千葉県立柏陵高等学校

 

柏陵歳時記2

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2017/05/09

蚯蚓出(みみずいずる)

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    蚯蚓出(みみずいずる)
 5月10日(水)から15日(月)までが七十二候(二十四節気「立夏(りっか)」の次候)の『蚯蚓出(みみず、いずる)』です。
 この連休中に水田には水が入り、田植えも終わり、景色もずいぶんとかわりました。田植えが終わった水田では早くも生き物の姿を見ることができました。
 しかし、学校や我家でも、今年に入ってからミミズはまだ見ていません。他の生き物よりも冬からの目覚めが遅いようですが、ミミズが土地を耕す季節もすぐそこまで来ています。


  我孫子市手賀曙橋付近の田植えが終わったばかりの水田(2017年5月9日(火)午前6時44分頃撮影)

 漢字の「蚯蚓」は本来は「キュウイン」と読むようで、中国から入ってきた言葉のようです。平安時代中期に編纂された辞書である「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」には「蚯蚓 美美須」とあり、ミミズに「美美須」の字があてられているそうです。
 漢字源によると、「蚯(キュウ」は形声文字で「虫+(音符)丘」で、からだがねじれる虫のこと。「蚓(イン」は会意兼形声文字で「虫+(音符)引(ずるずるひっぱる)」とあり、この文字だけで「長くひきのばした形をしたみみず」を表すようです。
 ちなみに日本に生息するミミズは、主にフトミミズ科、ツリミミズ科、ジュズイミミズ科に属し、うち95%以上をフトミミズ科が占め、その種類は500以上と推定されているそうです。(参考文献「ミミズ図鑑」著者:石塚小太郎 出版社:全国農村教育協会 税込5,184円)  
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