スーパーサイエンスハイスクール

館山野外実習 ーKISARAZU開拓ラボー

7/11(土), 12(日)にかけて、館山の「お茶の水大学湾岸生物教育研究所」にて、館山野外実習が行われました。この実習は泊りがけで、大学の施設を借りながら海岸生物の採集、観察、分類を行い、各自が興味を持った生物について特徴を調べ発表するものです。

1日目は現地に着いた後、沖ノ島の磯での動物採集から始まりました。一見岩と波しかない光景ですが、目を凝らしたり、石や岩をひっくり返したりすることで様々な動物が発見できます。思わぬ動物を発見したり大きな動物を採集したりすると、歓声が聞こえてきました。なお、ひっくり返した石や岩は必ずもとに戻さなければなりません。
その後、研究所に移動して、動物の同定を行いました。研究所の図鑑は何種類もあり、対象の動物に応じてどの図鑑をもとに判断するか選ばなければならず、また、外見だけでは判断できず、最終的な結論は得られないものもありました。班ごとに集めた動物の種の数を競い、最も多くの種を採集できた班が優勝となりました。
また、研究所で飼育している動物の観察も行いました。磯では採集できなかった動物の姿を間近で見られて、好奇心を刺激されているようでした。

夕食後は近くの港でウミホタルの採集をしました。日が落ちるタイミングで採集を開始し、日が落ちたあたりで引き上げたので、その場で光る様子を観察できました。さらに研究室に戻り、顕微鏡を用いてウミホタルとそうでないプランクトンとを1つ1つより分けました。一部のウミホタルは顕微鏡で確認する前から光っており、結果が分かっていながらも顕微鏡でウミホタルを見つけられると、興奮した様子でした。

2日目は採集した動物を用いて、自分の興味を持った分野について課題研究を行いました。一部の班は動物の解剖を行ったり、研究所ならではの機材を貸してもらったり、学校では決してできない高度な研究に取り組むことができました。発表はどの班も興味深い内容な上、短い時間ながら指定された発表時間におさめて発表でき、今後の探究活動にも期待が持てる仕上がりでした。

泊りがけで普段とは異なる場所で、異なる雰囲気で、学校の授業にない刺激を受けることで、生徒は大きく成長し、また好奇心を持って課題に取り組む姿勢を伸ばすことができたのではないでしょうか。

【生徒の感想】

・自分の班では全然テーマが決まらなくて、積極的に案を提案して班のメンバーと話し合うことができました。今までは自分が先頭に立って進めることが多かったけど、仲間と同じ目線に立って協働することができたのが1番の成果だと思います。

・小さい頃に自然の中で生き物を捕まえて遊んだことを思い出しました。生き物の同定をしたり、観察して調べたり、レベルの高い活動ができてとても面白かったです。分からないことがあっても、分かりやすく丁寧に先生が教えてくれてありがとうございました。