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校長式辞・講話

校長式辞・講話
2021/04/07

令和3年度入学式式辞(4月7日)

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初めに、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、入学式の次第を一部割愛したり、来賓の方の出席を御遠慮いただいたり、何よりも新入生の皆さんをこれまでずっと支えてきてくださった保護者の方の出席を1名に限定したりと、新入生の皆さんにとっての晴れの舞台である入学式を縮小して実施しなければならないことは、極めて遺憾ではありますが、事情を御賢察いただき、御理解くださいますようよろしくお願いいたします。

 

式辞

 

校門脇の桜は日に日に花よりも淡い緑の葉が目立つようになって、例年にも増して足早に春が過ぎ行く中、本日、この佳き日にここに保護者の皆様の御臨席を賜り、入学式を挙行できますことは、校長としてこの上ない喜びであります。厚くお礼申し上げます。

ただ今入学を許可いたしました185名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。今、こうして壇上から真新しい制服に身を包んだ皆さん一人一人の引き締まった面持ちを見ていると、大変頼もしく思われます。今年の入学者選抜は、一本化やコロナ禍等の影響もあって、県立高校の多くが生徒募集に苦しむ大変厳しいものとなりました。そんな中、よくぞ印旛明誠高校を選んでくださいました。私たちは心から皆さんを歓迎いたします。ようこそ印旛明誠高校へ。

皆さんを迎える印旛明誠高校は、100年を超える歴史を持つ印旛高校が印西市木下からここ草深の地に移転し校名を変更して、平成22年に開校し、今年で12回目の入学式を迎えました。千葉県でも有数の長い伝統を誇るとともに千葉県で最も新しい県立高校でもあります。皆さんには最新の施設設備が整った最高の環境で学んでもらうことができます。是非志を高く掲げ、充実した高校生活を送ってほしいと思います。

新入生の皆さんの高校生活の始めに当たり、僭越ではありますが、私自身の高校生活への思いを少し話させていただきます。

皆さんは、夏目漱石を御存じでしょうか。明治から大正にかけて活躍した日本を代表する小説家の一人です。「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」の作者であり、野口英世の前の千円札の肖像画の人物と言えば、心当たりがあることと思います。

多くの高校では、今も2年生の国語の授業で漱石の「こころ」という小説を教材として取り上げますが、当時の高校でも同じで、私は、ある先生の「こころ」の授業がとても面白くて、漱石に一気にのめり込みました。単元の終わりに授業では扱わなかった点について先生に自分の考えを示し、御意見を伺ったところ、先生は「私は今の君の考えには賛成できない。でも、その答えは大学に進んで自分の力で探すべきだと思う」とおっしゃるのです。この言葉に触発されて、私は大学に進学し漱石の研究をして高等学校の国語の教員になりました。人生の道筋を決めるきっかけが、高校での一人の先生との出会いであり、文学という学問との出会いでした。

就職するのであれば、もちろんのこと、進学するにしても、高校での3年間が皆さんのその後の数十年の人生を決めるといっても過言ではありません。

せっかくですので、俳人、俳句の作り手としても名高い漱石の句を一句、御紹介します。

思ふ事只一筋に乙鳥(つばめ)かな

先ほども申し上げましたが、新入生の皆さんには、この句の「乙鳥」のように高い志を胸にまっしぐらに自分の夢の実現のために突き進んでいただきたいと思います。そうした姿勢は本校の校訓「至誠」にもつながります。本校での生活を是非充実した3年間としてください。

さて、保護者の皆様、お子様の御入学、誠におめでとうございます。これからの3年間、私ども教職員一同、皆様の御期待に応えられるよう最大限の努力をしてまいる所存ですが、新入生の皆さんと同様、保護者の皆様も本日から「チーム印旛明誠」の一員です。多くの方々に愛され、誰もが誇りに思える魅力ある学校づくりに共に取り組んでまいりたいと存じます。御支援、御協力をお願い申し上げます。

