木高の日々の様子

2022年8月の記事一覧

3年ぶりの「丸沼・日光野外実習」

 令和4年8月16日(火)~17日(水)の2日間、群馬県片品村にある丸沼と奥日光で「丸沼・日光野外実習」を実施しました。この事業は、昨年、一昨年度はコロナウイルス感染症拡大のために実施ができませんでした。今年度も「第7波」の中、実施が危ぶまれましたが、当初の2泊3日の予定を1泊2日に短縮し、参加生徒や家族による感染症対策等の協力により、3年ぶりに実施することができました。1年生理数科生徒39名が参加し、渡りをする蝶「アサギマダラ」のマーキング調査、戦場ヶ原の植生や動物の生態調査、沼田の河岸段丘の観察を行ないました。
【生徒の感想】
・自分がアサギマダラの研究をできたことに感動した。
・河岸段丘を実際に見ることができて、自然への関心が高まった。
・自分の気になったことをインターネットなどで調べるだけでなく、自分の目で確かめることが大事だと思った。
・河岸段丘は自分が想像していたものよりもはるかに大きくて、実際に見ることは大切だと思った。
・アサギマダラの生態やシカと植物との関係性を実際に見ることでとても良く分かった。
・知識を持って見るのと、ただ見るのとでは違うと思った。疲れたけど、楽しかった。
・チョウはなかなか見つからなかったけど、捕まえたときの達成感はすごかった。
・班員たちと協力し、楽しみながらしっかり成果を出すことができて、大変満足した。
・いろいろと制限はあったが、行けて良かったです。

詳しくは、SSHスーパーサイエンスハイスクール内、
活動の様子をご覧ください。

全国SSH「生徒研究発表会」

 令和4年8月3日(水)~4日(木)兵庫県神戸市の神戸国際展示場にてSSHの生徒研究発表会が開かれました。
 本校も、全国からSSH指定校が参加し、それぞれの学校で研究した成果を発表する「生徒研究発表会」に参加しました。今年も兵庫県神戸市の神戸国際展示場で開かれ、全国の高校生が対面で交流し、活発な議論をしました。木更津高校は地学分野で「千葉県南部における約50万年間のアサリの形の違い」という題でポスター発表をしました。2年生2名が緊張しながらも一生懸命にやりとげました。全国からそれぞれ地域特有の発表があり、全く知らなかった生き物や現象を知ることもできて生徒には有意義な時間となりました。また、審査員をはじめ、大学の先生方にもご指導をいただきました。これらの助言を生かし、次の研究へとつなげていきたいと、生徒もより一層頑張らなければならないとう気持ちになったようです。この発表会に限らず、発表の機会を増やし、経験を重ねてより深い研究をしていきたいと思います。

全国高等学校総合文化祭将棋部門(女子個人戦)


 第46回全国高等学校総合文化祭将棋部門(女子個人戦) 全国3位!
 令和4年8月3日(水)、4日(木)東京都立産業貿易センター浜松町館で第46回全国高等学校総合文化祭将棋部門(女子個人戦)が行われました。出場した2年6組40番渡邉百々香さんは、予選(スイス式トーナメント4回戦)を4戦全勝(ポイント1位)で通過し、決勝トーナメントに進出しました。決勝トーナメント1回戦はシードで不戦勝、2回戦では昨年度優勝した川西彩遥さん(広島修道大学ひろしま協創高校2年)に機敏な仕掛けから完勝しました。その勢いで準々決勝も快勝し準決勝に進出しました。準決勝では大熱戦の末、砂原奏さん(國學院高校1年)に惜しくも敗れましたが、参加85名中ベスト4(第3位)という好成績を収めることができました。渡邉さんは「昨年度の高校総合文化祭、新人大会ではいずれもベスト16でしたが、今回はその壁を乗り越えることができ、とても嬉しいです。準決勝で負けたことはとても悔しいですが、自分の課題も明確になったので、今後も練習(対局)に励み、新人大会・総文祭大会で全国大会に出場し、優勝を目指したいと思います。」との感想を述べています。渡邉さんは囲碁部に所属し、放課後生物講義室で将棋と囲碁を対局しています。将棋に興味のある方はぜひ対局しに来てください。お待ちしています。
 壮行会を開いていただき、また横断幕を作成しいただくなど、いろいろとありがとうございました。感謝申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。

学校説明会

 第1部、第2部と時間を分けて実施した令和4年度学校説明会が無事に終了しました。感染防止対策として、全体説明会は放送で行われました。来校した中学生と保護者は各教室に24名ずつ入り、入学者選抜と本校での学び、理数科・SSH、進路指導、校則や学校生活等について、各分掌の主任や生徒会役員からの説明を聞きました。
 その後、部活動見学や個別相談、理数科・SSH説明会等、各自で参観してもらいました。また、第1体育館においては、放送委員会の生徒が作成した学校紹介DVDの上映も行いました。

 雷雨という悪天候にも関わらず、第1部では470名、第2部では498名という多くの中学生・保護者の皆様に御参加いただき、本当にありがとうございました。

卒業生の活躍 ~同窓会東京支部にて~

 本校は1900(明治33)年創設され,爾来,数多くの卒業生を輩出しています。その数31,955名。卒業生は各方面に渡って活躍をしています。この卒業生を繋ぐものが「同窓会」です。毎年10月第三土曜には同窓会総会が開催されます。本校同窓会は,地元木更津支部をはじめ,君津支部,富津支部,袖ケ浦支部,市原支部,千葉支部,そして東京支部の計7支部が設けられています。
 先日7月23日(土),東京支部総会がホテルグランドヒル市ヶ谷を会場に開かれ,本校より卯月校長(昭57卒),澤邉校内幹事長(昭56卒)の二名の同窓職員が出席してきました。普段よりは広い会場で隣人との間隔をあけ,感染拡大に最大限の配慮をしての開催でした。総会後には恒例の講演会が続き,今回は,株式会社高島屋社長村田善郎氏(昭55卒)が,「高島屋の歴史とこれから(コロナとの闘い)」と題してお話しくださいました。これまでのお店の歩みや,ライバル他店との違い,社長としての取組みやご苦労等々,平易な語り口で興味深くお話しいただきました。
 今回,多くの同窓生の方々とご一緒して,本校には本当に数多くの卒業生が,各方面に渡り活躍していることを改めて認識しました。生徒の皆さんにも,どうぞ先輩方の活躍を知って欲しいと思います。そして,是非,先輩に続き社会に貢献する人材となることを願いながら,東京を後にしました。