校長日記 日々雑感

校長室より

4月8日(火)入学式 式辞

 桜前線が日本列島を一気に駆けのぼり、今日の佳き日を祝福するかのように見ごろを迎えた本日、千葉県立流山北高等学校、第四十一回入学式を挙行するにあたり、流山市立北部中学校 校長 高柴 昭宏(たかしば あきひろ)様、新川小学校 校長 門脇 哲也(かどわき てつや)様、本校 同窓会 会長 赤澤 健児(あかざわ けんじ)様、本校保護者会会長 八鍬 望美(やくわ のぞみ)様、副会長 土手 るみ子(どて るみこ)様の御臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。

保護者の皆様におかれましては、御多用にも関わらず御列席をいただき、ありがとうございます。

 本日、このようにたくましく成長されたお子様の姿に、さぞや感慨深いものがあろうかと存じます。

只今、入学を許可いたしました百七十八名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。流山北高校教職員を代表し、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 皆さんは、これから始まる高校生活への期待に胸を膨らませ、大きな夢を抱いていることと思います。今のこの気持ちを大切にしてください。

 本日、入学式を迎えることができたのは、新入生の皆さんの努力の成果であることは言うまでもありませんが、これまで皆さんを、時には優しく見守り、時には厳しく指導してくださった、保護者、御家族の皆様、小学校、中学校の先生方など、多くの方々の支えがあったからです。このこともしっかりと心にとめ、感謝の気持ちを忘れないでください。

 さて、本校は一九八五年(昭和六十年)に創立した全日制普通科の県立高校で、今年41年目を迎える学校です。

 また、平成二十七年度からは、「地域連携アクティブスクール」に指定され、今年11年目を迎えました。本校は、学ぶ意欲に応える きめ細かな学習指導や、一人一人の夢をかなえる懇切丁寧なキャリア教育、地域との多様な連携を深めながら、規範意識を高め、自立した社会人の育成を目指す学校として、歩みを進めてまいりました。

 このような流山北高校でこれから三年間、高校生活を送る皆さんに向けて、期待を込めて、3つほどお願いしたいことがあります。

 まず一つ目は、日々の学習習慣を確立することです。中学校に比べ、質も量も増える高校での学習内容に対応するには、「予習して 授業に臨み 復習する」というルーティンをしっかりと身に付けてください。「予習・授業・復習」このルーティンができれば、高校の学習は恐れることはありません。

 続いて二つ目は、新しい自分を作りあげることです。今までは、先生方や周囲の大人から示されたレールに沿って行動してきた人が多いのではないでしょうか。もちろん、それも大切なことですが、これからは自分で目標を設定し、やり方を見つけ、トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、目標に到達するといった経験を積むことが、より大切になってきます。そういった経験を通して、「これまでの自分」に「新しい自分」を上書き保存し、どんどんアップデートしていってください。

 最後三つ目は、様々な仲間との出会いを通じて、自分とは異なる、いろいろな考えや価値観があることを学んでください。互いに切磋琢磨し、豊かな人間関係を築き、自らの夢に向かい、果敢にチャレンジしてください。

新入生の皆さん、今日のこの感激の気持ち、感謝の気持ちを忘れず、流山北高の生徒としての高い誇りをもって、有意義で実りある高校生活を送ってください。

 保護者の皆様、我々教職員一同は、本校の教育目標、すなわち「社会の一員として、規範意識を備え、自立し、社会に貢献できる人間を育成する」という使命と責任を重く受け止め、全力を尽くし取り組んでまいります。本校の教育活動に、格段の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 新入生の皆さんの、輝かしい未来と、大いなる成長と発展、そして、新入生に関わる全ての皆様の御健勝を心から祈念し、式辞といたします。

 

 

令和七年四月八日

 

千葉県立流山北高等学校長  泉水 潤一

 

 

令和7年4月7日 1学期始業式 式辞

みなさん おはようございます。校長の泉水です。令和7年度がスタートしました。改めましてどうぞよろしくお願いします。桜の開花は、先週末でほぼ満開状態となり、新年度のスタートを応援してくれているかのように感じています。

本校は昨年度、創立40年を経過し、今年41年目となります。昨年の始業式の中で、本校の始まりについて、1995(平成7)年に発行された10周年記念誌の記載から、40年前の4月10日に、雲一つない晴天の下、流山市文化会館で入学式が行われたことについてはお話ししました。覚えている人もいるかと思います。

 さて、生徒の皆さん、進級おめでとう。義務教育と違い、一定の基準をクリアしなければ「原級留置」と言って(一般的には留年と言った方がわかるかと思いますが)、もう一度同じ学年をやり直さなくてはいけない状況にあって皆さんは、一人一人が努力して、その結果として無事進級できました。このことを、大いに自信にしてください。ただ、そこで安心してはいけません。歩みを止めることなく、さらに努力を積み重ねていってください。

2年生の皆さんは、学校生活の様々な場面での活躍を期待しています。それが、学習面であってもいいですし、部活動、委員会活動、行事など、各自が「これ、頑張ろう」ということを見つけ、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

3年生の皆さんは、自らの進路を決定していくとても大切な1年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、目指す進路の実現のために、精一杯の努力をして、納得のいく結果を出してほしいと思います。

 いずれにしても、学校生活を充実したものにするには、規則正しい生活を心がけること、欠席、遅刻をしないこと、大切な自分を成長させるために、自分を甘やかさないこと(心の中で、“今日は休んじゃおうかな、遅刻しちゃおうかな”とささやく声に対し、“休んでる場合じゃない、遅刻はもったいないぞ”と、打ち勝ってほしいと思います。

 ぜひ皆さんには充実した1年を送ってもらいたいと心から願っています。何十年後かに振り返ったとき「頑張った」と言える1年になることを願い、式辞といたします。

3月24日(月)3学期終業式 式辞

 皆さん、おはようございます。本日の終業式をもって実質令和6年度は終了します。皆さんにとって、令和6年度はどんな1年だったでしょうか。1年生の皆さんは中学校を卒業し、新しい環境に身を置いての1年間でしたが、高校入学に当たり、こんなことをがんばりたいとか、こんなことに取り組みたいといった理想を思い描いて高校生活をスタートさせたのではないかと思います。2年生の皆さんは、高校生活1年目の自分自身の取り組みに対して、この点は頑張ったけど、別の面では正直手を抜いたというか、適当になってしまったところを再確認して修正していこうという気持ちでスタートした人も多いのではないでしょうか。

私は、1学期、2学期の終業式の際、皆さんに「振り返りをしてほしい」と話をしてきました。今回は、1年間という大きな区切りに当たり、一人一人が自分自身の取り組みについて、じっくりと振り返るとともに、新年度に向けて良いスタートを切るために、いろいろと考えてほしいと思います。つまり、1年生は新2年として、学校生活の中心となります。学習面はもちろん、様々な行事への取り組みにも全力で取り組んでほしいと思います。2年生は新3年として、高校生活の総仕上げの年となりますので、自らが目指す進路実現に向け、ギアを一段上げる気持ちで取り組んでほしいと思います。

先週の全校集会で、進路部長の田中先生から「94.6%」という数字が何を意味しているかとの問いかけがありました。これは、先日卒業した今年の3年生の進路決定率であるとの話がありましたが、この94.6%という数字は、とてつもなく高い数字です。ちなみに1年前の卒業生たちの進路決定率は93.2%という数字が全校集会の中で示されていたのを記憶している人もいると思います。これもまたすごい数字です。90%を超える先輩たちが進路を決めている。残りの数%は未決定のまま卒業していく。90%側になるか、数%側になってしまうか、その差は、おそらくその後の人生に大きく影響していくことになります。

皆さんには、是非90%側になってもらいたい。というか、全員が自分の思い描いた進路を実現してほしい。進路決定率100%を目指してほしいと思います。

 そのためには何をすればいいか。学校に休まず来ること。そのためには規則正しい生活を送ること。規則正しい生活を送るためには、自分の生活の中にルールを設けること。それは持続可能なルールであること。例えば、夜10:00には寝ること。朝ご飯をちゃんと食べること。遅刻せずに登校する事。できれば登校時間の30分前(8:15)が理想です。はやく着いたら、今日はこの授業があるな、予習復習が足りているかな、今日はこれをがんばろう、と言った具合にその日の目安を立てることができます。これを習慣にできたら生活に余裕が生まれ、気持ちにもゆとりが生まれます。自分が何をしなければならないのかが見えてきます。時間に追われるのではなく、自分で時間をコントロールすることを意識して生活してみましょう。始めるのは今。自分を変えられるのは自分自身。新年度に向け、万全の準備をお願いします。

3月5日 卒業証書授与式式辞

 例年に比べ厳しい寒さが続いた冬から、寒暖を繰り返しながら 徐々にではありますが 春の訪れが感じられる今日の佳き日、保護者の皆様の御列席のもと、流山市立北部中学校 校長 高柴 昭宏 様、新川小学校 校長 門脇 哲也 様、本校 同窓会会長 赤澤 健児 様、本校保護者会会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、ここに 千葉県立流山北高等学校 第三十八回 卒業証書 授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

 ただ今、本校普通科の課程を修了し、卒業証書を授与いたしました百六十六名の皆さん、卒業おめでとう。本校教職員を代表し、心からお祝い申し上げます。今日の日を迎えるまでに、皆さん お一人お一人に、一言では言い尽くせないほどの 様々な出来事があったことだと思います。それは、楽しいことよりも、辛くて、苦しくて、目の前の現実から逃げてしまいたい と思うことのほうが多かったかもしれません。それらの日々を、不断の努力により乗り越えてきた皆さんに対し、深く敬意を表したいと思います。

 保護者 並びに御家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。このハレの日を迎えられましたことに 感慨もひとしおのことと存じます。この場をお借りいたしまして、これまで本校にお寄せいただきました数多の御支援、御協力に 深く感謝を申し上げます。