結びに、新入生の皆さんの印旛明誠高校での高校生活とその先に続く未来が輝かしいものとなることを祈念し、私の式辞といたします。

 

令和3年4月7日

                             千葉県立印旛明誠高等学校長 浅田  勉      
 

12:02 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2021/04/06

令和3年度前期始業式式辞(4月6日)

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 まず、式辞の前に、年度の初めに当たって、皆さんにお伝えしたいことが3点あります。
 1つ目は、チャイム始業の徹底についてです。つまり、チャイムが鳴る前に教室に入って着席をし、チャイムの鳴り始めにSHRや授業を開始するということです。今までも、授業の開始については概ね実施できていましたが、8時45分の朝のホームルームについてはチャイムの鳴り終わりまで待って開始としていたクラスがあるようです。しかし、今年度からは全てのクラスでチャイム始業とします。明後日8日の朝からチャイムが鳴り始める前までに教室に着いていなければ「遅刻」となります。先生方に急ぐように促されたり、チャイムが鳴り始めてから走ったりして、鳴り終わるまでに教室に着いて、よし間に合ったというのではなく、自分の時計で自分で時間を確認しながら登校し、チャイムが鳴り始める前に余裕をもって教室に入ってください。一つ上を目指しましょう。

2つ目は挨拶についてです。残念ながら挨拶がきちんとできない人が結構います。挨拶はコミュニケーションの第一歩です。自ら進んで積極的に挨拶をするように心がけてください。

今年の本校の教育目標は「「幅広い教養」「豊かな人間性」「逞しい心身」の調和がとれ「生きる力」にあふれた人物として、広く社会に貢献し得る有為な人材を育成する」です。時間を守ることときちんと挨拶をすることは社会生活を送っていく上で最も基本となることです。高校生活の中でしっかりと身に付けてください。

3点目は新型コロナウイルス感染症対策についてです。皆さんには引き続きしっかりと取り組んでいただくようお願いします。まだまだ油断はできません。

 式辞
 

終業式の頃に咲き始めた正門脇の桜の花も既に盛りを過ぎて淡い緑の葉が目立つようになってきました。春は足早に通り過ぎていきます。

さて、いよいよ新しい年度が始まりました。年度の始まりに当たって皆さんの心境はいかがでしょうか。

  3年生は、言うまでもなく高校生活の最後の年です。この残りの1年間、ただただ思い描く進路希望の実現のために、最後まであきらめることなく、弛まぬ努力を重ね、全力で取り組まなければなりません。

2年生は、明日の入学式で新入生を迎え、上級生となります。よく言われる「中だるみの2年」となるのか、部活動や行事なども含めて、学校の中心として、後輩からも先輩からも信頼される存在になるのか、いかがでしょうか。

いずれにしても、今、この節目の時期に気持ちや考えを切り替えて、心新たに最初から全力で取り組むのでなければ、この1年を充実したものとすることは難しいでしょう。

これまでにも繰り返し述べてきましたが、皆さんには、是非この節目の時期を大切にしてもらいたいと思います。人間は習慣に流されやすい生き物です。節目の時期を活かして、上手に気持ちや考えを切り替えて、生活を改めるきっかけにしていただきたいと思います。

何でもないことです。クラス替えがあって仲間が変わった、年次が進んで生活する教室が変わった、節目を超えたことに伴うそうした小さな変化を上手にとらえて、きっかけとすることが大事なのです。

初めて同じクラスになった人が隣の席になった、空っぽのロッカーや机の中に新たに自分の荷物を詰め直す、新品のノートの表紙に科目名とクラスと番号と名前を書く、ちょっとしたことを気持ちや考えを切り替えるきっかけにしてください。そうした時の期待や不安が混じった独特の緊張感が、気持ちや考えを切り替えて、「よし今年は頑張るぞ」という力の源になります。

