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校長室より愛をこめて

第21代校長ブログ
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2020/01/17new

校長室より209 黒いユニフォームは交流・親睦の証。

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 昨日、市原市スポーツ交流部スポーツ振興課オリンピック・パラリンピック推進室の佐久間雅仁主査が、学校にご挨拶に来て下さいました。主査は、先日行われたニュージーランド・オークランドユナイテッドFCアカデミーのトレーニング・キャンプのご担当と言うことで、ご丁寧にお礼を言ってくださいました。

 あわせて、記念品としてユニフォームをいただきましたので、被服室の備品をお借りし、さっそく職員玄関脇に、写真と共に飾らせていただきました。
 


 本来であれば、もっともっと生徒に見てもらえるところに飾りたかったのですが、まずは学校の玄関口となりました。特に交流行事に参加した1年生や剣道部の諸君には足を運んでいただき、あのときのことを思い出してくれると嬉しく思います。



 本当は、お礼を言わなければいけないのはこちらのほうで、今思うと、もっとできたことがたくさんあるような気がします。また来年機会をいただけるようであれば、貴重な機会をさらに生かしていけるよう考えたいと思います。

 交流の様子は、<こちら>や<こちら>に記事があります。
14:42 | 投票する | 投票数(1) | トラックバック(0) | コミュニティ・スクール
2020/01/16new

校長室より208 高校生活最後の親睦スポーツ大会。

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 今日は、3年生最後の総合的な学習の時間、そして正規の日課としては高校生活最後となるLHRでした。そのLHRで、3年生はクラス対抗の親睦スポーツ大会を行いました。種目は、男子がサッカー、女子がバスケットボールでした。



 勝利を目指して競い合うと言うよりも、和気藹々とした雰囲気の中で、仲間と楽しむことを主眼としている感じで、大きな笑い声、歓声、拍手、かけ声が、体育館やグラウンドいっぱいに広がりました。もう少しすれば、この姿を見ることもできなくなってしまうのだなと、少ししみじみとした気持ちになりました。



 サッカーもバスケットボールも、数ヶ月前までは現役の選手で、仲間よりぬきんでた技術を持つ生徒もいます。でも、そういう生徒が、目立とうとか、自分が活躍しようとするのではなく、自分の力を生かして仲間にボールを回し、一人でも多くの仲間がゲームに参加したりゴールを狙ったりできるよう、さりげなく配慮しているのがわかり、とてもすてきな気持ちになりました。さすが3年生。その思いこそが、この京葉高校で3年間を過ごす中で得た大切な財産のひとつだと思います。

 7時間目には、1年生と2年生も、サッカーやドッジボールボールでクラス対抗スポーツ大会を行い、大いに盛り上がっていました。さりげない楽しみの中で、多くのものを学んでいってほしいと心から願います。
16:22 | 投票する | 投票数(1) | トラックバック(0) | 学習指導
2020/01/16new

校長室より207 仲間たちの生き生きとした演技に湧く満員の観客席。

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 昼休み、演劇部の1年生によるユニット「Toy Box」の校内発表会が行われました。大会を中心とした演劇部の活動がオフの時期に、技術力向上のために自主的に行っていたワークショップの成果を、日頃同じ教室で学ぶ仲間や、お世話になっている先生がたに披露するもので、今回初めての試みです。



 「ガトーショコラ」という約20分間の劇を上演しました。多くの人が気軽に観ることができるようにと昼休みに実施する関係上、照明効果や衣装を省略した簡易的な上演ですが、生き生きとした演技や工夫を凝らしたセット、小道具、音響効果などが組み合わさって、しっかりとしたわかりやすい作品に仕上がっていました。



 上演場所である演劇部の稽古場にあふれるほどの生徒や先生が見に来てくださり、最初はメンバーも観客も少し緊張した雰囲気があったのですが、劇が進むにつれて雰囲気がどんどん温かくなっていき、笑い声がたくさん上がる楽しい雰囲気の中で物語が進み、最後は大きな拍手がわき上がりました。



 酒井は、以前京葉高校演劇部の顧問だった縁もあり、このワークショップの最初から関わり、劇の台本も酒井が書いたものです。立場をわきまえぬわがままでしたが、多くの先生がたの支えとメンバーの頑張りのおかげで、「やってよかった」と心から思うことができました。本当に、素晴らしい生徒たちだと改めて感じました。

 明日も、昼休みと放課後に発表会が行われます。どこまでやりとげてくれるか、最後まで一緒に苦労し楽しみたいと思います。
14:24 | 投票する | 投票数(8) | トラックバック(0) | 部活動
2020/01/15new

校長室より206 学校運営協議会で貴重なご意見をいただきました。

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 1月15日、令和元年度第3回学校運営協議会を開催いたしました。

 学校運営協議会は、コミュニティ・スクールである本校にとって、学校運営の基本方針を承認いただくと共に、学校や教育委員会に対しての意見をいただく貴重な場です。本日も、千葉県教育委員会から教育振興部生涯学習課学校・家庭・地域連携室の鈴木進主査にも御出席いただき、9人の委員の皆さまから貴重なご意見をいただくことができました。

 教育委員会と校長からの挨拶の後、3つの部会に分かれて、今年度の取り組みのまとめについての報告と意見交換が行われました。その後全体会に移り、3部会からの報告と、協議がありました。

 後半では、保護者・生徒・教員への学校表アンケートの結果とその考察を報告し、委員の皆さまから、外部評価としてご意見をいただきました。

 詳しい内容については、議事録として改めて報告をさせていただきます。

 本日が今年度最後の協議会となりました。1年間本校を見守り、多くのご意見をくださった委員の皆さまに、心から感謝を申し上げます。

 「ご意見をうかがう」と口で言うのは簡単ですが、それに値するだけの取り組みがまずなければ、そしてきちんとした報告ができなければ、ご意見をうかがうことすらできません。また、せっかくいただいたご意見も、それを切に受け止め改善の糧としていく努力ができなければ、意味のないものになってしまいます。

