校長日記 日々雑感

<277>日々雑感(2学年世界史Bの授業について)

 本日は昨日の台風15号の置きみやげで大変厳しい残暑となりました。午後の5限の2学年の世界史Bの授業を見学しましたが、通常より室温設定を低くしているにもかかわらず、校舎外壁が高温となっており、エアコンの効きが十分ではありませんでした。決して快適な学習環境とはいえませんが、生徒たちはよく頑張っていました。
 本授業では「古代マケドニア王国の発展について」がテーマとして取り上げられていました。フィリッポス2世の国力を向上させるための方策について、「自分がもし国王であったら、どのような方策をとるのか」といった課題を与え、生徒たちは自分なりの考えをよく発表していました。生徒たちは自分の言葉で軍事力の強化、豊かな財政づくり等をあげていました。
 「自分がリーダーであったら、この厳しい状況をどのように打破する」といった当事者意識を喚起する問いが大切だと授業を見学していて感じました。歴史を学ぶのは未来をよりよくしていくためといった視点が重要ですね。
 次回の授業は「アレクサンドロス大王の東方遠征」を取り上げるそうです。