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2016年4月の記事一覧

離・退任式

4月15日(金)お世話になった先生方の離・退任式がありました。

離・退任者紹介

田中前教頭先生の紹介は校長先生から

皆さん,こんにちは。
今日は離任式に出席できず申し訳ありません。
失礼ながら書面にてご挨拶させていただきます。

京葉高校に2年前に着任したのが,つい昨日のことのようです。
多くの生徒が部活動に一生懸命に打ち込み,素直で元気よく挨拶もきちんとできる京葉生。ほんとうに素晴らしい学校で幸せな時間を過ごさせていただきました。

教頭という仕事上,直接皆さんと触れあう機会はそう多くはありませんでしたが,時たま自習監督に行って皆さんと無駄話をしたり,教務室掃除に来てくれる人とお話したりするわずかな時間がとても貴重でした。2年生や3年生向けに進学関係の話をさせていただいた時の皆さんの真剣な眼差しも非常に印象に残っています。

皆さんの持っている集中力は,部活動で培ったものでしょうか,それは大したものです。私は,京葉生は,その集中力をもっと受験勉強にも発揮してもらいたいと思っています。将来,どんな大人になりたいのか,「なりたい自分」をしっかり持って,それに向けて全力で頑張って欲しいのです。大学や専門学校を選ぶ時も,入れるところではなく,思いっきり努力してようやく手が届くか届かないかわからない「夢の学校」をぜひ目指してください。
3年生で大学を目指す人は,全員がセンター試験を受験して欲しいと思います。皆さんが持っている可能性は,自分で思っているよりはるかに大きいのです。それを信じて,夢は大きく持っていただきたいと思います。

1・2年生の皆さんも含め,京葉生のこれからの活躍を,本当に楽しみにしています。元気でがんばってください。私も,がんばります! 

鳥飼先生

京葉生は、明るく礼儀正しく清々しい生徒達でした。今日は中国の唐の時代の詩人である于武陵(う・ぶりょう)の「堪酒(勧酒)」について話します。その一説に「花發けば風雨多く 人生は別離に足る」とあり、日本では井伏鱒二が「花に嵐のたとえもあるぞ、さよならだけが人生だ」と訳しています。私はこの井伏訳がしっくりこない。私は「共に過ごした時間を良き思い出として大切にしよう」と解釈しています。

安田先生

離任式の場は37年間に5回経験したが、これが最後である。退職の学校が京葉高校であったことはとても良かった。現3年生は、2年生の時3クラスの世界史を担当して、こういう人間になって欲しいと語ってきた。「される人間ではなく、する人間になって下さい。」「自ら、する人間になれ」と言いたい。「愛されるよりも人を愛する人になれ」と言うことです。
 世界史の話をします。19世紀前半にヨーロッパを支配した人物は、「社会科の得意なS君、誰ですか。」「そうです。ナポレオンです。」そのナポレオンは、戦の天才だったが、ナポレオンを破った人物は、「英国のウェリントンです。」ウェリントンはワーテルローの戦いの後に、母校のイートン校を訪れてラグビーに興ずる後輩たちを見て、こう言った。「ワーテルローの戦いは、イートン校の校庭に勝たれた。」ラグビーでの負けじ魂こそが、勝利の核心にあったと述べている。
 皆さんもこの負けじ魂、気概を持って生きてほしい。

吉松先生

2年間京葉高校にいて、京葉祭に参加できる皆さんがうらやましかった。私の高校時代は、バスケットに明け暮れていて、高校の文化祭はバスケットの大会と重なって、1度も参加できなかったからだ。
 人生で苦しかった時に出会った東進ハイスクールの吉野敬介という講師は、元暴走族の特攻隊長であった。私が出会った時は、リーゼントにベルサーチの服を着て、スポーツカーに乗っている人だった。その吉野さんに「今頑張れないやつは一生頑張れない。今頑張れるやつは、一生頑張れる。」という言葉がある。この言葉をみなさんに贈ります。

小森先生

趣味は登山です。千葉県の最高峰は愛宕山で、400m程度の山であるが、山登りを始める時は、天気の良い日にゆっくりと無理なく登ると良い。山頂に立つと、あたりの風景が違う。この眺望を持つことに登山の価値がある。
 いつも朱鷺の話をしていましたね。今年も30組の朱鷺のペアが出来て、卵を温めているというから、50羽位の野生の朱鷺が誕生するかも知れない。
 今日は選挙の話をします。投票年齢が18歳に引き下げられましたが、朝日新聞の報道によれば、今の政治は若者の将来を明るくしてくれるものではないと考えている人が多いと言います。「政治はわからない」と敬遠せずに、投票を通して、自分たちの暮らしやすい社会を作る政治を進めて行きましょう。

川津先生

通算12年、京葉高校に勤務しました。この学校には、平成5年から14年まで在職し、野球部や生徒指導を担当した。生徒の中には、現在の2年生の担任の杉田先生もいた。当時は、今と比べるとずいぶんやんちゃな生徒がいた。今は、明るく素直な生徒が多くて、隔世の感がある。
 地域も大きく変わった。飯沼地区も、民家がまばらだったのが、ずいぶん家が増えた。
 京葉生に言いたいのは、殻を破れと言うことだ。元大リーガーの松井秀樹選手の出身高の石川県の星陵高校野球部には、こういう部の教訓がある。「意識を変えると行動が変わる。行動が変わると習慣が変わる。習慣が変わると性格が変わる。性格が変わると人生が変わる。」
 皆さんも小さくまとまるのではなく、意識を変えて、大きく花開く人生を送ってほしい。

生徒代表送別の言葉


花束贈呈

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