これまでも印旛明誠での高校生活に自分なりに一生懸命取り組んできた、これまでも充実した高校生活だったという人も、もう一段上の新しい自分へとステップアップするために、この節目の時期を上手に活用してください。

私自身も、春休みの間に、校長室の机の引き出しや戸棚の中の令和2年度の書類や荷物を整理し、新しい手帳に次の年度の行事予定を書き込み、パソコンのデスクトップにずらりと並んだアイコンを「R2」というフォルダに片付け、この式辞の原稿を書いたりなどしている中で、少しずつ心構えが定まって、皆さんと印旛明誠高校の先生方のために「今年も頑張るぞ」という気持ちが高まっていきました。こうした気持ちを是非皆さんと共有したいと思い、今日はこんな話をしました。

さて、いよいよ新しい年度が始まりました。年度の始まりに当たって皆さんの心境はいかがでしょうか。

節目の時に当たり、皆さんが心新たにより充実した高校生活を送られることを期待します。そして、令和3年度の終わりには、全ての3年生が希望どおりの進路を実現し、全ての2年生が後輩からも先輩からもそして先生方からも 深く信頼される、まさに学校の中心的な存在になっていることを心から願って、式辞といたします。


11:53 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2021/03/24

令和2年度後期終業式式辞(3月24日)

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令和2年度の終わりを迎えました。振り返ると、本当に大変な1年でした。昨年5月末までの臨時休校、そして、校外学習、文化祭、修学旅行など、多くの学校行事を中止とし、緊急事態宣言下では部活動も制限されました。そんなコロナ禍の中、印旛明誠高校では、大きなクラスターが発生することもなく、感染者発生による臨時休校を実施することもなく、ここまで来ることができました。これは、皆さん一人一人の感染防止に対する、まさに「至誠」を尽くした努力の結果です。これまで本当によく頑張ってくださいました。有難うございます。心からお礼を申し上げます。私は皆さんのことを本当に誇りに思います。引き続き、力を合わせてコロナに立ち向かい、必ず打ち勝ちましょう。

さて、先週の初め頃から桜が開花したとの声が届きはじめ、正門脇の桜の梢を毎日眺めてきましたが、その後、雨が降って、多くの花が咲き始めています。桜の開花を促すこの時期に降る雨を、催促の「催」に花、雨と書いて「催花雨(さいかう)」と言うそうです。春分を過ぎて、一気に春が深まっていきます。桜の花は入学式まで持たないかもしれません。

3月9日に行われた卒業式は、残念ながら在校生の皆さんには出席してもらうことはできませんでした。式の中で、本来であれば送辞を受けての答辞として述べられるはずの「卒業生代表の言葉」の冒頭、卒業生代表を務めた前生徒会長の 今  颯人(こん はやと) さんが春を象徴する歌として在原業平の有名な一首を紹介しました。

世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし

(もしも世の中に全く桜がなかったなら、春を過ごす人の心はどれほどのどかだろう。)

文法的には事実に反する仮定に基づいて想像する「反実仮想」という表現ですが、詳しくは国語の先生に尋ねてください。「桜がなければ、もう咲いたか、まだ散ってはいないかなどと気を遣うこともなくのんびりと過ごすことができるのに」と言ったところが真意でしょうか。平安の昔にも令和の現代に桜の梢を見上げる私と同じような思いがあったことを読み取ることができ、それだけ日本人が古くから桜を愛し、親しんでいたことが分かる歌でもあります。また一方で、ただ桜に限らず春という季節そのものが自然や生活に様々な変化が生まれる時期で、何となく心が落ち着かないものだということが前提としてあって、それを春の象徴でもある桜に焦点を当てて表現していると言うこともできるかもしれません。先輩が卒業し、後輩ができる、クラス替えがある、最後の大会やコンクール等が近づく、進路決定の時期が迫る、春という季節について皆さんにも思い当たる点が多々あると思います。

