生物

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2025年5月3日(土) 生物部館山野外活動

生物部3年4人、2年生3名、1年生3名の計10名で、館山市にある「沖ノ島公園」で海の生物観察を行いました。干潮時間が14時30分と少し遅かったのですが、11時~15時の約4時間、適宜休憩をはさみながら磯の生物観察をし、カニやウミウシの仲間を学校に持ち帰り簡易的に同定しました。

潮が引くまでなかなか生物を見つけることができませんでしたが、時間が経つにつれ非常に多くの生物を観察・採集することができました。また、千葉県立館山総合高校海洋科実習助手である戸澤直希先生と、同校水産生物部の生徒に協力いただき、魚類の観察も行うことができました。

2、3年生は昨年度、一昨年度とこの活動に参加しており、生物を見つけるコツを身に付けたり簡易的な種同定もできたりするようになり、1年生とともに良い活動ができたように感じました。

現在、木更津高校生物部には1年生が3名入部してくれました。多くの生物に触れられ、そして研究も行える部活動となっています。時期を改めてもう一度沖ノ島に行きたいとも考えておりますが、過去の活動では、千葉市にある「青葉の森生態園」での観察も行いましたので、興味がある方はぜひ生物部まで足を運んでください。

千葉県高等学校文化連盟 科学研究発表会 生物部の発表

令和6年11月9日(土)

  本日、千葉大学にて開催されました「千葉県高等学校文化連盟 科学研究発表会」に参加しました。昨年度から開始した「ベタ」という色とりどりの鮮やかな体色をもつ観賞魚について、体色に関するゲノム情報を探すことを目標とし、顕微鏡を使って、ベタ自体がもっている色素を観察しながら活動してきた内容を発表しました。2年生が修学旅行のため1年生3名で参加し、発表グループが最も多い生物部門の最終発表班として堂々と発表することができました。

 この研究は、「かずさDNA研究所」、「自然科学研究機構 基礎生物学研究所 成瀬清 博士」の指導を頂きながら、生物情報学の視点で進めているものです。今日の発表に至るまで、2年生部員とともに発表資料の準備や発表練習をし、望むことができました。今後の研究の成果に期待します。

生物部 ベタのヒレをかずさDNA研究所へ

2024年9月4日(水) 

 本日、生物部員は、昨年度から実験用で飼育している「ベタ」のゲノム情報を解析してもらうため、赤、青、白色のベタ計5匹のヒレを切除しました。

 昨年度から観察を行っていたベタのデータを、現在インターネット上に公開されているデータと比較して、体の色にかかわる新たな情報を見つけるため、まずは生物部で飼育している5匹のベタのゲノム情報を「かずさDNA研究所」に解析いただくことになりました。麻酔をかける技術等は、昨年度から行っている現2年生が1年生に指導しながらスムーズに行うことができ、翌日に研究所に渡すことができました。

 予定では、8週間後に結果がいただけるそうです。来週以降は、インターネット上のデータを見て、体色にかかわる候補遺伝子を探していく予定です。

生物部「生物情報学!」

令和6年8月26日(月)

  本日は、かずさDNA研究所 平岡 桐子 博士と、自然科学研究機構 基礎生物学研究所 成瀬 清 博士 から、生物情報学についてのご指導をいただきました。今年度7月に、かずさDNA研究所の方々から、本校SSH事業「KISARAZU開拓ラボ」の一環として、「バイオインフォマティクス実習」を実施いただきました。その実習を踏まえ、さらに生物部の活動の中で活用しようということで、今回この場を設けていただきました。現在、生物部では「ベタ」と呼ばれるカラフルな見た目がいくつも存在する観賞魚を飼育しており、それを研究対象として実験を進めようとしています。ネット上では多くのベタのゲノム情報が登録されており、その情報を活用したいと考えていましたが、基本的に情報は英語で書かれており、情報の見方・研究方針など非常に悩んでおりました。本日のご指導によって、ツールの扱い方や情報の意味、評価の仕方など多くのことを学ぶことができ、これからの研究方針が見えてきたように感じました。

 これからは、自分たちが飼っているベタのデータを比較し、DNAにかかわる新たな情報を見つけることを大きな目標とし、データサイエンスの面白さ、興味深さを感じながら活動を進めていければと思います。

生物部 わくわくサイエンス

2024年8月9日(金)
 5年ぶりに再開された袖ヶ浦市の小学校児童を対象とした「わくわくサイエンス」に、生物部も「コケを見てみよう」「ミジンコを見てみよう」の2つのブースを出展しました。

