校長日記　日々雑感

2015年3月の記事一覧

春爛漫です

投稿日時 : 2015/03/30  1 


































ニュースでは関東近県で桜満開の声が聞こえてきます。
流山北高校でも、かなり咲き始めました。桜だけではありません。
菜の花や色々な草花が、春の訪れを感じさせてくれます。
　桜をはじめとする花々が、新入生の入学を歓迎し、待ち望んでいる
かのようです。来年度はより一層、充実した学校生活となるように、
努めてまいります。

平成２６年度終業式にあたって

投稿日時 : 2015/03/24  1 
　色々なことがあった平成２６年度も、本日で終わりです。これから新年度への準備のための春休みが始まります。希望に胸を膨らませた新入生を迎えるために、教職員も生徒もしっかりと準備をしておかなくてはいけないと思います。
　終業式では以下のような話を１・２年生にしました。
　第一に、成績会議で進級できなかった生徒、単位を落とした生徒がいた。しっかりと努力した結果だろうか。残念な結果だった生徒は、遅刻・欠席・早退が他の生徒と比べて多いように見える。自分の生活をきちんとしているのだろうか。これまで見てきた生徒の中で、成績の良い生徒はきちんと自分を管理できていた。遊びたい等の気持ちに負けずに努力して欲しい。
　第二に、あるところでとても悔しく悲しい思いをしたこと。ある人が、家の前の自転車の籠にゴミを捨てて行く生徒を見かけて、見慣れた制服だったので、「これはゴミ箱かい？ゴミ箱なら捨てていいけど、ゴミ箱じゃないんだったら、捨てちゃだめだろう」と言ったら、慌ててゴミを持って行ったと話してくださった。まさか、自転車の籠とゴミ箱の区別が出来ない生徒がいるとは思えない。学校の決まりとか、社会の決まりは、君らを縛るためにあるんじゃない。立派な社会人となるためにある。高校に入学して１年以上経った。自分がやりたいからではなく、学校が、社会が何を求めているかをわかって行動して欲しい。
　第三に、日本経済新聞のコラムで、Jリーグチェアマンの村井さんが書いていたこと。Jリーグの新人達にした話だそうだが、厳しい世界で、平均在籍期間は６．３年。一度も試合に出られない選手もいる。心技体に違いはない。仲閒や指導者やフロントやファンや地域の人と交流を持ってコミュニケーションをとって、何が必要なのか、自分がどうすべきかを常に考えている選手が生き残っているそうです。学校も同じです。自分のやりたいことだけをやっていたのでは、学校を続けてゆけません。立派な社会人となるために、学校の決まりを、先生方の指導に素直に従って行くことが、大切です。
　これから春休みです。とかく春休みは宿題もなく、羽を伸ばしてしまう傾向があるようです。そうではなく、次の学年でしっかり出来るように、しっかり準備をしてほしい。

　来年度からはアクティブスクールとして本格的に始動します。生徒達も先生方も学校も、今まで以上に力を発揮してゆけたらと思っています。
　１年間ありがとうございました。