では、こうした春の落ち着かない思いを静めるにはどうしたらよいでしょうか。もちろん現実には桜を全くなくしたりなどするわけにはいきません。方法はただ一つです。前にも言ったように、この節目の時期にきちんとこれまでの取組を振り返り反省して、これからの目標や計画を立てることです。目標や計画を持つことはしっかりと見通しを持つことになるので、自ずと不安な要素が少なくなり、落ち着いた心を取り戻せるはずです。配られた通知票の数字などを確認して、きちんとした振り返りに基づく見通しを立てて、4月には素晴らしいスタートが切れるように春休み中にしっかりと準備をしてください。

最後に、先に挙げた「卒業生代表の言葉」の中で述べられた今さんの卒業生としての決意の言葉が、新しい年度を迎えようとする後輩である皆さんに対するメッセージにもなっていると思うので、ここにそれを紹介して式辞を終わりとすることとします。

「さて、私たち卒業生はこれから一人一人198通りの道を歩んで行きます。時には進む方向が分からなくなったり、不安で押しつぶされそうになったりすることもあるでしょう。ですが、成功を確信できなくてもとりあえずやってみる、チャレンジしてみるという気持ちを大切にし、新たな可能性に出会いに行こうと思います。3年次だよりのタイトル「Dreams come true」のとおり、みんなが夢をかなえ、再開できる日を楽しみにしています。最後に皆様の御健康と、印旛明誠高等学校の飛躍を心からお祈りして、卒業生代表の言葉といたします。」

17:20 | 投票する | 投票数(2) | コメント(0)
2021/03/10

令和2年度第11回卒業証書授与式式辞(3月9日)

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はじめに。新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、次第の一部を割愛し、来賓の方や卒業生の皆さんと共に学んだ在校生の出席もなく、3年間支えてくださった保護者の皆様の出席も1名に限定させていただいた中で、この晴れの式を行わなければならないことは甚だ遺憾です。しかしながら、卒業生の皆さんが門出の日を迎えられたことのめでたさには全く変わりはありません。では、改めて式辞を述べさせていただきます。

 

式辞

 

穏やかな冬が気忙しく過ぎ、正門前の太宰府天満宮ゆかりの飛梅の花と香りに春が感じられる季節となりました。早春の候、この佳き日に、ここに、PTA会長 木内 義明 様をはじめ保護者の皆様の御臨席を賜り、第11回卒業証書授与式を挙行できますことを校長として大変喜ばしく思います。

198名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

3年前の4月、真新しい制服に身を包み、大きな夢と一抹の不安を抱きながら歩み始めた高校生活、今、その歳月を振り返り、どのような思いが皆さんの胸に去来していることでしょう。

皆さんは、人生で最も多感な時期に、ここ印旛明誠高校に集い、多くの時をかけがえのない仲間と過ごし、勉学に、学校行事に、そして部活動にと本当に真剣に取り組んできました。そうした一つ一つのことに懸命に取り組む皆さんの姿は、私たち、職員、そして後輩である在校生にとって、とても頼もしく感じられました。また、印旛明誠高校は地域の多くの方々からも大変高く評価されていますが、こうした評価も、校訓にもある「至誠」を尽くした皆さんの取組と活躍によって、生み出されたものと言っても過言ではありません。印旛明誠で過ごした3年間の取組を誇りとして新たな道を歩んで行っていただききたいと思います。