 精一杯取り組んできたと考えてはおりますが、改めて見直しを行い、長いスパンで確実に改善をしていきたいと思います。学校評価の結果につきましても、改めて報告をさせていただきますので、どのような形でも結構ですから、広くご意見をいただければ幸いです。

 <こちら>にも関係する内容を掲載しています。

16:11 | 投票する | 投票数(2) | トラックバック(0) | コミュニティ・スクール
2020/01/14new

校長室より205 合格者課題作文、たくさんの夢と希望がここにある。

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 本校では、指定校推薦で合格を勝ち取った生徒に、将来の職業や社会貢献についての抱負を中心に作文を書いて提出してもらっています。今日、進路指導部の先生が、とりまとめて持ってきてくれました。


 *モザイクをかけてあります。

 時間をとって丁寧に読ませていただきました。ひとりひとりの夢と希望が、文章に込められていて、なんだかとても嬉しい、豊かな気持ちになりました。この人たちが自らの夢を実現する未来を見てみたいものだと心から思いました。

 お祝いやら激励やらアドバイスやら、心にこみ上げてくるものがたくさんあって、例によって汚い文字でひとつひとつに短いコメントを書いています。指は痛くなるけれど、とても楽しい充実した時間です。

 みんなの夢が叶うように。夢の実現に向けて、みんなが頑張り続けられるように。
13:15 | 投票する | 投票数(8) | トラックバック(0) | キャリア教育
2020/01/13new

校長室より204 個性豊かな絵の数々に心が癒される。

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 五井駅近くにある五井会館で、市内高等学校による美術工芸展が開催されているので、最終日となる今日、見学に行きました。今日の担当は京葉高校ということで、美術部員たちが受付で迎えてくれました。



 時々活動の様子をのぞきに行くのですが、完成した絵が一堂に並んでいるのを見るのは文化祭以来です。メンバーの個性が、以前見た時よりもくっきりとしてきているような印象を受けました。また、1年生が大きな油絵に挑んでいることを知り、嬉しくなりました。さすがに、卒業間近の3年生の絵は迫力があり、力強く胸に響いてくるとともに、なにか心を癒してくれる落ち着きのようなものが感じられました。



 先日行われた共同制作の様子(<こちら>をご覧ください)も報告されており、展示されるのがますます楽しみになりました。

 会場いっぱいに飾られた高校生たちの作品は、どれも魅力的です。多くの人に見ていただけたらと心から思いました。
12:26 | 投票する | 投票数(1) | トラックバック(0) | 部活動
2020/01/10

校長室より203 センター試験1週間前。最後の追い込みに力を込めて

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 部活動を見学させてもらってから校舎に戻ると、3年生の教室にいくつか明かりがともっていることに気づき、3階まで上ってみました。

 1週間後に控えたセンター試験のため、その対策の勉強をしている生徒と、アドバイスをする先生がいました。頑張っていました。



 さまざまな進路希望が混在している本校では、センター試験に挑戦する生徒はそれほど多くはありません。すでに就職を決めた生徒や、AO・推薦入試によって進学先を決まっている生徒もたくさんいる中で、自分の実力に磨きをかけ、最後まで頑張っている姿を見ると、心から応援する気持ちがこみ上げてきます。



 一人の手元を見ると、メモやノートとしてiPadを使いこなしていました。流れるような操作に驚きました。「さすが今時の若者」と思ったのではありません。さらさらと記入し拡大縮小し訂正する操作をほとんど無意識にできるようになるまで、どれだけの勉強をしてきたのでしょうか。積み重ねてきた学習体験が、ツールの扱いに現れているようで感動したのです。

 泣いても笑ってもあとわずか。受験する全員が、悔いを残さず、全力でぶつかってくれることを確信しています。
17:46 | 投票する | 投票数(8) | トラックバック(0) | 学習指導
2020/01/10

校長室より202 しんしんと冷える第2体育館、小さな球の音が響く。

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 放課後、寒さの中で頑張っている部活動の生徒たちがいます。みんな、自分の選んだ種目にまっすぐに取り組んでいて、大変いい顔をしてます。例によって、しっかりと挨拶もしてくれます。心が温かくなります。

 第2体育館も、屋内とはいえしんしんと冷えます。そんな中で卓球部の6人、ふたりずつに分かれて基礎的な練習に余念がありません。小さな球を打つリズミカルな音だけが冷たい屋内に響いています。



 タイマーで時間を区切りながら、課題を変えてひたむきに取り組んでいます。時々互いにアドバイスをしたり、練習内容の確認もしていました。ただ決まったことを淡々とやっているのではなく、向上心を持って工夫しながら、考えながら取り組んでいることがよくわかります。地味な練習なのに、思わず夢中になって見学をしてしまうのは、「今の自分ができることの、ひとつ先を目指す」思いと姿がそこにあるからだと感じました。



 練習場を出るとき、一人の部員が追いかけてきてお礼を言ってくれました。お礼を言いたいのはこちらです。簡単に技術が向上するようなものではないのはわかります。今日のような地道な練習を繰り返すことで、少しずつ少しずつ思い描く姿に近づくのでしょう。

 この努力が報われるときがきっとあると信じます。
17:32 | 投票する | 投票数(6) | トラックバック(0) | 部活動
2020/01/10

校長室より201 長距離走の練習開始。みんな、頑張れ!