 さて、本校は昭和六〇年に全日制普通科の県立高校として開校いたしました。開校当日の様子について、本校の十周年記念誌には、次のように記されています。「一九八五(昭和六〇)年四月十日、前途を祝福するかのような 雲一つない晴天の下、流山市文化会館を会場に、開校式・入学式が盛大に挙行され、第一期生一八二名が入学した。」

以来四〇年の長きにわたり、多くの生徒が本校で学び、巣立っていきました。

また、本校は、地域連携アクティブスクールとして、多方面からの協力のもと、「学び直し」と「キャリア教育」に重点を置いて 日々活動に取り組んでいることは皆さま御存じのことと思います。

このような、伝統と実績ある流山北高校を本日卒業される皆さんに私は、これまで 機会あるごとに私なりの言葉でエールを送ってきました。

昨年の四月。一学期の始業式の際には、「三年生の皆さんは、自らの進路を決定していくとても大切な一年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、目指す進路の実現のために、精一杯の努力をして、納得のいく結果を出してほしいと思います。」と話しました。

九月。二学期の始業式では、「各自が目標を立てて本日登校したでしょうか。小さなことでもいいので、「これだけはこだわりをもってやり抜くんだ。」というものを持って、毎日生活を送ってほしいと思います。」と話しました。

今年の一月。三学期の始業式では、「三学期は本当にあっという間に過ぎていきますが、とても大切な時期でもあります。三年生にとっては、高校とは全く違う、新たな環境に向かうためのとても重要な時期です。そんな大事な時期に風邪をこじらせて欠席したり、寝坊して遅刻したりしていては、もったいないと思いませんか。限られた時間を最大限有効に使ってください。そのためには、まずは健康第一、規則正しい生活でお願いします。今年一年が、皆さんにとって素敵な年になるよう願っています。」と話しました。

 

さあ、いよいよ 皆さんは、本日、高校を卒業し、それぞれの道に向かい進んでいくことになります。皆さんが進んでいく世界は、社会の構造や職業の在り方そのものが大きく変化しようとしています。情報化やグローバル化といった社会的変化が進展し、AIに囲まれた生活を送ることになったとしても、最後に重要なもの、それは“人間性”です。謙虚な気持ちで、様々な考えや価値観を受け入れ、他者と協働できる人間性こそが、多様化が進む現代において 諸課題を解決し、豊かな社会を作る基盤となります。誰もが予測できない時代だからこそ、皆さんには、高い志と意欲を持つ自立した人間として、様々なことに挑戦し、未来を切り拓いていってもらいたいと思います。

 それと同時に、現実と真摯に向き合う自分自身をどうぞ大切にしてください。唯一無二の存在である自分自身をどうぞ愛してください。同じ時期を共に過ごした仲間の存在を、どうか忘れないでください。

 一年以上前のことになりますが、沖縄修学旅行でガマを訪ねたときに、「校長先生、大丈夫ですか。足元、滑りやすいから気を付けてください。天井が低くなっていますから気を付けてください。」と、労わってくれた皆さんの心根の優しさは、今でも私の心の中に、温かな記憶としてしっかりと残っています。

周りの人を労わることができる皆さんは、間違いなく周りから愛されるはずです。ぜひ自信をもって、新たなステージに突き進んでいってください。

 最後に、卒業される皆さんに、私からの最後のエールとして、次の言葉を贈ります。

「諦めなければ、かならず前に進むことができる。諦めなければ、かならず道は開ける。諦めなければ、かならず夢は叶う。」

 皆さんの前途が、明るく、幸多からんことを心から祈念し、式辞といたします

 

令和七年三月五日

千葉県立流山北高等学校長 泉 水 潤 一

令和7年1月7日(火) 3学期始業式 式辞

 皆さん、おはようございます。そして、新年あけましておめでとうございます。

さあ、2025年(令和7年)がスタートしました。皆さんはどのような目標を立てて、この1年を送ろうと思いますか。私の目標は「健康第一」です。健康を害して学校を休むようなことがあっては、多大な迷惑をかけてしまうので、そうならないように気を付けて生活したいと思います。

 

 今日は、皆さんに「どのような年末年始を過ごしたのか」聞いてみたいと思います。皆さんは該当するものに挙手で答えてください。

①  年越しそばを食べましたか?

②  初詣には行きましたか?

③  おみくじを引きましたか?

④  お年玉をもらいましたか?

⑤  お年玉をあげましたか?

⑥  冬休み中に風邪(発熱等)、体調を崩すことはありませんでしたか?

⑦  冬休みの課題は全て終わりましたか?

⑧  今日は朝ご飯を食べてきましたか?

⑨  今年の目標を立てましたか?

 

 

3学期は本当にあっという間に過ぎていきますが、とても大切な時期でもあります。人によっては、1年生にとっては「2年生の0学期」、2年生にとっては「3年生の0学期」と言ったりします。4月からの新しい学年に向けて、しっかりと準備していく時期だと言っているのです。もちろん3年生にとっては「新たな環境に向かうためのとても重要な時期」という事になります。

そんな大事な時期に風邪をこじらせたり、寝坊して遅刻したりしていては、もったいないと思いませんか。

限られた時間を最大限有効に使ってください。そのためには、まずは健康第一、規則正しい生活でお願いします。今年1年が、皆さんにとって素敵な1年になるよう願って校長式辞といたします。

12月23日(月)2学期終業式 式辞

 長い2学期も、今日で終了します。

 皆さん、9月2日の始業式で私がお話したことを覚えていますか。どんなことでもいいから、こだわりをもって果敢に挑戦してほしい。そんな話をしました。ちなみに私が今学期挑戦しようと目標に挙げたのは、1回でも多く朝正門に立って、1人でも多くの生徒と“おはようございます”と挨拶を交わすことでした。結果は、学校があった日が77日、それに対して正門であいさつしたのが68日でした。77分の68、これをパーセントで表すと88.3%になります。出張や校内での別の大きな用事など、物理的にどうしても正門に立てないときを除けば、全ての朝、つまり100%正門に立ち、皆さんとあいさつを交わしました。多少自分に甘いかもしれませんが、体調を崩さず学校を休まなかった点は、評価してもいいのかなって思います。

 話は変わりますが、一昨日私は千葉市で行われた演奏会を見に行ってきました。その演奏会とは、県内の和太鼓部がある高校が、年に一回一堂に会して行われる合同演奏会です。この演奏会は、来年度の全国高等学校総合文化祭の県代表を選定する発表会も兼ねているので、各校ともピリピリとした緊張感があるように感じました。

 本番は午後からだったのですが、私は午前中に行われたリハーサルから見せてもらいました。各校の顧問の先生方も気合十分で、隊列のちょっとした乱れや、太鼓の音量の微妙なバランスの調整に余念がありませんでした。

 午後の本番では、各校の部員たちは相当緊張しながら演奏していたと思われましたが、それを微塵も感じさせないほど表情豊かに、そして心から楽しみながら、お客さんたちにも楽しんでもらおうという気持ちで見事に演奏していました。各校の魂の叫びを感じることができ、とても充実した一日になりました。

 話は戻りますが、先ほど正門に立って挨拶する事について、88%だとか、実質100%だとか言っていた自分が、とても恥ずかしくなりました。数(パーセント)を求めることももちろん大事なことですが、それよりも気持ちを込めて、魂を込めて、その一瞬一瞬を懸命に頑張ることの方がより大切であるという事を、和太鼓部の生徒たちに教えてもらうことができました。ですから私の3学期の目標は、挨拶を交わすことに変わりはありませんが、“心を込めて”という事を大切に行っていこうと思いますので、皆さんにもお伝えさせていただきます。

 最後に、この年末年始は楽しいイベントがある人も多いと思いますが、自分を大切に、体に気を付けて、そして新年の目標をしっかり定め、元気な姿で1月7日に会えることを楽しみにしています。

 それでは、良いお年をお迎えください。

 

12月7日(土)入試説明会 あいさつ

 皆さん、こんにちは。校長の泉水と申します。本日は年末の大変御多忙のところ、本校の入試説明会に御参加いただき、ありがとうございます。

 高校受験を控えた皆さんにとって今の時期は、第一志望校の合格を目指して受験勉強に励んでいるのではないかと思います。また、実力テストの結果を受けて、合格の可能性を確認しているところだ、という人もいるのではないでしょうか。いずれにしても、体調管理(バランスの良い食事、十分な睡眠といった基本的なこと)をしっかり行い、ベストを尽くして頑張ってください。

 本日私からは、本校のことについて簡単にお話させていただきます。本校は1985(昭和60)年に創立した全日制普通科の高校で、今年40年目を迎えました。また「地域連携アクティブスクール」の指定を受け、ちょうど10年目を迎えました。本校では「学び直し」と「キャリア教育」この2つをキーワードに基礎学力の向上と、生徒一人一人の進路実現を目指す学校として日々取り組んでいるところです。

本校はほかの同規模の県立高校に比べ、たくさんの先生を配置していただいており、多くの授業がティームティーチングや少人数制の授業、習熟度別少人数授業の形で行われています。また多くの先生が配置されていることで、生徒一人一人の希望に沿ったきめ細やかな進路指導を行うことができる学校です。

流山北高校は、本気で頑張る皆さんを全力でサポートしていく学校です。本気で高校生活を頑張りたい、そんな皆さんの入学を、職員一同心よりお待ちしています。

 本日はこの後、入試に関する説明があります。また個別相談も実施いたします。せっかくの機会ですので、気になることや聞いてみたいことなどございましたら、遠慮なくお声がけ頂ければと思います。

これからますます寒い日が増えてまいります。本日御参加の皆様におかれましては、体調管理に御留意いただくとともに、悔いのない学校選びがなされますよう切に願い、挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いします。

