校長より

○本校の歴史

現在の銚子商業高校は平成20(2008)年4月に、それまでの千葉県立銚子商業高等学校と千葉県立銚子水産高等学校が統合し、両校の歴史を引き継ぐ形で、新たに千葉県立銚子商業高等学校として始まりました。今年度で14年目を迎えました。

また、地域に根差した人材の育成を目指しており、専門高校として全日制は商業科4クラス、情報処理科1クラス、海洋科1クラスの3科、定時制は商業科1クラスを有しています。

部活動も盛んで、全国優勝の経験のある硬式野球部や吹奏楽部をはじめ、令和3年度は体操部、水泳部が関東大会に、水泳部、弓道部が全国大会に出場するなど、各部活動が様々な大会等で活躍しています。

定時制の課程は、昭和23年に開校し、商業科・男女共学・単位制・二学期制の夜間定時制です。各年次1クラスずつで生徒は全日制に比べ少人数ですが、明るく優しい人柄の生徒が多く、落ち着いたアットホームな雰囲気が特徴です。

 1 教育目標
    専門高校として産業界に奉仕、貢献する人間形成に理想をおきながら、知、徳、体の調和のとれた人格
    の形成と平和で民主的、文化的な国家及び社会の形成者を目指す。
    その実現に向け、次の三綱領を示し、努力を喚起する。   
 ○三綱領

 質実剛健
      華美に流れず、外面を飾らず堅実で心身共に強くたくましい人。
    進取創造
      進んで意欲的に勉強や勤労に励み、新しい知識の習得と常に創意工夫の努力を積み重ねる人。
    親切奉仕
      愛情豊かに、人間の生命やお互いの人格を尊重し、世のため人のために尽くす人。

2 教育方針
     (1)社会の変化に対応しつつ、専門高校の特長を活かして、職業観と自主的探求心を育み、地域や
          社会 に貢献する人材を育成する。
     (2)個を大切にしたきめ細やかな指導により、生徒の自己実現を支援するとともに、社会人に求めら
          れる豊かな心とコミュニケーション能力を育成する。
     (3)保護者・地域との連携を図り、地域から信頼される学校づくりを目指すとともに、魅力ある学校
          づくりを推進する。

3 これからについて
       新型コロナウイルス感染症については、いまだに終息の予測が立てられない状況であり、新たに
       ロシアのウクライナ進行などにより国際社会や経済状況など変化が起こっております。心配される
       ことが多い状況です。
       Withコロナの中で、マスク、手洗い、 消毒、三密を避けることは継続して行う必要があります。
     社会では、今までの経験ややり方では、うまくいかないことが増え、新しい発想や取り組みが
    必要となってきています。これから必要とされるのは、知・徳・体のバランスのとれた人間性と
    急速に変化する社会に対応できる力と考えます。ダイバシティ社会の中で、お互いを認め合
    い、IT技術や高齢化社会、Society 5.0社会などに対応していかなければなりません。   
     さらに国連がSDGs(エスデージーズ)、持続可能な開発目標として示していることはこれから
   世界で意識して取り組むべき目標と考えます。CO2排出規制や海洋プラスチックゴミ、エネル
   ギー、食糧問題などの課題は多く、特に日本は地震を含め自然災害にも備えなければなりません。
    本校はこれからの時代にふさわしい高校と思います。コンピュータ教室は5教室280台あまり
    有り、一昨年新しいコンピュータに入れ替わりました。海洋科においては小型船舶や養殖、
    食品加工の設備があります。

   コンピュータは専門科目を中心に毎日、使用しています。卒業時には、ほとんどの生徒が
   コンピュータの使用には抵抗がなくなっています。また海洋科は、小型船舶免許取得など他の学校
     にはない資格取得ができる学科と考えます。
     さらに50mプールや体操場など充実した施設があります。
   生徒はバランスのとれた人間性を形成すべく、日々、学習活動やクラブ活動に励んでいます。

◎望むこと
     
「自分をよく知り、自分の生活や行動をコントロールし、自立を目指してください」


         高校を卒業すると社会人となります。令和4年から18才で成人となり、高校在学中に成人になり
         ます。つまり、在学中に社会人、成人としてのマナーや倫理観、基本的な生活習慣を身につけ
         自立 しなければなりません。不規則な生活習慣は健康面でも悪影響です。特に最近問題なのは
         ゲーム 依存やスマートホン依存症です。高校入学後スマートフォンを買って使い始めることもあり
         ますが、1日何時間もゲームやスマーフォンに夢中になり依存症になってしまうことです。中には、
         自分では どうすることもできなくなり病気になる人もいます。そうなる前に使用時間を決めて利用
         することが大切です。
         学校生活を無駄にしないために自分自身をよく知って心身を鍛え、自分が身につけるべきこと、
         やるべきこと、直すべきことなど、努力してください。

     
「積極的に学習や学校行事、部活動に取り組んでください」


         高校3年間は中学校3年間より早く感じると思います。中学、高校時代は人生の中で一番吸収力
       のある時です。よく、「鉄は熱いうちに打て」という言葉があるように、この時を無駄にしては
         なりません。本校で基礎基本となる学力を身に着け、そのうえで応用力や表現力や人間力を
         高めてもらいたいと思います。
         特に学習や学校行事、部活動などの活動を通じて、自らが決めた目標達成のために困難を協力
         して乗り越えていく経験が人生にとって大きな力となると思います。あきらめずに辛抱強く取り組む
         ことで精神力も向上します。あきらめることは簡単です。3年間やり抜いてください。また一緒に取
         り組めた友人が一生の友となると思います。

    
「自分自信を大切にし、同時に周りの人も大事にしてください」


         皆さんは今まで多くの方々の協力や励ましや支援があってここまで来たと思います。私自身もそう
         です。自分自身を大切にし、ご家族、地域の方々、先生方、そして、友人を大切にしてください。
         高校での友人は、人生にとって大きく影響すると思います。
         さらに、困ったことや心配事があれば、遠慮なく先生方に相談してください。本校には相談にのって
         くれるスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーもおります。また温かく見守ってくださ
         る地域の方々や卒業生も多くいます。

 


                                令和4年4月

 

                                千葉県立銚子商業高等学校

                                校 長     根本 巖