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 2月20日に予定されている校内マラソン大会をひとつの目標として、体育の長距離走への取り組みが始まりました。昨日は2年生が、今日は1年生が最初の授業でした。本校の長距離走は、恵まれた環境を生かして校舎の周りを走ります。所管の警察署に許可をいただいた上で、生徒の安全や交通ルールに十分注意しながら実施させていただいています。



 日頃から部活動などで長い距離を走ることになれている生徒も多いのですが、普段このように走る機会があまりない生徒、苦手な生徒もいます。生徒の健康状態、精神状態に十分な注意を払いながら、保健体育科の教員を中心に学校全体で生徒の頑張りを見守り、また指導していきたいと思います。お気づきの点などございましたら、ご連絡いただければ幸いです。



 今日は1年生が初日で京葉生として初めての長距離走の時間なので、校外も含めて様子を見せていただきました。自分のそばを走り抜ける生徒に、つい「頑張れ」と声をかけてしまうのですが、前に進もうと十分に頑張っているランナーに対して、そのように言っていいのかいつも迷います。特にあまり得意でない人が顔を真っ赤にして走っている姿を見ると、胸が痛くなることもあります。近くに寄り添い声をかけている体育の先生の存在が嬉しくなります。

 早い人も遅い人も、得意な人も苦手な人も、まずは一歩前へ、その先へ。十分に頑張っている人ばかりだけど、やっぱり言ってしまいます。「みんな、頑張れ!」
16:37 | 投票する | 投票数(4) | トラックバック(0) | 学習指導
2020/01/09

校長室より200 国際交流で、楽しさの中にコミュニケーション力の向上を。

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 1月8日から13日までの予定で、ニュージーランドのオークランドユナイテッドFCアカデミーの選手たち(12歳前後の子どもたち)が、市原市でトレーニングキャンプを行っています。市原市は、オリンピック・パラリンピックにおいて、ニュージーランドのホストタウンとして、サッカーを通じた国際交流を行っており、その一環です。

 チームには、市原市滞在中の宿舎として本校のセミナーハウスを使用していただいており、そのご縁で、1学年の生徒と交流をする機会を持つことができました。
 


 体育館に集まり、小さなグループに分かれて英語を使用した伝言ゲームや、英語でコミュニケーションをする時間を取りました。最初はぎこちない雰囲気もありましたが、打ち解けてくると、体育館のあちらこちらで笑い声や英語の会話が飛び交いました。
交流の様子は、<こちら>でも紹介しています。

 生徒たちにとっては、コミュニケーション英語の授業で鍛えた英語力を披露する貴重な機会でしたが、実は交流の目的は、単に英語を使ってみることだけではありません



 高等学校の「外国語」教科の目標は、「外国語を通じて,言語や文化に対する理解を深め,積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,聞くこと,話すこと,読むこと,書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う」(学習指導要領)ことです。単に外国語が使えることが重要なのではなく、「積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度」や「コミュニケーション能力」が大切なのです。

 そういう意味で、今回の交流会はとても貴重な機会になったと思います。積極的にコミュニケーションを取ろうとする生徒もいれば、やや苦手意識があり入り込めない生徒もいたように見受けられました。年上の外国人に取り囲まれた小学生年齢の子どもたちがどんな思いでいるかも想像しながら、勇気を出して自分なりの「おもてなし」ができる力を、いろんな形で育てていきたいと思います。



 最後に、チーム全員で、ニュージーランドの民族舞踊であるハカを披露してくれました。あどけない顔をした子も多いのですが、もともとマオリ族の戦士が、戦いの前に自らの力を誇示し相手を威嚇する舞踊ということもあり、とても力のこもった迫力のあるものでした。生徒たちも圧倒されるようにシーンとして見入っており、終わったときは大きな拍手が生まれました。



 放課後は、剣道部の好意で、急遽「剣道体験」が行われました。ひきしまった雰囲気の中に、「ライト・レッグ・前へ!」「エブリバディ・セイ!メーン!」といった訳のわからない顧問の指示も楽しく(前者は本当、後者は脚色です。一応本校英語科職員が通訳を務めました)、日本文化に少しでも触れてもらうことができたのではと思います。

 チームはこれから、日本文化体験や交流試合などさまざまなプログラムにチャレンジし、13日に市原を後にします。この京葉高校が、少しでもお役に立てたのなら幸いです。私たちもすでに、目に見えないたくさんのお土産をいただきました。

 子どもたちと、関係の皆さまに心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
20:50 | 投票する | 投票数(3) | トラックバック(0) | コミュニティ・スクール
2020/01/09

校長室より199 地域への思いを込めてスクラッチカラーリング

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 本校が位置する市原市では、3月20日から5月17日まで、房総里村芸術祭「いちはらアート × ミックス 2020」が開催されます。これは、市原市の各所を舞台に現在アートの天使や体験型のワークショップを行うフェスティバルです。(詳しくは<ホームページ>をご覧下さい)

 その貴悪に賛同し、生徒たちに普段ではできない体験をしてもらおうと、第34回市原地区高等学校芸術工芸作品展の一環として、「スクラッチカラーリング」というワークショップが行われ、京葉高校を含めた市内の高等学校7校の美術部員約50名が参加しました。



 今回のワークショップは、台湾のアーティストであるチョアン・チーウェイさんの作品づくりにみんなで関わるというものです。詳しいことは差し控えますが、この土地に住むものの思いを作品に刻み込み、それが組み合わさって巨大な作品となり、五井駅に展示させることとなるそうです。どんなものになるのか、今から楽しみでなりません。



 当面の作業は、黒く塗られたアクリル板に、それぞれの感性に従って文字やイラストを刻み込んでいくことになるようです。細い鉄の棒のような道具でがりがりとこすっていくと、不思議な美しさがにじみ出してきます。完成した作品はもちろんだと思いますが、作り出していく過程も、なにかかけがえのない作品のような気がしてきます。



 酒井もお願いして体験させてもらいました。美術部員たちと話をしながら、ちょっとだけ削らせてもらいます。思ったよりも大変だぞ、と素朴な感想を持ちましたが、なぜか次第にわくわくしてくるのが自分でもわかります。楽しい!酒井自身は、芸術的センスは0ですが。



 パネルが横に並んでいるのを見るだけでも、大きな作品になりそうなことがわかります。美術部員をはじめとする多くの人たちの思いが込められ、芸術家の手により命を吹き込まれた作品はどのようなものになるのでしょうか。五井駅に展示される日が楽しみです。
14:30 | 投票する | 投票数(2) | トラックバック(0) | 部活動
2020/01/08

校長室より198 朗々と詠歌、堂々と講評、さすが我らが生徒会長。

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 <こちら>でもご紹介しているとおり、本校の伝統行事「新春百人一首大会」の2日目、決勝戦が行われました。5対5の源平戦で争った1、2回戦とは異なり、決勝戦は「散らし」による勝負になります。決勝に残った3クラスが3名ずつ2つのチームに分かれ、他のチームと6人で100枚の札を囲みます。同時に3試合が行われ、取った札の数で争うことになります。

