木高の日々の様子

2019年11月の記事一覧

地学部 令和2年度全国高等学校総合文化祭出場決定!

 令和元年11月24日(日)、千葉大学西千葉キャンパスにおいて科学研究発表会が開催され、理化部と地学部の生徒が研究発表を行いました。この発表会は、来年度に行われる「高知総文2020自然科学部門」への千葉県代表選考会を兼ねており、各校の科学系部活動の生徒達による熱のこもった発表が繰り広げられました。本校生徒の研究タイトルは以下の通りです。


理化部(物理分野)

「Kaye効果を様々な視点から観察する~液体の流入量、落下距離と衝突角度に着目して~」

理化部(化学分野)

「ビタミンCの加熱方法による変化」

地学部

「千葉県南西部における約50万年間のアサリの形の違い」


 このうち、地学部がポスター発表部門で千葉県代表として選出され、小川 結葵凪さん、覺 弥月さん、佐藤 柚希さんの3名が総文祭への切符を手にしました。地学部の総文祭出場決定は、3年連続となる快挙です。今後の研究の進展と、3名のますますの活躍を期待したいと思います。

 

沖縄修学旅行 その後

 以前、「木高の日々」(沖縄修学旅行 4日目)にて取り上げました本校生徒の首里城火災に対する寄付金につきまして、那覇市役所のfacebookと琉球新報が記事にしてくださり、その際の写真を本校に提供していただきました。
 こうした取り組みから支援の輪が広がり、少しでも早く首里城が元の姿を取り戻すことをお祈りいたします。

沖縄修学旅行 4日目


 とうとう迎えた修学旅行の最終日。本日の日程は、首里城(守礼門周辺)の見学と国際通りの散策でした。

 先月末に起きた首里城の火災に関する報道を受けて、本校では生徒を発起人として募金活動を行い、61,000円の寄付が集まりました。今回、正殿を見学できなかったことは残念ですが、実際に首里城を訪れることができて良かったと思います。募金は、国際通りに到着した際に、那覇市役所にて受け取って頂くことができました。

 国際通りの散策で、修学旅行は全ての訪問日程を終えることになります。生徒たちは、お昼ご飯を食べたり、お土産を買ったりと、思い思いに過ごしていました。そして13時頃、名残を惜しみつつ、空港に向かうバスに乗り込みました。

 その後、およそ3時間のフライトを経て羽田空港に到着、予定より少し遅れたものの、19時頃には無事木更津に帰って来ることができました。

 本日からの2日間(19~20)は代休です。しっかりと身体を休めつつ、見てきたこと、感じてきたことを自分なりに整理する時間にできると良いですね。2年次の授業再開は21日(木)から、月曜日課でのスタートとなりますのでお間違いなく。

  

沖縄修学旅行 3日目

 平和学習とは何か、と考えたとき、沖縄から奪われたものを悼むことだけではなく、沖縄本来の魅力を知ることも、大切な学びのひとつではないでしょうか。
 本日は、生徒一人ひとりが、事前に決めたテーマに沿って、タクシーを利用した班別研修に向かいました。ここでは、研修先のひとつであるビーチ体験を中心に、写真にて研修先の様子をお伝えしたいと思います。
  
  
  
 
  
  
  
  

沖縄修学旅行 2日目

 2日目の平和学習は、社会福祉協議会にて、地域ガイド(風の会)比嘉涼子さんの講演をお聞きするところから始まりました。米軍基地が置かれている現状から、その背景にある歴史へと遡るお話は、ときに情感豊かで、ときに力強く、私たちはその語り口に終始圧倒されました。
 場所をチビチリガマに移してからも、引き続き比嘉さんが説明をしてくださいました。「死のガマ」と呼ばれるここは、集団自決によって80人以上の住民が命を落とした場所です。遺族の方々をはじめとして、多くの沖縄の人々の祈りが捧げられた場所であること、その大切な場所に立ち入らせていただくことの意味を考えさせられました。
 今でこそ、木漏れ日の注ぐ穏やかな空間ですが、かつてそこには壮絶な日々があり、そして今に至るまでその記憶を風化させまいとして守り続けてくれた人々がいたのです。「平和とは、創造するものである」。比嘉さんが繰り返しおっしゃったことの意味が、少しだけわかった気がしました。
 全体での説明を終えたあと、比嘉さんが「話を聞く生徒たちの姿勢に、とても熱心なものを感じた」と、私たち職員に声をかけてくださいました。それだけ、生徒たちにとっても引き込まれるお話だったのだと思います。
 戦争が沖縄から奪い去ったものは、住民の命だけではありません。歴史的な遺産もまた、戦争によって失われてしまっていたのです。チビチリガマの後に見学した座喜味城跡では、琉球王国時代に城(グスク)が果たしていた役割や、戦後に行われた復元作業の重要さ・大変さについて学びました。復元にかかった労力を思うと、首里城の焼失がいかに大きな損害であったか、改めて認識させられます。
 午後には美ら海水族館を見学しました。全長8mを超えるジンベイザメが有名ですが、他にも、海の生き物に触れられるコーナーやサメに関する特集コーナーなど、楽しい展示が盛りだくさんでした。
 生徒たちも、水槽の前で写真を撮ったり、ミュージアムショップでお土産を選んだり、楽しそうに過ごしていました。

17日(日)は、タクシーを使っての班別テーマ学習を予定しています。