生物部館山野外活動

2024年5月11日(土)

 生物部3年4人、2年生3名、1年生5名の計12名で、館山市にある「沖ノ島公園」で海の生物観察を行いました。潮回りもよく、11時~14時の約3時間、磯の生物観察をし、採集した生物の種を簡易的に同定しました。

 昨年度は9月に実施しましたが、潮まわりの関係で今年度は5月に実施いたしました。海水浴シーズンではなかったので比較的空いており、天候にも恵まれ非常に多くの生物を観察することができました。また、千葉県立館山総合高校海洋科実習助手である戸澤直希先生に協力いただき、魚類の観察も行うことができました。

 本校では、6月にKISARAZU開拓ラボの事業の一つとして、1年生全生徒を対象とした希望制の「館山野外実習」があります。多くの生徒が海洋生物に興味を持ってくれることを期待しています。

 現在、木更津高校生物部には1年生が5名入部してくれました。生物部としての次の野外での活動は、千葉市にある「青葉の森生態園」での観察を考えています。文化祭では、生物部で飼育している生物を展示しますので、ぜひ足を運んでください。

生物部 大学教授による生物観察の指導

令和5年10月20日(金)

 

 本日、生物部員は 基礎生物学研究所 成瀬 清 特任教授 による魚の体色観察の指導を受けました。
 9月13日(水)に本校生物実験室にやってきた「ベタ」を対象に、体色を観察する方法と、観察のポイントを実演を踏まえ指導していただきました。効率の良い麻酔のかけ方と鰭の切除法、そして観察する際の着目点、さらに今後の実験のアドバイスをいただくことができました。
 私たちが肉眼でベタを見たとき、単に青色に見えていても顕微鏡を使って観察すると銀色に見える部分があったり、赤色に見えるベタと同じような顆粒が確認できたりなど、今日観察できなかった残りの6匹のベタを早く観察して、ベタごとの違いを観察したいという気持ちになりました。
 今後の活動が楽しみです。成瀬先生、大変お忙しい中御指導大変ありがとうございました。

生物部にベタがやってきました!

令和5年9月13日(水)

 本日、生物部に新たな仲間がやってきました。ベタと呼ばれる熱帯魚です。この魚は熱帯魚であり、大きく美しい色をした尾ひれが最大の特徴である、5~7cmほどの魚です。和名はトウギョ(闘魚)といい、オス同士を混泳させると喧嘩を始めてしまいます。そのため今回は、赤色系個体4匹、青色系個体4匹の計8匹飼うことになりましたが、すべて個別の水槽で飼育することとなりました。
 この8匹のベタですが、単に飼育・鑑賞のために購入したのではなく実験のために購入しました。最終的な目標を「体色にかかわる遺伝子および遺伝子発現の調節にかかわる領域の特定」とし、まずは客観的に見ても「赤」「青」色のベタを用意し観察をしよう、という形になりました。
 もともとは、昨年度冬頃に生物部の1人の生徒が「ベタのブリーディングをしてみたい」という思いからベタを1匹購入し、その後さまざまな検討をした結果、今の目標にたどり着きました。
 まだまだ始まったばかりですが、全生物部員で協力し、プロジェクトを進めていければなと思います。

生物部 館山野外活動

令和5年9月2日(土)

 生物部2年生5名、1年生6名の計11名で、館山市にある「沖ノ島公園」で海の生物観察を行いました。潮回りもよく、11時~14時の約3時間、磯の生物観察をし、採集した生物の種を同定しました。
 本校では、6月にKISARAZU開拓ラボの事業の一つとして、1年生全生徒を対象とした希望制の「館山野外実習」がありました。そこに参加していた生物部の生徒2名も今回の生物部の活動に参加し、当時得た知識を生かして活動することができました。
 また、千葉県立館山総合高校海洋科実習助手である、戸澤直希先生にご協力いただき、流れ藻に付着している魚類の採集も体験させていただきました。生徒たちが帰宅した後、戸澤先生から、「夜の館山の漁港では、このような魚も流れ藻付近で観察することができる」と、「ハタタテダイ」という魚の写真をいただきました。
 現在、木更津高校生物部は1・2年生計15名の部員で活動しており、いくつかの生物種を飼育しています。ある生物にフォーカスを当て、研究しようとしている生徒もいます。去る5月には千葉市にある「青葉の森生態園」と「千葉県立中央博物館」に行きました。今回の活動が、生徒の探究心を刺激するような活動になれば幸いです。