 昨日とはまた違った雰囲気で、どちらかといえば真剣な中にも和気藹々としたムードもあり、お正月のイメージに近い感じです。



 今日の詠み手は、生徒会長が務めてくれました。彼の所属するチームは、優勝候補の一角ではありましたが、残念ながら昨日、接戦の末涙を呑みました。それでも、頑張っている他の生徒の応援をかねて、詠み手として名乗りを上げてくれました。朗々とした格式高い発声で、素晴らしかったです。



 また閉会式では、校長の講評の後、急なことではありましたが、生徒代表として講話を述べてくれました。自分自身の頑張りや悔しかった気持ちを盛り込みながら、仲間との連帯や、学ぶこと、努力することの意義を自分の言葉で生き生きと語り、来年また一緒にやりましょう、と締めくくる素晴らしいスピーチでした。

 さすが、わが生徒会長。競技に頑張った選手たちに拍手を送ると共に、すばらしい生徒会長に心からの敬意を表します。ありがとう!
21:48 | 投票する | 投票数(5) | トラックバック(0) | 生徒会本部
2020/01/08

校長室より197 優しさについて(ある人との立ち話より)

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 放課後廊下を歩いていたら、ひとりの生徒が声をかけてくれました。

 昨日の始業式での校長の話を聴いていて思ったことがあったと言います。

 校長の話を聞いていると、いつもみんなに優しくしようとしていて、自分のことを後回しにしてみんなのことを一生懸命考えようとしているように感じます。それはとても苦しい大変なことなんじゃないかと思います。つらくなったりストレスがたまったりして、何か物にあたってしまったり、そんなことはないのですか?


 だいたいそんな内容を、丁寧に話してくれました。僕の話をしっかり受け止め、自分の思いを伝えてくれたことが、本当に嬉しくて、できるだけ誠実に僕も自分の思いを伝えました。こんな内容のことを話したと思います。

 僕の話したことや様子を、そんなふうに感じてもらえたならとても嬉しいけれど、僕は自分を犠牲にしてそうしているとは思っていないし、つらいとかストレスとか、少なくとも物にあたるほどには感じてはいないと思います。
 たとえば、僕と誰かの前においしそうな食べ物があって、僕も相手も、それを食べたくて仕方がないとします。争ってでも手に入れてそれを食べるか、相手に譲るか。
 自分が食べたとしたら、おいしいものを食べた満足感と同時に、相手にいやな思いをさせたとか恨まれるかもしれないとか自分は欲望の塊だとか、負の感情が生まれてくるかもしれない。
 相手に譲ったら、食べられなかった残念な気持ちはあるでしょうが、おいしそうに食べる姿を見て嬉しく思うかもしれないし、嫌らしく言えばある種の倒錯した自己満足を感じるかもしれない。
 両方を秤にかけたとき、誰かを押しのけた負の感情とそのために起きる自己嫌悪は僕にはとてもつらくて、単純においしいものを食べられた満足感を上回ってしまうことが多いのです。
 だから、回り道かもしれないけど、結局自分にとって一番いいと思うことをしていると感じられるから、そんなにつらさとかストレスを感じないかもしれないのかもしれません。

 第2に、この学校にいる時には、僕は学校の先生として存在していて、生徒一人一人のことを大切に考えるのは僕の仕事です。
 僕は、少なくとも仕事をしている時には、その仕事に対して全力を傾けたいし、その仕事をする適性も能力も持っていると思いたい。持っていなくても、持つ努力はしたい。極端に言えば持っているふりくらいはしたい。
 みんなに優しくする、みんなのことを考えるのが自分の仕事ならば、プロとしてしっかりその仕事をしたいのです。
 もちろん、仕事をしている人の後ろには、個人としてのその人がいます、それは全く別のものとして切り離すことは難しいと思います。僕自身はどちらかと言えば重なっている部分が多い方かもしれません。
 自動車整備の仕事をしている人が、自動車が好きで寝食を忘れ没頭するように、画家がすべてをなげうって絵を描くことにのめりこむように、僕自身も自分が夢中になれることを仕事にできた幸せな人間だと感じているのは確かです。
 でもやっぱり仕事は仕事だから、息をするように自然にできるわけではないかもしれないけれど、立ち仕事をしている人の足腰が強くなるように、自分の中の何かを長い時間かけて鍛えてきていて、そういう意味のつらさとかストレスをそれなりに消化することができているのかもしれないとも思います。

 付け加えるとすれば、あなたの目に映っている僕は、僕の中のほんの一部で、それも自分なりに「周りの人によく見せたい」「他人にはこんなふうに感じてほしい」と思っている一部です。それとは別に、音楽や芝居を作ることに夢中な僕もいるし、家族と共にいる僕もいるし、親しい仲間と話をしている僕もいます。
 あなたの知らない僕は、物どころか人に当たり散らすあきれるほど嫌な奴かもしれないし、他人のことなんてまるで考えない自己中心的な人間かもしれない(まあ、実際そうだったりもするのですが)。
 でも、それをあなたを含めた生徒や、一緒に働いている仲間に見せたくはないと思っているし、できるだけ見せないための努力を今までもし続けてきたし、今もしているし、これからもすると思います。そういうものなんだと思っています。

 短い時間の立ち話でしたが、僕が話すだけではなく、僕の言葉に対する質問や感想も、しっかりと伝えてくれました。嬉しかった。最後に、お礼を言って別れ、僕は百人一首大会に向かいました。

 一日の中での小さな一コマでしたが、人って、そんなふうに声をかけてもらえることだけで幸せになれるんですね。今年最初の本当に嬉しい出来事だったので、こういう形で紹介させていただきました。

 気持ちを切り替えて、百人一首大会2日目。楽しく参観した後、上位チームに表彰状と副賞を渡し、たどたどしく講評をさせていただきました。大会の様子は、別の場所で紹介いただけると思います。
17:40 | 投票する | 投票数(9) | トラックバック(0) | 酒井のひとりごと
2020/01/07