さて、これまで私たちは「「幅広い教養」「豊かな人間性」「逞しい心身」の調和と統一が取れ、常に感謝の心を忘れず、社会に貢献できる有為な人間の育成」を学校教育目標として皆さんの教育に取り組んできました。そして、これはこうあってほしいという私たちの皆さんに対する願いでもあります。「社会に貢献できる有為な人間」の「有為」とは、能力があること、目指したのは、社会に貢献できるだけの資質・能力を持った人材を育てることです。そのために必要となる資質・能力が「幅広い教養」「豊かな人間性」「逞しい心身」の三つです。「幅広い教養」は、「知識基盤社会」と呼ばれ、知識が社会や経済の発展を進める主な要素となっている現代においては不可欠ですし、生涯学び続けようとする姿勢も大切です。また、人は決して一人では生きていくことはできません。特にこれからの社会の加速度を増し予測困難な変化に対応するためには多様な人々と力を合わせ協働していかなければなりません。他を思いやり厚い信頼を集めるに足る「豊かな人間性」もまた良好な人間関係を築く上で絶対に必要な要素となります。しかし、私は、中でも「逞しい心身」こそが、未来を拓き人生を生き抜いていく上で、最も重要な資質・能力だと考えています。特に心の逞しさです。ここで言う逞しさは「強さ」と言うよりも「柔軟性」と言った方が良いかもしれません。あきらめることなく、最後まで粘り強く挑戦し続け、自らの夢を自らの力で実現していくだけの逞しさがなければ「社会に貢献できる有為な人間」になることはできません。3年間で身に付けた逞しさを本当のものとするためにも、是非いろいろなことを自分の手でやることにこだわってみてください。大袈裟なことではありません。朝、自分で起きる、簡単な調理をする、洗濯をする、部屋の掃除をする、進学先に出す書類を整える、奨学金の手続きをする、通学の手段を考える、アルバイトをする、自分の口座を持って一定の額の金銭を管理する、自動車の免許を取る、海外留学をする等々、今まで御家族に頼ってしていたことを一つでも多く自分でするように心がけてください。自分できちんと生活をすること、自立することは逞しさを最大限に発揮することであり、「社会に貢献できる有為な人間」となるための第一歩となるはずです。そして、皆さんへの願いのもう一つの大切な要素は「常に感謝の心を忘れず」です。「おはよう」「はじめまして」といった挨拶の言葉と同様に「有難う」「助かりました」といった感謝の言葉は人と人とがかかわっていく上で最も効き目の良い潤滑剤となります。常に意識して積極的に感謝の言葉を述べるようにしてください。卒業生の皆さんには、早速、今日、家に帰った後、改めて保護者の方に卒業に当たっての感謝の気持ちを是非きちんと言葉にして伝えてほしいと思います。

さて、保護者の皆様、本日は誠におめでとうございます。学校では素直な生徒たちも、様々な悩みや課題を抱えて家路に着き、やり場のない思いを皆様にぶつけることもあったことと思います。そんな折の皆様の愛情に満ちた寄り添いや励ましにお子様たちはどんなにか勇気付けられたことでしょう。印旛明誠高校での3年間を本当に温かく見守っていただきました。皆様の深い御理解と力強い御支援の下、無事本日を迎えることができました。職員を代表して心からお礼申し上げます。有難うございます。

結びに、新しい令和の時代に、卒業生の皆さんが、「幅広い教養」「豊かな人間性」「逞しい心身」を備えた有為な人として、印旛明誠の誇りを胸に、世界を舞台に活躍し、より良い社会づくりに大いに貢献されることを祈念いたしまして、私の式辞といたします。


 令和3年3月9日
 
                                   千葉県立印旛明誠高等学校長 浅田  勉 

 

 



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2021/01/26

令和2年度冬季休業前講話(12月23日)

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 まず、はじめに、新型コロナウイルスへの対応についてです。既に「安全教育」の放送などでもお話がありましたが、千葉県教育委員会から冬休みを迎えるに当たって全ての県立高校の生徒に冬休み中の「新型コロナウイルス感染症拡大防止のための留意事項」を伝えてほしいと依頼があったので、皆さんにも私からポイントを絞ってお話しします。
 まず、皆さん全員にかかわることです。

・日常的なマスクの着用、手洗いを改めて徹底する。

・食事の際は、会話、座席位置に気を付け、歓談(話をする時)はマスクをしてする。

・特に必要な場合を除き、外出は極力控えるとともに、外出の必要がある場合でも、多数が集まる場は避ける。
(東京など、感染が拡大している地域への外出は絶対に避ける。)

