木高の日々の様子

2025年10月の記事一覧

かずさDNA研究所開所31周年記念式典・記念講演会

令和7年10月25日(土)

 かずさアカデミアホールにて「かずさDNA研究所31回開所記念講演会」が開かれました。本校から20名の生徒が参加し、国立遺伝学研究所 所長 近藤滋 氏による「細胞の波が作る模様と体のかたち」、京都大学 名誉教授 岡田清孝氏による「植物遺伝子の働き ~30年間の研究の変遷~」というタイトルでご講演をいただきました。また、参加した中高生を対象に、講師の先生方へ約30分間の質問時間をご用意いただきました。

 現在、高校生物の教科書にも載っている、植物に関する花の遺伝子を発見した歴史が聞けたり、生物学を数学的視点で見たりなど、非常に興味を惹く内容になっていました。また、研究者への質問では、多くの生徒が挙手をし、「高校時代にどのような勉強をしていたのか」「研究がうまく進まないとき、どうすればよいか」など、とても実りある時間となりました。

 近藤先生からの「研究=宝探しの冒険の旅」というワードは、おそらく今日参加した生徒たちに強く印象に残ったのではないでしょうか。

 かずさDNA研究所は、KISARAZU開拓ラボや理数科の探究活動など、本校生徒の探究力向上に多大なご支援をいただいております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

芸術鑑賞会「学校寄席」

 令和7年10月20日(月)、体育館にて芸術鑑賞会を行いました。

 今年は「学校寄席」。前半は落語の入門知識の解説と、林家たま平さんによる落語『牛ほめ』、一龍斎貞寿さんによる講談『四谷怪談 お岩誕生』の演目で、生徒は引き込まれていくように話に聞き入っていました。

 後半は体験コーナーから始まり、多くの生徒の手が上がりました。鏡味味千代さんの太神楽曲芸には驚きの喚声があがり、三笑亭夢太郎さんの「目黒のさんま」の演目で舞台は幕を閉じました。小気味よい話しぶりに惹きつけられ、試験を終えたばかりの生徒は、笑いと教養と伝統を感じる2時間となりました。

 

探究KISARAZU-G1 クラス内発表

 令和7年10月22日(水)、「探究KISARAZU-GI」の授業にて、クラス内テーマ発表会を実施しました。1年次普通科の探究では、今年度もさまざまな視点から木更津市をより良くするための事業提案を考えています。
 11月3日(月)には、木更津市の「ORGANIC CITY FESTIVAL 2025」の一環として、イオンモール木更津サウスアトリウムにてテーマ発表会を実施します。この発表会は、入学後初めての校外での発表の場となります。クラス内発表会での経験を活かし、万全の準備をして臨みたいと思います。

海外研修の活動

 令和7年10月21日(火)

 英会話力のトレーニングとして中国の高校とオンライン交流会を実施しました。今回は、自己紹介をメインに、お互いの国の食について話し合う内容でした。コミュニケーションをとるための言語が、お互いに第1言語ではない英語を使っての会話となります。中国の高校生は日本に高い関心を持っており、ディスカッションの幅も今後広がっていくのではないかと期待できます。

 時間の関係上、本日の内容は一部次回へ持ち越しとなりました。次回は11月18日(火)に、もう一度中国とのオンライン交流会となります。本校で研究を進めている「タイ米甘酒」を発表し、どのようなディスカッションに発展していくか楽しみです。

令和7年度 第2回理数科説明会

10月4日(土)本校にて、第2回理数科説明会を実施しました。中学3年生の生徒・保護者合わせて約54名の方が参加してくださいました。

説明会では、校長挨拶に続き、入学者選抜と本校での学び、進路、SSHの取組について職員が説明いたしました。  

続いて1年次、2年次の生徒がそれぞれの体験をもとに発表しました。1年次の生徒は本校理数科の特徴的な行事である「丸沼・日光野外実習」について、2年次の生徒は、探究KISARAZU-SⅡで研究を行っている「光によるメダカの性転換」の発表をしました。

次に卒業生が実際の経験をもとに理数科について話をしてくださいました。今年度は、R2年卒・昭和大学医学部在籍のKさん、R2年卒・筑波大学大学院在籍のIさん、R7年卒・千葉保健医療大学在籍のMさんの3人が話をしてくれました。3人の話からは理数科の充実した3年間の生活と、そのことが大学生活に活かされていることが伝わってきました。

最後に、生徒、卒業生、職員による個別相談を行い、説明会が終了しました。第1回の説明会に続き多くの方に来校して頂き、ありがとうございました。来年度入学生は理数科の10期生となります。これからも、先輩たちが築いてきた伝統をさらに発展させていきたいと感じる説明会となりました。