11月16日(土)入試説明会 あいさつ

 皆さん、こんにちは。校長の泉水と申します。本日は大変御多忙のところ、本校の入試説明会に御参加いただき、ありがとうございます。

 中学3年生の皆さんにとってこの時期は、進路について親御さんと話し合ったり、学校の先生と相談したりしながら、最終的な第一志望の高校を決定していくといった時期なのではないでしょうか。皆さんの中には、校長先生と面談を行った、あるいはこれから行うという人もいると思います。校長先生との面談はとても緊張すると思いますが、その経験は絶対に入試本番で生きてくると思いますので、頑張って乗り切ってください。

 私からは、本校のことについて簡単にお話させていただきます。本校流山北高校の創立は1985(昭和60)年で、今年、節目の40年目を迎えました。また「地域連携アクティブスクール」の指定を受け、ちょうど10年目を迎えました。本校では「学び直し」をキーワードに基礎学力の向上を目指し、生徒一人一人の進路実現を目指す学校として日々取り組んでいるところです。

「社会の一員として、規範意識を備え、自立し社会に貢献できる人間の育成」これが本校の教育目標です。この教育目標のもと、地域の力をお借りしながら、より充実した教育活動を実践してきました。また本校はほかの同規模の県立高校に比べ、たくさんの先生を配置していただいており、多くの授業がティームティーチングや少人数制の授業、習熟度別少人数授業の形で行われています。多くの先生が配置されていることで、生徒一人一人の希望に沿ったきめ細やかな進路指導を行うことができ、生徒、保護者の皆様から大変厚い御支持をいただいているところでもあります。

流山北高校は、本気で頑張る皆さんを全力でサポートする学校です。本気で高校生活を頑張りたい、そんな皆さんの入学を、職員一同心よりお待ちしています。

 本日は、この後、生徒会からのあいさつ、それに続いて入試に関する説明があります。また、希望者を対象に、部活動見学や入試に関する個別相談も行います。せっかくの機会ですので、気になることや聞いてみたいことなどございましたら、遠慮なく近くの職員にお声がけ頂ければと思います。

これから、寒い日が増えてまいります。本日御参加の皆様におかれましては、体調面に御留意いただくとともに、悔いのない高校選びがなされますよう切に願い、挨拶とさせていただきます。

9月2日(月) 2学期始業式

 皆さん、おはようございます。校長の泉水です。

 今年の夏は、例年にも増して暑い日が続き、何をするにしても大変だったと思います。しばらくはこの暑さが続くとの予想が出ていますので、体調管理には十分注意してください。

 いま私が申し上げたこの言葉は、実は昨年の2学期の始業式でも皆さんに話したものです。毎年、こんな暑さが繰り返されていることに、正直うんざりしてしまいますね。

 さて、私は1学期の終業式で皆さんに、「1学期の自分を見つめ直し、そのうえで2学期の目標を立ててほしい。」といったお話をさせていただきました。2学期のスタートに当たり、各自目標を立てて本日登校したでしょうか。小さなことでもいいので、「これだけはこだわりをもってやり抜くんだ。」というものを持って、毎日生活を送ってほしいと思います。

 ちなみに私の今学期の目標は、1日でも多く朝正門に立って、1回でも多く生徒の皆さんと“おはようございます”と挨拶を交わすことです。朝の皆さんとのあいさつは私にとって元気の源だからです。この目標を達成するためには、私自身が学校を休まないようにする事です。すなわち体調管理に努めること。言い換えれば、規則正しい生活を送ること、となります。早寝早起きを心がけ、終業式で皆さんに良い報告ができるよう頑張ります。

話は変わりますが、この夏、パリオリンピックが行われました。日本選手の連日に渡る熱い戦いと、数多くのメダル獲得にくぎ付けになった人もいたのではないでしょうか。また千葉県出身の選手たちの活躍は素晴らしいものがありました。八千代市出身で八千代高校3年生の安楽宙斗選手は、スポーツクライミング ボルダー&リードで銀メダルを獲得しました。同じく八千代市出身の柔道の角田夏実選手は柔道女子48キログラム級で金メダルを獲得、成田市出身の体操の橋本大輝選手は男子体操団体で金メダルを獲得、松戸市出身のレスリング女子50キログラム級の須崎優衣選手は初戦で敗れた後、見事に気持ちを立て直して銅メダルを獲得しました。そのほかにも、惜しくもメダルに届かなかった選手たちも含め、必死に戦う姿に、たくさんの勇気と感動をもらいました。

 さあ、いよいよ今日から2学期です。星河祭文化の部、同じく体育の部、強歩大会など、ビッグイベントが続きます。生徒の皆さん一人一人にとって、この2学期が充実したものになるよう、各自が目標に向かい、果敢に挑戦することを大いに期待して、式辞といたします。お互いに頑張りましょう。

最後までお聞きいただき、ありがとうございました。

8月1日(木) 東葛飾地区中学生・高校生との交流会 開催校挨拶

みなさん、こんにちは。本日は 令和6年度 東葛飾地区 中学生・高校生との交流会の会場であります流山北高校に、ようこそおいで下さいました。私は本校校長の泉水と申します。どうぞよろしくお願い致します。開催校から一言、御挨拶申し上げます。

本校があります流山市は、近年、6年連続で人口増加率が全国トップになったこともあり、ここ数年の間に、新たに小学校や中学校が建設されました。現在、市内には中学校が10校,高校が4校ありますが、今日は、市内の全ての中学校と高校から、生徒の皆さんに参加いただいております。また今回は、近隣の大学からも、趣旨に賛同し、将来教員を目指している大学生の皆さんにも参加いただいているところです。

 

本日はせっかくの機会ですので、流山北高校について簡単に紹介させていただきます。本校は、「地域連携アクティスクール」として、文字通り地域と連携しながら、様々な教育活動を行っています。例を挙げると、本校では2年次に生徒全員が3日間に渡り職業体験に取り組み、将来について深く考える機会が設定されていますが、これも地元の事業所の協力があってのことです。また、本校の隣には介護 老人 保健施設がありますが、そこで勤務している職員の方を“ゲストティーチャー”という形で講師をお願いし、年間を通して授業を行っていただき、より実践的な介護についての知識を身に付ける貴重な機会となっています。

 また、本校の周りには大型倉庫がずらっと立ち並んでいるのを御覧になったと思いますが、倉庫会社が春や夏に地域住民向けのお祭りを行うのですが、企画の段階から本校の生徒も参加させていただき、生徒会本部役員をはじめ軽音楽部や吹奏楽部、書道部などが、大勢のお客様の前で発表させていただくなど、貴重な経験を積む絶好の機会となっています。

また、来週の8日・9日には、地元小学校の学童クラブが、つくばエキスポセンターに遠足に行く際の引率の補助として、主催者から本校生徒に対し引率ボランティアの依頼があり、約10名の生徒が参加する予定です。

そのほかにも、地元にある子ども食堂の活動への参加や、流山市ロードレース大会のスタッフとして参加協力するなど、地域とのつながりを深めているのと同時に、これは本校の生徒にとりましても大変有益なものとなっています。

 話は戻りますが、本日の交流会では中学生、高校生、さらには大学生も加わり、日頃学校や日常生活の中で考えている事や問題について、活発な意見交換を行い、これからの学校生活や生き方において、一人一人が、主体的に考え、行動し、その結果として、より良い方向に向かって進んでいくための、一つのきっかけとなることを大いに期待しています。

本日は、大変暑い中での開催となります。体調面には、くれぐれも御留意いただきたいと思います。

それでは、本日、どうぞよろしくお願いします。

7月19日(金) 1学期終業式

 皆さん、おはようございます。本来であれば体育館に集まって皆さんの姿を見ながらお話をしたいところですが、体調面を考慮して、放送で行う事にしました。御了承ください。

 皆さんは今学期、どのようなことに力を入れて過ごしましたか?勉強ですか?部活動ですか?ひょっとしてアルバイトでしょうか? いずれにしても、時々立ち止まって自分自身の取り組みについて客観的に振り返ってほしいと思います。

 今学期を振り返ってみて、とても頑張った点、まあまあ頑張った点、あまり頑張れなかった点など、それぞれあると思います。頑張れたことについては自分をほめてあげましょう。頑張れなかったことについては、「これからだ。頑張れよ。」と、自分にエールを送ってください。

 私事で恐縮ですが、私が頑張ったことは、毎日自分で弁当を作ったことです。自分で弁当作りをするようになって四半世紀ほどになります。午前中頑張った自分への御褒美として、そして午後も、もう一仕事頑張ろうという気持ちで、毎日校長室で弁当を食べています。

 このように、誰かに自慢できたり、褒めてもらえたりすることでなくても、「自分はこれを頑張ったんだ。」と、自分で自分の頑張りを認めてあげることが大切なのかなと思います。

 さあ、明日から夏休みです。約40日間をどんな気持ちで過ごすか。さきほど申し上げたように、1学期の自分を、しっかり立ち止まって見つめ直し、そのうえで2学期の目標を立ててほしいと思います。

 話は変わりますが、間もなくパリオリンピック、パリパラリンピックが開幕します。皆さんもテレビを通じて様々な競技を見る機会があると思いますが、千葉県からは皆さんと年齢が近い選手も数多く出場します。例えば、スポーツクライミングの安藤 宙斗(あんどう そらと)選手は、県立八千代高校の3年生です。そのほかにも、柔道の角田夏実選手、体操の橋本大輝選手、レスリングの須崎優衣選手など、金メダルの期待がかかる人たちも千葉県出身です。こういった選手たちの活躍を期待すると同時に、一つのことに命がけで取り組む各国の選手たちの姿からは、たくさんの勇気と感動をもらえることでしょう。いまから大変楽しみです。

 さて、今巷では、コロナの感染者数が増加傾向にあるそうです。一方、2学期には文化祭や体育祭、競歩大会などの大きな行事が続きます。くれぐれもこれらの行事ができなくなるような状況はみんなで防いでいきましょう。1学期よりも中身の濃い充実した2学期にするために、一人一人が自分の生活をコントロールし、体調管理に努めてください。