校長室より196 730年の歴史と50回の伝統を胸に百人一首大会。

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 始業式などが一段落した放課後、本校の新春恒例行事「百人一首大会」の初日が、セミナーハウスで行われました。これは、各クラスから6名の選手が出場し2日かけて行われるもので、初日の今日は1回戦と2回戦が、源平戦(チーム戦)で行われました。



 この百人一首大会は、今回で50回目という長い歴史を持っています。私自身も、本校で担任をしていたころ、生徒の頑張りを夢中になって応援していました。見事に優勝した生徒たちと叫び声を上げたこともよく覚えています。小倉百人一首の持つ730年(一説です)には及ぶべくもありませんが、様々なものがデジタルに置き換わっていくこの時代、京葉高校がこのような行事を守ってきたことに改めて感動します。



 と、言いながらも選手たちは今の若者たちです。1枚の札を取るたびに歓声を上げ、取られたと言っては悔しがり、セミナーハウスは大いに盛り上がりました。全く初めてこの競技に臨む生徒もいる一方、冬休み中も登校して稽古を重ね、クラス対抗の「練習試合」を繰り返してきた選手もいるとか。会場は次第に熱気と緊張がみなぎり、上位3クラスが決定しました。この3クラスが明日の決勝に進出することになります。



 私も、2回戦では詠み手を務めさせていただきました。慣れない声の出し方でのどがちょっとうまく動かず生徒たちには迷惑をかけてしまいましたが、とても楽しく詠み終えました。

 このようなものを大切に守っていく学校、一生懸命取り組み楽しむことができる生徒たち。新年早々、なにより嬉しい時間でした。

 関係の記事は<こちら>にもあります。
16:12 | 投票する | 投票数(0) | トラックバック(0) | 学校行事
2020/01/07

校長室より195 3学期始業式式辞

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 本日、令和元年度3学期始業式が行われました。式辞としてこんな話をいたしました。


 おはようございます。令和2年、西暦2020年の始まりです。今年が、ひとりひとりにとって、すばらしい年であるよう、心から願っています。本当のことを言うと、すばらしい年であるよう願うことよりも、すばらしい年にするために何をするかの方がとっても大切なことで、だから、酒井自身も、自分自身のために、家族のために、ここにいる皆さんのために、自分にできることを不器用でもこつこつとやっていく年にすると、自分で自分に約束したいと思います。皆さんもそんなふうに思ってくれるとうれしいです。

 さて、2学期の終わりに「2学期を振り返って」というアンケートのようなものを書いてもらいました。冬休みの間に、すべて読ませていただきました。みんな一人ずつ異なる、自分の思いを書いてくれました。丁寧に誠実に書いてくれた文章がたくさんあって、心からうれしく思いました。ここにいるのは「480人の生徒たち」ではなく、それぞれかけがえのない480の「あなた」なのだと強く感じました。金子みすゞさんの言葉どおり、「みんな違ってみんないい」と改めて思いました。どうもありがとうございました。

 アンケートの後半では、12のスキルを挙げて、この2学期に得たと思うもの、伸びたと思うものを選んでもらいました。12個すべてを選んだ人もいれば、ひとつも選ばなかった人もいました。いろんな感じ方があっていいと思います。学校の先生の立場から言えば、やっぱりたくさんの生徒に「自分はここが伸びた」って実感してもらいたいし、先生がたにも、生徒が自分の成長を実感できるような取り組みをしてくださいとお願いをしたところです。

 その12のスキルの中に、「自己肯定」というものがありました。「自らをかけがえのない存在と感じ、自分の個性を大切にすることができる」力です。実は、この力が伸びた、新たに得たと感じてくれた人はおおむね1/3でした。他のスキルに比べるととっても少ないのです。以前もこのような場でお話をしたと思いますが、僕はこの「自己肯定」ってとっても大事な力だと思っています。あなたに「自らをかけがえのない存在と感じ、自分の個性を大切にすることができる」ようになってほしいと心から願い、それが学校の最も大きな役割であるとさえ思っています。

 ただ、この「自己肯定」というものは、そんなに簡単なことではありません。ここでこうやって話をしている僕自身さえ、自分の心の奥底をのぞいてみれば、自分自身をかけがえのない存在と感じるどころか、どうでもいい、つまらないゴミのように感じることもたくさんあるし、自分の個性なんて、投げ捨てることもできない重い荷物のように感じてならないときもあります。でも、そういう自分を励ましながらなんとか生きています。多かれ少なかれみんなそうなのかもしれないと思います。

 だから「自己肯定」ってどうやったらできるのか、昔から一生懸命考えてきました。

 話は変わりますが、毎年1月2日と3日、大学対抗箱根駅伝というものがあります。東京の日本橋を出発し箱根まで行って戻ってくる長距離走のリレーです。テレビ放送もされる風物詩のようなスポーツイベントですから、競技をご覧になった人もいると思いますし、話にくらいは聴いたことがある人も多いと思います。

 正直に言うと、僕は駅伝って大っ嫌いでした。家族がテレビで箱根駅伝を見ていると不機嫌になって自分の部屋に閉じこもってしまうくらいでした。見ていて、つらくて苦しいんです。吐きそうになってくる。実は僕自身、子どもの頃に駅伝の選手だったことがあって、東京都の大会に出場したこともあります。たとえば同じチームにすばらしい選手がいたとしても、その前を走る選手がふがいなくて最下位でタスキを渡すことになったら、どんなにすばらしい選手でも1位でゴールすることはできない。そんな重圧に押しつぶされる自分が思い出されて、まったく受け付けなかったのです。

 あるときラジオで箱根駅伝の選手がインタビューを受けていました。「同じチームのメンバーが日頃どんなに努力をしているか、どんな思いで大会を迎えているか、自分のこと以上にわかっているから、たとえどんな結果であっても、それが仲間の精一杯であることが信じられる。だから、どんな順位であっても、そこから自分も頑張ろうと思える」。そう話していました。あのころ、誰かにそう言ってほしかった、せめて自分で自分にそう言いたかった。密かにそう思いました。でも、それから駅伝のテレビ中継を、応援しながら見ることができるようになりました。

