木高の日々の様子

2025年8月の記事一覧

海外研修の活動

本日は、完成したジャスミンライス甘酒を使って、甘酒マフィンなどの甘酒を使用した発酵食品の調理を行いました。味の比較ができるよう、同時に日本米でも同様に作成した甘酒も用意し、調理を行いました。

ジャスミンライス甘酒は、水分含有量が少なかったのか、煮ると固形のようになってしまうことがわかり、いくつか課題も生じました。調理をする中で、糖度計を用いて日本米の甘酒や市販の甘酒と糖度を比較したり、食べ比べて甘み等を比較したりし、データを集めることで、次回以降、よりおいしくするための追加実験を考えていきます。

これらのデータと、追加実験で新たに得られたデータを使ってポスター制作を行っていきます。

2025理数科フェア

8月23日(土)千葉工業大学で開催された2025理数科フェアに参加しました。これは県内の公立高校で理数科を設置している10校が集まり、学校紹介、実験工作ブースの設置、課題研究の発表を通して理数科での学びについて紹介をするものです。本校からは理数科公報委員の生徒8名、教員4名12名が参加しました。

実験工作ブースでは、かずさDNA研究所の協力を得て、DNA抽出実験を行いました。実際に実験を行うだけでなく、「どのような原理で、その操作を行うのか」ということについても説明を行っていました。また、他ブースではDNAストラップづくりを行い、お土産として持ち帰っていただきました。どちらも大変好評で多くの方に参加して頂きました。課題研究の紹介では、2年生が「丸沼地域におけるアサギマダラのマーキング調査報告」を行いました。ポスターだけでなく、iPadも用いて来場してくれた中学生や保護者の方へと説明を行いました。今回の理数科フェアでは、本校の学びを紹介するだけでなく、県内の他校の理数科で行われていることを知るきっかけとなり、生徒同士が交流する良い機会となりました。

本校の理数科在校生の中には、今回のような説明会をきっかけに入学を決めた生徒もいます。理数科フェアを通して、理数科への関心がより高まっていくことを願っています。

海外研修の活動

本日は、タイ米で作る米麴の仕込みと、完成した米麴を使った甘酒づくりをしました。私たちが研修に行く予定のマレーシアでは、ジャスミンライスと呼ばれるタイ米がよく取り扱われているようです。そこで、ジャスミンライスに種麴をまき、1日置くことでジャスミンライスの米麹を作成してみることにしました。また、今回はその米麹を甘酒メーカーに入れ、ジャスミンライスによる甘酒を作成しました。

次回以降は、この甘酒を加工して木更津高校発の発酵食品を作成していきます。

R7年度理数科説明会

8月21日(木)本校にて、R7年度理数科説明会を実施しました。年々参加者数が増え、今年度は中学3年生の生徒・保護者合わせて約180名と多くの方が参加してくださいました。

説明会では、本校副校長高野のあいさつから始まり、「入学者選抜と本校での学びについて」、「進路について」、「SSHの取り組みについて」を職員から説明いたしました。

理数科説明会最大の特徴は、生徒・卒業生による「理数科の学習について」の説明です。まずは1年次、2年次の生徒がそれぞれの体験してきたことをもとにパワーポイントを用いて説明しました。在校生からの「生の声」で、理数科で学ぶことの楽しさ、学校生活の様子を伝えることができました。

続いて、卒業生からの話です。今年度は、R2年度卒・昭和大学医学部在籍のKさん、R6年度卒・東北大学薬学部在籍のOさん、R7年度卒・千葉大学教育学部在籍のTさんの3人が話をしてくれました。それぞれ違う視点から、在学中の様子はもちろんのこと、理数科での学びや課題研究に取り組んだことが大学生活にどのように活かされているかなどの説明をしてくれました。

最後に、生徒、卒業生、職員による個別相談を行い、説明会が終了しました。第2回の理数科説明会は、10月4日(火)に実施予定です。卒業生が、学校に足を運び話をしてくれたことには、感謝の気持ちでいっぱいです。来年度の入学生は理数科の10期生となります。これからも、先輩たちが築いてきた伝統がより発展していくことを心から願っています。

丸沼・日光野外実習

 令和7年8月16日(土)~18日(月)の3日間、1年生理数科生徒40名は、群馬県片品村にある丸沼と栃木県奥日光で「丸沼・日光野外実習」を実施しました。この実習では主に生物・地学分野について、体験を通して探究していきます。今年度は天候に恵まれ、予定通り2泊3日で実施することができ、渡りをする蝶「アサギマダラ」のマーキング調査、華厳の滝の科学的視点からの観察、戦場ヶ原の植生や動物の生態調査、日光白根火山の溶岩石の観察、そして沼田の河岸段丘の観察を行いました。

 

8月16日(土)