 9月2日の月曜日、皆さんの元気な笑顔が見られることを楽しみにしています。

 お話を聞いていただき、ありがとうございました。それでは、良い夏休みを過ごしてください。

4月8日(月)1学期始業式

みなさん おはようございます。校長の泉水です。新年度、令和6年度が始まりました。改めましてどうぞよろしくお願いします。桜の開花は、ここ10年で最も遅いといわれていますが、新年度のスタートを応援してくれているかのように感じています。

本校は今年、創立40年目を迎えました。本校の始まりについて、1995(平成7)年に発行された10周年記念誌によると、「1985(昭和60)年4月10日、前途を祝福するかのような雲一つない晴天の下、流山市文化会館を会場に、開校式・入学式が盛大に挙行され、第1期生182名が入学した。」と記されています。

昭和、平成と時は流れ、令和の現在に至るまで、本校は着実に歩みを進めてきました。2015(平成27)年度からは、地域連携アクティブスクールの指定を受け、文字通り地域とともに歩む学校として取り組み、今年10年目を迎えることとなりました。創立とともに一つの節目の年になります。

 さて、生徒の皆さん、進級おめでとう。義務教育と違い、一定の基準をクリアしなければ「原級留置」と言って、もう一度同じ学年をやり直さなくてはいけない状況にあって皆さんは、一人一人が努力して、その結果として無事進級できました。このことを、大いに自信にしてください。そして、決して歩みを止めることなく、さらに努力を積み重ねていってください。

2年生の皆さんは、学校生活の様々な場面での活躍を期待しています。それが、学習面であってもいいですし、部活動、委員会活動、行事など、各自が「これ、頑張ろう」ということを見つけ、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

3年生の皆さんは、自らの進路を決定していくとても大切な1年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、目指す進路の実現のために、精一杯の努力をして、納得のいく結果を出してほしいと思います。

 今年度、節目の年を迎えるにあたり、ぜひ皆さんには充実した1年を送ってもらいたいと心から願っています。「2024年、自分史上、最も頑張った」と言える1年になることを願い、式辞といたします。

4月9日 入学式 式辞

 桜前線が日本列島を一気に駆けのぼり、今日の佳き日を祝福するかのように見ごろを迎えた本日、千葉県立流山北高等学校、第四十回入学式を挙行するにあたり、流山市立新川小学校 校長 門脇 哲也  様、本校保護者会会長 程田 美穂 様、副会長 岩浪 綾子 様、同じく副会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚く御礼申し上げます。

保護者の皆様におかれましては、御多用にも関わらず御列席をいただき、ありがとうございます。

 本日、このようにたくましく成長されたお子様の姿に、さぞや感慨深いものがあろうかと存じます。

只今、入学を許可いたしました百九十三名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。流山北高校を代表し、皆さんの入学を心から歓迎いたします。

 皆さんは、これから始まる高校生活への期待に胸を膨らませ、大きな夢を抱いていることと思います。今のこの気持ちを忘れないでください。

 本日、入学式を迎えることができたのは、新入生の皆さんの努力の成果であることは言うまでもありませんが、これまで皆さんを、時には優しく見守り、時には厳しく指導してくださった、保護者をはじめ、御家族の皆様、小学校、中学校の先生方など、多くの方々の支えがあったからです。このこともしっかりと心にとめ、感謝の気持ちを忘れないでください。

 さて、本校は昭和六十年に創立された、今年で40年目を迎える学校です。

 また、平成二十七年度からは、「地域連携アクティブスクール」に指定され、今年で10年目を迎えました。本校は、学ぶ意欲に応える きめ細かな学習指導や、一人一人の夢をかなえる懇切丁寧なキャリア教育、地域との多様な連携を深めながら、規範意識を高め、自立した社会人の育成を目指す学校として、歩みを進めてまいりました。

 このような流山北高校でこれから三年間、高校生活を送る皆さんに向け、期待を込めて、3つほどお願いしたいことがあります。

 まず一つ目は日々の学習習慣を確立することです。中学校よりも質も量も増える高校での学習内容に対応するために、「予習して 授業に臨み 復習する」というルーティンをしっかりと身に付けてください。「予習・授業・復習」この3つがそろってこそ、高校の学習を攻略できる重要ポイントになります。

 続いて二つ目は、新しい自分を作りあげることです。今までは先生や周囲の大人から示されたレールに沿って行動してきた人が多いのではないでしょうか。しかし、これからは自分で目標を設定し、やり方を見つけ、トライアンドエラーを繰り返しながら、目標に到達する経験を積むことが大切です。そういった経験を通して、「これまでの自分」に「新しい自分」を上書き保存し、どんどんアップデートしていってください。

 最後三つ目は、様々な仲間との出会いを通じて、自分とは異なる、いろいろな考えや価値観があることを学んでください。互いに切磋琢磨し、豊かな人間関係を築き、自らの夢に向かい、果敢にチャレンジしてください。

 本日はあいにくの空模様となりましたが、やまない雨はございません。「雨降って地固まる」とも申します。私は、今日の雨を、恵みの雨、励ましの雨と捉えています。新入生の皆さん、今日のこの感激の気持ち、感謝の気持ちを忘れず、流山北高の生徒としての高い誇りをもって、有意義で実りある高校生活を送ってください。

 保護者の皆様、我々教職員一同は、本校の教育目標、すなわち「社会の一員として、規範意識を備え、自立し、社会に貢献できる人間を育成する」という使命と責任を重く受け止め、全力を尽くし取り組んでまいります。本校の教育活動に、格段の御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 新入生の皆さんの、輝かしい未来と、大いなる発展を心から祈念し、式辞といたします。

 

 

令和六年四月九日

 

千葉県立流山北高等学校長  泉水 潤一

 

 

 

 

 

3月22日(金)3学期終業式 式辞

 皆さん、おはようございます。令和5年度も、実質的に今日で終了します。皆さんにとって、令和5年度はどんな1年だったでしょうか。1学期にも2学期にも、終業式の際、私は皆さんに「振り返りをしてほしい」と話をしてきました。今回は、1年間の区切りに当たり、じっくりと振り返るとともに、新年度に向けて良いスタートを切るために、いろいろと考えてほしいと思います。

 さて、今、世の中では、アメリカ大リーグの大谷翔平選手の話題で持ち切りです。昨年12月に、6年間在籍したエンゼルスから、同じロサンゼルスに本拠地を置くドジャースに移籍、その際の契約内容は10年契約、総額日本円で1015億円というもの。また愛犬のデコピンも何かと話題となりました。最近では結婚を発表し、このニュースも世界を駆け巡りました。このように、彼の一挙手一投足が大きな話題になる中、当の本人は、涼しい顔で練習や試合に臨み、しかもしっかり結果を出しています。韓国で行われた、ダルビッシュ投手のいるパドレスとの試合でも、打って走っての大活躍でした。

 今までに、日本人のスポーツ選手で、ここまで注目を集めた人は、おそらくいなかったと思います。また、今後、このような選手が出てくるかと言ったら、もしかしたら出てこないかもしれません。

 私が皆さんにお伝えしたいのは、皆が皆大谷選手を目指してほしいという事ではありません。昨年行われたWBCは日本中を熱狂の渦に巻き込むほど大いに盛り上がりましたが、大谷選手のほかにも、ダルビッシュ投手、村上宗隆選手、吉田正尚選手といった日本を代表する選手たちが活躍し、14年ぶりの世界一に輝きました。

 世界一になるには、今名前を挙げたような選手の活躍が欠かせなかったわけですが、選手たちの活躍の裏には、多くの人たちの支えがあったことを忘れてはいけません。日本代表に選ばれようと切磋琢磨した多くのプロ野球選手であったり、道具を用意する方々、ユニフォームを洗濯する方々等、いわゆる「裏方」と呼ばれる、多くの方たち全員が、「世界一を奪還するんだ」という共通の目標に向かい、自分のできることを精一杯行った、その結集が14年ぶりの世界一という形になったのです。裏方も含め全員が大谷選手だったら、全員がダルビッシュ選手だったら優勝できたかと言えば、それは何ともわかりません。人には向き不向きがあり、自分が何に向いているか、自分は何をすることで役に立つことができるのかを見極め、そのことに一生懸命に取り組むことができるかどうか、それが大変重要なことなのではないかと思います。少し言い方を替えれば、人それぞれが自分なりの目標を持つことが大事なのではないかと思います。目標を持つという事は、目指すべきものがあるという事です。人は目指すものがあると頑張れます。逆に目指すものがないと頑張り甲斐がありません。つまり頑張れません。どんな目標でもいい。大きくなくても、立派と思われなくても、もちろん人に言わなくてもいい。自分の目標を見つけ、その実現に向けて歩みだす、そんな春休みにしてもらいたいと願い、式辞とします。

卒業証書授与式 式辞

 学校の近くを流れる江戸川と その堤防沿いの風景に、かすかながら 春の訪れが感じられる今日の佳き日、保護者の皆様の御列席のもと、流山市立北部中学校 校長 高柴 昭宏 様、本校 同窓会会長 赤澤 健児 様、本校保護者会会長 程田 美穂 様 、副会長 八鍬 望美 様の御臨席を賜り、ここに 千葉県立流山北高等学校 第三十七回 卒業証書 授与式を挙行できますことを、心から感謝申し上げます。

 ただ今、本校普通科の課程を修了し、卒業証書を授与いたしました百九十名の皆さん、御卒業おめでとうございます。教職員一同、心からお祝い申し上げます。今日の日を迎えるまでに、皆さんには、それぞれ言葉では言い表すことができない 様々な出来事があったことだと思います。それは、楽しいことよりも、むしろ辛くて、苦しくて、目の前の現実から逃げてしまいたい と思うことのほうが多かったかもしれません。それらの日々を乗り越えてきた皆さんの不断の努力に対して、深く敬意を表したいと思います。

 保護者 並びに御家族の皆様、本日は誠におめでとうございます。このハレの日を迎えられましたことに 感慨もひとしおのことと存じます。この場をお借りいたしまして、これまで本校にお寄せいただきました数多の御支援、御協力に 深く感謝を申し上げます。

