木高の日々の様子

2016年4月の記事一覧

新入生スプリングセミナー

 平成28年4月10日(日)~11日(月)の日程で新入生全員で、宿泊して行うオリエンテーション「スプリングセミナー」に行ってきました。
 これは木更津高校でこれから始まる学習に対して目的意識をもち、学習の方法を学び、自分の進路を考えることを目的としています。また、集団生活や宿泊を通して新入生同士の親睦を図り、俗にいう「同じ釜の飯を食う」仲間意識を持って高校生活のスタートをきることを大切に考え、今年度初めて実施しました。
 10日は午前7時30分に木更津駅をバスで出発し、9時前に鴨川青年の家に到着しました。開講式が10時から始まり、根本校長からこのセミナーの意義と新入生への期待と激励の言葉を聞きました。また、1年次主任の時田先生からはこのセミナーにチューターとして参加してくれた本校の卒業生の紹介がありました。すでに8台のバスに1人ずつ乗ってバスの中で生徒に学習や大学の生活や勉強などを話していたこともあり、和やかな雰囲気で全体オリエンテーションが始まりました。
 全体オリエンテ―ションは、1年次主任、生徒指導部から学校生活の有意義な送り方、進路指導部からは高校の進路状況と学習の心構え、教務部からは中学校と異なる教育課程などの説明がありました。また、今年度から指定されたスーパーサイエンスハイスクールについてSSHクラス(8組)だけでなく他のクラスでも取り組んでいくものについての説明がありました。
 昼休みには持ってきたお弁当をクラスの仲間と一緒に楽しそうに食べている姿が見られました。
      
 午後から始まるクラス単位のオリエンテーションは、30分を1コマとして時間割を組んで8クラスで内容を展開していきます。内容は①卒業生による効果的な学習方法のすすめ、②教科の先生による勉強のポイント、③役員決めや木高祭の企画立案などのクラスごとのLHRです。
 クラス単位オリエンテーションは、1日目の午後と夜、2日目の午前に合計9コマ組まれています。一つ一つの内容を真剣に、時に笑いもある楽しい雰囲気が廊下にいても伝わってきていました。
   
 さあ、いよいよお楽しみのレクの時間になりました。大学生も加わって盛り上がりました。
 はじめに長縄を使った八の字跳び。体育館でそれぞれの場所で3分間、回数を競いました。優勝は6組、準優勝は3組、3位は4組と7組が並びました。
 次の綱引きはトーナメントで、1回戦は2回先勝したほうが勝ちとなるルールで行われました。1回目、2回目とやるにつれ、クラスで円陣を組んだり声出しもそろってきたりクラスの仲間意識が高まってきたのを感じました。綱引き優勝は8組、準優勝は4組、3位は3組と決まりました。体育館に入ってきた時と終わってからでは、クラスの雰囲気がとても変わっていました。「もっとやりたい。」というのが生徒たちの本音でしょう。時間の関係で・・・また今度やりましょうね。
      
  夕食、入浴の時間です。時間が短くなってしまったクラスもありましたが、食後にはアイスの自動販売機前に長蛇の列ができており、レクを通じてクラスの結束が固まったことが伺われました。そして、夜のクラス単位オリエンテーションも全員最後までしっかり取り組んでいました。
      
 第2日の朝6時30分の様子です。鴨川青年の家は溶岩の地質の上に建てられています。敷地内にはよく見える場所があり、60人ほどの生徒が地学の小泉先生、野村先生の説明を聞き、枕状溶岩からわかるこの地域の地質や地形、日本の生い立ちなどの説明を聞きました。科学を学ぶことがどのような意味を持つか、考える授業になりました。
   
 朝食をとり、宿泊室の荷物を片付けて分担場所を清掃し、宿泊室からトレーニングルームへ荷物をすべて運び出しました。午前は全体オリエンテーションで大学生2名から大学生活や学んでいる専門、勉強以外で活動していることなどの話を聞きました。「大学は勉強するところ」という考えしか持っていない子も多いのですが、大学へ行くといろいろな活動や可能性があることを教えてくれるものでした。大学4年生になる学生でしたので、木更津高校での生活や大学での生活、就職活動を通して自分についてもよく考えており、とても良い話でした。
    