 朝7時30分、予定通りの時間にバスで学校を出発。車中では、夏休み前に行った事前学習の復習と、「アサギマダラ」の渡りに関するDVDを視聴しながら群馬・栃木方面へと向かいました。まず、華厳の滝に到着し、観光としての立ち寄りではなく科学的視点からみた華厳の滝の観察を行いました。

 次にアサギマダラのマーキングを行う予定でしたが、午後から雨の予報があったため、2日目に行う予定の日光白根火山の溶岩石の観察を行いました。溶岩石観察後も雨が降らなかったため、宿舎に向かう途中、アサギマダラマーキングポイントに移動し、講師の善養寺先生からアサギマダラの捕獲、マーキング方法の指導を受けました。この日は練習ということで、各班1頭ずつの捕獲を目標に、約20分実施しました(計9頭(雄7頭、雌2頭))。

 夕食後、善養寺先生による「アサギマダラの渡りのポイントと吸蜜植物」の講義、そして野村先生による「柱状節理など、自然の六角形ができるかを調べる方法(アイデア)を考える」の講義を受けました。残りの時間は、班ごとに答えのない問いに対するテーマを決め、模造紙にポスターを制作しました。どの班も先生方や講師、スマートフォンを使って情報収集に励み、班員で役割を決めながら活動を進めることができました。

 

8月17日(日)

 朝8時00分に宿舎を出発し、バスで戦場ヶ原に向かいました。(有)自然計画から3名のガイドを招き、研究テーマごとに3つのグループに分かれ、約3時間をかけて光徳牧場から湯滝のコースを歩いて観察しました。天気も良く、現地でしか知ることができない情報を聞きながら、ときには質問をしながら観察しました。

  その後、アサギマダラマーキングポイントに移動し、調査を行いました。昨日のアドバイスの下、計202頭(雄155頭、雌47頭)のマーキングをすることができました。

   宿舎に戻り夕食後は、マーキングしたアサギマダラの情報を整理し、昨日夜に制作したポスターの発表を行いました。限られた時間の中でうまくポスターをまとめ、仮説を立て発表するという、高校入学後初めてのクラスメイトの前での発表はとても緊張した様子でしたが、どの班も立派に発表することができました。

 

8月18日(月)

 朝9時00分に宿舎を出発し、アサギマダラマーキングポイントに移動しました。2日目より短い時間でしたが、計142頭(雄108頭、雌34頭)のマーキングをすることができました。この3日間で計353頭(雄270頭、雌83頭)と、過去5年間で最も捕獲できた年となりました。

 宿舎に戻り、昼食等支度を済まして宿を出発しました。約1時間かけ、地理や地学の教科書にも写真が載っている「沼田の河岸段丘」を観察し、自然が織りなす地形の完成に感動しました。

 今回の野外実習は、3日間とも天候に恵まれ、すべての活動が予定通り実施できました。野外実習は天候に左右されてしまうことが多く、当日現地に行くまでどうなるかわからないことがあります。この3日間の活動内容は、夏休み明けの探究の授業でさらに洗練され、10月末日頃、他の生徒や保護者の皆様へポスター形式で発表します。また、マーキングしたアサギマダラが再捕獲された場合、マーキングした生徒にお知らせしますので、ぜひ楽しみにしていてください(昨年度の最長移動情報は、85日かけて山口県大島郡(直線距離約717km)に到達しました)。

 

 

【生徒の感想】

・丸沼での野外実習を通して、この地域に生息する様々な生物の特徴や周辺の滝や火山などのつくりを理解することができたのはもちろん、高校初めての泊まりでの学習は新鮮で、その面でも新たに学べたことがたくさんあった。講師の方やガイドさんの話も、身近にはないことばかりでとても面白かった。

・アサギマダラの食す植物や環境、生態を実際に触ったり、見て学ぶことでよりアサギマダラのことを、興味を持って調べることができました。また、それ以外にも戦場ヶ原での植物や生物、自然の在り方といったことを実際に歩いて回り、野帳に記すことができてよかったです。詳しく教えてもらえたおかげで、きっとただ歩いているだけでは気づけなかった事、わからなかった事がいっぱいありました。とてもいい経験となりました。

・地学に関しては、柱状節理について主に知れて楽しかったです。もともと、蜂の巣の構造に正六角形だけではなく、五角形や七角形が含まれていることを知っていたのですが、柱状節理もそんな感じなのかなと考えていたところ、ポスターの発表でそれについてもはっきりと知れて疑問が払拭されたりし、楽しく学ぶことができました。生物に関しては、アサギマダラについていろいろと知れて楽しかったです。こういう機会はなかなかないと思うので、今回できて貴重な経験になりました。アサギマダラ以外のさまざまな植物、鹿などの動物に関しても、関連して知れてよかったです。今回の野外実習で得た経験を、さまざまなことに活かせるようにしていきたいです。今回は、本当にありがとうございました。