 さて、私たち流山北高校は、地域連携アクティブスクールの指定を受け、地域に根差した学校として、多方面からの協力を得ながら、「学び直し」に重点を置いて 教育活動に取り組んでいることは御存じだと思います。そのような学校に通ってきた皆さんに、この一年間 私は様々なエールを送ってまいりました。

一学期の始業式では、「新三年生は、自らの進路を決定していくとても大切な一年になります。これまで頑張ってきた自分を信じ、一分一秒を大切に、自らが目指す進路に近づくための努力を精一杯してほしいと思います。」「ここにいるすべての先生方は、皆さんの御家族と同様に、皆さんの幸せな人生を心から願っています。」「皆さんは、自分を信じ、仲間を信じ、家族を信じ、先生方を信じて、がむしゃらに自分の人生を切り開くよう、最大限の努力をしてください。」とお話ししました。

二学期の始業式では、ヨーロッパのことわざで、Rome was not built in a day(ローマは一日にして成らず)を例に、「何事かを成し得るには決して短期間でできるものではなく、目標に向かい、地道にコツコツと 継続して取り組んでほしい。」「最後まで諦めずにやり切った人が目標を達成できると信じて一生懸命取り組んでください。」とお話ししました。

三学期の始業式では 箱根駅伝について触れ、一本の襷には、ともに苦しい練習に挑み、時に競い合い、時に励ましあったチームメイトの熱い思いや、長年にわたり支えてくれた御家族の気持ちが含まれるので、出場した選手は ただひたすらに襷を繋ぐことに命がけになること。若いときに命がけで取り組んだ経験は、その後の生き方に大きな影響を与えること、すぐに結果が出なくても、それは人生の大きな財産になる、といったことをお話ししました。

 さあ、いよいよ 皆さんは、本日、高校を卒業し、それぞれの道に向かい進んでいくことになります。これからの人生は、もしかするとこれまで以上に険しい道のりになるかもしれません。その道のりを歩いていく皆さんには、目の前の現実から、決して目をそらすことなく、受け入れる心のしなやかさを身に付けていってほしいと思います。

 それと同時に、現実と真摯に向き合う自分自身をどうぞ大切にしてください。唯一無二の存在である自分自身をどうぞ愛してください。同じ時期を共に過ごした仲間の存在を忘れないでください。

「諦めなければ、かならず前に進むことができる。諦めなければ、かならず道は開ける。諦めなければ、かならず夢は叶う。」卒業に寄せて、私からの最後のエールとして受け取ってくれたら幸いです。

 皆さんの前途が明るく、幸多からんことを心からお祈りして、式辞といたします

 

令和六年三月五日

千葉県立流山北高等学校長 泉 水 潤 一

1月30日(火)修学旅行退町式団長あいさつ

 本部町並びに今帰仁村の民家の皆様、今回の民泊体験、誠にありがとうございました。生徒たちは、沖縄料理・菓子作り、三線体験、琉装体験、農業体験、塩作り、サトウキビ絞り、エイサー踊り、シーサー作り、古武道、方言体験、平和学習等、たくさんの体験をさせていただきました。その一つ一つが生徒にとって貴重な経験になったことは間違いありません。それは、また同時に、今の自分たちがどれほど恵まれているのかを再認識する機会になったと思います。

 今回の修学旅行は、今後も続く高校生活において、お互いを尊重し助け合える関係性を築く、大きな礎になったものと思います。

 民家の皆様の心温まるおもてなしと、家族の一員として接してくださったことに、改めて

“イッペー ニフェーデービル”(深く感謝申し上げます)。ありがとうございました。

 

1月28日(日)修学旅行入町式団長あいさつ

 本部町並びに今帰仁村の民家の皆様、“ハイサイ”(こんにちは)。“ハジミティヤーサイ”(初めまして)。私たち、千葉県立流山北高校2学年修学旅行団は、昨日(1月27日)から沖縄県にお邪魔しております。そして本日から「民泊体験」という事で大変お世話になります。

 ここでの体験は、高校時代の、というより人生の貴重な経験になろうかと思います。生徒たちにとって是非とも一生の宝となりますよう、厳しくも温かい目で見ていただければと思います。2日間、どうぞよろしくお願いします。

1月26日(金)修学旅行結団式

 皆さん、おはようございます。団長として一言お話します。いよいよ、修学旅行出発前日となりました。準備はできましたか?荷物については、昨日積み込み作業を終えて一足先に沖縄に向けて発送したところです。あとは、体と心の準備をしっかりとお願いします。

 体の準備とは、体調管理です。出発までの体調管理と合わせて、修学旅行中の体調にも十分気を使ってください。暴飲暴食、睡眠不足などで体調を崩し、せっかくの旅行がつらいものにならないようにしてください。

 心の準備とは、しばし家族と離れ離れになり、学校の仲間と共同生活を送ることになります。古い言い方で「同じ釜の飯を食う」というのがありますが、同じ時間を過ごす中で仲間の意外な一面を知る絶好の機会になると思います。そして、修学旅行ではぐくんだ仲間との絆で、今後の高校生活がより充実したものになることを願っています。

 最後に、全員が無事に帰ってくることが何よりのお土産であると思います。その点を忘れることなく、明日からの4日間を過ごしてください。

令和6年1月9日(火)3学期始業式 式辞

 皆さん、おはようございます。本来であればここで新年のあいさつをするところですが、そのような気持ちになれないのが正直なところです。

 御存じのように、年明け早々に能登半島で地震と津波が発生、住宅やビルが倒壊し、各地で起きた火災などにより、多くの命が奪われました。いまだに生存が確認できない方も多くいらっしゃいます。

 また、東京の羽田空港では、日航機が海上保安庁の航空機に衝突し炎上、乗客乗員は奇跡的に全員脱出したものの、海上保安庁の航空機は乗員6名のうち5名が亡くなり、1名も重傷と、大変な事故になってしまいました。

 この度の震災及び事故で犠牲となられた方々の御冥福をお祈りするとともに、御遺族並びに関係者の皆様に対し、心より御悔みを申し上げたいと思います。

 さて、2024年、令和6年がスタートしました。そして今日から3学期です。3学期はとても短く、特に3年生にとっては通学する日数が実質1か月もありませんから、1日1日を大切に、そして次のステージに向けた準備をしっかり進めていってほしいと思います。

 ところで、皆さんはどのような年末年始を過ごしましたか?私はここ数年、1月2日と3日に行われる箱根駅伝を家族と一緒にテレビ観戦するのが恒例になっています。私事で大変恐縮ですが、現在大学4年生の息子は、高校時代陸上部に所属し、長距離を専門に練習していたこともあり、その時、ともに汗を流したチームメイトの何人かは箱根駅伝で実際に走っているので、息子に解説してもらいながら、楽しくテレビ観戦しています。今回は記念の100回大会という事もあり、参加校も例年よりも多い23校で争われました。箱根駅伝は御存じの人も多いと思いますが東京から箱根までの片道5区間を2日かけて往復します。合計10人の選手で大学の名前が入った襷を繋いでいきます。先頭のチームから一定の時間が過ぎると、交通事情等から、次の選手に襷を渡せなくても、「繰り上げスタート」となってしまうチームも出てきます。必死に走ったにもかかわらず襷を繋げなかった選手の気持ちを考えると、見ているだけで心が苦しくなります。1本の襷には、その選手だけではなく、ともに苦しい練習に挑み、時に競い合い、時に励ましあってきたけれど、選手に選ばれなかったチームメイトの熱い思いや、これまで長年にわたり支えてくれた御家族の気持ちなども含まれるので、どの選手も、ただひたすら襷を繋ぐことに命がけになるのです。襷を渡し終えた選手の多くが、その場に倒れこむ姿がまさにそれを物語っています。

 若いときに、命がけで取り組んだ経験というのは、その後の生き方に大きな影響を与えます。「これだけ苦しい練習に耐えてきたんだ。その思いをすれば、目の前の困難なことにも負けないでぶつかっていけるぞ。」といった具合です。

 生徒の皆さんには、ぜひ、年が改まったこの機会に、自分なりの目標を掲げてほしい。そして命がけで取り組んでほしい。すぐに結果が出なくても、それは人生の大きな財産になる。

 2024年が皆さんにとって飛躍の年となることを大いに願い、式辞とします。

12月22日(金)2学期終業式 式辞

 1、2、3学期と3つある学期の中で、一番長い2学期が今日で終了します。

 皆さん、9月1日の始業式を覚えていますか。今年の夏は記録的な猛暑となり、体調面を考慮して体育館には集合せずに、冷房の効いた教室で放送を聞く形で行われました。

 私は皆さんに、1学期の自分をしっかりと振り返り、2学期にはできるだけ具体的な目標を掲げて取り組んでほしい、といった話をしました。「ローマは一日にして成らず」、「千里の道も一歩から」、「塵も積もれば山となる」のことわざを例に、目標に向かい、コツコツと継続して取り組んでください。最後まであきらめずにやり続けることで目標を達成できるのだという事を信じて頑張ってください。4か月にわたる2学期が始まります。皆さんにとってこの2学期が充実したものになるよう期待しています・・・。そんな話をしました。(間)

 話は変わりますが、今、巷では、アメリカメジャーリーグの大谷翔平選手の話題で持ちきりです。皆さんも報道等で耳にしていると思いますが、かねてより、エンゼルスからどのチームに移るのか、世界中が注目してきました。結果は、ロサンゼルス・ドジャースに、10年契約、総額7億ドル(日本円で約1015億円)という、プロスポーツ史上最高額での移籍が発表されました。ドジャースは、大谷選手が高校生の時から、その実力を高く評価していたそうです。