 僕らは、なかなか自分で自分をかけがえのない存在だなんて思えない。自分の個性なんて大切に感じられない。だけど、誰かそばにいる人に、「僕にとって君はかけがえのない存在だよ」「あなたがあなたであることは私にとって大切なことだよ」と言ってあげることならできるような気がするのです。そして、誰かに認めてもらえること、信じてもらえることほど、「自分は自分でよかったんだ」って思えることってないと思うです。だから僕は、自分の周りの人に対して「あなたがあなたでいてくれてありがとう」って思いたい。思うだけじゃなくて伝えたい。それが、もしかしたら巡り巡って自分自身の「自己肯定」にもつながるのではないかなってこっそり思ったりもするのです。

 それでもやっぱり、そんなふうに言ってくれる人も、そんなことを伝えたい人も見えなくなることだってあるかもしれません。駅伝の話に戻せば、チームメイトからタスキを受け取り、また別のチームメイトにタスキを渡すのがリレーです。でもよく考えてみると僕自身が、実は孤独なリレーを走っているのかなと思うときがあります。去年の自分が走り続けつないでくれたタスキを、今年の自分が受け取り、精一杯走って来年の自分にタスキを渡す。そんなふうにしてずっと生きてきたのかもしれない。そう考えたときに、「たとえどんな結果であっても、それが去年の自分の精一杯であることが信じられる。だから、そこから自分も頑張って来年の自分にタスキをつなぐ」って言えるかどうか。「自己肯定」ってそんなことなんじゃないかと思うのです。

 ずいぶん話が長くなってしまいました。あなたの書いてくれた言葉と、今年の箱根駅伝の筑波大学を見ながら、そんなことを考えました。あなたの心に、ちょっとでも届く言葉であればうれしく思います。

 去年のあなたからのタスキを受け取り走り出したあなたが、この2020年を自分らしく走り抜ける姿を楽しみにし、応援し続けていきます。

 実際にはもっと話し言葉で、もう少したどたどしく話してしまったと思います。

 個人的な思いが強く出てしまった内容で、寒い中聞いてくれた人たちに応えることができていたのか、心許なく感じる気持ちもあります。真剣に耳を傾けてくれた生徒ひとりひとりに、心から感謝をいたします。

09:50 | 投票する | 投票数(4) | トラックバック(0) | 学校行事
2020/01/05

校長室より194 酒井の仕事始め

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 あけましておめでとうございます。2020年も京葉高等学校をよろしくお願い申し上げます。教育をめぐる社会情勢も、本校を取り巻く状況も、決して楽観できることばかりではありませんが、生徒をはじめとして、保護者の皆さま、日頃本校を支えてくださる皆さま、そして本校職員にとって、充実した素晴らしい年になるよう祈念するとともに、微力ではありますが、力を尽くしていく決意を新たにしております。

 さて、今日は酒井にとって今年の仕事始めでした。

 剣道部の寒稽古の見学で始りました。早朝の寒い体育館でしたが、きびきびとした生徒や顧問の先生の姿に、身が引き締まる思いがいたしました。
 


 終業式に行ったアンケートの整理と返却とし、職員宛の校長通信「校長室より愛をこめて」の作成と印刷、1月公演を控えた演劇部有志の演技指導と、少しずつ日常が戻ってきた感じです。



  生徒会室の前に、こんな飾りがありました。今年もいい年になる、いや、してみせると、小さな飾りを見て改めて思いました。
14:36 | 投票する | 投票数(4) | トラックバック(0) | 酒井のひとりごと
2019/12/27

校長室より193 仕事納めは、女子バレー部の応援

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 今日は仕事納め。土日の関係でいつもよりも長い年始年末です。1年間、ありがとうございました。
 
 昨日今日とバレーボールの地区新人大会があり、ブロックを勝ち抜いた女子バレー部が今日は2試合戦うということなので、市原望洋高校へ応援に行きました。こんな日でも仕事は多く、最終試合にかろうじて間に合う感じになってしまいましたが。



 相手は格上の市原望洋高校。序盤からサーブレシーブが乱れ苦しい展開でしたが、2セット目には立て直し、例によって粘り強く戦い続けました。結局地力で勝る相手をひっくり返すことはできませんでした。おそらく、選手も監督も、課題をたくさん見つけた試合であったろうと思います。



 いいときばかりではありません。今年の京葉高校もそうでした。しかし、その中から何を学び、次につなげていくか。そこに真価が現れるのだと思います。敗戦を乗り越えて、次の大会でより豊かなプレーができることを信じています。仕事納めの日に、頑張る姿を見ることできて嬉しかったです。

 みなさま、よいお年をお迎えください。
14:39 | 投票する | 投票数(5) | トラックバック(0) | 部活動
2019/12/23

校長室より192 2学期終業式、校長式辞。

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 本日、第2学期の終業式を行いました。

 それに先立つ表彰伝達式では、13団体・個人に表彰状等をお渡しすることができました。生徒たちの頑張りに心からの敬意を表します。

 終業式校長式辞の内容を紹介します。

 本来であれば、ここで2学期に起きた様々な出来事やそれに対する思い、そして皆さんや先生がたへのお礼を述べるべきかと思います。しかし、それはその都度、さまざまな機会を通じてお話をしていると思いますので、ここで繰り返すことは控えます。ただ、みんなが無事に2学期末を迎えることができたことを、心からうれしく思います。

 さて、今日はここにこんなものを持ってきました。

(椰子の実を見せる)

 これがなんだかわかりますか?修学旅行にいった2年生はご存じかと思うのですが。

(「椰子の実」と答える生徒がいる)

 そう、これは椰子の実です。沖縄の八百屋さんで買いました。1000円よりも少し安いくらいでした。では、どうして八百屋さんで売っているのでしょうね。言い換えれば、これは何のために売っているか知っていますか?