 次に部活動に関することを挙げます。

体調がすぐれない場合は参加しない。

運動中、演奏中等以外は、必ずマスクを着用する。

飲食時、休憩時、更衣時は身体的距離を確保し、会話はしない。

 マスクも着用せず、大声で会話をするなど、高校生としての振舞いに関する苦情等も県教育委員会には複数届いているようです。皆さん一人一人が感染拡大を防ぐ当事者であり、その一人一人の行動が、命や暮らし、医療体制を含む社会全体を守ることに直結していることを強く意識して、この冬休みを過ごしてください。この冬休みは特別な冬休みです。特別なクリスマス、特別なカウントダウン、特別なお正月、そして、勝負の2週間です。よろしくお願いします。

さて、皆さん、令和2年も終わりを迎えようとしています。学校の1年は年度に基づいていますので、その終わりまではまだ3か月残されていますが、年の終わりは、皆さんの生活の中では大きな節目の時であることには違いありません。私は、常々こうした節目の機会をどう過ごすかがとても大事だと考えています。「いろいろあったけど、元気で年の瀬を迎えることができたのだから『終わり良ければ全て良し』だね」これでは節目の機会を生かすことはできません。

 皆さんには、是非この年の終わりの節目を、この1年、若しくは4月からの、あるいは夏休み明け以降の、皆さんの取組についての振り返りの機会としてほしいと思うのです。それは、「文化祭ができなくて残念だったなあ」とか「体育祭は燃えたなあ」とか「修学旅行が中止になってがっかりだ」などといった漠然とした感想や思い出を振り返るということではありません。私が求めているのは、これまでの取組を振り返り、しっかりと点検と評価をして、反省点を確認し、どうしたらより良い成果が得られるか、改善策を考えることです。客観的な根拠に基づく点検と評価が必要です。客観的な根拠などと言うと、何か難しくて特別なことをしなければならないように思えるかもしれませんが、そんなことはありません。結果として現れた数値によって自己点検と自己評価をしてほしいと言っているのです。客観的な根拠、結果として現れた数値、それは皆さんの手元に配られた成績表に示された各科目の成績や欠席や遅刻、早退の数値のことです。それらを単独で見て終わりにするのではなく、過去の成績表や通知表に示された数値ときちんと比較し、何がどれだけ変化したか、そして、その原因は何なのかをしっかりと分析してください。そうすれば、必ず改善のためには何をどれだけしなければならないかが見えてくるはずです。ここまで考えることができれば、それは点検・評価、改善から更に一歩踏み込んで、次の取組に向けた目標や計画につながるはずです。

そこまできちんとできて年を越すのであれば、本当の意味で良い年の瀬を 迎えることとなり、正に「終わり良ければ全て良し」と言ってもよいと思いますし、何をすべきかがはっきりと分かった上で新しい年の始めを迎えるわけですから、「始めが肝心」という言葉にもかなった素晴らしいスタートが切れることと思います。今年度の成績を上げられるかどうかは1月からの3か月の取組にかかっています。是非この節目の機会に、配付された成績表をよく見て、しっかりと振り返りをしてみてください。そもそも先生方が成績を付けたり、出欠状況を通知したりするはそのためなのですから。

最後に、年明けに受験を控えている3年生の皆さん、受験生にとっては暮れも正月もないと思いますが、冬休みは、入試本番に向けた最後の追い込みの始まりの時期でもあります。コロナに限らず、くれぐれも健康に留意して悔いのないように張ってください。また、既に進路が決まっている皆さんは、仲間の受験をしっかり支えるために、受験に集中できるような環境づくりに協力をしてください。受験は団体戦です。3年生の皆さんの底力を是非見せてもらいたいと思います。そして、印旛明誠高校は皆さんを全力で支えていきます。