一方、大谷選手は、高校生の頃から、アメリカメジャーリーグへの強い憧れはあったものの、まずは日本のプロ野球に入団し、実力と実績を積み重ね、その後アメリカに渡りました。投打二刀流で大活躍したことは、いまさら説明するまでもありません。野球の本場アメリカでも「史上最高の選手」とまで言われる大谷選手ですが、今回ドジャースへの移籍を決めた理由が、お金目当てではないということを、私たちは皆知っています。

 彼は、ただ純粋に、野球が上手くなりたい、そして何より勝ちたい、その一心で、人生のすべてを賭けて大好きな野球に打ち込んできたのだと思います。そんな大谷選手だからこそ、多くのファンを魅了し、また心から応援したくなるのではないでしょうか。大谷選手の行動や発言には、私たちが生きていくうえで大変参考になることがたくさんあるのではないかと思います。

 話は戻りますが、4か月に及んだ2学期を、各自振り返ってください。「よく頑張った自分」をちゃんと褒めてあげてください。もっと頑張れたんじゃないかという自分には「3学期こそ頑張れよ」と応援してあげてください。

 年末年始は楽しい行事が続くという人も多いかと思います。くれぐれも自分を大切に、体調管理にも十分気を使い、今年の振り返りと新年の目標をしっかりと定めて、元気に3学期を迎えましょう。それでは、よいお年を。

12月9日(土)入試説明会校長挨拶

 皆さん、こんにちは。校長の泉水と申します。本日は年の瀬の大変お忙しいところ、流山北高校の入試説明会に御参加いただき、誠にありがとうございます。

 ここ数日、日によって温かかったり寒かったり、1日の中での寒暖差が大きかったりと、体調管理には大変気を使っているのではないでしょうか。

中学3年生の皆さんにとってこの時期は、一生懸命勉強して身に着けた学力が、どれだけ定着したか、模擬テストなどで確認し、最終的な志望校を決定していく、とても大切な時期ではないでしょうか。

 流山北高校は、地域連携アクティブスクールの指定を受け9年目を迎え、来年は節目の10年目となります。地域連携アクティブスクールというのは、中学校の学習を丁寧に学び直して、確かな学力を身に付け、一人一人の夢の実現をサポートする学校です。わが校の教育目標は、「社会の一員として、規範意識を備え、自立し社会に貢献できる人間の育成」です。教育目標を達成するために、地域の小・中学校や大学、地元企業、自治会など、様々な外部機関との交流や連携を進めることで、より充実した教育活動を実現してきました。また本校は、ほかの県立高校に比べ、たくさんの先生を配置していただいており、多くの授業がティームティーチングや少人数制の授業、習熟度別の諸人数授業といった形で行われています。丁寧できめ細かな授業、誰一人おいてきぼりを作らない授業の実現という点においてはどこの高校よりも充実していると考えています。さらに、多くの先生が配置されていることにより、生徒一人一人の希望に沿ったきめ細やかな進路指導を行うことができ、生徒、保護者の皆様から大きな支持をいただいているところです。流山北高校は、本気で高校生活を頑張る皆さんを、全力でサポートする学校です。本気で頑張りたい皆さんの入学を、職員一同心よりお待ちしています。

 本日は、この後、入試に関する説明を行います。全体説明の後は、希望者を対象に個別相談を行います。些細なことでも構いません、遠慮なくお立ち寄りください。

これから、ますます寒い日が増えてまいります。本日御参加の皆様におかれましては、体調面に御留意いただくとともに、悔いのない高校選びとなることを願い、挨拶とさせていただきます。

令和5年度千葉県高等学校PTA連合会東葛飾地区研究集会理事校挨拶

 本日は、大変御多用のところ、令和5年度千葉県高等学校PTA連合会東葛飾地区研究集会に足をお運びいただき、誠にありがとうございます。私は、今年度東葛飾地区の筆頭理事校である流山北高校校長の泉水と申します。よろしくお願いします。

 本日御参加の皆さんにおかれましては、日頃より各校の教育活動に多大なる御理解と御協力をいただいているところと存じます。この場をお借りして感謝申し上げます。

 さて、ちょうど1週間前(15日)の話になりますが、県の教育会館を会場に、千葉県高等学校PTA研究集会が開催されました。本校(流山北)保護者会は「高校教育の理解を深めるPTA活動について」と題する発表を行ってまいりました。夏ごろから本格的に準備に取り掛かり、何度となく話し合いを重ね当日を迎えましたが、発表校4校の中のトップバッターとして、緊張感漂う中、本校の保護者会活動について発表することができました。

 本日発表いただきます沼南高校、流山南高校、柏中央高校の3校におかれましては、やはり今日を迎えるまでに相当の準備を要したのではないでしょうか。今日はその成果を十分に発揮していただき、来年度以降発表される学校さんにおいては、大いに参考にしていただければと思います。

 簡単ではありますが、挨拶とさせていただきます。本日はおめでとうございます。

10月27日(金)強歩大会校長挨拶

 皆さん おはようございます。御覧の通り、絶好の強歩大会日和となりましたね。とりあえず今日は勉強のことは横に置いときましょう。

  今日の目的は、仲間たちと同じ道を、しかも長い距離を歩くことによって、心と体の健康増進を目指すことにあります。20㎞コース、30㎞コースとそれぞれありますので、自分の体とよく相談しながら、ぜひ完歩を目指してほしいと思います。ちなみに30㎞を3年間完歩した人(3年生は去年と今年の2回)には金メダルが授与されるとのことです。頑張ってください。

 道中、友達同士、いろんなことを話しながら歩くのではないでしょうか。普段とは違う友人の一面が見られるかもしれません。また、一度も話をしたことがない人と、もしかしたら話すきっかけができるかもしれません。皆さんが学校に帰ってきたとき、「疲れたあ。けど、楽しかった!!」と思える、そんな素敵な一日になることを願っています。

 私からは以上です。

10月6日(金)星河祭体育の部開会あいさつ

皆さん、おはようございます。本日は天候にも恵まれ、いよいよ星河祭体育の部を迎えました。 昨年度の体育祭は新型コロナの感染予防対策の一環で、短縮バージョンでの実施でしたが、今年は従来に近い形での開催となります。先週の文化の部もそうでしたが、このような行事ができるという事がどれほど素晴らしいことであるかを、今日皆さんに感じてほしいと思います。まずは体育委員会の生徒の皆さんの準備から本番までの頑張りを讃えたいと思います。また皆さんの健康と安全を第一に考えて、体育祭の実現に導いていただいた体育科の先生方や各担当の先生方に感謝申し上げます。

今日は皆さんの一生懸命な姿を期待しています。特に3年生にとっては高校生活最後の体育大会です。笑顔いっぱい、思い出に残る楽しい場としてほしいです。1・2年生の後輩に、「仲間」の素晴らしさや尊さを伝授するような、そんな3年生の姿を見せてほしいと願っています。

さて、「暑さ対策」に関わるお願いです。10月に入り、ようやく秋の気配を感じるようになってきましたが、日中はまだ暑い日がありますので、熱中症には十分気を付けてください。各自、自分の健康状況を把握し、適度な休憩と水分補給を心がけて下さい。もし体調に不安を感じたら、すぐに周りの人に声を掛けるとともに、もし様子が変だなと思う人が周りにいたら、ぜひ声を掛けてあげてください。

今日は自分の持てる力を精一杯発揮してください。皆さんが“最高の仲間”と“最高の笑顔”で“最高の思い出”を作ってくれることを期待して、開会のあいさつとします。

9月30日(土)星河祭文化の部 閉会あいさつ

 皆さん、こんにちは。校長の泉水です。

 閉会式でも挨拶の機会をいただきましたので、少しお付き合いください。

 9月に入ってから近隣のいくつかの学校で、文化祭などの行事の後にコロナの感染者数、またインフルエンザの感染者数が急激に増えているといった状況があり、果たして本校で文化祭が開催できるのか心配でしたが、本校での感染状況は、現時点では大きく広がることなく、持ちこたえています。

 これは、すべての生徒の皆さん、先生方、そしてその御家族が、何としても文化祭をやりたい、文化祭をやらせてあげたいという思いのもと、協力していただいたおかげです。ありがとうございました。そして、この後も感染防止の行動を引き続きしっかりとお願いします。

 すべての催しや企画にお邪魔できませんでしたが、私が見た範囲で、どの生徒も表情豊かに過ごしていたと感じています。

 大げさに聞こえるかもしれませんが、文化祭は、皆さんのこれからの人生を生き抜く力をはぐくむ貴重な機会なんです。

 例えて言えば、親鳥に「餌を下さい」と、ピーピー口を開けて鳴いていただけのひな鳥の段階から、与えられた条件や多くの制約の中で、実現可能な企画を提案したり、実現するための調整に力を尽くしたりすることを通して、社会で活躍できる実践的な力が身についてくるのです。

大人になってからも、ずっとこの繰り返しです。皆さんは学校生活の中で、このような機会を逃すことなく、これからも自分磨きに力を尽くしてください。

終わりになりましたが、生徒会本部をはじめとする生徒の皆さんや各方面の担当の先生方に対して、改めてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

9月29日(金)星河祭文化の部 開会あいさつ

 生徒の皆さんは、夏休み中から学級や部活、あるいは有志のメンバーで準備を進めてきたことと思います。今年のテーマ『星河一天』とは、夜空に無数の星が帯状に連なり、川のように輝いて見える、という意味だそうです。想像するだけでも壮大なスケールのイメージ映像が頭に浮かんできます。

 私たちはこれまでの約3年間、様々な制約を受けながら学校生活を送ってきました。体育祭や文化祭、修学旅行といった大切な行事を行うことすら許されない、辛く苦しい時を過ごしてきました。

 今年からは徐々に日常が戻り始め、大切な行事を行える環境が整ってきました。星河祭文化の部に向けて、みんなで出し物を決め、力を合わせて頑張ってきたと思います。一つ一つの星の光は弱くても、それが一つにまとまったときには光に満ちた満天の空となることでしょう。今回の活動を通して仲間との絆を深め、一人一人が夜空に輝く星になってください。

