校長日記 日々雑感

二学期終業式です。

 長かった二学期も最終日を迎えることが出来ました。地域連携アクティブスクールとして再出発して2年目を迎え、生徒達の活躍、先生方の頑張り、地域の方々に応援をいただいて、成果が目に見えて出てきた学期でもありました。学習の面でも生徒指導の面でも、地域との連携の面でも、少しずつではありますが、これまでの努力の成果が出てきました。その反面で、地域の方々からのご意見を伺う場をもっともっと作らなければならないと反省しておりますし、地域の方々のお力を学習ボランティアを中心としてお借りしなければいけないと反省しております。
 最近、本校から見える富士山の写真を何枚か掲載しています。生徒一人一人を、富士山のように色々な事に動じない、しっかりとした存在に育てて行きたいと思います。
 終業式では、以下の様な趣旨で生徒達に話しをいたしました。
①おはようございます。
 二学期の始業式に私が皆さんにお話ししたことを覚えていますか?
 二学期は色々な行事があるから、クラスや仲間と協力して、力を合わせてやって欲しいと話しました。
 文化祭。本番の出し物、コーヒーカップを始めとする力作揃いで、お化け屋敷や迷路、ゲームもそれぞれで工夫を凝らして、
 中庭や体育館のステージでも色々な団体が頑張ってくれて、食品団体も一生懸命にやってくれて、
 年々盛り上がった良い文化祭となってきたと感じています。
   私が一番感心したのは、開会式での出し物紹介。
 昨年までは、出し物の内容とは関係のない、一発芸などが多くて、正直、ガッカリしていました。
 今年は、内容は色々でしたが、自分たちで考えて、工夫をした様子が分かって、
 もの凄く嬉しかったし、内容的にも良かったと思います。
 体育祭、多少、ケガをしたり体調を崩した人が出たのは残念でしたが、
 皆で協力して進行させていったおかげで、時間よりも早く進みましたね。
 リレーでの選手の力走と応援の盛り上がりも忘れられません。
 強歩大会。ガッカリしたのは、雨天時の用意をしている人が本当に少なく、
 昼からはほとんどの人が雨に打たれて歩いていたことです。
 しかし、そんな厳しい状況にもめげずに、
 ほとんどの人が励まし合いながら、楽しみ合いながら、歩ききってくれたことに感謝します。
 インターンシップ。何人か、何らかの事情で休んだ人もいたようですが、
 ほとんどの人は、笑顔で一生懸命に職場体験をしてくれ、
 受け入れ先の事業所でも、好印象を持って頂いていることがわかり、
 本当に嬉しかったです。

 また、3年生に皆さんの頑張りで、ほとんどの人の進路が決まってきました。
 3年生、よく頑張ってくれています。

 ただ、卒業までまだ安心はせずに頑張りましょう。

②しかし、その反面、昨日の成績会議では成績不振の生徒、
 欠席や遅刻が多く進級や卒業が難しい生徒の報告を沢山受けました。
 何度も強調してますが、高校は小学校や中学校とは全く異なります。
 何となく過ごしていても、2年生や3年生にはなれません。
 卒業できません。
 皆さんも分かっているとおり、流山北の先生方は、単にテストが出来ないだけで、ダメだとは言いません。
 授業中に寝てばかりいる人、プリント類をやらない人、課題を出さない人などはダメです。
 先生方の指示に従って頑張っている人は、きちんと評価してくれています。
 私も努力をしない人は評価する価値が無いと思っています。
 進級、卒業に向けて、自分の態度を反省して全力で取り組んでください。
 私は授業を持っていたときは、点数が取れなくても一生懸命にやる人は何とか進級させました。
 その代わりに、90点や100点をとっても、いいかげんでちゃんとやらない人は、進級させませんでした。
 校長としても同じです。一生懸命にやっている人は何とかしたいと思います。
 やらない人は絶対に進級、卒業させません。
 努力をしない人は絶対に進級や卒業はさせません。
 進級、卒業も、クラスの仲間、学年の仲間、部活の仲間と力を合わせることが大切です。
 
③さて、年末年始の休みに入ります。
 例えば、初詣とか行きますか?年賀状は出しますか?
 最近の若者はSNSで「あけおめ」とかやって終わりですか?
 この年末年始は、大晦日やお正月の意味を考えてみてください。
 例えば、門松を知ってますよね。
 まあ、本当の門松を玄関や門に飾っている家はあまりなぃでしょう。
 私の家も市役所から配られる印刷したものを
 玄関に貼るだけです。
 もともとは、庭の真ん中に松の枝を立てたことから始まった
 と聞いたことがあります。
 正月に年神様が家に来るときの目印に
 立てたのだそうです。
 松の木の枝に神様が宿るという考え方もあるそうです。
 各家に来るほど神様がいたのかって思いませんか?
 日本は古来から、人は死ぬと神様となり
 山や川や木などに宿り、人々を守ると信じられていたそうです。
 そのご先祖様である神様が
 正月には各家を訪れる訳ですね。
 そんな風に、日本では生きている間だけではなくて、
 死んだ後も助け合う、支え合うと考えていた訳です。
 宗教とか霊とかの話しではありません。
 日本では昔から、年の初めというのは、自分を守ってくれている人達、目に見えない存在も含めて
 感謝して、新しい年に向けてみんなで一緒に頑張ろうという決意を新たにする時期なんですね。
 是非、今年何が出来なかったのか、何か出来たのかを考え、協力し合えたのか、助け合えたのかを考えて、
 新しい年の目標を考えてみて欲しいと思います。
 目標がないところに成功はありません。
 是非、遊んでばかりいないで、新しい年の目標を立ててください。
 そして助け合うには、人に優しくなるにはどうしたら良いだろうかと考えてください。