(「飲む」と答える生徒がいる)

 そうです。これは飲み物です。それでは、飲んでもらえますか。まだ新鮮なのでおなかを壊すことはないと思います。

(「飲んだことあるけど個人的にはあんまり好きじゃないのでいらない」(笑)と答える生徒がいる。)

 そうですか。残念です、

 でも、実際に今飲もうとして、何か道具などがないと、この固い殻に穴を開けることはできないし、穴を開けなければ中のジュースを飲むことはできません。今、ここには何の道具もないから、飲んでもらうことは無理ですね。残念です。

 この椰子の実は、たとえば部活動や勉強なのです。中にはとてもおいしいものが詰まっているけど、外側は固い殻に覆われていて、ちゃんと頑張らないと中にあるおいしいものには手が届きません。部活動で頑張っている人たちが苦しい練習を繰り返すのも、その固い殻を突き破り、その中にあるおいしいものを手に入れるためだと思います。

みんな、固い殻の奥においしいものがあることを知っているんです。殻が固ければ固いほど、中にあるジュースを飲んだときの満足感が高いことも知っているんです。だから頑張れるし、固い殻に穴を開けるために練習方法とかいろいろ工夫するのではないでしょうか。

 勉強はどうですか?世の中には何の苦労もせず手に入るものもたくさんあるし、お金さえ出せば笑顔で差し出してくれるおいしいものもたくさんあります。でも、本当にすばらしいものは、多くの場合その外側が固い殻で覆われています。簡単には手に入らないようにできています。 ただその外側だけを見て、中においしいジュースがあることに気づきもせず、うち捨ててしまっているものがあるのではないでしょうか。誰かに無理矢理固い殻を破れと押しつけられて、ちょっとのことで面倒になってあきらめてしまうこともあるのではないでしょうか?

 僕はみなさんに、固い殻の中には、すばらしくおいしい、栄養のあるものが詰まっていることに気がついてほしい、信じてほしい。そして、固い殻を破る力と努力、固い殻に穴を開ける知恵と工夫を持ってほしい。堅くて分厚い殻を克服するために身につけたものが、中にあるジュース以上に素晴らしいことだってたくさんあるのですから。それが「勉強」というものなのだと僕は思います。

 世の中の人は、みんなそれぞれの形で、自分の前にある固い殻に穴を開けようと努力しているのだと思うのです。みんなにも、そうしてほしいと願っています。

 そんなことを伝えたくて、今日は椰子の実を持ってきました。この後は美術の藤井先生に差し上げて、すてきなモニュメントにしてもらおうと思っています。

 最後にお願いがあります。今日は、予告していたペア・ワークはやりません。1学期のペア・ワークは「二人組になって頑張ったことを話す」というものでした。ペア・ワークをする代わりに、皆さん一人一人から、2学期頑張ってきたことや成果をあげたことをうかがいたいと思います。残念ながら一人一人と面談をすることはできないし、できてもみんなに迷惑をかけるだけだと思いますので、教室に戻ったら10分間だけみんなの時間をください。

 教室に戻ると、「2学期の振り返り」というような用紙を担任の先生に配ってもらいますので、2学期のことを思い浮かべながらそれに答えてみてください。担任の先生に集めてもらって、書いてくれた全員のものを読ませていただきます。自分のいいところを確認しながら2学期を振り返ってもらえるとうれしいです。

 明日から冬休みです。家族や友人との絆を大切にしながら、すてきな毎日を過ごしてください。3学期にまたお会いできることを楽しみにしています。そしてまた、新しい椰子の実に穴を開けて、みんなでおいしいジュースを飲みましょう。

 寒い体育館の中、みんな真剣に話を聞いてくれました。酒井にとっては、そんな生徒たちの存在が、何よりのクリスマス・プレゼントです。

表彰・終業式の様子は<こちら>をご覧ください。

10:28 | 投票する | 投票数(8) | トラックバック(0) | 学校行事
2019/12/20

校長室より191 2学期末全校集会の内容を紹介します。

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 2学期末を迎え、今日は全校集会、自転車安全点検、大掃除を行いました。その中で、学年集会の内容を紹介いたします。

教務部より

  • 出席状況、成績状況共に、1学期はとても素晴らしい状況だったが、2学期は悪化している。
  • 皆勤の生徒はたくさんいるし、成績の平均点が80点を超える生徒も何人もいて、大変頑張っていると感じる。
  • その一方で遅刻を繰り返す生徒、複数の欠点科目を持つ生徒もおり、3学期は必ず改善してほしい。
  • 3年生は特に、短い3学期をしっかりと過ごし全員が立派に卒業してほしい。また、2年生は、部活動ができるのもあと6ヶ月あまりであり、悔いを残さないよう頑張ってほしい。

進路指導部より

  • 2学期はいろいろなことがあったが、あっという間に過ぎていった印象である。
  • 3年生は、昨日までの結果で、在籍者159人中129人がすでに合格や内定を決めている。(詳しい内訳の話もありましたが、ここでは省略します)
  • 多岐にわたってしっかりと進路を達成していることは立派である。進学でも就職でも、難関と言われるところに挑み成果を上げた生徒もいる。
  • これから試験に挑む生徒は、ぜひ全力を尽くして頑張ってほしい。
  • 1,2年生は、頑張っている先輩の背中をしっかりと追ってほしい。
  • 最小限、進路から出ているきちんとやること。
  • 3学期のはじめにある実力テストを大事にしてほしい。井の中の蛙でいるのではなく、客観的に全国から見た自分のレベルを知ることが、次のステップにつながる。

生徒指導部より

  • 自転車の乗り方について、近隣の人たちから苦情がある。周囲への迷惑や安全を考え、裏表なく、責任を持って行動してほしい。野田では高校生が交通事故で死亡している。
  • 冬休みになり楽しみも多いと思う。その裏で悪からの誘惑も多い時期である。「これはやってはいけない」という心のブレーキをしっかりと持ってほしい。
  • 夏休みのジャージ登校については、たくさんの意見をもらった。今後検討していく。
  • いじめ・盗難・セクハラアンケートに悩みを打ち明けてくれた生徒もいた。もし相談したいことがあれば、信頼できる先生に話をしてほしい。
  • 3学期、元気に登校してくれることを願っている。