 最後に、企画・運営に携わった生徒会役員、クラス委員、顧問の先生に心より感謝いたします。生徒一人一人が一段と成長してくれることを期待しています。

9月8日(金)保護者会理事会①校長挨拶

 皆様こんにちは。校長の泉水です。本日は荒天の中、御参集下さいまして誠にありがとうございます。

 2学期がスタートして1週間ほど経ちましたが、一日の始業式は熱中症対策の観点から体育館ではなく、放送で行いました。式に先立つ形で、夏休み中に起こった生徒の交通事故の件について、やはり放送で全校生徒にお伝えさせていただくとともに、職員、生徒全員で黙とうを捧げました。

 続いて行った始業式では、ちょうど100年前の9月1日に発生した関東大震災に触れ、「過去から学び、未来に備える」ことの意味を今一度かみしめてほしいといった話をしました。また、各自1学期の自己評価に基づいて、2学期の目標を立てていこうと呼びかけました。ヨーロッパのことわざで、「Rome was not built in a day」(ローマは一日にして成らず)とか、我が国の「千里の道も一歩から」、「塵も積もれば山となる」の言葉を紹介し、コツコツと継続して目標に向かい取り組んでほしいと、呼びかけました。

 一昨日、地区の校長会がありましたが、話題の一つがコロナの現状について、でした。ある学校は、9月1日、2日、金、土で文化祭を行い、来場者が3000人を超えるほどの大盛況だったそうですが、4日(月)には、発熱等による欠席者(コロナ陽性100名を含む)が240名に達したそうです。結果、休校の措置を取ることとなってしまったそうです。推測の域は出ませんが、おそらくは生徒の中に体調不良のまま、それを隠して夏休みの後半、文化祭準備に参加し、文化祭当日も発熱があったにもかかわらず登校した、その結果、多くの生徒が感染したのではないかとのことです。

 他の学校でも、コロナ陽性になった生徒及び職員についての報告がありました。5類に移行してしばらく経ちましたが、決して油断はできないという事、今一度教室の換気や手指消毒を含め、基本的な感染症対策が必要なことを職員全員で共有し、ホームルームを通じて子どもたちにも呼びかけたところです。

今週末、来週末には近隣の学校で文化祭が立て続けに開催されます。お子さんが他校の文化祭に行くときは、必ずマスクをしていけとお声がけください。万が一、感染が広まってしまうと、次は本校の文化祭ができなくなってしまうかもしれません(子どもたちは熱っぽくても、“私体調悪いです、熱があります”とは言わないと思いますから)。そうならないために、御家庭でも、引き続いての感染症予防の御協力をお願いします。

 2学期は大きな行事が続きます。まずは健康第一で、そして子どもたち一人ひとりにとって充実した学校生活になるよう、何卒御協力をお願いします。

2学期始業式 校長式辞

 皆さん、おはようございます。校長の泉水です。

 今年の夏は、例年にも増して暑い日が続き、何をするにしても大変だったと思います。しばらくはこの暑さが続くとの予想が出ていますので、体調管理には十分注意してください。

 さて、皆さん、時間の長さというのは、人それぞれ感じ方が違うと思いますが、私にとって、4月からの5か月間は、今までにないくらい、あっという間に過ぎたと感じています。

 本校の校長として赴任した4月。始業式、入学式で新年度が動き出し、離退任式ではお世話になった先生方とのお別れがありました。5月には、大型連休明けに校外学習がありました。また生徒総会が開催されました。3日間にわたり中間テストが実施されました。月末には芸術鑑賞会が催され、体育館で演劇「EDDIE」を鑑賞しました。6月には、雨天順延となったものの球技祭が行われました。およそ1週間にわたり保護者面談が行われました。また、生徒会役員選挙が行われました。7月に入ると、4日間にわたり期末テストが実施されました。半日日課が続く中で答案返却等があり、終業式で1学期が終了しました。

夏休みが昨日で終わり、今日から2学期が始まります。

3年生就職試験、文化祭、体育祭、中間テスト、強歩大会、2年生インターンシップ、期末テストといったように、2学期も大きな行事が続きます。まずは気持ちを切り替え生活のリズムを正しく整えるようお願いします。

 1学期の終業式にも言いましたが、1学期の自己評価に基づいて2学期の目標を立ててください。学習面であれ、部活動であれ、できるだけ具体的な目標を掲げてほしいと思います。イタリアのことわざで「Rome was not built in a day」ローマは一日にして成らず、という言葉があります。かつて繁栄したローマ帝国も、700年もの年月を経て完成しました。何事かを成しえるには決して短期間ではできないということです。日本でも「千里の道も一歩から」とか「塵も積もれば山となる」といったことわざがあるように、目標に向かい、地道に、そしてコツコツと継続して取り組んでください。最後まで諦めずにやり切った人が目標を達成できると信じて、一生懸命に取り組んでください。

 さあ、4か月にわたる2学期が始まります。生徒の皆さん一人一人にとって、この2学期が充実したものになるよう、大いに期待して、式辞といたします。

 

インターンシップ保健実習②

 本日は若手職員さんによるコミュニケーションにまつわるお話がありました。
コミュニケーションの手段として、言語的なものと非言語的なものがあること。私たちは普段から非言語的な部分でコミュニケーションを行っていること。非言語的要素が実はコミュニケーションの大半を占めていること等、興味深い内容でした。
 『「はあ」っていうゲーム』では、お腹が空いているときの「はあ」、驚きの「はあ」、失恋してしまった時の「はあ」等、ニュアンスを変えて伝えるゲームを行い、大いに盛り上がりました。
 自分のことを相手にきちんと伝えるには、言葉だけではなく、言葉以外の部分(頭髪、服装などの身だしなみ、姿勢、目線等)が重要であることを知り、これから訪れる面接試験等に生かせる内容となりました。

インターンシップ保健実習

選択授業「インターンシップ保健実習」で、近隣の介護老人保健施設を訪問しました。
職員の方から、なぜ介護の仕事を目指したのか、介護職の魅力は「充実感」、「元気をもらえること」、
「人と人とのつながりを感じることができること」といった生の声を聴くことができました。
今回の訪問を通して、生徒たちは自分自身の将来を考える大きなヒントをもらうことができました。

間もなくプール開き

4月末から数日かけてプールの水抜き作業、清掃、水張りを行いました。この後、水質の点検を行い、問題ないことが確認されれば、大型連休明けにはプールの使用が可能になります。
本校は、県内の公立高校の中でもいち早く室内プールが設置された学校です(平成元年3月完成)。最近は夏日に達するほど気温が高い日があります。授業や部活動で使われるのが待ち遠しいです。

3-155日々雑感(授業風景2)

本日は、1限目に初任教員による研究授業がありました。
授業は、1年生国語の「言語文化」でした。これは今年度から年次進行で実施されている新学習指導要領で定められた新しい科目で、単元名は「漢文入門『訓読に親しむ』」でした。授業の始めでは漢文が苦手と手を挙げていた生徒が多かったのですが、授業者の丁寧な説明とタブレットを活用したわかりやすい授業展開に、生徒は夢中になって授業に参加していました。ひとつひとつ理解を深めていってください。

2限目、3限目は、3年生の選択授業を参観しました。
①の写真は、「美術Ⅲ」の様子です。テーマは、「絵本作り」。この生徒は、スマホの写真を参考に木星を描いていました。どんな絵本ができるのか、楽しみですね。
①         ②          ③         ④
      
②の写真は、「服飾基礎」の様子です。スタイリッシュじんべいを製作しています。ミシンの使い方も上手でした。③の写真は、「食物基礎」の様子です。本日のメニューは、豚汁でした。私にもおすそ分けがあり、おいしくいただきました④。
⑤は本校独自の科目「インターンシップ保健実習」の様子です。「認知症の方に出会った場合にどのようなサポートをしたらよいのか。」をテーマに、動画制作をしているところでした。完成すれば、本校ホームページに掲載する予定です。受講生のみなさんが作った動画で、認知症への理解が広がるといいですね。

3-154日々雑感(授業風景)

11月1日(火)県教育委員会から全教科の指導主事が来校しました。
各授業をご覧いただき、それぞれの教科に分かれて協議会を行いました。本校の先生方には、協議会でいただいたご助言をもとに、さらなる授業改善をお願いします。
これに並行して、経験10年目を迎える中堅教員の研究授業も行われました。

①は3年理系選択の「化学」の授業です。グループごとにタブレットを使って、単元「有機化合物」のまとめの課題に取り組んでいました。意見を出し合い正解にたどり着いたでしょうか。
は「美術Ⅱ」の授業風景です。ペーパー鋳型による金属加工を行っていました。写真は、ちょうど金属を溶かして型に流し込んでいる様子です。
①             ②
  

3-153日々雑感(強歩大会が帰ってきた)

10月21日(金)晴天の下、3年ぶりの強歩大会が開催されました。
当日は、朝と日中の気温差が10℃以上にもなるという予報でしたが、生徒の皆さんは元気よく出発し完歩することができました。前日までの中間テストからの解放感と江戸川の土手を歩く開放感を存分に楽しんだことでしょう。お疲れさまでした。
来年は、保護者会の豚汁も復活するといいですね。
  

3-152日々雑感(星河祭体育の部)

星河祭体育の部は、9月30日(金)に通常開催に近い形で実施することができました。
週間予報では雨でしたが、当日は素晴らしい秋晴れに恵まれ、むしろ熱中症が心配される中、生徒の皆さんは力いっぱいスポーツを楽しみました。
総合優勝は、紫組(6組)でした。みなさん、すばらしい体育祭にしてくれてありがとう!2年生、1年生は、この経験を来年に受け継いでください。

3-151日々雑感(星河祭文化の部)

9月22日(木)に3年ぶりとなる星河祭文化の部が開催されました。
今回は、2時間限定の校内発表となりましたが、オープニングの各クラスの紹介動画に始まり、力作ぞろいの発表で、文化の薫り高いものとなりました。
来年は、いよいよ公開もできそうですね。

