以上いる。なんでいるのか?なんでそういう学校に通うのか?
 助け合って、協力し合って、力を伸ばすために、学校に通うのです。
 自分の力はまだまだだけど、みんなで力を合わせれば凄いよね、となるために学校へ通っているのです。
 みんなでまとまって、力を合わせて成長できるように努力してください。
 これから夏休みです。
夏休みは、生活のリズムが乱れがち。夜遅くまで遊んでいないで、早寝早起き、計画的に過ごして欲しい。9月は先生方が一番心配な時期です。夏休みにリズムを狂わせて、学校へ通えなくなる、遅刻や欠席をする人が増える。
 2学期にちゃんと学校に通えなくなる。
 ぜひ、きちんとしたリズムで計画的な生活をしてほしい。
そして、何か本を読んで欲しい。本は人生を豊にします。
 ウォルト・ディズニーさんは、こう言っている。
 宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。そして、何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ、と。
 規則正しい、有意義な夏休みを送ってください。』

高校野球千葉県大会 対千葉北高戦頑張りました。



 本日の柏の葉球場第3試合、本校対千葉北高戦、健闘も及ばず12対1で敗れました。
最初は硬さがありましたが、何度も牽制で走者をアウトにするなど、徐々にペースを取り戻し
ましたが、力及ばず、残念な結果となりました。
 しかし、昨年以上に一生懸命なプレーをする野球部員と、一生懸命な応援団の生徒達が
輝いた試合だったと思います。
 これからも一生懸命さを忘れずに、伸びてくれる生徒達に、私も励まされました。

応援練習頑張ってます

 夏の高校野球、千葉県大会。流山北高校は14日火曜日に柏の葉球場で、千葉北高校とわせがく高校の勝者と対戦します。野球部も毎日一生懸命に、試合に向けて練習をしています。
 有志で結成された応援団の練習にも熱が入っています。
 全力で戦い、全力で応援し、悔いのない試合をしてほしいと思っています。