SOSの出し方に関する教育


 この機会を捉え、全校生徒を対象に「SOSの出し方に関する教育」を行いました。これは、千葉県教育委員会が実施する「いのちを大切にするキャンペーン」の一環としてすべての学校で実施するものです。
 1学期末の校長式辞も、このキャンペーンの内容を踏まえたものでしたが、今回は教材として作成されたDVDと、内閣府「いのち支える(自殺対策)プロジェクト」のキャンペーンソングである「あかり」(ワカバ)という歌を、全校生徒が視聴し、その後で生徒指導主事から関係する話がありました。
  • 人は誰でも悩んで、もやもやすることがある。
  • そんな時は一人で抱え込まず、信頼できる大人に相談しよう。
  • 近くの誰から苦しんでいたら、気づき受け止め寄り添い、一緒に相談に行こう。
 こんなメッセージが生徒一人一人に伝わったと信じています。寒い体育館でしたが、生徒はしっかりと最後まで聞いてくれました。



 <こちら>にも関係の記事が掲載されています。
10:30 | 投票する | 投票数(7) | トラックバック(0) | 学校行事
2019/12/19

校長室より190 囲碁部壮行会挨拶、2学年短歌表彰講評。

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 関東大会に出場する囲碁部の壮行会がありました。
※壮行会の様子は、<こちら>をご覧下さい。

 冒頭に、おおむね次のような挨拶をいたしました。

 囲碁部の皆さん、関東大会出場おめでとうございます。心から祝福し、全校の生徒、職員と共に喜びたいと思います。

 全校生徒の皆さん、囲碁という競技をご存じですか?あまり見たことがない人も多いかもしれません。小さな盤の上に白い石と黒い石を交互に置いていきます。逃げるところも隠れるところもないまま、相手と正面から向かい合い、限られた時間の中で思考力と集中力を駆使する、孤独で厳しい戦いです。そんな競技に全力で向き合い、高い成果を上げた囲碁部のみなさんのことを心から誇らしく思います。
 囲碁は孤独な戦いと言いましたが、その戦いを続けられるのも、共に練習を重ねた仲間や、指導してくださる顧問の先生、支えてくれる人たち、さらには、囲碁教室などでふれあった地域の方々がいるからだと思います。私たちも、その一人として、みなさんの頑張りを応援し続けていきます。

 全校生徒の皆さん、野球やサッカーのように広い場所でたくさんの人数で行う競技もあれば、この囲碁のように地味かもしれないけれど深く突き進んでいく種目もあります。どんなことであっても、自分が興味を持てる、自分が全力で頑張ろうと思えるものを見つけることは、とても幸せなことだと思います。先日の芸術鑑賞会で聴いた尺八もそうでしょう。みなさんも、夢中になれるものを見つけ、一生懸命それに取り組んでみてください。周囲からどのような評価を受けるにしても、自分自身の満足と進歩に、必ずつながるはずですから。

 「五井公民館だより」に囲碁関係の記事があり、その中で部長の国本さんがこんなことを書いています。「講座にたくさんの人にきてもらえて嬉しい。囲碁人口が増えるよう、周りに勧めてほしいです」
 大事なものを見つけた人のすてきさが、こんな短い文章にも表れていると思うのです。

 改めまして、関東大会出場おめでとうございます。自分が選んだ囲碁という競技に、全力で打ち込んでください。


 また、今日は学年集会が行われたのですが、2学年の集会に先立って、修学旅行後に行った生徒による短歌作りの優秀作品の表彰を行いました。
※作品等については、<こちら>をご覧下さい。

 招かれて賞品を手渡しいたしました後、「講評を」ということでしたので、急ごしらえではありましたが、次のような話をしました。

 修学旅行もずいぶん前のことになってしまったような気がしています。

 修学旅行から戻ってきた翌日、大きなニュースがあったことを覚えていますか?あの首里城が火災で失われたのは、僕らが修学旅行から帰ってきた日の夜でした。おそらくみんなは、あの首里城を最後に見た高校生の一人です。首里城に行った日はずいぶん強行軍の一日で、首里城に着いたときにはすっかり疲れていて、ろくに見学もしないまま時間を過ごした人もいたと記憶しています。みんなの書いてくれた短歌の中にも、「こんなことならもっとしっかり見ておけばよかった」という趣旨のものがありました。そう、僕らはあの首里城をもう二度と見ることはできません。後悔しても決して取り返すことができないもの、失われて初めてかけがえのなさに気がつくものはたくさんあるのです。

 今、みんなの一人一人が感じている「思い」も同じです。みんなは、いろいろなことで喜んだり、悲しんだり、楽しんだり、怒ったり、悔しがったりしながら日々を過ごしています。その思いは、それぞれみんな違う、今しか持つことができないものです。僕のような年齢になってから、あのときの思いを取り戻そうと思っても無理なのです。そして、失って初めてかけがえのなさに気づいたりするものなのです。

 だから、かけがえのない自分が、かけがえのない今、感じたことを記録しておいてほしい。みんなはスマホで写真を撮ったりしていて、そこには自分や友達の姿が大事に記録されています。いつか懐かしく眺めることもあるでしょう。でも、そこに「思い」は記録されていません。今感じていること、今考えていることは、気がついたら失われて二度と取り戻すことができなくなってしまいます。

 今回、修学旅行という機会を得て、皆さん一人一人が自分の思いを、短歌という形で記録してくれました。短歌という形ではなくてもかまわないから、大切な今の思いを、大事にとっておくために「言葉」を活用してくれるようになれば、かつて国語を教えていた人間としてはとてもうれしく思います。

 みなさんが作ってくれた短歌、みなさんひとりひとりの思いを楽しく読ませていただきました。どうもありがとうございました。

 今日は2つの話する機会をいただくことができましたが、きちんと生徒たちに届く内容が話せたか不安に感じたりもします。日々の自分のものの考え方や、アンテナの張り方が問われているように思います。言葉足らず、論旨混乱もあるのが正直なところですが、校長としてせっかく機会をいただけるのですから、丁寧に語りかけることを心がけていきたいと思います。
 

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