校長日記 日々雑感

<273>日々雑感(防災訓練について)

 9月は防災月間です。本校では、5限に大地震を想定した防災訓練(地震及び地震による火災発生(二次災害)を想定した避難訓練)を実施しました。
 体育館へ避難する様子を見ましたが、大多数の生徒はおしゃべりすることなく、速やかな移動がなされていました。
 避難完了後の教頭先生(専門は地学)による講評・講話の中で、首都圏直下型地震の発生確率が示されていました。内閣府の発表によりますと、2011年を起点として30年以内の発生確率は70%程度と言われています。この70%程度という数値は低く見積もっており、98%に及ぶと指摘している地震専門家もいるそうです。70%~98%といった数値をどう思いますか。
 地震多発国である日本で暮らしている私たちにとって、被災は宿命的なものです。地震発生は人力ではとめられません。ただし、大地震に対する意識の持ち方、事前準備等によって、減災することは可能です。
 本日の防災訓練を一つの契機として、当事者意識を高め、日ごろからの地震等の自然災害に対する備えについて見直していきましょう。