2024年2月の記事一覧

海洋科総合実習の授業風景です

海洋科海洋環境コースでは、今年度から『銚子半島の海洋環境に親しみ理解する』というテーマで、海洋教育パイオニアスクールプログラムに参加しています。

活動の一環として、銚子海洋研究所さんのご協力により「海岸清掃」及び「イルカウォッチング」実習を行いました。参加したのは2年海洋科海洋環境コースの生徒12名です。

所長の宮内幸雄さんからは、「銚子沖の鯨類と海洋環境について」の講義も行っていただきました。

生徒たちは、銚子沖に回遊するイルカ・クジラ類の種類の多さに驚き、海洋生物や海洋環境に対する海水温と海流の影響についても学んだようです。

今回、野生のイルカと出合えることを期待し乗船しましたが、残念ながらイルカに遭遇することはできませんでした。

その代わり、銚子沖から眺める海岸風景の美しさを知ったり、洋上風力発電の試験機を間近で観察するなど、迫力ある光景を目の当りにし、銚子の海洋環境について理解を深めることができました。

ご指導いただきました銚子海洋研究所の皆さん、貴重な学びの機会をありがとうございました。

銚子漁協女性部の皆さんによる魚料理指導

第2学年海洋科食品総合コースの生徒が学習しました。

昨年5月に、3年生が「ハナダイ」を使った調理法について学び、その第二段として実施しました。

今回は、銚子の春の味覚を代表する「ホウボウ」と「ヤリイカ」を使って、“なめろう”と“お刺身”作りに挑戦しました。

生徒たちは、「ホウボウ」の硬い骨に手こずりながらも、力を入れてさばいていく調理法について学んだようです。

試食タイムでは、「ホウボウ」のもちもちとした食感や、「ヤリイカ」のコリコリとした歯ごたえに舌鼓をうち、新鮮な食材ならではの美味しさと手作りの味わいに大満足の実習となりました。

今回習った調理法を自宅でもぜひ実践し、旬の水産物の味を身近に楽しんでほしいと思います。

ご指導いただきました銚子市漁業協同組合女性部の皆さん、銚子水産事務所の皆さん、貴重な勉強の機会をいただきありがとうございました。

視察研修を行いました

海洋科の2年生19名が参加しました。

最初の訪問先は、三浦水産株式会社さんです。「6台のコンピュータを備えたローラー型選別機」を拝見させていただきました。これは魚の種類や大きさ別に素早く仕分ける機器で、鮮度を落とすことなく加工向けの冷凍処理が出来ます。美味しいお魚が私たちに届いているのは、このような工程を行ってくれている水産加工会社さんのお陰ということが分かりました。

 

次に訪問させていただいたのは、有限会社山仙丸漁業さんの「第三十五山仙丸」です。

令和3年8月に竣工されたばかりの運搬船で、現在、銚子市漁業協同組合所属のまき網漁船として活躍されています。

とてもきれいな船内で、操業時の安全性を重視した構造や、居住空間の快適さも追求された働きやすい船内環境になっています。生徒たちも興味津々の様子で、最新の航海計器を備えた操縦室や、豪快なエンジン音の響く機関室などに見入っていました。

彼らの先輩にあたる3年生が、春からこの船に乗り漁師さんの仲間入りをする予定になっています。

 

貴重な現場を見学させていただいた、三浦水産株式会社の皆さん、有限会社山仙丸漁業の皆さん、銚子市漁業協同組合の皆さん、ご指導くださりありがとうございました。