校長挨拶

新しい学校そして地域で育てる学校


 令和2年の4月に市原高校へ着任いたしました常泉香澄です。
 今年度は、普通科9クラス、園芸科4クラス、総合ビジネス科1クラスの編成です。校訓は「地域共創」「自主自律」です。市原市南部にある唯一の公立高校として、地域とのつながりを意識した信頼される学校を築いていかなければなりません。
 学校の今後の在り方をお伝えするものとして、入学式式辞の一部を紹介します。


式 辞(一部抜粋)

 本校は、昨年度、市原高校と鶴舞桜が丘高校が統合して新・市原高等学校としてスタートしました。皆さんは、統合してから二回目の入学生となります。新しい校訓「地域共創 自主自律」のもと地域社会の期待に応え、地域で活躍し、地域に貢献できる生徒の育成、また、規範意識が高く自分の人生を自分で切り開き、どう生きるべきかを自分でしっかりと決められる社会性のある生徒の育成を目指しております。今後も職員一同一丸となり、生徒の進路希望の実現と地域に愛される開かれた学校づくりを目指し、教育に当たる所存です。
 高校で過ごす期間は僅か三年間です。しかし、この三年間は、皆さんが人間的に大きく成長する大切な時間であり、これからの人生においても非常に大きな意味を持つ期間であると言えます。新たな決意を持ち、その一歩を踏み出す皆さんに二つ、お願いがあります。
 一つ目は、自分自身の将来について、高い志を持ち、真剣に考え、夢の実現に向けて努力して欲しいということです。皆さんには大きな可能性が秘められています。皆さんが将来、社会で大きく羽ばたくためには、現状に満足することなく常に向上心を持ち、目標に向かって努力し、歩き続ける必要があります。現状に満足してしまえば、それ以上の進歩はありません。目標達成に向けて、一歩ずつ確実に歩んで欲しいと思います。継続は力なりです。
 二つ目は、感受性を磨き、他者を思いやることのできる誠実な人物に育って欲しいということです。人間は一人一人がかけがえのない存在です。誰もが多くの人々と支え合い、力を合わせて、生きていく、この考えが社会の原点だからです。
 これから皆さんは、高校生活の中で様々な体験をするはずです。それは必ずしも成功の体験だけとは限りません。もしかしたらうまくいかないことのほうがたくさんあるかもしれません。今年の2月に亡くなられた元東北楽天イーグルス監督で野球解説者の野村克也氏は「うまくいかない現状を打破するのに有効なのは、自分にしかできないことを見つけることである。そのために必要なことは、幅広く知識を吸収することです。知識がないままではヒントさえ見出すことができない。」と語っています。何かを吸収するために心を前向きに構えていなければ、成長や進歩からは無縁となってしまいます。「もっとこのことについて知りたい」「もっと人の話を聞いてみたい」「本を読んでさらなる広い世界を知りたい」など知識欲を持ち様々なことを吸収してください。失敗を恐れず、新しいことに積極的に挑戦する、そのような気構えを持って、高校生活に取り組んでください。本校には、新入生の皆さんの取組を応援してくれる熱意ある先生方が揃っています。安心して先生方にいろいろと相談してください。さらに、新入生の皆さんには二・三年生と力を合わせ、本校の歴史に新たな風を吹き込んで欲しいと思います。期待しています。新入生の皆さんの学校生活が有意義なものとなるよう祈念し、式辞といたします。

令和2年4月7日
                       千葉県立市原高等学校 校長 常泉香澄