 午後は、スプリングセミナー2016の最後の講演会でした。講師は税所(さいしょ)篤快(あつよし)さん。早稲田大学在学中から途上国の教育をインターネットなどを活用して支援するNPOを立ち上げた27歳の方で、演題は「最高の授業を世界の果てまで届けよう」。教材を作るために多くの著名な研究者・講師に協力してもらうため飛び込みで口説き落とした経験や思いがけない出会いなど情熱が感じられるお話を聞くことができました。「大学はやりたいことがかなう場。みんなもっと挑戦してほしい。」という言葉が印象的でした。
 帰校後のアンケートではこの講演が最高評価でした。新入生の高校生活の指針になってくれるものと思います。
    
 このあと、閉講式となり生徒代表からのこれから始まる高校生活への、力強い決意表明がありました。
 午後3時過ぎに楽しかった鴨川青年の家を元気に出発しました。帰校後のスプリングセミナーのアンケートでは、改善していく点も指摘してもらいましたが、役に立った内容が多く来年もやったほうが良いという記述がありました。生徒の皆さん、これからの高校生活で勉強に部活動に全力で取り組んでください。期待しています。チューターとして活躍してもらった卒業生のみなさん、ありがとうございました。

男子バレーボール部、関東予選第1地区大会結果

 平成28年4月23日(土)・24日(日)に本校体育館で関東予選地区大会が行われました。
シード校の本校は,2回戦の拓大紅陵,3回戦の木更津高専,代表決定戦の市原中央と全てストレートで勝利し,第1位で県大会への出場を決めることができました。
 本校が会場ということもあり,多くの保護者やOBの皆様,そして登校していた生徒の皆様が応援に来て下さいました。苦しい試合展開の時など大変に心強かったです。本当にありがとうございました。
 県大会は、5月14日(土)から千葉市内で開催されます。32校による厳しい戦いとなりますが、関東大会を目指し全員バレーで頑張りたいと思います。
       

弓道部、関東予選第1地区大会結果

 平成28年4月23日(土)、24日(日)に関東高等学校弓道大会千葉県予選会第1地区大会が君津市民体育館弓道場で行われました。
 男子は団体と、個人で佐々木宏晃くん(3年)と岩浪将くん(2年)の2名が千葉県予選会への出場を決めました。団体はあまり調子が上がっておらず、最後の1本を主将の佐々木くんが的中させ、なんとか29日の県予選会の出場権を得ることができました。緊張の場面でした。女子は団体が24射14中で優勝、個人で3位に加瀬真由子さん(3年)、4位大川原明里さん(2年)、5位筒井沙矢子さん(3年)、6位松本瑞生さん(2年)が入賞し、団体と個人4名が県予選会への出場を決めました。
 千葉県予選会は、4月29日(金)男子、20日(土)女子が千葉県総合スポーツセンター弓道場で行われます。今年は上位5校が関東大会へ出場できます。男子女子ともに弓道部が一つにまとまって関東大会を目指します。
       

理化部 化学オリンピック講座(実技編)に参加

 平成28年4月23日(土)、東邦大学習志野キャンパスにおいて、SSネットセミナー「化学オリンピック講座(実技編)」が開催されました。本校理化部からは2名の生徒が参加し、午前中に解熱鎮痛剤の成分であるアスピリンの合成を行い、午後には合成した化合物が目的の物質かを確かめるため、NMRとTLCによる分析を行いました。
 参加した2名の生徒は2年生で、授業ではまだ化学を学び始めたばかりですが、普段の活動の成果もあり手際よく実験を進めることができました。3枚目の画像は、今回の実験で得られたNMRのスペクトルデータです。
   

ソフトテニス部、関東予選第1地区予選結果

 平成28年4月16日(土)、木更津高専において、関東体育大会ソフトテニス第一地区男子団体戦が行われました。2位で県大会出場を決めました。また、女子団体も2位となり県大会出場を決めました。
 個人戦は4月19日(火)に行われ、男子の豊田・髙橋ペアが激戦の中、県大会出場権を獲得しました。男子県大会出場は地区から15ペアですが、豊田・髙橋ペア以外はすべて私学で、県立高校ではただひとつ。大健闘といえます。女子も田中・松野ペアが県大会出場を決めました。県大会では更に上を目指してください。活躍を期待しています。