星河祭大賞は、2年3組の『discoffeecup』でした。
この写真ではうまく伝わりませんが、遊園地で見られる回転式のコーヒーカップを手作りしたものです。安全にも配慮されており、大変すばらしい出来栄えでした。
2年3組のみなさん、おめでとうございます。


続いては、3年2組の『インスタ映えスポット』です。
3年生の優秀賞に輝きました。

部活動では、吹奏楽部、軽音楽部、書道部からの発表がありました。
文化部は、文化祭の主役ですね。
写真は、書道部のパフォーマンスです。
まさしく鮮やかな青で書かれた「群青」の文字。
青春の色ですね。

図書委員会は、流山の歴史を発表しました。
写真は、調べた各地点の地図です。
これを見れば、流山の歴史を10分で学ぶことができるすばらしい発表でした。

3-150日々雑感(今日の授業)

1年生の芸術選択科目「音楽Ⅰ」の授業風景です。
本校では、様々な楽器の演奏を体験するプログラムが用意されています。
今日は、ヴァイオリンの演奏に挑戦していました。
練習する曲は、パッフェルベルの『カノン』です。
来週が楽しみです。

続いては、2年生の「家庭総合」調理実習です。
今日の献立は、あんかけ焼きそばとコーンとたまごのスープでした。
見事な出来栄えですね。私も試食させていただきました。
大変おいしくいただきました。ごちそうさまでした。

3-149日々雑感(一気に秋へ)

昨日の午後から北寄りの風が吹き、一気に秋めいてきました。学校周辺は台風一過の青空とはいきませんが、雲の隙間から青空がのぞいています。
新型コロナの新規感染者数は、ようやく減少傾向を見せていますが、油断せずに引き続き感染防止対策を行っていく必要があります。
本日は、昼休みに放送を使って生徒のみなさんに改めての感染予防の徹底をお願いします。できることが増えるよう、我慢も続けなくてはなりませんね。

3-148日々雑感(スマートサイクルちば)

9月15日(木)は、毎月恒例のスマートサイクルちばの実施日でした。今回は、保護者会の「朝のふれあい運動」と連携しての実施になりました。ご参加いただきました保護者のみなさまに心より感謝申し上げます。
「スマートサイクルちば」は、自転車の安全運転を呼び掛け事故防止を図ることが目的ですが、本校では、生徒会役員が正門等に立って自転車の安全運転と同時にあいさつ運動も行っています。
「おはよう」のあいさつが飛び交う登校風景です。

3-147日々雑感(特色ある授業)

 国が進める「子供たちを誰一人取り残すことのない個別最適化された学習」を実現するために、本校は、重熟度別や少人数あるいはチーム・ティーチング等による授業できめ細かな指導を行っています。また、外部の教育力を活用した授業も行い、生徒一人一人の興味・関心を引き出すことに力を注いでいます。
 写真は、3年生の選択科目「インターンシップ保健実習」の様子です。受講しているのは、介護関係の仕事に就きたいと思っている生徒や家族のために知識を身についけたいと思っている生徒などです。講師は、本校に隣接する老人介護施設の職員の方です。なんと本校の卒業生で、「母校に貢献できるのであれば」とボランティアで協力いただいています。本校の教育目標である『自立し社会に貢献できる』を体現してくださっています。校長として最大の喜びです。

3-146日々雑感(学校のICT化推進)

 現在、国は、「子供たちを誰一人取り残すことのない個別最適化された学習」を実現するために「GIGAスクール構想」を推進しています。これにより、全国の小中学校ではICT機器を活用した授業が始まり、小中学生は、一人一人に配付されたタブレット端末等を鉛筆やノートと同じように文房具として活用しています。このことに対応するため、千葉県は、全県立学校にWi-Fi環境を整備し、授業でのICT端末の活用を強く推進しています。 
 これにより、本校も学校のICT化を強く進めていかなければなりません。課題としては、①「主体的・対話的で深い学び」を実現するために、ICTをどのように授業で活用していくか。②職員の働き方改革を推進するためのICT機器の効果的な活用方法などです。
 ①については、若手教員に対して2学期中にICTを効果的に活用した授業実践を行うよう課題を出しました。どんな授業を行うか、とても楽しみです。②については、昨年度から校内にICT活用特別委員会を設置して、学校のICT化を進めています。これにより、オンラインでの映像配信体制が構築され、始業式・終業式や全校集会などは各教室に映像を配信して実施しています。これに加えて、この委員会には、職員会議等のペーパーレス化や生徒の欠席連絡等のデジタル化を進めてもらっています。
 このように、本校も少しずつICTの利活用が進んでいます。私自身もついていけるよう頑張ります。

3-145日々雑感(2学期の始まり)

9月1日(木)2学期がスタートしました。今回も始業式は配信で行いました。校長講話では、夏の甲子園大会優勝校の宮城県代表、仙台育英高校野球部 須江監督の「青春って密なんで」を引用して、まだまだ続くコロナ禍の中で、これまで窮屈な思いをしながらも精一杯高校生活を頑張ってきた生徒たちを褒めました。そして、この2学期に行われる多くの行事を成功させるためにも、今一度、学校全体で感染予防対策を徹底しましょうとお願いをしました。
星河祭文化の部、体育の部、強歩大会、そして2年生の修学旅行と行事が進みます。生徒一人一人の力が合わさって、これらの行事が成功することを願います。

9月2日(金)は、防災訓練を実施しました。
この日は、雨模様だったため、3年ぶりに全校生徒が体育館に集合しました。生徒同士の間隔を広げ、換気を十分に行って短時間で行うことができました。生徒たちは、無言で落ち着いて速やかに避難をすることができました。また、教頭先生からの講話にも真剣に聞き入り、すばらしい態度だったことに感動しました。
 

3-144日々雑感(就職希望者マナー講座)

今日は、朝から激しい雨になりました。高校野球千葉県大会決勝戦も明日に順延になりましたね。市立船橋高校 対 木更津総合高校。どちらも頑張れ!

さて、本校では、3年生の就職希望者が活動を開始しました。
多目的室をのぞくと、ちょうど面接の入退室の練習をしているところでした。
みなさん緊張して、早口になったり、挨拶を忘れてしまったりと苦戦していましたが、
担当の先生からは、「大丈夫。今日はたくさん失敗しましょう。」とやさしく応援していただきました。
こちらも頑張れ!

3-143日々雑感(夏休み)

本校は、昨日から夏休みに入りました。
新型コロナ第7波が拡大する中での夏休みはとても心配ですが、
生徒の笑顔を見ると、どうか無事に過ごしてほしいと願うばかりです。

さて、今日は夏休み2日目。校舎内を歩いていると教員も生徒も夏休みならではの活動をしていました。
教室では、若手教員を対象にした、「タブレット活用講座」が行われていました。
この夏休みにタブレットを活用した授業づくりに取り組むためのものです。
2学期の授業が楽しみです。


この教室の後ろには、文化祭準備のための材料が置かれていました。
このクラスは、遊園地にある回転式のコーヒーカップを制作するようです。
これも楽しみですね。


書道室では、書道部の生徒が作品作りに専念していました。
この作品は、三か月かけて完成させたとのことです。
なんと600字以上だそうです。
根気と集中力に感心しました。お疲れさま。

3-142日々雑感(スマートサイクルちば)

毎月15日は、「スマートサイクルちば」の実施日です。自転車の安全運転を呼び掛けることが目的ですが、本校では生徒会本部役員のみなさんにより「朝のあいさつ運動」も兼ねて実施しています。朝の冷え込みがきつい日でしたが、みなさん元気に挨拶を交わしていました。
また、学校前の横断歩道には信号機が無いため、毎朝、職員が交通整理を行い、生徒の安全登校を確保しています。

3-141日々雑感(振り返り)

12月2日(木)1年生「家庭総合」の授業の様子です。内容は、エプロンの製作です。2年生になると、このエプロンを身に着けて調理実習が始まります。
みなさん、上手でしたよ。

3-140日々雑感(ICT活用研修)

今年度に新設したICT活用特別委員会が、電子黒板の活用について職員研修を開催しました。いよいよ高校も令和4年度から新学習指導要領が始まります。すでに小学校、中学校では新しい教科書での授業が始まっていますから、高校もICTを活用した授業を推進する必要があります。多くの先生方がこれらを活用し、「わかる授業」を実践してくれることを期待します。

3-139日々雑感(通学路清掃)

本日、生活委員会による清掃活動が行われました。
1年生の委員は、学校から江戸川台駅までの通学路を担当しました。
毎日通っている通学路です。きれいに大切にしたいですね。
すれ違う地域の方々から「ご苦労様」と声をかけていただきました。
みなさん、お疲れさまでした。

3-138日々雑感(読書週間)

2021年第75回読書週間が、10月27日から11月9日まで行われました。
今回の標語は、『最後の頁を閉じた 違う私がいた』でした。
これを使って図書委員会が読書活動推進の看板を作ってくれました。秋らしい色合いでとてもすばらしい看板になりました。
この期間で、みなさんは何冊本を読みましたか。
私は、深田久弥著『日本百名山』を読みました。正確には読み直しました。
作家であり登山家でもあった深田久弥(1903-1971)が自ら登った山々の中から百山を厳選し、登った際の出来事や山名の由来などを盛り込みその山の魅力などを紹介している本です。作家だけに彼が表現すると山が人格を持って目の前に現れる気分になります。
例えば、北アルプスの名峰「槍ヶ岳」では、「どこから見てもその鋭い三角錐は変わることがない。それは悲しいまでにひとり天をさしている。」と、そして「一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。」とこのやまの魅力を見事に表現しています。どの山もこのように美しい言葉で紹介していますが、やはり「槍ヶ岳」の文章が一番好きです。条件が整えば登りたいと思っている山の一つです。この本を読みなおして思いを膨らませた読書週間でした。