新しい年の初めにまた皆さんの元気な姿を見るのを楽しみにしています。では、よいお年を。




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2021/01/26

令和2年度夏季休業前講話(7月31日)

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 いよいよ明日から夏休みが始まります。3月の初めから5月末まで、3箇月に及ぶ休校の期間があったことを受けて、今年の夏休みは、例年に比べて10日短く30日間となりました。期間が短くなっただけではなく、今年の夏休みは特別な夏休みです。それは、この夏休みが、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するための期間としての役割を担っているからです。

今年の夏休みは特別な夏休みです。夏休み中は、皆さん一人一人が感染拡大防止に対する意識を高く持って過ごしてください。

今まで何度も言われていることだと思いますが、大勢の人が集まるような場所など、いわゆる「3密」、密閉、密集、密接となるような環境を避け、不要不急の外出を控えてください。特に東京都内への外出は避けてください。また、健康管理や感染症対策にも十分に注意をしてください。毎日の体温や健康状態の記録をお願いします。消毒や手洗いの徹底、ソーシャル・ディスタンスの確保、マスクの着用等の咳エチケットにも努めてください。この夏休みをいわゆる「新しい生活様式」をしっかりと身に付ける機会としてほしいと思います。基本的には外出をせず、自宅で過ごすべきだと考えます。今年の夏休みは特別な夏休みなのです。自宅で過ごす中でできることはたくさんあるはずです。30日間かけて取り組むことのできる何かを自分で探し出し、じっくりと取り組む、それが今年の夏休みの課題です。

部活動に取り組んでいる人は、特に体調の管理には十分に注意してください。体調が優れない時には、決して部活動に参加してはいけません。部内で感染が広がれば、県総体や関東大会に代わって開催される独自大会や新人大会への 出場もかなわなくなってしまいます。練習試合等を通じて他校にまで感染を広げてしまった場合は、大会そのものが中止になることも考えられます。体調が優れない時には責任を持って休む、正しい判断が求められています。

始業式の式辞でも述べましたが、感染拡大防止に向けて、自分だけは大丈夫、若いから平気といった甘い考え方は絶対に許されません。校訓にあるとおり「至誠」をもってどこまでも誠実に真摯に感染拡大防止に取り組んでもらいたいと思います。印旛明誠高校の生徒としての皆さんの誇りある振る舞いを心から期待します。

夏休み明けには、新しい生活様式に基づく笑顔あふれる高校生活が正常に 開始できるよう、皆で力を合わせて新型コロナウイルスに打ち勝ちましょう。今年の夏休みは特別な夏休みです。健康で安全安心な生活を守るために、明日からの30日間を、意識を高く持って過ごしてください。



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2021/01/26

令和2年度入学式式辞(4月7日)

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初めに、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、入学式の次第を一部割愛したり、来賓の方の出席を御遠慮いただいたりと、新入生の皆さんにとっての晴れの舞台である入学式を縮小して実施しなければならないことは、極めて残念ではありますが、事情を御賢察いただき、何とぞ御理解の程、よろしくお願いいたします。

 

式辞

 

4月を待たずに満開となった校門脇の桜がその梢に多くの花を留め置いて、名残りの華やかさを添える春のこの佳き日に、保護者の皆様方の御臨席を賜り、ここに、新しい時代、令和初の千葉県立印旛明誠高等学校入学式を挙行できますことは、校長としてこの上ない喜びであります。厚くお礼申し上げます。

ただ今入学を許可いたしました200名の新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。そして、私たちは心から皆さんを歓迎いたします。ようこそ印旛明誠高校へ。今、こうして壇上から真新しい制服に身を包んだ皆さん一人一人の引き締まった面持ちを見ていると、とても頼もしく思われます。

