校長日記 日々雑感

<205>日々雑感(世界史Bの授業について)

 本日は2学年の世界史Bの授業を紹介します。
 本授業では、アケメネス朝の成立から滅亡までを取り扱いました。「2000年以上の古代の歴史を学ぶことにどのような意味があるのだろう」と疑問に感じている皆さんもいるかと思います。
 過去の歴史を学ぶことは、これからの生活をよりよい方向へもっていくためのヒントとなります。たとえば、アケメネス朝の全盛期を築いたダレイオス一世は、おさえるべきところはおさえ、諸民族の固有な文化は尊重していく体制をとりました。強硬的な姿勢ばかりでは、必ず反感をかい、反動が生じます。柔軟な対応も必要なのです。
 このように相手の文化に対しては寛容な姿勢をとることが、社会を安定させる一つのこつとわかれば、私たちの現代の生活にも活かすことができます
 本授業では、過去の歴史的人物が考案した知恵を私たちの生活に活用していく重要性を常に意識しながら進められていました。