木高の日々の様子

SEAコラボ「太陽とまちをつくる」クリスマスイルミネーション点灯式

 平成29年12月21日(木)夕闇迫る16時50分、正門前にて生徒職員約150名の見守る中、クリスマスイルミネーション点灯式が行われました。
 これは、SSH講座「太陽とまちをつくる」の今までの活動成果を、「イルミネーション」という形で報告をし、一般生徒・職員、地域の皆様にSSHの活動を紹介することを目的としています。
 はじめに、合唱部が「もろびとこぞりて」などのクリスマスソングを丁寧にそして素晴らしい歌声で合唱し、場の雰囲気を盛り上げてくれました。
 そして、体育館の壁に映像を写してプレゼンによる活動報告を実施。これは2年間にわたり「太陽とまちをつくる」講座の5種類の活動にすべて参加した普通科の生徒が行いました。彼は「読み原稿無し」で全てを頭の中にいれてプレゼンに臨みましたが、自主的に継続して行うことで、多くのことを学んだ様子がその発表から滲み出来ていました。
 その後、1年生が木更津高専で学んだ「フレッドボートを利用し音楽に合わせたLEDの点灯」を発表。高専の先生から理論をしっかり教えていただいたので、学校に帰ってから再現し太陽光発電との連携もできました。
 続いて、「ペットボトルを利用した風力発電」。これは11月の木更津オーガニックシティフェスティバルにおいて発表した作品に、新たな生徒がイルミネーションの工夫を加えました。当日希望した生徒が、団扇であおいで風をおこし発電させました。
 最後に、「パンドラの箱」。鏡で作った箱に、太陽光パネルにより蓄電した光を入れて反射させました。ギリシャ神話によると、開けてはいけない「パンドラの箱」から災いが吹き出したのち箱の底に残っていたのは、希望の光だったそうです。その光を、未来の希望のエネルギー源である太陽光で表現しました。
 自然エネルギーによる発電は小さく、イルミネーションもささやかでしたが、参加してくれた生徒や先生方の温かい拍手がこれからの活動の源となると思われました。また、普通科の生徒が中心となり、活動を展開し継続できていることも特筆すべき事柄だと思います。
 これからも、SSHに関連する活動が、理数科の生徒だけでなく、多くの普通科の生徒も楽しみながら参加・継続し発展させられる分野を模索したいと思います。