 入学に際して、私から新入生の皆さんに一つお願いがあります。それは、本校の校訓についてです。皆さんも御存じのとおり、本校の校訓は「至誠(しせい)」です。「至誠」の「至」は「いたる」という字で、「誠」は「まこと」、まさに本校の校名、明誠の「誠」です。この「至誠」という言葉は、中国の戦国時代の思想家孟子の教え「至誠にして動かざる者は、未だ之れ有らざるなり」に由来します。日本では、幕末に、明治維新で活躍する多くの志士を育てた吉田松陰が座右の銘としたことでも広く知られています。誠の心をもって尽くせば、人は必ず心を動かされるということです。また、「至誠天に通ず」という言葉もあります。本当に誠実に事に当たれば、その気持ちは天に通じ、必ず良い報いがあるという意味です。本校の校訓「至誠」は、まさに「真面目で正直な心」「どこまでも誠実に真摯に取り組もうとする姿勢」を皆さんに求めているのです。これは何かを学ぶ 上で、そして、多くの人とかかわりながら、社会の中で人生を切り拓いていく上で最も大切なことです。皆さんには、3年間、本校で学ぶ中で、常にこの「至誠」という言葉を意識しながら、取り組んでいってもらいたいと思います。

 さて、保護者の皆様、改めまして、お子様の御入学、誠におめでとうございます。これからの3年間、私ども教職員一同、皆様の御期待に応えられるよう最大限の努力をすることをお誓い申し上げます。新入生の皆さんと同様に、保護者の皆様も本日から「チーム印旛明誠」の一員です。多くの方々に愛され、誰もが誇りに思えるような魅力ある学校づくりに、皆様と共に取り組んでまいりたいと存じます。入学早々の休校措置ということで大変御心配をおかけしているところではありますが、御支援、御協力の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 結びに、新入生の皆さんにとって、印旛明誠高校での高校生活が充実し、輝かしいものとなることを心から祈念し、私の式辞といたします。

 

令和2年4月7日
                              
                                       千葉県立印旛明誠高等学校長                               
                                              浅 田  勉


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2021/01/26

令和2年度前期始業式式辞(4月6日)

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 いよいよ新しい年度が始まり、3月初めからの1箇月以上の休業期間を経て、ようやく学校の再開を迎えることができると思った矢先に、再びこの4月中は休校ということになりました。私たち職員も皆さんと同じように心が折れそうになる思いですが、今少し皆さんの理解と協力をお願いしたいと思います。

休校に当たって私から皆さんに何点かお話があります。

臨時休校期間は、休校の目的が新型コロナウイルスの感染拡大予防にあることを理解し、大勢の人が集まるような場所など、いわゆる「3密」、密閉、密集、密接となるような環境を避け、不要不急の外出を厳に控えて、基本的には自宅で過ごし、家庭学習に取り組んでください。部活動も中止とします。

また、健康管理や感染症対策にも注意をしてください。毎日の体温や健康状態を記録してください。手洗いや咳エチケット等にも努めてください。万が一、御家族や皆さん自身が濃厚接触者に特定されるなど、感染が疑われる状態になった場合は、本日配付された「保健だより」に示された相談窓口に連絡するとともに学校にも連絡をしてください。

休校中、何か不安を感じた際などには、学校や本日配付された「臨時休校について(お知らせ)」の裏面に示された相談窓口に連絡をしてください。

今後の連絡は、連絡メールや学校のHPを通じてお知らせします。1日に1回は必ず確認をお願いします。

報道等でも伝えられているように感染拡大を予防するには皆さんのような 若い世代の人々を含めて一人一人が意識を高く持つことが重要です。感染症 拡大防止に向けて、自分だけは大丈夫、若いから平気といった甘い考え方は絶対に許されません。校訓にあるとおり「至誠」をもってどこまでも誠実に真摯に取り組んでもらいたいと思います。休校中も印旛明誠高校の生徒としての誇りある振る舞いを期待します。

私たち職員は、皆さんのために1日も早く通常の高校生活を取り戻すことができるようよう最大限の努力をしていきますので、どうぞよろしくお願いします。



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