第２８期生卒業にあたって

投稿日時 : 2015/03/09  1 
　一昨日、３月７日（土）に本校第２８期生の卒業式を無事終えることができました。
１７３名、一人の欠席もなく、全員の晴れやかな顔を見ながら卒業証書を授与する
することが出来ました。特に、卒業生達が選んだ卒業の歌「栄光の架け橋」は、彼ら
の万感の思いがこもっていたのでしょう。練習の時よりも、どんな時よりも大きな素晴
らしい声で歌い上げ、指揮も演奏も卒業生という、素晴らしいものでした。壇上から
見て、万感迫ってこみ上げるものがあったのでしょう。涙を流しながら歌う卒業生の
姿は素晴らしくもあり、誇らしくもありました。私もつられて、もう少しで落涙するところ
でした。式辞でも触れましたが、これから社会の色々なところで活躍する卒業生達の
幸せと健康と発展を、心から願っています。
　蛇足ではありますが、式辞の一部分を抜粋して掲載させていただきます。
「　　　式　　　辞
（前半省略）　
　こうして皆さんが今日のこの日、この卒業式を迎えることが出来たのは、もちろん皆さん自身のたゆまぬ日々の努力の賜ですが、その陰には、いつも皆さんを慈しみ育んでこられた保護者やご家族の愛情があります。そして、優しくあるいは厳しく叱咤激励し、教え導いてくれた先生、互いに思いやり合い、助け合った友人達、そして思いやりを持って暖かく見守っていただいた地域の方々に支えられたものです。これらの人たちへの感謝の気持ちを忘れてはなりません。
　卒業生の皆さん、皆さんはよく頑張りました。私は１年だけの付き合いでしたが、星河祭文化の部では、色々な出し物を夏休み中から一生懸命に準備し、先生方と一緒に力を合わせて作り上げた姿に感心し感動しました。星河祭体育の部では団長を中心に下級生をまとめ上げて、一生懸命に力をふるったリーダーシップに感心しました。頑張り励まし合って歩き通した強歩大会、一生懸命に走ったマラソン大会など、本当によく頑張ってきました。そして、斡旋就職決定率１００％を３年連続で達成し自らの進路をきちんと決めた君らは、本校の誇りです。胸を張り自信を持って、この流山北高校を巣立ってください。
　まさに、２１世紀の日本を担うのは君たちです。これからの日本を担って行くのは、ノーベル賞をもらった学者でも、偉い政治家でもありません。君ら一人一人です。君らがこれからの日本の社会を、色々なところで担って行き、支えて行くのです。高校生活を顧みますと、皆さんは本校の三年間で、厳しい学習指導や生活指導など、他校では経験できない一本筋の通った高校生活を過ごし、自らを厳しく鍛えて成長させてきました。この流山北高校で学んだ忍耐力と集中力、そして仲閒と助け合った絆を忘れずに、自信と誇りを持って、流山北高校で養った力を、思う存分に発揮してください。
　ここで皆さんの旅立ちにあたり、はなむけの言葉を贈ります。
 　一つ目は、「径寸十枚これ国宝に非ず、一隅を照らすこれ則ち国宝なり」という比叡山延暦寺を開いた最澄の言葉です。その意味は、お金や財宝は国の宝ではなく、家庭や職場など、自分自身が置かれたその場所で、精一杯努力し、明るく光り輝くことのできる人こそ、何物にも変えがたい貴い国の宝であると言うことです。それは、一人ひとりがそれぞれの持ち場で全力を尽くすことによって、社会全体が明るく照らされていくということでもあります。自分のためばかりではなく、人の幸せ、人類みんなの幸せ求めていってください。「人の心の痛みがわかる人」「人の喜びが素直に喜べる人」「人に対して優しさや思いやりがもてる心豊かな人」こそ国の宝であるということです。 そして、そういう心豊かな人が集まれば、明るい社会が実現します。
　二つ目は、「平凡なことを毎日平凡な気持ちで実行することが、すなわち非凡なのである。」という、狭き門などの作品で有名なフランスの作家アンドレ・ジイドの言葉です。決して他人より非凡であろうとする必要はありません。きちんと生活をする努力、自分を高めて行く努力を、少しずつでも良いです。毎日続けてください。その不断の努力が、君らを光り輝く存在へと高めてくれるはずです。これから皆さんが歩む道は、就職であろうと進学であろうと、決して平坦な道ではありません。数々の困難と挫折が待っていると言っても良いでしょう。そんな時も、この流山北高校で学んだ自信と誇りを持ち、平凡でかまいません、たゆまぬ努力を続ける人であってください。
　さて、終わりになりましたが、保護者の皆様には、この三年間、本校の教育活動に絶大なご理解とご協力を賜りましたことに、心から感謝申し上げます。
　本校も、４月から地域連携アクティブスクールとして、これまでの発展の歴史を基礎として大きく飛躍しようとしています。これからも流山北高校は、卒業生が母校として自慢できる学校となるよう、一層邁進して行く事を約束いたしますとともに、卒業生の皆さん一人ひとりの限りない発展と豊かで幸せな将来を願って式辞といたします。」

第二期合格発表

投稿日時 : 2015/03/07  1 

　昨日、第二期の合格者の発表と、入学許可候補者への書類配布を行いました。
今回の入学者選抜は、二回とも沢山の方に志願をしていただき、本当にどの志願者を
合格としたら良いのか悩みました。改めて、志願していただいた中学生と、本校を支持
していただいた中学校の先生方に厚く御礼を申し上げます。
４月からは地域連携アクティブスクールとして新たなスタートを切ります。今回、入学許
可候補者のなった方々は、アクティブスクール第一期生として、本校の新しい時代を手
たずさえて切り開いて行くことになります。丁寧な指導、丁寧な教育を目指して頑張りま
す。今後もよろしくお願いいたします。